僕のクレベル・コイケ is Back。佐々木憂流迦にバックチョークの一本勝ちウェーイ。フィジカルお化け倉本一真も復活のTKOすごかった【2022.2.23 RIZIN TRIGGER 2nd感想】

僕のクレベル・コイケ is Back。佐々木憂流迦にバックチョークの一本勝ちウェーイ。フィジカルお化け倉本一真も復活のTKOすごかった【2022.2.23 RIZIN TRIGGER 2nd感想】

2022年2月23日に静岡県・エコパアリーナ静岡で行われた「RIZIN TRIGGER 2nd」。
メインイベントではボンサイ柔術のクレベル・コイケが佐々木憂流迦と対戦。2R3分33秒一本で勝利し、2021年6月の朝倉未来戦以来の復帰戦を飾っている。
またセミファイナルではバンタム級GPに出場した倉本一真が加藤ケンジを1R4分15秒TKOで下し、前回の敗戦を払しょくするパフォーマンスを見せた。
 
 
RIZINの新シリーズとして2021年11月にスタートした「TRIGGER」。初めてケージファイトを採用した大会であり、今回がその2度となる。
 
前回のTRIGGERは対戦カードにあまり興味がわかなかったせいでリアルタイム視聴を見送ったのだが、今回は(僕が好きな)クレベル・コイケと倉本一真が出場するということもあって初視聴に踏み切った次第である。
 
で、結果的に両者とも素晴らしいファイトだったというのが率直な感想である。
 
平本蓮は結果を出して高笑いするしかない。アンチがてっぺん超えて同情票に振れてる今の状況は最悪だわ。鈴木千裕に漬けられ2連敗
 

〇倉本一真vs加藤ケンジ×(1R4分15秒TKO)

まずはこの試合。
2021年6月にアラン・ヒロ・ヤマニハに敗れて以来の復帰戦を迎えた倉本一真が加藤ケンジに1RTKOで勝利した一戦。
 
バンタム級GP答え合わせ&皇治vs白鳥、矢地vs川名、吉成vs誓。金太郎vs伊藤空也、倉本一真vsヤマニハ。地味におもしろい試合が多かった
 
レスリング、グレコローマン出身で2017年に総合に転向した倉本一真。
圧倒的なフィジカルと身体能力の高さを活かした野性的なファイトが印象的で、バンタム級GPでは個人的にかなり期待していた選手である。
ただ、1回戦のアラン・ヒロ・ヤマニハ戦ではヤマニハの打撃に対応できずに序盤から劣勢を強いられ判定負け。スタンドでの打ち合いに穴があることを露呈した試合となった。
 
それを受けての今回、持ち前のフィジカル、ポテンシャルの高さを再び発揮できるかに注目していたわけだが。
 
結果は終始圧力をかけまくった末にグランドで膝を連打してのTKO勝利。
ほぼ何もさせずに勝ち切った試合だった。
 
 
ああ、なるほど。
さすがはレスリング出身のフィジカルお化け。
ホームの修斗では岡田遼以外に負けていない&この圧倒的な勝ち方を見せられると、国内主要団体の王者クラス以外が倉本一真に対抗するのは相当難しいのではないか。
 
クレベル・コイケvs萩原京平はさすがの僕も厳しいなとオモタ。打倒クレベルの可能性が一番ありそうなのって実は…
 
加藤ケンジの試合を観たのは2020年8月の山本アーセン戦のみだが、戦績を見ると魚井フルスイングや金太郎に負けている。もちろん相性やタイミングもあるとは思うが、いわゆる国内王者クラスからは一段落ちるのかもしれない。そのレベルの選手が倉本一真の馬力をまともに受け止めるのは困難を極めるのだろうと。
 
ただ、それでもスタンドでの打撃はまだまだヌルさが目立つ。
前回同様、がら空きの顎にフックをもらうシーンもあったし、ヤマニハ戦のようにフィジカルで押し切れない場合は苦戦を強いられる可能性もありそう。
 
何とも言えないところだが、トップどころとの対戦でどこまでやれるかをもう一度観てみたい。たとえば2021年大晦日に金太郎に勝利した元谷友貴とか?
 
予想外だらけのRIZIN33。八百長? あり、純粋なMMAあり、最強幻想あり、ベラトール表明あり。シバター、天心、パク・シウ、サトシ、カズJr.その他感想
 
てか、改めて倉本一真はいいですよね。
レスリング出身の強フィジカルと身体能力を全面に出した野性的なファイトは完全に僕好み。オリンピックやそれに準ずる選手のポテンシャルの高さと本人の気持ちの強さが相まってワクワクが止まらない。
レスリングの実績だけで言えば太田忍の方が上だが、どちらが好みかと聞かれれば断然倉本一真である。
 

〇クレベル・コイケvs佐々木憂流迦×(2R3分33秒一本)

そしてメインイベントのクレベル・コイケvs佐々木憂流迦戦について。
 
僕は2020年大晦日に初めてクレベル・コイケの試合を観て「何じゃコイツ、超強え!!」となったわけだが、そこから期待通りに勝利を重ねる姿に毎回テンションが上がっている笑
 
