タノンサック・シムシー念願の世界王者に。クリスチャン・アラネタの左でダウンするも鼻差で逃げ切る。てか、客入り悪すぎるだろ。日本王座戦、OPBF戦の前座で世界戦が組まれても文句も出ねえしな【結果・感想】

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2025年6月19日に東京・大田区総合体育館で開催された「NTTドコモ Presents Lemino BOXING」。
メインイベントのWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、ブライアン・ノーマンJr.vs佐々木尽戦を目当てに足を運んだのは下記の通り。
佐々木尽vsブライアン・ノーマンJr.現地観戦。スピードと正確性がレベチ。全身から漂う強者感。必殺の左が当たっても効かない耐久力。絶望のウェルター級、本当にマイッタ
今回はもう一つのお目当てのIBF世界L・フライ級王座決定戦、タノンサック・シムシーvsクリスチャン・アラネタ戦についてである。
結果は2-1(115—112、113—114、116—111)の判定でタノンサックが勝利。3Rにダウンを奪われながらも細かいヒットを重ねてギリギリ逃げ切っている。
タノンサック念願の世界王座 ダウン挽回、アラネタに2-1
IBF・L・フライ級戦https://t.co/L80mOFnwuB— ボクシングビート (@beat_macc) June 19, 2025
亀田京之介vsアラン・ピカソ。ルイス・ネリ戦のがんばりがプロモーターの目に留まったんだろうな。京之介が自分の力で引き寄せたチャンス、勝ったら最高ですね
僕は問答無用でタノンサック応援。と思ったら会場がガラッガラじゃねえか!!
まず僕はこの試合、タノンサックに勝ってほしいと思っていた。
何度か申し上げているように2020年11月の京口紘人との世界戦はあまりに胸糞が悪かった。
京口側の都合に振り回され、雑な扱われ方をした末の前日中止。
そのタノンサックにようやく巡ってきた大チャンスである。
相手のクリスチャン・アラネタにネガティブな感情はないが、今回は問答無用でタノンサックを応援させていただく。
ノニト・ドネアvsカンポス、タノンサックvsクリスチャン・アネラタ、三代大訓vsアンディクルス。今週末から来週の注目試合。ドネアの復帰戦が楽しみすぎる&タノンサックは世界王者になれ&三代は…
そんな感じで現地に足を運んだところ……。
ガラッガラじゃねえか!!
いや、ガラガラすぎません?
開始から客入りがよくないとは思っていたが、タノンサックvsアラネタ戦を迎えてもいっこうに増える気配がない。
それこそリングサイドなどはズラッと並んだ椅子の背もたれが剥き出し状態。
おいおい、これがボクシングの地力なのか?
36年ぶりのウェルター級国内世界戦、アンダーカードはフル無視ってか?
毎回那須川天心の試合順、サムネイルの大きさにケチつけてるアイツらはどこ行った?
そもそも論として、いつも「那須川天心の試合順が世界戦よりも後なのはおかしい!!」「ボクシングの権威ガー」とヒステリックに騒いでるヤツらも今回の試合順にはダンマリ。
プロ4戦目の田中空がタノンサックやアラネタを差し置いてパンフレットの表紙になっていることにも何も言わない。
那須川天心のサムネイルが中谷潤人や西田凌佑よりも大きいことにゴチャゴチャ言ってたあいつらはどこで何してんだ?
は?
平日の昼開催のイベントに一般の勤め人が行くのは難しい?
いやいや。
普段から「那須川天心の試合が終わったら帰るな」「メインの中谷潤人を観ていけ」って喚き散らしてるじゃないっすか。
次の日が平日だろうが終了時間が22:00近くなろうがお構いなしに罵声を浴びせてきたんだから、平日の昼開催でも来なきゃダメでしょ笑
自分の言ったことは守りましょうって小学校低学年で習わなかったか?
中谷潤人vs西田凌佑。中谷の野生味、アドリブ力が西田の作戦遂行能力を上回る。西田のプランを力でぶっ壊した中谷。中谷ってもともと草食男子の振りした戦闘民族ですよ?
