いじめっ子全開の金原正徳が山本空良を寄せ付けず。ナチュラルな性格の悪さが最高過ぎてw 試合前と試合後のコメントが逆だよ笑【RIZIN LANDMARK 5感想】

いじめっ子全開の金原正徳が山本空良を寄せ付けず。ナチュラルな性格の悪さが最高過ぎてw 試合前と試合後のコメントが逆だよ笑【RIZIN LANDMARK 5感想】

2023年4月29日に東京・国立代々木体育館で行われたRIZIN LANDMARK 5。
第2試合のフェザー級5分3Rで金原正徳と山本空良が対戦し、3-0の判定で金原が勝利。2022年4月の摩嶋一整戦以来のRIZIN参戦で白星を挙げた試合である。


また金原は試合後のマイクで次戦でのウガール・ケラモフ戦を要求。進退をかけて勝利を目指すことを宣言している。
 
金原正徳が全局面でクレベル・コイケを圧倒。アカン、感動が止まらん。でも石渡パイセンと川口春奈の彼氏の予想を聞いて「勝つかも」とオモタ笑
 

興味をひかれたのは金原正徳vs山本空良戦とRENAvsクレア・ロペス戦。メイン2試合にはいまいちテンションが…

朝倉未来の復帰戦や平本蓮と元王者斎藤裕の一戦等、早くから注目を集めたRIZIN LANDMARK 5。
僕自身も今回のRIZINにはかなり注目していて、現地観戦も考えたのだが残念ながらチケットが購入できずPPVでの視聴に切り替えている。
 
なお僕が興味をひかれたのは第2試合の金原正徳vs山本空良戦と第4試合のRENAvsクレア・ロペス戦。
一度金原の試合を生観戦してみたかったのと、怪我からの復帰戦となるRENAに期待していたのが主な理由である。
 
その一方でメインの2試合、平本蓮vs斎藤裕と牛久絢太郎vs朝倉未来戦にはいまいちテンションが上がらず。
現時点で平本が斎藤に勝てるとは思えない&牛久vs朝倉戦にそそられなかったのだが、そのせいもあって現地観戦できなかったことにもあまり落胆しないで済んだ。
 
 
というわけで、今回は楽しみにしていた金原正徳vs山本空良戦の感想を言っていくことにする。
 
 
ちなみにもう一つのお目当てだったRENAvsクレア・ロペス戦は……。
残念ながらRENAが負けてしまったわけだが、改めてこの人はリングファイト向きの選手な気がした。
自分からプレッシャーをかけていくスタイルなので狭い&四角いリングの方が得意な距離に入りやすい。広いケージだとカウンターのタックルを受けやすくなるのだろうと。
 
一方、同じストライカーでも平本蓮は逆。“待ち”を徹底する分、広い&壁を使えるケージの方がやりたいことができている印象である。
 
平本蓮vs弥益ドミネーター聡志感想。まさかの平本覚醒。“待ち”に徹することで得意の打撃を最大化。次戦の相手はアイツしかいないんじゃない?
 

金原がすごかった。実力差のあるマッチアップだったらしいけど、それ以上に

試合の感想だが、金原がすごかった。めちゃくちゃすごかった。
 
相手の山本空良のことはあまり知らなかったのだが、聞くところによると当初から力の差があると言われていたとか。
金原本人も気持ちを作るのが難しかったとのことで、結果はある程度想定内だったのかもしれない。
 
ただ、それを踏まえた上で金原はすげえなと。
 
序盤はスタンドで適度な距離を取り、山本のテイクダウンに楽々対応。
それ以降はほとんどの時間を上になった状態で試合をコントロールする。
頭を相手の脇に突っ込んだり、くるくると回転したりと「何かわからないけど、いろいろやってるっぽい」動きで主導権を握り続ける。
 
恐らく適度に力を抜きながらやっていたのだと思うが、山本だけが一方的に疲弊していくのがはっきりと伝わってきた。
 

山本にとってはショックな負け方。力の差を見せつけられた上で15分遊ばれた

2Rに入ると、グランドでは歯が立たないと判断した山本が今度はスタンドでの勝負を選択する。1Rのダウンでスタンドでも分が悪いことは判明したが、グランドよりはマシという消極的な選択である。
 
だが、ここでも金原は付け入る隙を与えない。
1R同様、適度な間合いをキープしつつバックステップで打撃をさばき、一瞬の隙を狙ってシャープなパンチをヒット。
無防備な状態で顎に被弾した山本が崩れるように尻餅をつく。
 
そして、一瞬意識が飛んだように動きを止める山本に対して金原はあえて攻めにいかない。
上から見下ろすような姿勢で踏みとどまり、山本の反応を確かめてからじっくりと次の動作に移る。
 
 
正直、今回は山本空良にとっては地獄のような15分だったのではないか。
グランドでは歯が立たず、スタンドでもまともに攻めさせてくれない。
その上チャンスの局面でもなかなか極めに来ない。生殺しのような状態でなぶられ続ける展開がずーっと続く。
 
力の差をたっぷり見せつけられた上で余裕を持って遊ばれたというか。
あっさり一本負けを喫するよりもしんどい、もともとの実力差以上にショックな負け方に思えた。
 
RIZIN vs Bellator全面対抗戦でRIZIN勢が全敗。クレベルと武田の試合でRIZINの現在地がわかった気がしたよ。スーチョルもサトシも惜しかった。扇久保は…
 
いや、何度も言うけどホントにすげえな金原正徳。
ある程度期待はしていたが、それ以上のパフォーマンス。
 
もう一つのお目当てだったRENAが負けたこと&メイン2試合が微妙だったことを考えると、今回はPPVを購入する必要がなかったかもしれない。100%結果論だが、個人的には無料枠の2試合だけで満足できてしまった笑
 