 
昨年6月の朝倉未来戦では朝倉勝利を予想したものの、結果は見事に大外れ。三角締めで白目をむいて失神する朝倉の姿はなかなかのインパクトだった。
 
朝倉未来がクレベル・コイケに失神KOで敗れる。リングならではの決着だったな。勝負論のある好ファイト
 
だが、そこから負傷や運営側とのゴタゴタもあってブランクを作る羽目に。感情的になった榊原のおっさんが記者の前でクレベルを糾弾するなど、両者の溝の深さを感じさせた。
僕自身、一連の会見やクレベル側のインタビュー記事を読んで「ああ、これはもうRIZINでクレベルの試合を観ることはなさそうだな」と思っていた。
 
ところが2021年末に状況は一変。大晦日の大会後にクレベルと榊原のおっさんが揃って会見に臨み、クレベルの復帰戦が発表されるという。
 
神妙な表情で感謝と反省を述べるクレベルに釈然としない部分もあったが、とにかくRIZIN離脱という最悪の事態だけは避けられてよかった。
 

クレベルはやっぱりクレベルだった。勝ちパターンも見えてきたので案外チャンスはありそう?

実際の試合だが、クレベル・コイケはやっぱりクレベル・コイケだった。
 
引いて待ち構える憂流迦を序盤から持て余し、バックステップしながらのカウンターで豪快に尻もちをつかされる。
 
・組みついてグランドに引き込む
・下になっても一発で極められる
のがクレベルの強みだと思っているが、憂流迦はそれをさせないためにとにかく遠い位置でのスタンド勝負にこだわった。
これは前回の朝倉未来も実行した作戦だが、今回の憂流迦はより高いレベルでそれを踏襲していた(気がする)。
 
クレベル攻略として毎回挙げられるのが2018年12月のマステム・ガムロット戦だが、要するにクレベルに勝つにはアレが最適解なのだろうと。
 
・組み付かれない間合いでの打撃勝負
・クレベルに射程に入らせないフィジカル
・強引に前に出てきた際のカウンター
・簡単にグランドに引き込まれない身体の強さ
・下からの極めを狙うクレベルを上から潰す馬力
 
中でもクレベルに射程に入らせない、近寄らせないフィジカルと下からの極めを上から押し潰す馬力はめちゃくちゃ大事。この2点を兼ね備えていたガムロットは最後までクレベルに自分の形を作らせることはなかった。
 
逆に朝倉未来も今回の佐々木憂流迦もこの部分が足りなかったと言えそう。
両者ともカウンターで迎撃しつつ遠間で勝負する展開には持ち込んだものの、結局2Rに捕まって一本負け。朝倉にはクレベルを上から潰す馬力、レスリング力がなく、憂流迦の打撃はクレベルの出足を鈍らせるほどではなかった。
 
改めて振り返ってみると、カイル・アグォン、朝倉未来、佐々木憂流迦の3人はいずれも「序盤の打撃勝負で1発当てて効かせる→タイミングを覚えられて組み付かれる→グランドで一本負け」というパターンで沈んでいることがわかる。
 
吉成名高、井上直樹、クレベル・コイケ、倉本一真。RIZIN26で衝撃を受けた試合振り返り。やっぱり2週間の隔離は影響デカいよな
 
RIZINが3Rであること(KSWは5R)、クレベルの勝ちパターンが比較的似ていることを考えれば、少しの工夫で勝機が生まれそうにも思えるのだが……。
 

ケージよりもリングの方が強いんじゃないかな。打倒クレベルを果たせそうなのは…

あと改めて感じたのが、この選手はやはりケージよりもリングの方が強いように思う。
 
得意の組みつき→グランドに引き込む展開を作るには比較的近い間合いに入る必要がある。だが、広いケージの場合はその作業に若干手間取っている印象。
敗戦を喫したガムロット戦もそうだし、今回の憂流迦戦もそう。リングファイトの朝倉未来戦では朝倉をコーナーに押し付けてスルスルっと絡みつきそのまま引き倒したが、壁の凹凸が少ないケージではそれができず。グランドに引き込むまでにモタモタさせられた。
 
 
ついでに言うと、ここ最近のクレベルの相手が全員サウスポーなのも気になる。
・マテウス・ガムロット(2018年12月)
・西浦“ウィッキー”聡生(2019年9月)
・カイル・アグォン(2020年12月)
・摩嶋一整(2021年3月)
・朝倉未来(2021年6月)
・佐々木憂流迦(2022年2月)
 
さらに2015年6月の芦田崇宏、2016年4月の矢地祐介など。何とも言えないところだが、クレベルはサウスポーとの対戦を得意としている可能性もありそう。
 
RIZIN35現地観戦感想。久々のケラモフに期待の上田幹雄、圧倒的陽キャのスパイク・カーライルその他。ついでにグスタボvs矢地の感想も
 
現状、打倒クレベルの条件として思いつくのは
・リーチが長くカウンターが得意
・馬力がある
・レスリング力がある
・強フィジカル
・右構え
こんなところだろうか。
ほとんどコンプリートファイターじゃねえかという噂もあるが笑
 
条件に合致した選手としては堀江圭功なんかおもしろいと思うんですけど、どうなんでしょうね。
もちろん舞台はケージで。
 
 
と言いつつ、こういう適当な妄想ができるのもクレベル・コイケがRIZINを離脱しなかったからこそ。
改めて戻ってきてよかった&ナイスファイトである。
 

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