金原正徳vsクレベル・コイケが楽しみすぎる件。RIZINでこれだけワクワクするのは久しぶり。予想もクソもない、金原がんばれ。「僕には強さしか残っていない」にはしびれたよね笑

金原正徳vsクレベル・コイケが楽しみすぎる件。RIZINでこれだけワクワクするのは久しぶり。予想もクソもない、金原がんばれ。「僕には強さしか残っていない」にはしびれたよね笑

先日発表された金原正徳vsクレベル・コイケ戦。
2023年9月24日のRIZIN44(さいたまスーパーアリーナ)でフェザー級5分3Rルールで行われることが決定した。
 
僕もこの試合はめちゃくちゃ楽しみにしていて、お互い怪我なく当日を迎えてくれと今から願っている笑
 
金原正徳が全局面でクレベル・コイケを圧倒。アカン、感動が止まらん。でも石渡パイセンと川口春奈の彼氏の予想を聞いて「勝つかも」とオモタ笑
 
ここ数戦で強さが極まりつつあるクレベル・コイケ。この選手に唯一対抗できそうな日本人として金原を推し続けてきたのだが、正直対戦が実現するとは思えず。
 
現在の金原は勝っても旨味の少ない“地味強マン”の立ち位置。本人もそれを自覚してか、現役生活の集大成としてウガール・ケラモフ戦を希望するなどトップ戦線からは一歩引いたスタンスを貫いていた。
 
ところがクレベルが体重超過で王座をはく奪され、朝倉未来がケラモフに一本負けしたことで状況が変わった。
 
この試合の勝者が年末のタイトルマッチに進むのだと思うが、対戦が発表された際は完全におかしなテンションになってしまった笑


いや、すげえなオイ。
まさかこの局面で金原vsクレベルがくるとは。
 
さすがは榊原のおっさん。
よ~くわかってやがるw
 
RIZINの試合でこれだけワクワクしているのは2021年6月のクレベル・コイケvs朝倉未来戦以来。
僕はクレベルのファンだが、それ以上に金原も好き。今回ばかりは金原を応援させていただく。
 
朝倉未来がクレベル・コイケに失神KOで敗れる。リングならではの決着だったな。勝負論のある好ファイト
 

金原「僕には強さしか残っていない」←これにはしびれたよね。金原のことをおもしろいと思ったことは一度もないけど笑

まず僕は前回の山本空良戦後の金原のインタビューにかなりしびれた。


ナチュラル畜生発言の連発、次戦のケラモフ指名。などなど。
中でも「おお!!」と思ったのが「僕には強さしか残っていない」という言葉。
 
僕は金原のことは好きだが、この人のトークがおもしろいと思ったことは一度もない。
というより、もう少しうまく立ち回ればおいしい立ち位置になれるんじゃないの? と思うことが多々ある。
 
本人のポリシーなのか、根本的なセンスなのかはわからないが、実力の割に注目度が低いのはあの微妙なキャラが影響しているのではないかと。
 
いじめっ子全開の金原正徳が山本空良を寄せ付けず。ナチュラルな性格の悪さが最高過ぎてw 試合前と試合後のコメントが逆だよ笑
 
ところが今回の「僕には強さしか残っていない」はひと味違った。
朝倉未来や平本蓮が塩試合を量産する中、圧倒的な強さを見せつけることで自分に目を向けさせた。
その上でキャラの弱さを逆手に取ったというか、「え? それをあなたが言うんだ?」的なエゴイストっぽさを出してきやがったw
 
世間的なベストバウトがいまだに山本KID戦の金原がここにきて本気の一歩を踏み出した(おっそい笑)。
 

打倒クレベルにはパトリシオのやり方が一番有効。でも、金原がそれをやれる感じはしない

今回のクレベルvs金原戦の展望をわからないなりに考えてみるわけだが、とりあえず打倒クレベルに一番有効なのは昨年大晦日のパトリシオ・ピットブルだと思う。

一定の距離をキープしてクレベルのタックルを切りまくる。
ひたすらカウンターを合わせまくってスタンドを強要、倒されてもすぐに立ち上がる。
 
何だかんだでクレベルは自分の形でグランドに入ることがほとんどできず。
パトリシオと打撃で勝負“させられる”展開が最後まで続いた。
 
ただ、これはパトリシオだからできたという部分は大いにある。
朝倉未来を始め多くの選手がクレベルにスタンドでのカウンター勝負を挑んだが、試合中盤までにはしっかりグランドに引き込まれている。
 
スタンドでの打撃、倒されてもすぐに立つ身体の強さ、クレベルに引けを取らないグランド等、すべてを高次元で兼ね備えるパトリシオだからこその結果だった(と思う)。
 
RIZIN vs Bellator全面対抗戦でRIZIN勢が全敗。クレベルと武田の試合でRIZINの現在地がわかった気がしたよ。スーチョルもサトシも惜しかった。扇久保は…
 
で、金原がパトリシオと同じことができるか? というとこれはちょっと難しい(と思う)。
 
過去の試合を観る限り金原はタックルを切って立ち続けるよりグランドで勝負するケースが多い。必ずどこか(割と早い段階)でグランドに移行すると思われる。
 
だが、そこでクレベルに一本を許す感じはしない。クレベルはコーナー付近で下から引き込む→ポベガー!! の流れが基本の勝ちパターンだが、さすがに金原相手にポベガーするのは難しい。摩嶋一整vs金原戦のように両者がグランドでグネグネする時間が続くのではないか。
 

スタンドでは金原が一枚上手? 頭の位置が動かない&まっすぐ下がる悪癖があるけど、クレベルの打撃なら大丈夫じゃないの?

