武尊vsロッタン・ジットムアンノン全然わからんな。OFGのムエタイルールばかりのロッタンと初の水抜きなし+ブランクもある武尊。地元の武尊が有利?【予想・展望】

武尊vsロッタン・ジットムアンノン全然わからんな。OFGのムエタイルールばかりのロッタンと初の水抜きなし+ブランクもある武尊。地元の武尊が有利?【予想・展望】

20234年1月28日に東京・有明アリーナで行われる「ONE 165: Rodtang vs. Takeru」。元K-1王者武尊とONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノンが対戦する。


今年6月に約1年ぶりのリング復帰を果たした武尊。
今回は初のONE参戦+以前から対戦を希望していたロッタンとの一騎打ちが実現する。
 
ルールはリング+グローブ着用、キャッチありのキックボクシング(5R)。
前回のベイリー・サグデン戦で5R制を経験した武尊にとってはある程度やりやすいルールと言える?
 
武尊vsスーパーレック戦現地観戦。いい試合だったけど内容は完敗かな。K-1以外のリングで1勝2敗、トップ選手に2敗は結構重い気がする
 
またこの日は青木真也vsセージ・ノースカット戦(ライト級MMAマッチ)も組まれている。
 
 

まったくわからない。前提となるルールが違いすぎて…

武尊vsロッタン・ジットムアンノン。
 
ともにガツガツ前に出て打ち合うスタイル、馬力と連打が持ち味の両者。
 
またロッタンはキック時代の那須川天心をもっとも追い詰めた選手であり、武尊にとっても絶対に負けられない相手である。
 
 
というわけでこの試合の展望を考えてみるわけだが、正直まったくわからない
キックボクシングにあまり詳しくないのもあるが、それ以上にルールがどちらに有利なのか? 不利なのか? がガチで謎である。
 
上述の通りこの試合は
・リング
・グローブ着用
・5R
・キャッチあり
のキックボクシングルールとのこと。
 
クマンドーイが負けただと!? 田丸辰の力強さが段違い。過去の試合で感じた頼りなさは皆無だった。53~55kgはクマンドーイを中心に群雄割拠が進む?
 
両者の戦績を振り返ると、
 
●武尊
・キャリア2度目の5R
・初体験の水抜きなしの61.2kg
・2021年3月から約3年8ヶ月で3試合
 
●ロッタン
・直近5戦中4戦がムエタイルール
・直近5戦中4戦がOFG
・直近5戦中4戦がケージファイト
 
武尊はグローブ着用のリングファイトに慣れっこだが、近年は試合間隔が空いている上に水抜きなしのONEルールも初めて。5R制は前回のサグデン戦で経験したものの、それ以前はずーっと3R制で戦っていた。
 
対するロッタンはリング+グローブ着用のキックルール自体が少ない。
ほとんどがOFGのムエタイ(ケージファイト)で、前回はリングファイトながらも相手のスーパーレックが大幅な体重超過をやらかしている。
 
しかもONEのリングはK-1等に比べて異様に広い。
毎回観ているわけではないのでアレだが、いくつか漁った試合では「これはバスケのコートですか?」と思うくらい広かった覚えがある。
 
・地元開催
・リングファイト
・グローブ着用
・ロッタンはケージファイトが多い
ことを踏まえると武尊寄りなのかな? と思うが、水抜きなしや5R制、異様に広いリング等、ONE独自のルールを考えるとロッタンが有利かも? とも思う。
 
そんな感じでとにかく“わからない”


ひたすら堂々巡りを繰り返している笑
 
僕のクマンドーイがスターになる日。トーナメント決勝で田丸辰と対戦。那須川天心を手こずらせたクマンドーイはやっぱり強かったんだよ笑
 

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ダニエル・ピュータスは指標にはならんでしょ。武尊vsピュータス戦って2018年でしょ?

また、かつて武尊が1RKOしたダニエル・ピュータスがで今年1月にスーパーレックに肉薄したことを受けて「これで武尊の強さが証明された!!」「当時はピュータスが弱いと思ったけど、武尊が強かっただけだった」旨の声が多数聞こえてきたが、それもまったくピンとこない。
 
武尊がKOしたといっても2018年、舞台はK-1である。
ピュータスも今とは階級が違う上にあの試合は急遽決まった代打出場だったとか。
 
クリンチもキャッチもない+リングファイトのK-1に急遽参戦した2018年。
キャッチあり+ケージファイト、水抜きなしのONE(2023年)。
 
その上階級も違うのならこれは完全に別物。単なる参考記録でしかない。
 
 
もっと言うと、ダニエル・ピュータスの強さが2018年と2023年で同じはずがないわけで。
ルール等の条件を無視して結果だけにフォーカスしても、ダニエル・ピュータスが2018年からまったく成長していないなど失礼にもほどがある。
 
本人が努力(慣れないルールに適応する努力も含め)した結果、スーパーレックに肉薄する強さを身につけたと考える方がはるかに健全だと思うのだが。
 
 
THE MATCHでの武尊vs那須川天心戦のルールに納得していない人はいまだに多いようだが、だったら武尊vsダニエル・ピュータスとスーパーレックvsダニエル・ピュータスのルールの違いはいいんかいと。
 
約5年前の資料を引っ張り出してドヤァ!! するのはピュータスにもスーパーレックにも、武尊本人にも失礼ちゃうんかいと。
 
那須川天心vs武尊感想。衝撃的に強かった天心。この日の天心には誰も勝てないんじゃない? 武尊もあきらめずにがんばった感動的な試合
 
まあ、実際武尊の全盛期は2018年前後なんでしょうね。
 

前回の武尊はあまりよくなかった印象。あの出来だとちょっと危ない?

