レイマート・ガバリョってカッコいいんだよな。ロドリゲスの対戦相手候補に。ロドリゲスvsドネアよりも好きかも。WBC暫定王座戦になるとか?

レイマート・ガバリョってカッコいいんだよな。ロドリゲスの対戦相手候補に。ロドリゲスvsドネアよりも好きかも。WBC暫定王座戦になるとか?

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2020年12月19日(日本時間20日)、米・コネチカット州で予定されていたWBC世界バンタム級王座決定戦。出場を予定していた元5階級制覇王者ノニト・ドネアが新型コロナウイルスに感染したことで出場を取りやめ、アンダーカードに出場が決まっていた元WBA同級暫定王者レイマート・ガバリョが代役として名前が挙がっているとのこと。
 
ガバリョの勝ちもなくはない? かな? ロドリゲスはトレーナーが井上パパを恫喝してから運が一気に離れていったよな
 
この試合は当初、WBC王者ノルディ・ウーバーリとドネアの対戦が組まれていたが、11月上旬にウーバーリのコロナ感染が判明。急遽元IBF王者エマヌエル・ロドリゲスの出場が発表されていた。
 
ところがドネアのコロナ感染により、今度はレイマート・ガバリョvsエマヌエル・ロドリゲス戦の可能性が浮上。暫定王座戦となる算段とのことで、ガバリョにとっては2018年以来の王座に返り咲くチャンスとなる。
 
「“ドネアの代理”は任せろ WBA1位陣営はロドリゲス戦希望「試合は同じ日、問題ない」」
 

ロドリゲスvsガバリョはアガるわ〜。ドネアは気の毒過ぎるけど

エマヌエル・ロドリゲスvsレイマート・ガバリョのWBC暫定王座戦!!
 
王者ノルディ・ウーバーリに続き、ノニト・ドネアまでもが……。新型コロナウイルス感染による試合中止、出場選手の交代はもはや避けては通れない状況だが、まさかタイトルマッチに出場予定だった選手が2人とも同じ理由で離脱するとは。
 
ただ、エマヌエル・ロドリゲスvsレイマート・ガバリョ戦というのはなかなか……。
 
以前にも申し上げたが、僕は王者ノルディ・ウーバーリにはあまり興味がない
12月にドネアの挑戦を受けると聞いた際も「へえ〜、そうなんだ」「ま、がんばって」という感じでちっともテンションが上がらず。
 
仮に勝者が井上尚弥との統一戦に進むとしても、ドネアvs井上尚弥はすでに一回観た。それ以上にウーバーリvs井上尚弥に関してはいっさいそそるものがない。どちらが勝とうがどうでもええわと思っていた次第である。
 
ところがウーバーリの代役としてエマヌエル・ロドリゲスが起用されると聞き、「おお、マジか」と。一気にこの試合に注目する気になっていたところ……。
 
ノニト・ドネアの相手がロドリゲスに変更? ようやく興味が出てきたかな。ウーバーリは気の毒だけど、いまいちそそられなかったのよね
 
今度はドネアが離脱。
で、同興行に出場予定の元WBA暫定王者レイマート・ガバリョがドネアの代わりにロドリゲスと対戦するかもしれないと。
 
いや、そりゃすげえ!!
井上尚弥に負けて以降、不運続きのロドリゲスにとっても願ったり叶ったりだろうし、暫定とはいえ王座戦になるのであればなおさら。
 
はっきり言って、僕にとってはロドリゲスvsドネアよりもさらにそそる試合である。
 
まだ本決まりではないようだが、何とか実現していただければと思う。


ちなみに僕は阪神ファンではない。
 

レイマート・ガバリョの剛腕にびっくりした。怖いもの知らずのフルスイングで相手をなぎ倒す

僕がレイマート・ガバリョの試合を初めて観たのは2019年2月のvs中村優也戦。
 
フリーランスボクサーの中村選手に2RTKO勝利を挙げたわけだが、パワフルでどう猛な前進と豪快なフルスイングにめちゃくちゃ驚かされた。
 
何と言うか、ここまで躊躇なく腕を振れる選手というのは本当にすごい。
 
恐らく見る人が見れば力み過ぎと感じるだろうし、実際にパンチの軌道もかなり外旋回。ガードが甘い上に打ち終わりに大きくバランスを崩すシーンも目につくなど、全体的に洗練されているとは言い難い。
 
