吉野修一郎とシャクール・スティーブンソンの挑戦者決定戦? 中谷正義の次はシャクールかよ…。吉野修一郎「僕の世界戦を見たくないですか」←見たいに決まってんだろ笑

吉野修一郎とシャクール・スティーブンソンの挑戦者決定戦? 中谷正義の次はシャクールかよ…。吉野修一郎「僕の世界戦を見たくないですか」←見たいに決まってんだろ笑

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下記によると、元WBC/WBO世界S・フェザー級王者シャクール・スティーブンソンと現WBO-AP王者吉野修一郎が2023年4月8日にWBC世界ライト級挑戦者決定戦を行う予定とのこと。


また下記ではシャクール・スティーブンソンが対戦候補として挙がっている吉野について「テオフィモ・ロペスと好勝負を繰り広げ、ワシル・ロマチェンコに挑戦した中谷正義をロマチェンコよりも早いラウンドでKOしたタフな相手」と評したとある。


正式発表はまだだが、どちらにしろ締結間近、もしくはそれに近い状況なのかもしれない。
 

シャクール・スティーブンソンってマジっすか。吉野修一郎にはチャンスがきてほしいとずーっと思ってたけど…

シャクール・スティーブンソンvs吉野修一郎。
 
僕がこの話を耳にしたのは確か2022年12月中旬ごろ。
さいたまスーパーアリーナでの中谷正義との壮絶な一騎打ちから1ヶ月半ほど経った時期で、「うっそだろ…。何でシャクールなんだよ」と思ったことを覚えている。
 
以前から申し上げているように吉野修一郎は日本王座を防衛していた2018年頃から観ていた選手。ここ最近のハード路線&国内、アジア圏でのベルト保持期間を考えるとそろそろチャンスがきてほしいと思っていたところである。
 
で、先日の中谷正義戦での勝ちっぷりを受けて「これでようやく次のステージにいけるでしょ」と。
 
逆にまたしても「WBO-AP王座の防衛戦を後楽園ホールで!!」となったら目も当てられない。
本人もコメントしていたように中谷正義に勝ったからには海外でのビッグチャンスが巡ってくるべき。
そうでなければいいかげんモチベーションを保つのが難しくなってくるかも? などと余計な心配をしていたわけだが……。
 
いや、まさかのシャクール・スティーブンソンとは。
階級を考えると楽なルートなど存在しないのは重々承知しているが、それでも。
もうちょっと何とかならなかったの? というか、どれだけキツい相手をぶつけられりゃ気が済むのよという思いが強い。
 
ワシル・ロマチェンコに肉薄したジャーメイン・オルティスがシャクールとの対戦を望んでいるのを見かけたが、何かの手違いで吉野修一郎vsジャーメイン・オルティスにならねえかな? とも思ったり……。


オルティスも強敵には違いないが、シャクールよりは多少はね……。
 
正式発表はまだなので何とも言えないが、記事を読みながら「それはアカン、シャクールはアカン」を連呼しまくったことを報告しておく笑
 
吉野修一郎がシャクール・スティーブンソンに勝つ姿しか想像できない。未来のレジェンドの一番勢いのある時期に日本人選手との対戦が組まれたことってこれまであったっけ?
 

シャクールにとって吉野は得意なタイプじゃない? こういうブロック&リターンの相手を蹂躙しまくってきた

まあ、やるからには吉野に頑張ってもらいたい(まだ決まってないけど)と思うので両者の試合を観直してみたのだが、いや〜……。
 
どこから眺めてもしんどい相手だなぁと。
 
正直、吉野修一郎のようなタイプはシャクールが一番得意なファイトスタイルかもしれない。
 
ガードを高く上げてにじり寄り、ある程度距離が詰まったところでジャブを起点に攻撃を開始。
相手の初弾に同時打ちでカウンターを被せながらグイグイ前に出て腕を振りまくる。
上体を振りつつ圧力をかけ、ロープに追い詰めて連打を発動。顔面、ボディへのコンビネーションで仕留める。
 
