中谷正義vsフェリックス・ベルデホ戦実現を願う会解散とともに中谷正義のフェリックス・ベルデホ戦での勝利を願う会発足を宣言します【予想・展望】
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決定間近か? と言われていた試合が正式発表された。
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ in 米・ネバダ州ラスベガス。
日時は2020年12月12日(日本時間13日)、場所は先日井上尚弥vsジェイソン・モロニー戦が行われた会場と同じMGMグランド・ザ・バブル。
試合は10回戦で行われる予定で、フェリックス・ベルデホは現在IBF世界ライト級5位。一方、復帰戦に臨む中谷正義はWBO世界同級14位にランクインしている。
スピードもパワーもセンスもベルデホの方が上だけど、勝ったのは中谷正義なんですよ。やっぱり中量級以上の日本人には気持ちが入るよね
なお、例によってこの試合はWOWOWエキサイトマッチで中継されることが決定しており、13日午後0:00頃からの配信となる。
ゴロフキンvsシェルメタ戦まであと少し。シェルメタいい選手だけど、さすがにゴロフキンは勝たなきゃダメな試合だろうな
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ戦の(僕の)注目度は井上vsモロニーにも勝るとも劣らない。日本中量級の希望なのである()
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ!!
いや~、ヤバいっすね。
ようやく正式決定したというか、ずーっと待っとったぞお前というか。
2019年7月のテオフィモ・ロペス戦で引退して以降、いつ現役復帰するんだろうと思っていた中谷正義がついに帰ってくる。
しかも相手はフェリックス・ベルデホ。ロンドン五輪出場経験を持つ元トップアマで、デビュー当時は“フェリックス・トリニダード二世”を期待されていた選手である。
恐らくトップランクとしては、近い将来ベルデホをトップ戦線に絡ませたいのだと思うが、逆に中谷正義がこの試合に勝てばすべてのチャンスを手にできる。
本人的にもこういうチャンスがあるかどうかが現役復帰の条件だったはずで、その相手がフェリックス・ベルデホなら申し分ない。
正直、井上尚弥vsジェイソン・モロニー戦以降、日本人絡みの世界戦でそそるものが一つもなかったのだが、今回の中谷正義vsフェリックス・ベルデホは僕にとっては井上戦に勝るとも劣らない。
日本人選手が跳ね返されてきた中量級においての数少ない希望というか、S・ライト級の平岡アンディと並ぶ期待感である。
・京口vsタノンサック
タノンサックの監禁中にプロモーター自らがコロナ規定違反で罰金・中谷vsマグラモ
マグラモ2週間隔離・井岡vs田中
井岡にリスクがデカ過ぎ・寺地vs久田
寺地が泥酔→不法侵入&器物破損井上尚弥以降、誇張抜きで日本人絡みの世界戦で僕の中で値する試合が一つもない。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) November 25, 2020
てか、拳四朗なんて反社行動によって表舞台から消えそうですからね。世界戦どころじゃねえっつー話。
平岡アンディいいね~w エドワーズを4RTKOで沈めてラスベガス2連勝。今のところ変なしがらみがないのがいいよな。今後もこの調子でがんがってね
左の多彩さと長身が特徴の中谷正義。でも、全体的に派手さが足りずに明確なラウンドが少ないかな…
で、実際の試合展開を適当に考えてみるわけだが。
僕はもともと中谷正義に対するバイアスが強い(テオフィモ・ロペス戦以前から)人間で、今回の試合も当然中谷贔屓で見ている。
と言うより、もはや中谷正義の勝利を大前提に考えることしかできないので、その辺を加味していただければ幸いである。
Oh! インドンゴさん…。イエレウシノフに2RTKO負け。もう少しがんばると思ったけどな。だんだんKOラウンドが短くなっとる
まず中谷正義の特徴についてだが、この選手の長所は何と言っても左の多彩さ。
182cmの長身を活かして遠い位置から放つ左で相手をコントロールし、打ち下ろし気味の右のつなげる。
身体を伸ばしてボディストレートを打ったり、近い間合いで鋭いボディを放ったり。アングルや前後の位置取りを含め、スペースのある位置での駆け引きにめちゃくちゃ長けている印象。
また、瞬間的なバックステップからスムーズにリターンを返す身体能力の高さも兼ね備えており、いわゆる“デカくて動ける”選手というヤツだと思う。
その反面、強引に前に出て腕を振るタイプや遠間から頭ごと突っ込んでくる相手をやや苦手とする。追い足がある方でもなく、前後左右の出入りについていけずに苦労するシーンも散見される。
