日本vsチュニジア感想。“個の力”で圧倒する日本、改めて強い。チュニジアは日本の圧が強すぎて糞詰まりに。1対1で歯が立たず、苦し紛れのバックパスでピンチを広げる【サッカーW杯2026 1次リーグF組2戦目】

日本vsチュニジア感想。“個の力”で圧倒する日本、改めて強い。チュニジアは日本の圧が強すぎて糞詰まりに。1対1で歯が立たず、苦し紛れのバックパスでピンチを広げる【サッカーW杯2026 1次リーグF組2戦目】

サッカーW杯2026、北中米3カ国大会に出場中の日本代表が6月20日(日本時間21日)にメキシコのエスタディオ・モンテレイでチュニジアと対戦(1次リーグF組2戦目)、4-0で勝利している。

 
初戦でオランダと2-2で引き分けた日本。
 
2戦目のチュニジアはオランダに比べればやや格が落ちるとのこと。
戦術的には引いて守る相手をどう崩すか、カウンター狙いのロングパスをいかに防ぐかが重要になる。
 
恐らくチュニジアの作戦はロースコア勝負。カウンター1発での逃げ切りを狙ってくると予想される。
日本がそこをどう崩すかに注目していた次第である。
 

前半終了時点で「これは大丈夫だな」と。日本が1位通過するには次戦も圧勝が必須?

この日は前半の途中から視聴をスタート、外出の予定があったため前半終了までしか観ていない。
その時点で2-0で日本がリードしており、帰宅して結果を確認したところ4-0で勝っていた。
前半が終わった時点で「これは大丈夫だな」と思ったのだが、その通りの結果となっている。
 
なお日本がグループFを1位通過するには次戦(スウェーデン戦)での大差勝利が必須らしい。
1位通過を争うオランダはチュニジアと対戦するが、予選敗退が濃厚なチュニジアがどれだけやれるかは未知数。
とにかく1点でも多く得点&極力失点を少なくすることが1位通過の条件になりそうである(知らんけど)。
 

強者側の立ち回り。前回はオランダとがっぷり四つで勝負する光景に驚いたけど…

いきなり予選通過の皮算用から始まったが、気を取り直して試合の感想を。
 
率直な感想としては、
「改めて日本が強い!!」。
 
前回は強豪のオランダと“普通に”勝負する、がっぷり四つで組み合う光景に「日本強い」となったが、今回は少し違う。
立ち回り、試合運びが完全に“強者側”であることに驚かされた。
 
日本vsオランダ感想。強豪相手に“普通にやれてる”時点で日本は強い。4年前とは別チームレベルでの進化。高度にシステム化された近代サッカーを肌で感じたよ
 

本田圭佑が言っていた「個の力」。ピッチ上にボールは1個だから1対1は絶対発生する

この日は前半の途中から観始めたと申し上げたが、視聴開始とともに思ったのが選手個人の力量差が大きいこと。
1対1の局面で日本はチュニジアを圧倒、チュニジアの選手はボールを持っても前に進めない、相手の前進をなかなか止められないせいでそのつど後手に回る。
 
これはいわゆる本田圭佑がかつて強調していた「個の力」である。
個人のスキル向上がなければどれだけ組織力アップを叫んでも勝負にならない。
 
当たり前だがピッチの中にボールは1個。
つまり、ボールを持てばどこかで必ず1対1が発生する。
その局面でペラペラのフィジカルでは吹っ飛ばされて終わり、1対1で勝負できる力量、技術がなければ組織もクソもない。
 
「会社に頼らなくても生き抜ける実力を~」といった格言として扱われることが多い「個の力」だが、ぶっちゃけそれは後付けである。
 
当時の本田が言っていたのはもっとロジカルで現実的な話。
選手個人の力量が上がらないとお話になりませんよ、組織どうこう言うのは次の段階ですよと。
 
 
そして今回、日本の選手は個人の力量、1対1でチュニジアを圧倒していた。
そこに驚かされたと申し上げている。
 
東京ヴェルディvsジェフユナイテッド市原・千葉戦現地観戦。地味ぃ~な試合でしたね。ジェフのサイド攻撃をヴェルディの堅守が封じる。味スタのバックスタンドが逆光過ぎてw
 

無遠慮にプレッシャーをかける日本。裏に出られても止められる自信があるんだろうね

当初の予測通りチュニジアは全体的に引き気味のポジショニング。
個々の力量が大きいためになるべく接触を減らしたい。
低い位置でボールを回す→縦パスを出すタイミングを測るわけだが、日本が無遠慮にプレッシャーをかけてくるのでなかなかきっかけを掴めずにいる。
 
対する日本は「裏に出られても大丈夫」という自信、安心感のおかげで早めにスペースを潰して苦し紛れのパスを出させることが可能。
裏に出られた途端にスピードのある選手が切れ込んでくるオランダ戦とは大違いである。
 