まあ、本来あんなバカどもなど放っておけばいいのだが、それにしても客入りが悪すぎたなと。
どことなく日本人ボクサーっぽいタノンサック。出入りといきなりの右がなかなかいい
前置きが長くなったが試合の感想を。
まず開始直後に思ったのが、タノンサックが日本人ボクサーっぽい。
どこがどう日本人っぽいのかと聞かれても言語化できないのだが、何となく。マジで何となく。
日本のジム所属だからなのか、もともとそういうタイプなのか。
とにかく僕の中でのタイ人ボクサーのイメージとは違ったことをお伝えする。
そして、出入りと右ストレートがなかなかいい。
やや単発気味のアラネタに対してタノンサックは細かいジャブやいきなりの右、ボディ等、パンチが多彩。
過去の映像でも近場の差し合い、連打が得意な印象だったが、その通りの立ち上がりである。
矢吹正道がタノンサックに7RTKOで勝利。でも攻略法がバレた感があるな。タノンサックはめちゃくちゃ応援してたし実際強かったけど、残念だった
クリスチャン・アラネタは“パッキャオの系譜”の人。でも、ケネス・ラバーやアンカハスほどではない気がしたけど…
1、2Rでペースを掴んだタノンサック。
3Rに半歩ほど近づいて圧力を強めたところ……。
アラネタの左ストレートをもらって膝をつくダウン!!
序盤2Rまではタノンサックの手堅い流れだったが、これ以降どちらが優勢かわからない展開に。
クリスチャン・アラネタの試合映像を漁った印象は“パッキャオの系譜”の人。
フィリピン出身選手に多い踏み込みの鋭いサウスポーで、パッキャオの影響を色濃く受けていることがわかる。
ただジェルウィン・アンカハスのような鋭角さはなくケネス・ラバーほどの爆発力もない。
これまで何人も現れた“パッキャオの系譜”の中でも「中の下」くらいかな? と。
清水聡vs阿部麗也、栗原慶太vsケネス・ラバー、李健太vs渡来美響、注目試合振り返り。現地観戦も考えたけど後楽園ホールが嫌いすぎて止めたよ笑
これだとタノンサックの近場の連打には対応が間に合わないのではないか。
接近戦で打ち合いに巻き込まれた場合はKOされる可能性もありそう。
などと思っていたら、まさにその局面で左が炸裂するという。
佐々木尽vsブライアン・ノーマンJr.戦再視聴。ノーマンがデカい、しなやかでパンチが強い。でも心が折れてないのはいいよね。よくも悪くも“佐々木尽”で勝負するしかないんだし
両者ともに疲労と警戒心でお見合いが続く。左が機能したタノンサックが鼻差で抜け出した?
タノンサックはダウンの影響か、中盤以降なかなか自分から仕掛けられない。
2024年12月の谷口将隆戦ではもう少し積極的だった覚えがあるが、1発の怖さはアラネタの方が上回っていた感じ。
そのせいで両者の間にスペースが生まれ、アラネタにとっては得意の左が出しやすい状況に。
で、中盤からは疲労と警戒心によって両者とも手数が減り、お見合いの時間が長くなる。
その中でもタノンサックはいきなりの右、アラネタは左を軸に主導権争いを繰り広げる。
お互いに決め手がない中で左のリードが機能したタノンサックが鼻差で抜け出した印象である。
健文トーレスvsデビッド・ヒメネス。健文トーレス勝て、何としてでも勝て。殴り合いしか取り柄のないクズが殴り合いで負けるわけにいかんだろ。せめてそこでは一番になれ。でもヒメネス強そうなんだよな…
よかったなタノンサック。涙ながらのインタビューにはホロっときたぞ。質問がしつこかったけど笑
念願の世界王者となり肩車で喜びを爆発させるタノンサック。
所属するグリーンツダジムにとっても初の世界王者輩出とのこと。
インタビューで涙ながらに感謝を語るタノンサックに軽くホロっときてしまったことをお伝えする。
と同時にしつこくあれこれ質問するインタビュアーにはややうんざりした。
いや、もうええて。
家族にも所属ジムにも十分感謝を伝えたでしょ。
タノンサックもだんだん言うことがなくなっとるやんけ笑
時間調整で無理やり引き延ばしていたのかは不明だが、あのインタビューはあまりよろしくなかった。
退場するクリスチャン・アラネタ。
うん、いい選手でしたね。
また日本で試合をしてもらいたい。
改めておもしろい試合だった。
軽量級らしいスピード感、思った以上に強かったクリスチャン・アラネタ。
そして応援していたタノンサックの初戴冠。
すべてにおいて満足度の高い一戦だった。
絶望的な客入り以外は!!
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