持ち前のフィジカルを活かした前進、インファイトでの力強さを前面に出したスタイル。中谷正義や伊藤雅雪を含め、これまで吉野と真正面から打ち合って無事だった選手は存在しない。
 
吉野修一郎vs伊藤雅雪はこの日のベストバウト。日本のてっぺんってすげえんだよな。剛腕吉野にロマンチスト伊藤が真っ向勝負。伊藤は自分の役回りをよく理解してた
 
だが、逆に言うといかに距離を詰められるか、どれだけ早く自分の距離に入れるかがキモのスタイルでもある。
前回の中谷戦も長身の中谷の懐にどう入るか、どの段階で近場での打ち合いに巻き込めるかが最大の見どころだった。
 
そしてシャクール・スティーブンソンに関しては……。
それがもっともやりにくい相手と言っても過言ではなさそう。
 
 
シャクールの過去の対戦相手で吉野と同じ? ブロック&リターンのタイプを挙げるなら、
・ジョエト・ゴンザレス(2019年10月)
・フェリックス・カラバロ(2020年6月)
・オスカル・バルデス(2022年4月)
代表的なところはこの3人だろうか。
 
ジョエト・ゴンザレスにはジャッジ3者が全員119-109をつける大差判定勝ち、フェリックス・カラバロには6RKO、オスカル・バルデスには3-0(117-110、118-109、118-109)の判定勝利といずれも圧勝でクリアしている。
 
内容もかなり似通っており、前手のジャブをガードの間からスパスパ通してスペースを確保し、相手が怯んだところに左をねじ込むのが基本の流れ。
 
強引に距離を詰めてくれば最小限のバックステップで回避、コーナーを背負わされた場合は柔軟なボディワークで芯を外しまくる。
“メイウェザーの後継者”と呼ばれる動きを随所で発揮しつつ、たっぷりと余裕を持って勝利している。
 
 
マジな話、上記3人の中ではもっとも格下のフェリックス・カラバロが一番健闘したほど。
ジョエト・ゴンザレスとオスカル・バルデスに関してはたとえ100R続けても変わらないんじゃない? というくらい手も足も出なかった記憶がある。
 
シャクール・スティーブンソンvsオスカル・バルデス。バルデスじゃシャクールに勝てへんよ。でも、シャクールも万能じゃなさそう。チャンスがあるとすれば尾川堅一一択
 

吉野にチャンスがあるとするならライト級ってことかな。吉野の身体の強さと馬力がシャクールに通用すればもしかしたら…

吉野修一郎にアドバンテージがあるとすれば、やはりライト級契約という部分だろうか。
 
前回のロブソン・コンセイサン戦での体重超過でS・フェザー級王座を剥奪、次戦が初のライト級となるシャクールに対し、吉野はずーっとライト級でリングに上がり続けている。
 
シャクール・スティーブンソンvs幸薄コンセイサン。体重超過がなくても大差なかったんちゃう?(同意してくれとは言わん)。3Rにはだいたい見切られてたな
 
さらにシャクールはもともとがフェザー級スタートの選手。S・フェザー級初戦のフェリックス・カラバロ戦では線の細さが目についた。
パワーを前面に出すタイプではないものの、初めてのライト級でインファイトのスペシャリストでもある吉野とぶつかるのはそれなりにリスクを伴うかもしれない。
 
いや、そうなんですよね。
吉野の身体の強さ、前に出る馬力が世界基準? であれば。
これまで経験したことがない圧力にシャクールがタジタジになるパティーンもある? かも?
 
