テオフィモ・ロペスvsローランド・ロメロは絶妙なラインの試合。視聴意欲をそそられるけど、スルーしてもいいかな? 的な。ロペスのカウンター、中間距離のロメロに注目かな?【展望・予想】
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2026年8月22日(日本時間23日)に米・ネバダ州で行われるWBA世界ウェルター級タイトルマッチ。同級スーパー王者ローランド・ロメロにランキング6位テオフィモ・ロペスが挑戦する。
ローランド・ロメロvsテオフィモ・ロペス。
最近海外のボクシングの動向を追っておらず直前になってこの試合を知ったのだが、なかなか興味深い組み合わせである。
ロメロは昨年5月にライアン・ガルシアに勝利し同王座を獲得。その後マニー・パッキャオと対戦か? と言われながら正式発表がないまま月日が流れている笑
対するテオフィモ・ロペスは今年初めにシャクール・スティーブンソンに敗れて以来の再起戦。
あの試合は“手も足も出なかった”という内容で、「本人のプライドは大丈夫か?」と少し心配になった覚えがある。
だが、そこから約半年での復帰戦、それもいきなりウェルター級に階級を上げてのタイトルマッチである。
さすがは人気者というか、去年5月にWBC王座決定戦に勝利したスレイマン・シソコさんはまったく音沙汰がないのに笑
スレイマン・シソコvsエギディウス・カバラウスカス。シソコのジャブとフットワークがカバラウスカスの爆発力を上回る。カバラウスカスは無防備にもらいすぎだよな…
ちなみに僕にとってこの試合は「視聴意欲をそそられるけど、別にスルーしてもいいかな?」という絶妙なラインの一戦である。
フィジカル面は問題なさそう。両者とも適性は下の階級
まず今回、フィジカル面は問題ないと思う。
両者とも適性はウェルター級ではなく、テオフィモに関しては今回が初めての147ポンドである。対するロメロも一番力を発揮できるのはS・ライト級辺り。
今回に関して言えば「階級の壁が〜」「サイズが〜」といった心配は少ないと思っている。
いいか悪いかは別として。
どちらが先に手を出すか(出させるか)の試合かな。ロメロはボディへ伸ばす左が重要?
そして、どちらが先に手を出すか(出させるか)の展開になるのではないか。
ロメロもテオフィモも基本はカウンターが得意な“待ち”のタイプ(ロメロはちょっと違う?)。
ロメロは懐が深く(なぜかリーチは短い)、あえて中に入らせてから迎撃する、もしくはゆっくりにじり寄って近場でフックを振り回すスタイル。
テオフィモは腕を下げた構えでジリジリ距離を詰め、相手の初弾を上体反らしで回避→反動をつけて右を打ち込むのがいつものパターン。
両者ともに自分から試合を動かすのは得意ではなく、ボディに左を伸ばして相手を突き放しつつカウンターのチャンスを待つ。
特にテオフィモは圧力をかけるのが苦手。
シャクール・スティーブンソンのようにな“待ち”に徹するディフェンスマスターとはすこぶる相性が悪い。
シャクール・スティーブンソンvsテフィモ・ロペス。テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた。そしてサウジ絡みの興行と知って若干興醒めしたよ笑
ロメロにはシャクールのようなディフェンスはなく12Rを通じてポイントゲームに徹する割り切りもない。
だが、テオフィモほど動きが直線的ではない上にアングルも使える。見切りとカウンター、ボディストレート、近場のフックのどれかが機能すれば勝機を見出せるのではないか。
テオフィモはダッシュ力とカウンター。ロメロの初弾に合わせて中に入れれば…
対するテオフィモだが、こちらは持ち前のダッシュ力が通じるかが重要になりそう。
恐らくこの試合は両者が遠間で対峙する→お互いに中に入るタイミングを探す、または入ってこさせるように誘う駆け引きが続く(と思う)。
そして、この遠間〜中間距離の差し合いで優位に立てるか。
身体を伸ばしてのボディ、ジャブ、ガードを上げての前進等、“どちらかと言えば”ロメロの方がバリエーションが豊富に思えるが……。
ここを覆すにはテオフィモは中に入って打ち合いに持ち込む必要がある。
1発目のジャブにカウンターを合わせ、そのまま踏み込み懐へGO!!
近場の打ち合い、回転力でロメロをタジタジにさせる。
ローランド・ロメロは接近戦でガツガツこられるとやや脆い部分がある。
2024年3月のイサック・クルス戦ではクルスの突進力、近場の連打に対応が間に合わず8RTKO負けを喫している。
イサック・クルスvsローランド・ロメロ。ここまで一方的になるとは。フックぶん回し同士の対戦。得意な距離とディフェンスに差があった
テオフィモは連打よりも1発で仕留めたいタイプだが、踏み込みスピードと当て勘? はクルス以上。
ロメロ同様、何かが一つハマればペースを握れると予想する。
バリエーションはロメロ、瞬間的なスピードはテオフィモ。何となくテオフィモが上回りそうな…
ロメロはボディに左を伸ばしつつ、近場では左右フック。テオフィモが強引に入ってきたところにカウンターを合わせたい。
テオフィモは中間距離で差し合う時間をなるべく短く。こちらもボディに左を伸ばしてスペースを作り、ロメロが不用意に出した右にカウンターを合わせて中に入りたい。
何となくだが、今回はテオフィモのダッシュ力、近場の連打が機能しそうな気がする。
お互いに攻めあぐねる展開、お見合いの時間が長くなりそうだが、各ラウンドわずかずつテオフィモが上回りそうな……。
両者の過去の試合↓
・テオフィモ・ロペスvsアーノルド・バルボサJr.戦(2025年5月)
・ローランド・ロメロvsハビエル・マルティネス(2020年8月)
どちらもお互いにカウンターを狙う展開で、お見合いの時間が長い。
攻めのバリエーションはロメロだが、踏み込みスピードや瞬発力は断然テオフィモ。
そして、どちらも待ちきれなくなって自分から行くシーンが多い。
勝敗予想はテオフィモ・ロペスの判定勝利。でも、ロメロもライアン・ガルシア戦みたいにがんばりそう
表題の通りだが、勝敗予想はテオフィモ・ロペスの判定勝利でいきたい。
ロメロががんばる気もするが、やはりテオフィモのキビキビ感が上回りそう。
特に序盤はテオフィモのスピードにロメロが面食らうのではないか。
と言いつつ、2025年5月のライアン・ガルシア戦でのロメロはめちゃくちゃよかった。
ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ、デビン・ヘイニーvsホセ・ラミレス。カシメロvsリゴンドー級のワースト試合が2日で3つ(カネロvsスカル含)も生まれるとは思わないだろ。井上尚弥の試合があって本当によかったな
ライアンのハンドスピードに置いてきぼりを食うかと思ったが、まったくそんなことはなく。
ダウンを奪った後は各局面で上回ってみせた。
あのコンディションで当日を迎えればロメロにもチャンスがありそうな、なさそうな……。
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