アストロズ今井達也、4回80球を投げて2HRで6失点。球種の少なさとメジャーのゾーンの狭さが響いてる。やっぱり時間がかかるかもしれんね【2026.5.13感想】
2026年5月12日(日本時間13日)にヒューストン・アストロズの今井達也が本拠地でシアトル・マリナーズ戦に先発し、4回80球を投げて被安打5、四死球5、2本のHRを許して6失点。約1か月ぶりのメジャー登板で黒星を喫している。
今井達也 メジャー復帰登板で悪夢 3連続四死球からグランドスラム被弾 先制2ランも四球から 新たな課題も露呈 4回までに6失点https://t.co/68ppvA96ZH #デイリースポーツ #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) May 13, 2026
IL入り後、2度の調整登板を経てメジャー復帰を果たした今井達也だったが残念ながら結果は出ず。
4回に3連続四死球からのグランドスラムを許すなど、突然不調に陥る悪癖が表面化する登板となった。
この日の結果に驚きはないけど、ブーイングは仕方ない。結果で覆すしかないよね
今井達也に関しては、ここまでのパフォーマンスや報道を踏まえて「これは時間がかかるかもしれない」「シーズン前に想定していた中での最低値」と申し上げている。
今井達也は負の部分が全部出てる。思い通りにならないと不貞腐れる、投げやりになるあの感じ。村上宗隆の爆発は完全に予想以上。岡本和真は今のところ期待値を下回ってるけど…
なので、この日の結果にもそこまで驚きはない。
復帰を楽しみにしていたが、いきなりよくなることはないだろうと。
なお降板時にブーイングを浴びたとのことだが、これはもう仕方ない。
現地のファンは今井が日本でも苦労しながら徐々に改善、適応してきたことなど知らないし、そもそも関係がない。
「贔屓球団が安くない投資の末に獲得した“完成品”」という認識のはずで、重要なのは今。現時点でのパフォーマンスが期待以下ならブーイングを浴びるのは当然である。
もっと言うと、もともと本人が「日本人選手のいない球団に行きたい」と豪語していたわけで。
つべこべ言わずに結果で黙らせる以外に方法はない。
厳しい内容だった。やっぱり球種が少すぎるよね。まっすぐのタイミングでスライダーにも対応される
試合の感想だが、まあ厳しかったですね。
1回こそ三者凡退に抑えたものの、2回は先頭打者に四球、アロザレーナに甘く入ったスライダーをレフトスタンドに叩き込まれている。
その後もヒットやライナー性の当たりを許すなどフラッフラ。2回終了時点で39球では長いイニングを投げるのは難しい。
内容的には球種の少なさとゾーンの狭さが響いている印象。
この日はまっすぐとスライダーがほとんどで、チェンジアップやスプリット系は1球あったかどうか(ゼロだった?)。
打者側のアプローチはまっすぐにタイミングを合わせつつスライダーは反応で打つ。
現状今井はほぼ2ピッチ状態なので、ゾーン内のまっすぐをケアしていればある程度対応できてしまう(と思う)。
その証拠に2回のアロザレーナのホームランも4回のドミニク・カンゾ-ンのグランドスラムもフワッと浮いたスライダーを打たれている。
去年「今井達也はメジャーではチェンジアップが増えると予想」した覚えがあるが、今のところその水準に達していない感じである。
三振は多いけど当たれば飛ぶ村上宗隆、外の変化球への対応が課題の岡本和真、さっそくIL入りの今井達也はメンタル面の未熟さが表面化した?
ゾーンの狭さにも苦労している印象。ABSを含めて日本時代ならストライク判定だった球が5球ほど…
そして日本に比べて狭いメジャーのゾーンも影響しているのではないか。
この日はABS判定を含めて5球ほど際どい球をボール判定されていた(と思う)が、恐らく日本ではストライクだった球。
平行カウントのはずが3-1になったり、0-1から2球目!! のはずが1-0になったり。見逃し三振がABSによって覆ったシーンもあったと思うが、横に広い日本のゾーンに慣れた+荒れ球タイプの今井にとっては戸惑いが大きいと想像する。
少し前に「今井達也は横に広い日本のゾーンでかさ増しされていた部分があったかも?」と申し上げたが、マジでその通りかもしれない。
村上宗隆、岡本和真、今井達也、期待のメジャーリーガーここまでの感想(開幕直後)。村上の大爆発、高水準の岡本、今井達也はちょっと苦労するかも? オモタ
突然制球を乱すのはダルビッシュや藤浪と共通。これも球種の少なさの影響?
また突然制球を乱す光景はメジャー初期のダルビッシュ有や藤浪晋太郎と少し被る。
個人的に横振りフォーム+スライダーピッチャーにその傾向が強いと思っていて、なおかつ今井達也は指が長い方ではなさそう。
3人ともコマンドというより球の質、球威で勝負するタイプ。
ちょっとしたバランス、タイミングのずれで大きく制球を乱して改善が難しくなると想像する。
今井達也、村上宗隆、岡本和真のMLB1年目の成績AI予想。かなり納得感のある数字だけどどうすか? 今井には期待してるけど若干過大評価。案外村上よりも岡本の方がやりそうな気が…
これに関しては慣れもあるが、やはり球種の少なさも大きいのではないか。
今井は現状まっすぐとスライダーの2ピッチだが、肝心のスライダーがいまいち制御できていない。まっすぐはぼちぼち通用しているが、160kmで浮き上がる大谷翔平のまっすぐほど圧倒的ではない。
逆方向に落ちる、タイミングを外す球種が一つあれば投球の幅が広がる&困ったときの助けになると思うのだが。
まあ、あまり投げていなかった球種の割合を増やすことが簡単でないのは素人の僕にも容易に想像がつく。
日米の方針の違いもあるんだって。今は自分の強みで勝負できていないみたい
下記の記事によると、今井達也は日米の方針の違いにも苦労しているらしい。
アストロズ #今井達也 に見る日本とメジャーの違い 自分の得意な球か、打者の苦手な球種やコースか
野球コラム「斎藤直樹のメジャーよもやま話」 #mlb #mlbjphttps://t.co/QBnjNgvvZ5— ニッカンMLB情報 (@MlbNikkan) May 7, 2026
本来左打者のインコースにどんどん投げ込むスタイルだが、そこをまだ出せていない。
日本時代は自分の強みで勝負できていたが、メジャーでは相手の弱点を突く投球(データ最重視)を求められる。
これは去年菅野智之も言っていた。
打者と対峙した際の空気感、雰囲気、流れは局面ごとに違う。
データ上はNGでも、肌間隔で「こっちの球を投げた方がいい」と感じるときが少なくない。
だがチーム方針や自分の立ち位置、ピッチクロック等、いろいろな要因が重なりキャッチャーと十分に対話できないまま試合に入ることが多かった。
で、指示通りに投げて打たれる→あとで後悔するパターンである。
山本由伸、菅野智之、田中将大2025年シーズン振り返り。期待には及ばなかった山本由伸、だいぶ攻略された菅野智之、200勝達成の登板で最適解にたどり着いた? 田中将大
これまでは
NPB:相手の弱点を執拗につく
MLB:自分の長所で勝負する
印象だったが、最近はそうではないのかもしれない。
もちろん日本時代の今井は絶対的なエース、アストロズでは1年目という違いもあるが。
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