井上尚弥vs中谷潤人戦再視聴。会場ではわからなかった細かいペース争いがめちゃくちゃ伝わってきた。やっぱり10Rのバッティングが勝負を決めたと思うんだよな【結果・感想】
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2026年5月2日に東京ドームで行われた井上尚弥vs中谷潤人戦を現地観戦してきたわけだが。
井上尚弥vs中谷潤人戦現地観戦。プラン通りの中谷とそれをさらに超えた井上。達人同士の高度な駆け引き、斬り合いみたいな試合。おもしろさで言えば武尊vsロッタン戦の方が5万倍上だけどw
今回はこの試合を配信で視聴したのでその感想を。
会場での印象と違った部分、映像で観てわかった部分を含めてあれこれ言っていく。
なお何度か申し上げているように僕はPPVの値段を聞いて「高っけえ!!」となった人間。前売り6050円、当日7150円を払うよりも現地観戦の方がええんちゃうか? ということで抽選に申し込んだところ、まさかの当選という笑
ただ配信を視聴するにはPPV購入が必要で、これをどうにか回避できないかと。
ドコモMAXにプラン変更(キャリアはドコモ)して2、3000円弱浮かせることに成功した。
我ながらセコいと思うが、これはもはやプライドの問題(何が?)。
値段云々ではなく「PPVを購入しない」ことが重要なのである(だから何が?)。
「高い!!」と連呼した手前、払ったら負けなのである。
まあ、次回もPPVならこんな面倒なことをせずに素直に購入しようと思っておりますが笑
序盤の中谷は普通に右を使ってる。会場ではお見合いの時間が長く感じたけど
配信を視聴した感想だが、まず思ったのが「序盤の中谷が普通に右を使っている」こと。
中谷は過去、右リードの打ち終わりに中に入られる→懐で連打を浴びてモタついた経験がある。
なので、今回そこをどうするかに注目していた。
井上尚弥vs中谷潤人。凄まじく熱量の低い僕が展望を考える。井上有利だと思うけど中谷のキラー(笑)能力なら可能性あるんじゃない? どちらが勝ってもいいけど
で、選んだのが「極力右を使わない」「入ってきたところに左のカウンターを合わせる」ことで井上を警戒させる&1発KOのチャンスを作り出す作戦。
と思ったのだが、改めて確認すると実はちゃんと右リードを使っている。
もちろんけん制する、侵入を妨害する意図が主でカウンターには注意していたと思うが、それでも。
スタンスは広めで重心もわずかに後ろ気味。長身サウスポーの特性を活かしつつ、思った以上に右を使っていた。
会場ではお見合いの時間が長く感じたのだが。
3R終盤にタイミングを掴んだ中谷。井上がそれを受けて4Rにペースアップ
また3R終盤に中谷がちょっとだけタイミングを掴んでいるのがおもしろい。
残り20~15秒あたりで攻勢に転じて(ほんのわずかに)優位に立っている。約9分間井上の入りを“見た”ことで傾向を覚えたのだろうと。
そして、4R開始とともに今度は井上がペースアップ。
3R終了間際に若干(本当に若干)攻められたのを取り返すためだったと思うが、ここのペース争いはめちゃくちゃ興味深い。
広い東京ドームでは気づかなかった部分である。
5Rから6Rにかけて井上がパワーダウンするのはいつも通り。
ガードを高く上げる&顎を引いて待ち構えるアレはカウンターをチラつかせつつ休んでいるのだと思う。
中谷は(少しだけ)前体重+(少しだけ)距離を詰めて近場の打ち合いでポイントを奪取するわけだが、井上は4Rにギアを上げた影響もあったのかもしれない。
井上拓真vs井岡一翔。拓真はすごかった&失望した。「那須川天心に初めて勝った男」と「井岡一翔を初めてKOした男」の称号をダブルで得るチャンスだったのに。「やがて、伝説と呼ばれる日。」に普通に防衛してどうする
ゲスト? として会場を訪れていたテレンス・クロフォードパイセン。

すげえ柄の服着てんな。
やっぱり10Rのバッティングが勝負を決めたと思う。いったんストップしてからもう一度走り出すのはキツいよ
10Rのバッティングに関して中谷本人は「影響はない」とコメントしていた(らしい)が、改めて観てもあそこが勝負の分かれ目だった気がする。
中谷陣営の
「序盤は温存しつつ井上に出入りを強いて消耗させる→中盤にペースアップしてポイントを奪取→後半に一気にまくってKO、もしくは鼻差での逆転を狙う」
作戦は恐らく井上攻略の最適解。
序盤の井上は手が付けられないレベルで強い(速い)が、中盤にわずかに集中力が落ちる。また最近は後半の爆発力が落ちてきていて、直近2戦では危ないパンチをもらうシーンも見られた。
