格闘技ファンは今度から「那須川天心と武尊の試合あったじゃん」と言える。THE MATCHにより天心と武尊はジャンルを超えたスターに。でもフジテレビの判断は正しかったよ

格闘技ファンは今度から「那須川天心と武尊の試合あったじゃん」と言える。THE MATCHにより天心と武尊はジャンルを超えたスターに。でもフジテレビの判断は正しかったよ

2022年7月24日にTOKYO MXで「THE MATCH 2022」の特番が放送された。
それ以降も8月上旬〜中旬にかけて順次放送が予定されており、“世紀の一戦”と銘打たれた那須川天心vs武尊戦の影響の大きさを感じさせる。


また聞いた話によると、先日のTOKYO MXでの放送はこれまで例がないほどの視聴数、MXの動画アプリ“エムキャス”でも過去最高の数字を記録したとか。
 
 
約3週間前にフジテレビでの生中継がなくなり急遽AbemaTVのPPVのみとなった「THE MATCH 2022」。
待望の地上波放送が実現したことにより、潜在的な格闘技ファンの可視化に成功したと言えるのかもしれない。
 
那須川天心vs武尊感想。衝撃的に強かった天心。この日の天心には誰も勝てないんじゃない? 武尊もあきらめずにがんばった感動的な試合
 

TOKYO MXでの「THE MATCH 2022」放送も相当な反響だったって。完全にキックボクシングの歴史に刻まれたね

2022年6月19日に東京ドームで開催された「THE MATCH 2022」。
メインイベントの那須川天心vs武尊戦を含む全15試合(オープニングファイトを入れて16試合)が行われ、大きな反響を生んでいる。
僕も当日はPPVを購入して画面の前に張り付いていたのだが、申し上げたようにあの日から1ヶ月以上経ってもキックボクシング観戦への情熱が戻ってこない。
 
THE MATCHロスでキックに興味が向かない。改めて武尊は那須川天心に手も足も出ずに負けてる。ゴンナパー・ウィラサクレックvs白鳥大珠戦、原口健飛vs山崎秀晃戦が好きすぎて
 
もともとキックボクシングに詳しい方ではないものの、この“THE MATCHロス”には我ながら少々戸惑っている笑
 
 
さらに先日のTOKYO MXでの録画放送も驚きの視聴数を記録したとのこと(ソースは不明)。
その数字をフジテレビの生中継に当てはめたらどうなるの? といった話は僕にはよくわからないのだが、とにかくあの試合がキックボクシング界の歴史に刻まれたことは間違いなさそうである。
 

那須川天心と武尊が“ジャンルを超えたスター”に上り詰めた。潜在的な格闘技ファンを可視化したし瞬間最大風速なら村田諒太、井上尚弥を超えたよね

要するに那須川天心と武尊はあの試合によって“ジャンルを超えたスター”になったのだと思う。
 
常々「格闘技を広めたい」と口にしていた両者だったが、その願いがようやくかなったというか(天心と武尊に限ってだけど)。
 
スポーツ界で言えば野球の大谷翔平、テニスの錦織圭、フィギュアスケートの羽生結弦、レスリングの吉田沙保里、などなど。
「パッと思いつく、顔と名前が一致する、何をやっているかがわかる」レベルのガチのスター。その仲間入りを果たしたと言えるのではないか。
 
 
以前「公衆の面前で乱闘を起こす、他人を殴ったと堂々と宣言する人間に地上波はそぐわない」「そんなヤツはローカルヒーロー止まり」とわめき散らしたことがあるが、先日の「THE MATCH 2022」にはそれらをはるかに凌ぐ破壊力があった。
 
武尊と皇治の乱闘騒ぎの件。殴ったら対等になるかは知らんが、武尊はローカルヒーロー止まりかな。K-1の地上波進出が大きく遠のいた感
 
それこそ瞬間最大風速の大きさで言えばボクシングの村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦、井上尚弥vsノニト・ドネア戦をはるかに上回っていた(と思う)。
 
 
またabemaTVで翌日無料O.A.された&1ヶ月以上前の試合にも関わらず地上波放送の反響が凄まじかったことから、格闘技には「興味はあるけどPPVを購入するほどではない」層が相当数存在することも証明された。
 
上述の通り地上波放送の実現によって潜在的な格闘技ファンの可視化に成功した。コンテンツ力さえあれば“無料で視聴できる”価値はまだまだ捨てたものではないのだろうと。
 

格闘技ファンは「那須川天心と武尊の試合あったじゃん」と言えるようになった。説明不要のスターってこういうことですよ

つまり格闘技ファンは今後、知り合いに格闘技の話をする際に「那須川天心と武尊の試合あったじゃん」と言う資格を得たことになる。
 
両者が村田諒太、井上尚弥以上の“ジャンルを超えたスター”に上り詰めたおかげで格闘技を知らない人に話をする上で余計な説明を加える必要がなくなった。
 
井上尚弥のリアル鷹村守化完了。さすがのドネアもこの日の井上には勝つのは難しい。悔しすぎてインタビューも聞かずに会場を出ちゃったけど
 
天心、武尊の名前を出すだけで「ああ、はいはい」とだいたいの問題を解決できてしまう。
 
 
だってアレでしょ。
UFCを説明するのにボブ・サップvs曙からスタートしなきゃいけない苦労から解放されるんですよ?
すごくないっすか?
 