ジョエト・ゴンザレスはフェザー級ではナチュラルにデカいシャクールに歯が立たなかった。
オスカル・バルデスはS・フェザー級としては小柄+明らかにサウスポーを苦手としていた。
 
その点、フェリックス・カラバロは持ち前のフィジカルでぼちぼちシャクールを後退させることができた。
攻撃は単調、上体の動きも少ないためにガードの間を通されまくったが、少なくともシャクールをコーナーに追い詰めるところまではいけている。
 
そう考えると、吉野の馬力がカラバロ以上、距離を詰めるうまさがジョエト・ゴンザレスやオスカル・バルデスに匹敵するならチャンスはあるかもしれない。
 
恐らく吉野が狙うとすれば中谷戦と同じ中盤〜後半でのKO。
陣営もシャクール相手に勝機を見出すには「ポイント勝負よりもKO」と考えるのではないか。
 
 
あとはアレか。
懸念材料としては、吉野がサウスポーと対戦するのがデビュー戦以来なことか。
 
デビュー戦で亀田大毅とも対戦したタイ人選手をKOして以降はすべてオーソドックス。
 
シャクールにとって吉野ほどパワフルな相手との遭遇は初なのでは? と申し上げたが、それ以上に吉野にとって久しぶりのサウスポーがシャクールというのが……。
 
繰り返しになるが、どれだけ考えても「マジか……」「何でここにきてシャクールなのよ」となってしまう笑
 
ダニエル・バラダレスの厚かましさ、世界王者への執着を支持する。あのまま続ければ重岡銀次朗が勝ってたっぽいけど。世界王者にはそれくらいの図々しさも必要?
 

がんがれ吉野修一郎。「営業努力が足りない」勢を尻目に“競技の実力”でチャンスを掴んだ吉野を応援しない理由がない笑

改めて吉野修一郎にはがんばってもらいたい。ホントにがんばってもらいたい。
 
Amazon Primeのボクシング中継第1弾と第3弾に登場し、どちらもMVP級の好試合の末に勝利。海外にも試合が中継されたことでシャクールの目にも触れ、さらにランキング上位の選手が軒並み辞退したために順番が回ってきた。
 
長年国内戦線で勝ち続け、きっかけとなる試合で見事に結果を出して道を切り開いた。
こんなヤツを応援しない理由がない笑
 
吉野修一郎vs中谷正義現地観戦。凄みを感じさせた中谷、割り切りとタフネスの吉野。めちゃくちゃ感動したけど中谷敗北のショックも大きい
 
吉野修一郎vs中谷正義戦フルファイトは下記↓

 
また国内で防衛を続けていた時期のインタビューで
・ボクシングのチケット手売りの辛さ
・仕事と練習の両立の難しさ
・アジア3冠王者になっても低い年収
などについて答えたところ、なぜか関係者に激怒されるという。
 
「ボクシングは稼げる競技」「それができないのは営業努力が足りないから」だと意味不明に詰められ、最終的にSNSで謝罪させられるハメに。
 
確か2020年9月or10月あたりの出来事だったと思うが、マジでしょーもない。
 
吉野を直接詰めた関係者(笑)以外にも現役選手やOBがこぞって「ボクシングは稼げる」「嘘をつくな」とブチ切れる異常事態となったことを覚えている。
 
で、彼らの言い分は基本的に「うまく営業すれば稼げる」「チケットを売る努力が足りない」というもの。
 
選手がチケットを直接売る慣習に今さらあれこれ言う気はないが、それが下手くそな選手を「努力が足りない」と断罪するのはどうなのよ?
 
口下手で人付き合いが苦手な社会不適合者でも一発逆転を狙えるのが個人競技のいいところじゃないの?
「2つの拳で成り上がる」と言いつつ、結局陽キャだけがいい思いをする業界を健全だって胸を張れるの?
などなど。
 
どいつもこいつもクソだなと思った次第である。
 
 
そして、その吉野がAmazon Primeの2戦で次のステップへのチャンスを掴んだ。
あれからチケットの手売り技術()が上達したのかは不明だが、「営業努力をすれば稼げる」勢を尻目に“競技の実力”でのし上がったことは痛快でしかない。
 
そういう意味でもシャクールが相手だろうが吉野には何とか勝ってほしい。
 
一応言っておくと、本当に勝ったら僕は間違いなく泣く笑
 

吉野修一郎「僕の世界戦を見たくないですか、みなさん」

バッカお前、見たいに決まってんだろ笑
 
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