特に厳しいかな? と僕が思うのが、ファイトスタイル的に若干派手さが足りないこと。
鋭く多彩な左に比べて右がやや決定力に欠け、そのおかげで明確にポイントを取ったと言えるラウンドが意外と少ない。
前回のロペス戦でも左の差し合い、中間距離の攻防では互角以上にやれていたと思うが、1発1発のインパクトはロペスに遠く及ばなかった。
このベルデホ戦も前回同様アウェイとなるので、僅差のポイント勝負になると厳しいのかな? という気はする。
カウンター使いのベルデホ。接近戦での両者の攻防が見どころになりそう? ベルデホのコンビネーションをどれだけ防げるか
対するフェリックス・ベルデホについては前回申し上げた通り。
中谷正義復帰!? フェリックス・ベルデホとサバイバルマッチ!? そりゃすげえ。中谷勝利は確定しているけど、お互いに容易い試合じゃなさそうだよね
基本的には“待ち”中心のカウンター使いで、中谷の苦手とする強引な前進や遠間からすっ飛んでくる猪突猛進型とは少し違う。
とは言え、絶えず左右に動きながらカウンターを狙うスタイルなので、相手を正面に見据えてジャブを機能させる中谷にとっては少々苦労する相手かもしれない。
しかもここ数戦のベルデホは左右の動きを抑えつつ、鋭い左リードを放つスタイルに傾倒している。恐らくここでの差し合いでどちらが上回るかが重要になるのではないか。
そして、(僕が)もっとも注目すべき(だと思っている)なのが接近戦での攻防。
目の覚めるようなカウンターを得意とするベルデホだが、それと同時に多彩なコンビネーション使いでもある。
前回のウィル・マデラ戦でもアッパーをカウンターで効かせてからのコンビネーションで一気に勝負をつけているし、ボディから顔面につなぐまでの精度、爆発力においては中谷を大きく上回る。
だが、その連打を発動するには当然ながらある程度まで近づく必要がある。
恐らく「中谷のジャブに合わせて踏み込み→コンビネーション発動」という流れになると思うが、ここでどれだけ中谷ががんばれるかかなと。
前回のロペス戦のようにど真ん中を突き上げるボディが機能すれば最高だが、そこはリーチの長いベルデホのパンチが届く距離でもある。
逆にボディから顔面に被弾してグラつかされる可能性も十分ありそうなのがおっかない……。
でも、アレなんだよな。
中谷正義は意外とクリンチがうまいんですよね。
懐でごちゃごちゃ動く相手には無理に付き合わずに腕を絡めて試合を止める割り切りというか。
距離が合わない相手との試合はクリンチも多く退屈なものになりやすいが、さっさとリング中央に戻ってやり直す流れはベルデホにも十分有効な気がする。
勝敗予想は中谷正義の10RKO。中谷正義のフェリックス・ベルデホ戦での勝利を願う会発足を宣言します
今回の勝敗予想だが、中谷正義の10RKOでいきたい。
まあ予想と言うより単なる僕の願望なのだが、実際中谷が勝つには終盤KOもしくは複数のダウンを奪っての判定勝利だと思っている。
申し上げたように中谷正義は多彩な左を得意とするが、ファイトスタイルが若干インパクトに欠けるために明確なラウンドが少ない。
一方のフェリックス・ベルデホは足運びが不安定で左リードも少なめだが、一つ一つのアクションがド派手ですこぶる見栄えがいい。
ベルデホ復活? 無敗のマデラを豪快1RKOに下す。持って生まれた華と才能はホントにすげえ。ボクシング界の主人公にまで駆け上がれ
実際、敗戦を喫したアントニオ・ロサダ戦でもKOされる10Rまでの採点ではリードしていたし、いわゆるポイントを取る能力に関しては中谷よりも高いのだろうと。
しかも今回は中谷にとってアウェイの舞台。もしかしたらロペス戦同様、拮抗したラウンドがすべてベルデホにいってしまうパティーンも……。
そう考えると、中谷が勝つにはKOもしくは明確な差をつけての判定が必須となる。
展開的には2018年7月の富岡樹戦のような流れになるはずで、前半はリードを許すものの、そこを耐えきれば高確率で流れがくる(と思われる)。
それこそボディやジャブでベルデホの足を止めることができれば、ロサダ戦の再現もあり得るのではないか。
逆に中谷が負けるなら前半でのKO、もしくは終始攻めあぐねた上での微妙な判定負けかなぁと。
つーわけで表題の件。
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ戦実現を願う会を解散するとともに、新たに中谷正義のフェリックス・ベルデホ戦での勝利を願う会の発足を宣言させていただきます。
中谷正義vsフェリックス・ベルデホ戦実現を願う会の発足を宣言いたします。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) September 12, 2019
会費は中谷正義を応援するあなたの心です(うるせえよ)。
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