で、結果として深い位置で1対1が発生→糞詰まり状態でのバックパスを誘発、もしくは競り合いでボールを奪う流れが確立される。
 

あんなにきれいにパスが回るなんてあるんだね。改めて個の力で上回っていたのが要因

攻撃面もそう。
チュニジアが引いて守る分、日本は中央のスペースを広く使える。
最後尾だけでなく中央~相手陣でのパス回しが機能し、なおかつボールを受けた選手が前を向く余裕もある。味方を走らせるのか、自分でいくかの選択ができる状態が続く。
 
前半の上田綺世のシュートなどは典型的で、ドリブルであそこまでスピードに乗れる&しっかり足を振り抜ける余裕があることが驚き。
後半の3点目、4点目も、あれだけきれいにパスがつながること自体がオランダ戦では考えられかった。
 
それらの一番の要因はやはり個の力で上回れたことだと思っている。
1対1で負けない、圧倒できるおかげで常に先手を取ることが可能。
 
サイドのプレイヤーがライン際をドリブルでぶち抜く、ディフェンスを置き去りにするシーンが何度あったか。
 
申し上げた通りこの日の日本は完全に強者側の立ち回り、上から目線の試合運びを見せていた。
 
町田ゼルビアvs鹿島アントラーズ、百年構想リーグ第7節現地観戦。俺たちの黒田剛監督のパワハラ報道があって興味が湧いた試合。平日夜に観客4万人超えはすごいんでない?
 

チュニジアはいきなり失点して浮足立った? 鎌田のヒールシュートのインパクトが強すぎた

なお帰宅後に見逃し配信で視聴したところ、チュニジアは開始早々の失点が痛かった気がする。
 
繰り返しになるが、チュニジアの狙いはロースコア勝負。
後半まで0-0で粘り、縦のロングパスから1点を奪ってそれを守り切る。
前回大会で日本がスペインやドイツ相手に実行した弱者の兵法である。
 
だが開始3分半でいきなり先制を許す、それもサイドからのクロスをヒールでゴールされるという意味不明な失点によってチーム全体に動揺が広がった。
 
開始直後はいい動きをしていた(と思う)が、あの失点から「引くか、詰めるか」の判断に遅れが生じていた(気がする)。
それこそ2点目の上田綺世のシュートも早めに詰める選択肢もあったのではないか。
鎌田大地のヒールシュートはそれだけのインパクトを与えたと想像する。
 

走り疲れ、攻守の切り替えの遅れもなく。ピッチ横で立ち尽くすチュニジアの監督が…

前半終了時点で「これは大丈夫だな」と思ったと申し上げたが、唯一懸念していたのが走り疲れ。
相手陣で圧をかけ続けたことが影響して後半に出足が鈍らないか。
 
またDAZNの解説が言っていたように攻守の切り替えの際に遅れが発生しないか。圧倒ゆえの緩みというか、急なピンチに切り替えがワンテンポ遅れるパターンである。
 
だが、それらがすべて杞憂に終わったことを見逃し配信で知る。
 
チュニジアは後半から攻勢を強めて勝負をかけてきている。
最初の15分で2-1に→終了間際に1点取って引き分けに持ち込む算段だったと思うが、危なかった(と言える)のは後半開始早々に右サイドを攻められたところくらい。
チュニジアは枠内に飛んだシュートがゼロ本とのことで、日本のディフェンスがいかにがんばっていたかがわかる。
 
前半は大声で選手を鼓舞していたチュニジアの監督も、最後の方は呆然とピッチ横に立ち尽くすのみとなっていた笑
 
FC町田ゼルビアvsFC東京現地観戦。本日も正義を執行!! 俺たちのスター黒田剛はリアリストであり軍曹でもある笑
 

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印象的だったのは冨安健洋。10番ハンニバル・メイブリを完全に封じた

そしてこの日もっとも印象に残ったのは22番の冨安健洋。
10番ハンニバル・メイブリを封じた守備力はさすがである。
 
ハンニバル・メイブリはチュニジアの要注意プレイヤーとして注目していたが、正直僕の記憶にはコカされているシーンしか残っていない。
 
スペースに走り込むスピード、的確なタイミングで前を向く、決定機を作る技術を兼ね備えた選手らしいが、冨安はハンニバルがボールを持つ直前に距離を詰めることで動きを封じてみせた。
 
後半開始早々の(唯一の)チャンスでもしっかりとコカされていたし、時間が経つにつれて苛立ちがはっきりと伝わってきた。
 
 
2013年6月の会見で本田圭佑が発した

「日本のストロングポイントはチームワークだが、それぞれが自立した選手になって個を高められるかが重要」

という言葉から13年。
 
「本田「自立していかに個を高めるか」=日本代表、ブラジルW杯出場決定会見」
 
グループリーグ内に明確に“格下”と呼べるチームが2チーム。
大差勝利が必須条件の中、弱者の兵法で向かってくる相手を“個の力”で圧倒する光景は感慨深いものがある。
 
 
まあ、前回も申し上げた通り僕は4年に1度しか代表の試合を観ないんですけどね笑
 

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