今井達也継投ノーノー達成で2勝目。初回は「またいつもの感じか」と思ったけど、守備に助けられてリズムに乗った。1人の打者に球数がかさむのが課題かな【2026.5.25感想】
ヒューストン・アストロズの今井達也が2026年5月25日(日本時間26日)に敵地テキサスでレンジャーズ戦に先発し、6回97球を投げて無安打無失点。チームは9-0で勝利し今季2勝目を挙げている。
🎉 #今井達也 6回ノーヒッターの快投!2勝目をマーク
そして #アストロズ は継投ノーヒッター達成レンジャーズ戦に先発し
6回無安打無失点4四球のナイスピッチング🔥
立ち上がりこそ3四球を許すも、2回以降は立て直し、ノーヒットピッチで白星を手にしました!👉今井+リリーフ2人が無安打投球… pic.twitter.com/6ZQ8Eg2Kln
— MLB Japan (@MLBJapan) May 26, 2026
なおアストロズはその後リリーフ陣がレンジャーズ打線を無安打無失点に抑え、継投ノーヒッターを達成。日本人投手としては2024年の今永昇太以来2人目とのことである。
今井達也にも兆しが? 村上、岡本が活躍する中でようやく…
前回のツインズ戦で4回2/3、3失点で降板しながらもぼちぼちの出来だった(らしい)今井達也。
僕はその試合を観ていないのだが、離脱前に比べてストライク率が上がった、四死球がゼロだったと聞いて徐々に向上してるのかな? と思った次第である。
で、この日はメジャー移籍後最長の6回を投げてノーヒット。
奪三振こそ2と少なかったものの内容は悪くない。何よりノーヒット&勝利投手という結果はポジティブに捉えていいのではないか。
ホワイトソックスの村上宗隆がホームランを量産し、ブルージェイズの岡本和真が主力としてコンスタントに出場、巨人の阿部慎之助が監督を辞任する中、(僕がもっとも注目している)今井達也にも復調の兆しが見えてきたのはよかった。
今井達也は負の部分が全部出てる。思い通りにならないと不貞腐れる、投げやりになるあの感じ。村上宗隆の爆発は完全に予想以上。岡本和真は今のところ期待値を下回ってるけど…
よかったけど復活とまでは言えない。やっぱりメジャー初期のダルビッシュと被る
実際の試合を観た感想だが、正直復活とまでは言えない印象。
初回に3つ目の四球を出した時点で「今日もこんな感じか……」となったし、仮にあそこで1本出ていたら崩れていたかもしれない。
一方、ランナーを出してからのまっすぐはコンスタントに150kmを超えるなど球自体は走っていた。
MAXで腕を振ったときのまっすぐは打者の手元で“グワッ”と浮き上がる。
あれは去年までNPBで無双していた今井達也の軌道。
ああいうギアチェンジ、ピンチの局面でのメリハリはさすがというか、立ち上がりの不安定さがもう少しマシになればさらに向上するのではないか。
てか、こういうところは本当にMLB初期のダルビッシュと被るんですよね。
投げてる球自体はいい。
その反面、毎回立ち上がりが安定しない。
コントロールの制御が利かずに四球を連発→痛打でいきなり失点するパターン。
制球重視で結果が出ることもあるが、あくまで応急処置なので長続きしない。
マウンド、ボールの影響をモロに受けるのは横振りのスライダーピッチャーにありがちなのだろうと。
アストロズ今井達也、4回80球を投げて2HRで6失点。球種の少なさとメジャーのゾーンの狭さが響いてる。やっぱり時間がかかるかもしれんね
守備がリズムを作ってくれた。2回、3回の好プレーで楽になったんだろうな
今回よかったのが、守備がリズムを作ってくれたこと。
本人も言っていたようにこの日はバックに助けられた部分が大きいと思う。
1回を何とか乗り切ったが、2回も先頭打者に3-2までカウントが進む。
で、6球目のまっすぐを捉えられてセンターに抜け……ると思ったら二塁手ニック・アレンがベース上でキャッチ。
続くマカチェンの打球も同じように今井の足元を鋭く抜けるが、またしてもニック・アレンの好ポジションによりアウトに。
さらに3回はショートのジェレミー・ペーニャがセンターに抜けそうな打球をバックハンドでキャッチしこれまたアウト。
この3つのプレーで今井は相当楽になったはず。
あそこから制球が落ち着きリズムも出た感じがする(よくなったわけではない)。
守備に助けられてメンタルが安定する現象をデータで表すのは難しいが、今回に関しては確実にあったと思っている。
村上宗隆、岡本和真、今井達也、期待のメジャーリーガーここまでの感想(開幕直後)。村上の大爆発、高水準の岡本、今井達也はちょっと苦労するかも? オモタ
球数調整は課題かな。改めてチェンジアップの精度向上が…
表題の通りだが、球数調整は必須の課題だと思う。
申し上げた通りこの日は守備に助けられてリズムを掴んだが、奪三振はわずか2と本領発揮とまでは言えない。
その一番の要因は球種の少なさ。
今井は浮き上がる系のまっすぐと反対側に曲がる(どちらに曲がるかわからない)スライダーという特殊な2球種で勝負する投手だが、さすがに2球種は少なすぎる。
実際、打者は前に飛ばせなくてもバットに当てることはできている。
そのため各打者にファールで粘られる、ボール球を見逃される→球数がかさむパターンが目立つ。
今回で言えば、たとえば各回3球ずつ減らせれば。全体で18球の節約となり、7回のマウンドにも上がれたはず。
そんな単純な話でないとは思うが、1人の打者にモタつくシーンを観るかぎりやはりチェンジアップの精度向上が最善に思える。
もっと言うと、今後相手は浮き上がるまっすぐにも逆スライダーにも対応してくるはず。
今のうちにピッチングの幅を広げる努力をするのは全然アリだと思うのだが。
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