吉野修一郎がシャクール・スティーブンソンに勝つ姿しか想像できない。未来のレジェンドの一番勢いのある時期に日本人選手との対戦が組まれたことってこれまであったっけ?

吉野修一郎がシャクール・スティーブンソンに勝つ姿しか想像できない。未来のレジェンドの一番勢いのある時期に日本人選手との対戦が組まれたことってこれまであったっけ?

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2023年4月8日(日本時間9日)に米・ニュージャージー州で行われるWBC世界ライト級挑戦者決定戦。アジア同級2冠王者の吉野修一郎が元2階級制覇王者シャクール・スティーブンソンと対戦する。


昨年11月に中谷正義との国内最強決定戦を制した吉野修一郎。
本人が「この試合で勝利した方が海外に行ける」と宣言していた通り、世界タイトルへの足掛かりとなる一戦を迎えたわけだが……。
 
ところが対戦相手は無敗の強敵シャクール・スティーブンソン。ファンの間では早くも厳しい展開が予想されている。
 
吉野修一郎vs中谷正義現地観戦。凄みを感じさせた中谷、割り切りとタフネスの吉野。めちゃくちゃ感動したけど中谷敗北のショックも大きい
 
なお現在ライト級はデビン・ヘイニーが4団体の王座を保持しており、記事によると5月20日に元PFP No.1ワシル・ロマチェンコとの防衛戦が見込まれているとのこと。
 
仮に今回、吉野がシャクール・スティーブンソンに勝利すれば、近い将来4団体統一王者との対戦が実現するかもしれない。
 

吉野修一郎vsシャクール・スティーブンソ正式発表。トップランクはシャクール推しで、吉野は完全にわき役扱い

吉野修一郎vsシャクール・スティーブンソン。
 
数か月前から対戦が噂され、2023年に入った頃に“締結間近”と言われていたこの試合。
先日ついにトップランクから正式発表された次第である。
 
 
なおトップランクのSNSを見ると当たり前だが主役はシャクール・スティーブンソンの方。


その他、アンダーカードに出場する選手が続々と紹介される中で吉野修一郎に関してはほぼノータッチ。完全にわき役扱いとなっている。
 
佐々木尽vs小原佳太、阿部麗也vsキコマルは興味深い。拳四朗vsゴンサレス、拓真vsソリスは正直…。那須川天心vs与那覇勇気戦以外の展望
 

メイウェザーがもっとも勢いがあったのはディエゴ・コラレス戦前後かな。未来のレジェンドの一番ノリノリな時期に日本人選手と組まれた試合って過去にあった?

2代目フロイド・メイウェザーの呼び声高いシャクール・スティーブンソンだが、恐らく今のシャクールは全盛期のフロイド・メイウェザーにも匹敵する。
 
50戦無敗&5階級を制覇した選手のどこを全盛期と呼ぶかは何とも言えないところだが、もっとも勢いがあったのはやはりS・フェザー級~ライト級時代かなと。
 
1998年10月のヘナロ・エルナンデス戦で初戴冠→2001年1月にディエゴ・コラレスとの無敗対決に圧勝したあたり。特にコラレス戦はサイズ差、ウェイト差等で苦労するかも? と言われたが、ふたを開けてみれば計5度のダウンを奪ってのTKO勝利という。
 
そこからライト級でフィリップ・ノドゥに7RTKO勝利を収めた2003年~ザブ・ジュダー戦直前の2005年くらいまでが一番ノリノリだったのではないか。
 
メイウェザーベストバウト3選。プリティからマネーへ。金の亡者のL字ガードと左ジャブ
 
ちなみにメイウェザーが初めて世界王者になったヘナロ・ヘルナンデス戦はキャリア18戦目。注目を集めたディエゴ・コラレス戦は25戦目である。
 
それに対してシャクール・スティーブンソンは今回の吉野修一郎戦がキャリア20戦目。すでに2階級制覇を達成しているものの、試合数的にはメイウェザーがもっともノリノリだった時期と重なる。
 
マジな話、未来のレジェンドの一番勢いがある時期に日本人選手との対戦が組まれた例が過去にあっただろうか。強いて言えば2013年3月のゲンナジー・ゴロフキンvs石田順裕戦がそれに近いか。
 