わからない理由を長々と並べてきたが、ここから先は具体的な展望を考えてみる。
 
 
まず前回(ベイリー・サグデン戦)の武尊はあまり出来がよくなかったと思う。
 
一応言っておくと、当日は井岡一翔の試合を現地観戦していたためPPVは購入していない。
 
井岡一翔が再戦でジョシュア・フランコに判定勝ち。どのモチベーションで現地観戦すればよかったの? 試合成立までのギャンブル性が高すぎるんだよw
 
なので、視聴したのはハイライトのみ。
序盤から中盤にかけての打ち合いやラストのKOシーンくらいである。
 
だが、その中で武尊の動きはあまりよくなかった印象。
 
ゴンゴン前に出て手を出していくスタイルはこれまで通りだが、どことなく安定感がない。
下半身が微妙にフワフワしているというか、土台がしっかりしていないせいで1発1発に体重が乗り切らない。
 
最終的には自力の差で押し切ったものの、K-1時代の武尊ならもう少し早くKOできていたのではないか。
 
これがブランクによるものなのか、初の? 5R制による省エネなのか、単純な不調なのかは不明。
ただ、K-1時代と比べて足りなさを感じた次第である。
 

上体反らしとガードのロッタン。前蹴りとローを駆使すれば勝機はある?

対するロッタンだが、ムエタイルールとキックルールを比較するとキックルールの方が前傾姿勢で構えていることがわかる。
もちろん首相撲を含む揉み合い? 組み? がないからだと思うが、その分わずかに距離も近くなる(気がする)。
 
そして、防御は基本的にガードと上体反らしが中心。バックステップはほとんど使わずいかに素早く復元するか、カウンターを返すかに注力している。
 
タフさと目のよさに自信があるのだと思うが、相手の危険地帯に踏み込むことにいっさい躊躇がないのはさすがである。
 
 
ただ、前に出る馬力に比べて左右への動きはやや少ない。
ガードとスウェイで芯を外しながらガツガツ出る分相手と正対する時間が長く、ローの対処もやや無頓着(に思える)。
 
至近距離での攻撃力は武尊と同等かそれ以上だが、近づかせなければ全然やりようはある。
 
しかも武尊はローや前蹴りを得意とする。
蹴りを中心にロッタンを遠間に釘付けにできれば普通に勝機は生まれるではないか。
 
武尊vsスーパーレック戦が無料公開されたので視聴してみた。思った以上に武尊の完敗ですね。この階級で最強ではないと本人が認めちゃったのも残念
 

打ち合い上等の武尊。特に今回は“そういう”試合。ポイントアウトは考えないだろうな

懸念材料としては、武尊もロッタン同様打ち合い上等なことか。
特に今回は“そういうもの”が期待される試合である。
本人も「世界一の打ち合い」とコメントしていたし、ローと前蹴りでポイントアウトする展開は望んでいないはず。
 
というより、いまさら“勝ち”のみを求めるならわざわざONEに参戦はしなかったわけで。
高確率で真っ向から受けて立つと予想する。
 
 
 
両者ともに中間距離〜至近距離での打ち合いが得意。
防御はややヌルく打たれだけ打ち返すスタイルの武尊と、見切りがよくカウンターからのラッシュが得意なロッタン。
 
たとえば判定ならロッタン、KOなら武尊という感じだろうか。
 
あえて打たせてタフさをアピールすることもあるロッタンだが、階級上+体重超過のスーパーレックの圧力は大いに持て余していた。
 
そう考えると、さすがのロッタンも武尊の打撃をカウンターでモロにもらえば無事では済まない(と思う)。
逆に武尊のタフさを踏まえると、この選手がKOされるとは考えにくい。しかも意外なことにロッタンはKO勝ちがあまり多くない。
 
試合運びのうまさ、ポイントの取り方にかけては武尊より上なのだろうと。
 
なので、申し上げたように判定ならロッタン、KOなら武尊。
どちらの可能性が高いですか? という話。
 

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判定ならロッタン、KOなら武尊。一応武尊のKO勝利にしておきます?

いや、ホントにわからないっすねぇ。
 
防御と回転力はロッタン。
試合運びのうまさもロッタン。
1発の威力と爆発力は武尊。
打たれ強さは恐らく武尊。
 
RENAvs神村エリカ、早すぎた頂上決戦。那須川天心vs武尊戦の爆発っぷりを見るともう少し引っ張ってもよかった?
 
武尊の出来が前回と同じならちょっと危ない。
と言いつつグローブ着用のキックルール(リング)でオーソドックス相手に武尊が負ける姿は想像しにくい。
 
 
でも、ロッタンってカッコいいんですよね(でもじゃない笑)。
低いガードでガツガツ前に出る姿、佇まいがめちゃくちゃ風格があって好きw
この階級における王様感が尋常じゃない笑
 
 
 
一応、勝敗予想は武尊のKO勝ちにしておきますか。
地元開催、リングファイト、グローブ着用という点を重視して。
プラス武尊の意味不明な主人公属性、“ここぞ”の局面で発揮する底力を加味して。
 
どちらかと言えばロッタン応援だけど。
 

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