格闘技に興味がない人にとっては朝倉兄弟、堀口恭司ですら「誰ソレ?」ですからね(経験談)。
 
 
当たり前だが、自分のいる場所が世間にとってのスタンダードではないことを自覚しておくのはめちゃくちゃ大事である。
 

地上波放送から撤退したフジテレビの判断は正しかったと今でも思っている。格闘技界の人間の非常識さは目に余る

と同時に約3週間前に生中継から撤退したフジテレビの判断は正しかったと今でも思っている。
 
僕が思うTHE MATCHがフジテレビから切られた一番の理由は下記の通り。
 
天心武尊のTHE MATCH地上放送中止の理由? フジテレビ内部に格闘技関係者を疎ましく思っている勢力がいるんだろうな。選手側も「命を懸けて~」とかほざく割に矛先がテレビ局…
 
「局内上層部の堪忍袋の緒が切れた」から。
 
90年代〜2000年代の格闘技ブームの時代に格闘技関係者の横暴さ、非常識さ、くだらない特権意識にうんざりさせられた面々が局内で出世し、番組編成の決定権を担う立場となった。
そんな中、もう一度格闘技番組を手がけることに嫌気がさしており、どこかで彼らを切るきっかけを探していた。
 
で、例の榊原代表のスキャンダルを受けて「じゃあね、バイバイ」と。
 
 
そして、僕はこの判断を概ね支持している。
個人的な私怨も多少あったとは思うが、あのスキャンダルをきっかけにTHE MATCHの生放送を中止する、格闘技番組から手を引く判断はまったく間違っていない。
 

フジテレビの判断を支持する決定打となったのがあいつ。くだらないマウントで悦に入る浅はかさにヘドが出る

さらにTHE MATCH終了後の格闘技関係者の反応を見てあの判断が間違いではなかったと確信した次第である。
 
中でも決定打となったのがコイツ。


ちょっと成功体験を得るとあっという間に調子に乗ってくだらないマウントを取り始める浅はかさ、短絡的な脳内構造。
 
上述の記事で「自分たちの責任を棚上げしてフジテレビに矛先を向けるTHE MATCHの首脳陣、根本原因を作った代表を批判せずに『子供たちの未来』とかいうフレーズに逃げるヘタレ現役にうんざりした」と申し上げたが、その際たるものがコレである。
 
先日のTOKYO MX放送後にもフジテレビにマウントを取る的外れなSNSアカウントが散見されたが、マジでそういうところ。
 
横暴で浅はかな人間だらけの格闘技界と関わりたくないと思われたことが切られた理由(だと僕は思っている)なのに、それをいっさい反省していない、理解すらできていないという。
 
しかもこの人は今では関係者でもない、単なる“元K-1館長”である。
残りカスのような影響力を駆使して意気揚々とマウントを取る精神性には心底ヘドが出る。
 
朝倉海今季絶望、昇侍も今季絶望。ヤン・ジヨンが突然61kg→66kgに。強い責任感とやらで結論を先延ばしにしたら多大なる損失ががが。ホウレンソウは大事よ?
 

莫大な売り上げ、経済効果を捨てても格闘技関係者と縁を切る方がメリットがあると判断された。この醜態を反省できないのならマジでお話にならない

何億円の売り上げが見込めたか、どれほどの経済効果を生む可能性があったかの話ではない。
それを捨ててもなお格闘技界と縁を切った方がメリットがあると判断されたことの方がはるかに重要。
 
もっと言うと、主役の1人はボクシング転向、もう1人は去就未定の状況である。
 
こんな先行き不透明、足元がグラグラの中でフジテレビを煽っとる場合かと。
成功体験に大はしゃぎするのは結構だが、赤っ恥レベルの醜態をもう少し見つめ直した方がええんちゃうか? と。
 
 
長年バラバラだった各団体を一つにまとめた交渉力、キック引退を表明していた那須川天心を無理やり引っ張り出したバイタリティは文句なしにとんでもない。
 
その一方で社会人としてアウトな人間があまりに多すぎる。
 
以前にも申し上げた通り「格闘技を観るのは好きだが中の人間は大嫌い」というのが(僕の)ファイナルアンサーである。
 

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