試合の困難さを比較すること自体がナンセンスだが、とにかくヤベえぞと。吉野修一郎はとんでもない相手と対戦するぞと申し上げている笑
 

普通に考えればシャクールに翻弄される展開かなぁ。たぶん吉野はシャクールの得意なタイプだと思う

そして実際にどんな試合になるかを考えてみるわけだが、下記でも申し上げた通り吉野は相当厳しい展開を強いられそう。
 
吉野修一郎とシャクール・スティーブンソンの挑戦者決定戦? 中谷正義の次はシャクールかよ…。吉野修一郎「僕の世界戦を見たくないですか」←見たいに決まってんだろ笑
 
シャクールにとって恐らく吉野はやりやすいタイプ。
過去の対戦相手を振り返ると、オスカル・バルデスやフェリックス・カラバロ、ジョエト・ゴンサレスなどガードを上げてにじり寄る系の相手を完封していることがわかる。
 
特にジョエト・ゴンサレスやオスカル・バルデスに関しては文字通り手も足も出ない、100回やっても勝てないのでは? というくらいのワンサイドゲームだった。3者の中ではもっとも格下のフェリックス・カラバロが一番がんばったほどである。
 
しかも吉野修一郎はサウスポーとの対戦自体がデビュー戦以来(たぶん)。国内、アジア戦線で軒並み有力選手に勝利してきたものの、その中にサウスポーは1人もいない。
 
諸々を鑑みると、普通に考えればシャクールがフットワークとカウンターを駆使して吉野修一郎を翻弄する流れが濃厚かなぁと。
 

シャクールがライト級初戦ということを考えれば。メイウェザーもライト級初戦ではだいぶモタついたしね

可能性を見出すとすれば、やはりシャクールにとって今回がライト級初戦という部分か。
 
上述のフェリックス・カラバロ戦ではS・フェザー級初戦ということもあって芯の細さが見受けられたし、吉野の馬力はカラバロよりもはるかに上(だと思う)。
 
シャクール・スティーブンソンvsフェリックス・カラバロおもんなさ過ぎワロタw 久しぶりのボクシング、うすうすな試合だったな
 
しかも吉野は後半になればなるほど力を発揮するタイプなので、中谷戦のようにどこかで得意の間合いに入りさえすればチャンスを見出せる? かも?
 
 
またフロイド・メイウェザーはS・フェザー級→ライト級時代が一番勢いがあったと申し上げたが、実はライト級初戦のホセ・ルイス・カスティージョ戦ではかなりモタモタしている。
 
ちょろっと試合を眺めてみたが、カスティージョの前進、ジャブに得意の上体反らしが間に合わずに顔を跳ね上げられるシーンが目に付く。
階級アップ直後のタイトルマッチだったこともあって微調整が追いついていない印象である。
 
それこそ2007年5月のオスカー・デラホーヤ戦(S・ウェルター級初戦)と並ぶメイウェザーにとっての微妙な判定試合と言えそう。
 
仮に今回のシャクール・スティーブンソンにもライト級初戦のメイウェザーと同じことが起きれば……。
吉野修一郎にも勝機が巡ってきそうな気がするのだが。
 
 
と言っても、S・フェザー級後期~ライト級前半のメイウェザーよりも今のシャクールの方がはるかに完成度は高そうですけどね。
 
この時期のメイウェザーはオフェンスの占める割合が晩年に比べてかなり大きいが、シャクールの試合運びは現時点ですでにウェルター級時代のメイウェザー並みの落ち着きがある。
 
試合序盤に階級の壁を感じたとしても、そこから立て直す幅の広さは普通に持ち合わせていそうな……。
 
シャクール・スティーブンソンがジーマーでバイヤーすぎる件。吉野修一郎に6Rストップ勝ち。すでにエドウィン・バレロなら? パッキャオなら? の領域に見える
 

吉野修一郎は勝つよ。僕がそう決めた。地元でボコられるシャクールには同情する笑

何というか、ゴチャゴチャ考えてもしゃーないので「吉野修一郎がんばれ」でいいや。
 
長々とご託を並べてきたものの、振り返ってみると「シャクールがトチれば」的な視点ばかりなのが……。
 
当たり前だが吉野陣営は絶好調のシャクール・スティーブンソンを想定しているはず。そういう努力や研究を差し置いて相手の失敗に期待するのは我ながらしょーもない。
 
だからアレだ。
勝つでしょ吉野は。
どう考えても勝つよ笑
 
なぜなら僕がそう決めたから
 
デビン・ヘイニーvsワシル・ロマチェンコは案外ロマチェンコ有利かも? でも応援するのはヘイニー。「ヘイニーよ、お前がNo.1だ…」って言いたい笑
 
先日もちょろっと申し上げたが、地元開催の挑戦者決定戦という晴れ舞台で意味不明な東洋人にボコられる(予定の)シャクールに今から同情しておく。


 
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