井上尚弥vsアラン・ピカソ。井上はどうした? 立ち上がりはよかったのに。やっぱり落ちるところは落ちてるんだろうな。ピカソはがんばったけど改めて“怖さ”が足りない。全体的に残念な興行だった
実際、中谷がポイントを奪取した8Rは試合の流れが変わった時間帯。
右フックをもらった井上が大きく距離を取るシーンがあったが、アレもちょっと効いたのではないか(右フックはアフマダリエフもピカソも当てていた)。
そして10Rに中谷が勝負をかけるわけだが、一番大事なところでのバッティング→中断は本当に痛かった。
当たり前だが、勢いに乗ってラッシュを続けるのといったんストップしてからもう一度走り出すのではしんどさが違う。
特にあそこは「ここでKOしなければ負ける」「最初で最後のチャンスが訪れた」局面。本人が否定してもあのバッティングで実質勝負ありだったと思う。
井上もあそこで回復できたよね。「ペースを落とした」は多少強がりもあると思う
対する井上もあのインターバルで落ち着いた上に回復もできたはず。
再開後は足取りに力強さが戻っていたし、ラウンド終了間際にしっかり1発入れている。
試合後に「8~10Rはあえてペースを落とした」とコメントしていたが、ぶっちゃけ多少の強がりもあるのではないか。
ペースダウンはしたと思うが、同時に中谷の勢いに飲まれかかってもいた。少なくとも余裕はなかったはずで、マジで「1発当たれば!!」という局面だった。
まあ、それをさせない+11Rにもう一度ギアを上げられるのが井上のすごさなのだが。
階級アップの影響を露骨に感じさせた中谷潤人。セバスチャン・エルナンデスは確かに強かったけど。西田凌佑をねじ伏せたケンカファイトで打ち負けたのがキツい
全体を通して観れば井上には終始余裕があった。
12R残り1分半を切ったあたりでチラッと時間を確認→その後少しペースを落とすなど、経験値の差も随所に感じた。
ラウンドごとの攻防もそう。
中谷はなるべく早く切り上げて自分のコーナーに戻りたい。
井上は逆で、もう少し時間があればもっと攻め込めるのに、という印象。
ちょろっと申し上げたように試合を動かしたのは中谷潤人、勝負したのも中谷潤人。
ただ、王様は井上尚弥だった。
最近の井上の傾向と中谷のスペックを比べれば前半温存、後半勝負は最適解&仮に11、12Rを中谷が取ってればドロー。
あのバッティングがなければ!! ってくらい際どい勝負だったけど、やっぱり支配してたのは井上だよな。
試合を動かしたのは中谷潤人。
勝負したのも中谷潤人。
でも、王様は井上尚弥。 https://t.co/Oc9We24cL2— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) May 5, 2026
そして、その中で唯一10Rだけは中谷の時間だったなと。
試合ごとの機微、小さな変化を感じ取るのはスポーツ観戦の醍醐味。物ごとってグラデーションになってんのよ
以前にも言ったが、試合ごとの機微や瞬間瞬間の小さな変化を感じ取るのはスポーツ観戦の醍醐味だと思っている。
研究、対策された+若干超人感が薄れた井上尚弥が今後どうなるか、試合ごとの細かい機微を感じ取って楽しむってスポーツ観戦の健全な姿だと思うけどな。
信者とアンチの二極化みたいな単純な話じゃなく。
こういうチャートで喜ぶのもいいけど、それがすべてじゃない。https://t.co/atEkWaibKP https://t.co/90QOJrJpPZ pic.twitter.com/Q4TyS2Du2R
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 28, 2023
「信者orアンチ」「井上の圧勝だろw」といった単純な話ではなく。
ここ最近の井上の傾向、中谷のスペック。
試合中の細かい主導権争い、疲労度。
などなど。
見るべき(感じ取る)場所は山ほどある。
展開予想、勝敗予想は個人の自由。
感想も自由。
今回も極論ゼロヒャクTwitter民から山ほどクソリプがきた(過去一熱量が低いのに過去一クソリプがきた笑)が、いつになっても代わり映えのしないヤツらである。
知ってるか?
物ごとってグラデーションになってるんやで?
白と黒の間に何段階もグレーがあるんやで?
「リスペクト」とかいう安っぽい言葉に逃げんなよw
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