今井達也、オールスター前のラスト2登板をいずれも前半KO。2連勝で「ついに日本時代の今井に戻ったか?」と言った途端に…。前半戦は感覚と結果が一致せずに戸惑ったらしい【2026.7.8感想】
MLBヒューストン・アストロズの今井達也が苦戦している。
2026年7月2日のミネソタ・ツインズ戦で1回1/3を投げて57球4安打5四死球5失点で敗戦投手に。続く7月8日のワシントン・ナショナルズ戦では3回2/3を投げて84球4安打3四死球2失点(勝敗はつかず)。
その前の2試合では好投を見せていたが、前半戦ラスト2登板で大きく躓いてしまった。
今井達也は僕が2026年シーズンのMLBで唯一注目している選手だが、なかなか波に乗れない状況が続いている。
6月26日のタイガース戦で「ついに本来の姿を取り戻したか?」と思ってからの躓きに「ああ……」となっている。
今井達也6回2失点で3敗目も2試合連続QS達成。最初からまっすぐが強かったし立ち上がりもすんなりいった。ギアの上げ下げが次の課題かな? 下位打線に省エネでいったら逆に球数が増えた
左打者中心のラインナップ。制球が定まらない中での待球作戦はキツかった
まずツインズ、ナショナルズともに左打者中心のラインナップ。
対左の成績が極端に悪い(右.169、左.268)データをもとに6月中盤あたりから各チームが左打者を増やしている。
ツインズは1~4番まで左打者。
ナショナルズは9人のうち7人が左打者。
各打者がゾーンを狭めている印象で、一部のフリースインガーを除いてボール球をしっかり見極めてくる。
ツインズ戦では球速は出ていたがコントロールがバラついてボール先行に。スライダーも制御が利かずいきなりツーランをぶち込まれる。
その後も球数がかさんで1回終了時点で34球を投じてしまう。
で、2回も引き続き制球が定まらず、2番ブルックス・リーにストレートの四球を出した時点で気持ちが切れた感じ。
3番コディ・クレメンスに3ランを打たれてジ・エンド。
完全に“ダメな日の今井達也”だった。
立ち上がりはまっすぐが走らず立ち投げ気味。「あれ?」と思ったら指から出血が。一度は立ち直ったけど…
先日のナショナルズ戦では先頭打者にいきなりライトスタンドにぶち込まれる。
気を取り直してリスタートするも、まっすぐの球速が上がらずフォームも立ち投げ気味。
「あれ? これはおかしいぞ」と思っていると、ベンチからコーチが出てきて何やら話し始める。
薬指から出血したとのことで、確かにユニフォームに血のあとがついていた。
治療後はまっすぐの威力、力感が戻ったので最初から違和感があったと思われる。
その後、1回2アウトから2回まではぼちぼちよかったが、3回の先頭にストレートの四球→2番ルイス・ガルシアにライト前にヒットを打たれて再びおかしくなる。
ノーアウト1、3塁のピンチを1失点で切り抜けたものの、3人の打者にそれぞれ5球、9球、6球と打ち取るのに苦労→3回終了時点で球数は71球に。
そして4回2アウトからこの日3個目の四球を出したところでタイムリミット。
正直、この交代は仕方ない。
打者1人を打ち取るのにあれだけ球数を要していたら計算が立たない。しかも4回はリードを奪った直後のアレである。
一瞬立ち直りかけただけに残念だがそれはそれ。言い訳の利かないノックアウトだった。
今井達也、自己最多の11奪三振で4勝目。まっすぐは完全に戻ったね。中6日でコンディションもよかったっぽい。イニングごとのムラの大きさ、二回り目以降のモタつき、対左の打率の悪さ。課題も多いけど
改めて2球種だとキツいよね。日本では真ん中高めに投げておけば何とかなったけど
この2登板で改めて今井の課題が明確になった気がする。
毎度同じことを言っているが、球種の少なさはどうにかしないとマズい。本格的にマズい。
浮き上がる系のまっすぐにどっちに曲がるかわからないスライダー、両方とも素晴らしい球種なのは間違いない。
特にスライダーは調子がよければ数種類の球種と同等の効果を発揮する。
今井達也、6回2安打10奪三振無失点で5勝目。スライダーがよかった。落ちる球がほしいと言い続けたけどスライダーがあれだけクネクネすれば十分。制球が安定したのも大きい
だが今回のように制球が定まらない+打者が待球作戦でくると途端に厳しくなる。
まっすぐは引っ掛け気味、スライダーは抜け気味。
粘られているうちにカウントが悪くなり、左打者の外にフワッと入ったスライダーをライトスタンドにドカン。
調子が上がらないときに頼れる球種、ピッチングの引き出しがないのが本当に痛い。
真ん中高めに適当に投げていれば何とかなった日本とのレベル差がはっきりと出ている。
前半戦は「感覚と結果が一致しなかった」と。結局チェンジアップの精度向上だと思う
去年から連呼し続けているが、今井達也の進むべき道は結局チェンジアップの精度向上だと思っている。
今井達也 5回2失点で3勝目!! でも球数は多いし落ちる球は必須だと思うけど。開幕当初に比べれば適応したんだろうね。新しい環境に馴染むのに時間がかかるタイプなんだろう
まっすぐとスライダーの2球種が軸になるのはそのままで、アクセントとしてもう一つ何か(落ちる球)があれば。
どちらも制球が定まらない、投げる球がなくて困ったときも助けになるはず。
「もともと日本でも、ほぼほぼその2球種でやってきたので、それを評価されてメジャーに来られた訳なので、そこはもう変える必要がないかなっていうふうに思う」
「今日も投げていて、もう1球種あって、それでカウント取れたりしたら、二択の部分が三択になるので、バッターもちょっと違うのかっていうふうには思いましたね」
「フォークがあまり精度が高くないので、チェンジアップとかがもう1球種増えるだけで、またちょっと違うのかなというふうに思いましたね」
今井達也「もう1球種増えるだけで…」後半戦への課題に言及 前半戦は「感覚と結果が一致しなかった」 – スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/uQobCJhkYR
— スポニチ野球記者'26 (@SponichiYakyu) July 8, 2026
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