「打倒クレベルの筆頭は金原」説がより有力に? 階級をフェザーに戻したのは大正解だったね

僕は以前から打倒クレベル・コイケの筆頭は金原正徳と言い続けているのだが、今回の圧勝っぷりでその気持ちがさらに大きくなっている。
 
 
僕が考えるクレベル攻略の条件は
・リーチが長くカウンターが得意
・馬力がある
・レスリング力がある
・強フィジカル
・右構え
 
クレベル・コイケvs萩原京平はさすがの僕も厳しいなとオモタ。打倒クレベルの可能性が一番ありそうなのって実は…
 
グラップラーの佐々木憂流迦がこそこやれたことを考えると、クレベルを攻略するにはストライカーよりもグラップラータイプの方がよさそう。
 
あの引き込みに対応できるグラップリング力があり、なおかつスタンドでもストライカーに打ち負けない打撃を兼ね備える。
 
「開始直後は打撃で劣勢を強いられる→ゾンビのように復活or下からの組み付きでグランドに引き込む→ポペガー」がクレベルの基本的な勝ちパターンだが、それを防ぐにはグランドに移行してからの展開がめちゃくちゃ重要になる。
 
そう考えると、キックルールで不可思に肉薄、摩嶋一整にグランドで競り勝った金原は打倒クレベルの条件にもっとも合致しているのではないか。
 
 
しかもフェザーに上げて以降の金原はめちゃくちゃ安定している。
2020年2月のビクター・ヘンリー戦はまったくピンとこなかったのだが、現役復帰を果たした2021年10月の芦田崇宏戦では「おお? 何だコイツ?」と思わせる強さを見せた。
 
で、次の摩嶋一整戦で「ちょっと待て。これは相当すごいぞ」と。
 
 
てか、やっぱりあの図体でバンタム級は厳しいですよね。
UFC挑戦を見据えて階級を下げたのだと思うが、復帰するにあたってフェザー級に戻したのは大正解だった(気がする)。
 
言い訳の余地なしの未来vsケラモフ、大番狂わせの鈴木千裕vsパトリシオ、納得の扇久保vsアーチュレッタ。クレベル、ケラモフに対抗できるのって結局金原だけじゃ?
 

金原vsウガール・ケラモフ戦はめちゃくちゃアリ。地味強に駆り出されるのでは? と思ってたけど、本人が希望するなら

そして今回、試合後のマイクでウガール・ケラモフ戦をアピールするという。
 
マジな話、これは全然アリだと思っている。
上述の記事で「立場的に金原がタイトルマッチに絡むとは思えない」「カイル・アグォンやウガール・ケラモフといった地味強との生き残り戦に駆り出されそう」と申し上げているのだが、自らそれを望むのなら話は別である。
 
ケラモフは2020年2月のRIZIN参戦以降4勝1敗。斎藤裕戦での反則連発が悪い印象を残したものの、実力的にはフェザー級トップと比べてもそん色はない。特に牛久絢太郎よりも上では? というフィジカルは脅威。あの馬力を金原がどうさばくかにはかなり興味がある。
 
クレベルが強過ぎてドン引き。牛久絢太郎撃沈。スタンドでのヌルさが付け入る隙とか言われてたのに。打倒クレベルに金原を推してたけど厳しいかもしれんね
 

完全にいじめっ子の勝ち方。性格の悪さがにじみ出た試合運び&コメントが試合前と試合後で逆だよw

表題の通りなのだが、今回の金原正徳は完全にいじめっ子の勝ち方だった。
 
各局面で圧倒しつつもあえて極めにはいかず、じっくりゆっくり休みながら弱らせる→どうにもならないレベル差を見せつけた上で生殺しのまま判定勝利。
 
根本的な性格の悪さがにじみ出た試合運びというか、クラスのヤンキーが後ろの席から消しゴムのカスを投げつけてくるような。担任にも黙認されているいじめっ子がそのまま大人になった姿というヤツw
 
ONE165現地観戦感想。イベントとして楽しかった。人気の秋山成勲、感極まる青木真也。“知らん人同士のゴロゴロ”もちゃんとおもしろい
 
また、インタビューでのコメントもヤバい笑

金原正徳「このカード、自分にとって何の意味があるのだろうと思う」
金原正徳「比べられるのもちょっと嫌だった」
金原正徳「僕には強さしか残っていない」

自分の強さをアピールすると同時に山本空良に立ち直れないレベルのとどめを刺しにいく。
これ系の言葉がスラスラ出てくるのはさすがナチュラル畜生としか言いようがない。
 
試合前の会見では「メインの4人とは持っているものが違う」「その中で自分が一番強い」等、優等生発言に終始していたのに。


パイセンそれ、発言の順番が逆っすよw
「何の意味が~」とか「比べられるのも嫌」は試合前の煽りで使うヤツっすw
 
作り込んだキャラやトラッシュトークではなく、素で言っているのが素晴らしい笑
 
期待通りの安保瑠輝也vs宇佐美正パトリック、激闘のラマザン・テミロフvs征矢貴、意外なアーセン、盤石の摩嶋。突然の席変更に絶望したけどおもしろかった笑
 
U-NEXTの事前動画で金原のことを「いじめっ子の強さ」「悪い力がある」と評していたが、マジでそれw
人が嫌がることをやるのが大好きなんだろうなと思わせる15分間だった。

 


いじめっ子なだけに自分が主役になる試合ではいまいち強さを発揮できないという噂もありますが。
 
 
なおPPVを購入したのはAbema TVです。
 

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