また、腕を目いっぱい振れる位置では強さを発揮するものの、近場での差し合いでは自分のリーチを持て余す印象。
もしかしたらこの先、対戦相手のレベルが上がるにつれて接近戦でゼーハーさせられる試合が増えていくのではないか。それこそS・バンタム級王者のレイ・バルガスと似たような感じで。
 
ただ、1発1発の威力と馬力、勢いは文句なしに凄まじい。若さゆえの無鉄砲さを兼ね備えた剛腕ファイターというか、いわゆる“生物的に強い”類の選手かなと。
 
エロール・スペンスがうまかったなオイ。ダニー・ガルシアにカウンターのチャンスを最後まで与えず。なお、おもしろい試合ではない
 
2018年3月にはWBSSトーナメントでノニト・ドネアと対戦したステフォン・ヤングに勝利してWBA暫定王座を獲得していることからも、王者級の実力者であるのは間違いない。
 
サウスポーで上体をクネクネ動かすタイプのヤングを若干攻めあぐねたようだが、少なくとも元IBF王者の前に立つ資格は十分と言える。
 

ガバリョってカッコいいんだよな。殺気を見せずに“淡々と”相手をボコる姿はマジで「アサシン」だよね

そして、この選手は何よりカッコいい
 
上述の中村戦以降、ガバリョの試合をあれこれ漁ったのだが、いや〜、やっぱりいいっすわ。
 
躊躇のないフルスイングや豪快なKOはもちろんだが、リング上での佇まいがめちゃくちゃカッコいい。
 
ずんずん相手に近づき、無造作に両腕を振る背中からはほとんど殺気が感じられず、“淡々と”相手をボコるイメージ。
コーナーに戻る際の表情や試合後に見せる笑顔が少しだけK-1の不可思っぽくもあり、顔面偏差値の高さも兼ね備える。
 
ニックネームが“アサシン”とのことだが、なるほど。確かにそんな感じ。だが、いったんリングを降りれば恐らくナイスガイな陽キャタイプなのだろうと。
 
僕は元L・ヘビー級王者のセルゲイ・コバレフが大好きなのだが、あの選手とはまた違った魅力がレイマート・ガバリョにはある。
 
 
あとはアレだ。
若干OPBF王者の栗原慶太とファイトスタイルが被るんですよね。
 
もちろん栗原よりもガバリョの方が野生的だが、異様に伸びる右やディフェンス面の甘さなど、共通点も多い気がする。
 
2021年1月の栗原慶太vs井上拓真戦は栗原の勝利が決定しているわけだが、どこかのタイミングで栗原とガバリョが絡んでくれれば最高である。
 
井上拓真vs栗原慶太のOPBFタイトルマッチだって。1ミクロンも思い入れがない両選手だけど、おもしろそうな試合ではあるよね
 

ガバリョの剛腕かロドリゲスのカウンター、どちらのパンチが先に当たるか。決着は早そう?

肝心の試合についてだが、率直に申し上げてよくわからない。
 
これまで通りガバリョが剛腕でねじ伏せてしまう気もするが、ロドリゲスのカウンターが連打の合間を縫って炸裂しそうでもある。
 
申し上げたようにガバリョは接近戦があまり得意ではなさそうだが、それはロドリゲスも同様。ロドリゲスの方が若干間合いが近いものの、どちらにしてもお互いのパンチが中間距離で交錯するスリリングな展開になると思われる。
 
すべてのパンチにナチュラルにカウンターを合わせるロドリゲスと、防御も打ち終わりも気にせずひたすら腕をぶん回すガバリョ。
 
ガバリョのスイングにロドリゲスが萎縮して亀になればガバリョ有利。
だが、ロドリゲスが早々にタイミングを掴んで内側からカウンターをねじ込めばロドリゲスの勝利が濃厚となる。
 
どちらのパンチが先に当たるかの勝負というか、何となく井上尚弥vsロドリゲス戦と似たような流れになりそうな……。
ジャブの精度やコンビネーションの正確性を考えると、ロドリゲスが優勢かなぁ。
などなど。
 
まだ正式決定ではないので勝敗予想はやめておくが、前半から中盤までに決着がつきそうな気がする。
 
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ戦実現を願う会解散とともに中谷正義のフェリックス・ベルデホ戦での勝利を願う会発足を宣言します
 
というわけで、正式決定+無事に試合が開催されることを心底願っている。
 
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