一方スタンドの攻防だが、こちらはやはり金原が一枚上手かなと。
1発の精度、威力、距離の設定、その他。KNOCK OUT時代の不可思と互角に渡り合った金原がクレベルに劣るとは思えない。
 
だが、過去の試合を観ると金原のディフェンスのヌルさが目に付く。
 
TKO負けを喫したビクター・ヘンリー戦、現役復帰を果たした芦田崇宏戦を眺めてみたが、どちらも危ないタイミングでパンチを被弾するシーンが目立つ。

この選手は基本的に前後の距離で勝負するタイプで横の動きはあまり多くない。その上頭の位置がほとんど変わらない。
相手の真正面に立つ&まっすぐ後ろに下がる分、思い切り踏み込まれると避け切れずにモロに被弾する。
 
ビクター・ヘンリーにはロープ際でスコーンといかれてダウン、芦田崇宏戦でもバックステップが間に合わずに顔面を跳ね上げられている。2009年の山本KID戦でも棒立ちの状態で顔を揺らされるシーンが散見される。
 
要するに踏み込みの鋭さとストレート系の長いパンチを兼ね備えた選手との相性はあまりよくない(気がする)。
 
 
と言いつつ、クレベルの打撃にそういうイメージはない。
妙なタイミングと当て勘、謎の回復力が持ち味だが、正面に立つ相手をまっすぐ切って落とす軌道とは少し違う(気がする)。
 
さらに最近のクレベルは無駄に打ち合うことはせずにさっさとテイクダウンを狙う割り切りがある。
上述の通り今回もスタンドの時間はあまり長くならない、早い段階でグランドの攻防が発生するのではないかと。
 
クレベルが強過ぎてドン引き。牛久絢太郎撃沈。スタンドでのヌルさが付け入る隙とか言われてたのに。打倒クレベルに金原を推してたけど厳しいかもしれんね
 

金原が勝つにはスタンドで有効打を当てることが重要? グランドではクレベルの方が若干上な気ががが

諸々を加味すると、この試合で金原が勝つには
・スタンドの(短い)時間内に有効打を当てられるか
・グランドでどこまでクレベルと張れるか
かなぁと。
 
スタンドで有利なのは金原だが、恐らくクレベルはそこには付き合わない。
キワの部分で1発効かせられれば一気に流れを引き込めるが、それができるか。
逆に顔面を跳ね上げられる悪癖が出るようならマジでシャレにならない。
 
 
過去の対戦相手を比較すると、
○vs摩嶋一整
・クレベル:2R一本勝ち
・金原:終始コントロールした上での3RTKO勝ち
 
○vs芦田崇宏
・クレベル:1R一本勝ち(2015年)
・金原:スタンドの打撃で2RTKO
 
何の参考にもならない三段論法でいくと、グランドの強さは「クレベル10-8.5金原」とか、そんな感じだろうか。
 
 
たとえば3Rのどこかで金原が打撃でダウンを奪ったとして。
それ以外の時間をクレベルがグランドでわずかにリードすると考えると……。
 
有効打の比率が高いRIZINの判定基準を踏まえると、わずかに金原が有利になる? のか?
 
クレベル・コイケvs萩原京平はさすがの僕も厳しいなとオモタ。打倒クレベルの可能性が一番ありそうなのって実は…
 

勝敗予想は希望も込めて金原の判定勝利。でも、勝負どころでコケるのも金原の持ち味?

恐らくこの試合でクレベルの一本勝ちはない(と思う)。
金原の負けパターンはスタンドで顔面をスコーンされることだが、クレベルの打撃でそれは起こらなそう。
もっとも時間が長くなる(と思われる)グランドではクレベルがややリードか。
 
繰り返しになるが、金原が勝つにはスタンドの攻防で1発入れられるかが重要になる。
 
僕のクレベル・コイケ is Back。佐々木憂流迦にバックチョークの一本勝ちウェーイ。フィジカルお化け倉本一真も復活のTKOすごかった
 
スタンドで金原が1発入れれば金原有利。
それができない場合はクレベル。
大穴として、クレベルがスタンドで顔面に1発入れるパターン。
 
どちらにしてもグランド中心の、いわゆる“ドロドロのMMA”と呼ばれる試合になるのではないか。
 
 
というわけで僕のグダグダ予想(希望)は金原の判定勝利
仮に金原が負ければそのまま引退も考えられるのでどうにか踏みとどまってもらいたい。
 
でも、ここぞの勝負どころでコケるのも金原の持ち味だったりww
 
 
てか、こんなクソ展望などかすりもしないくらいの超絶展開にも期待しております。
 

Advertisement

 


 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!