え? 小國以載負けたの? 前回最高の勝ち方をして、今回はサンティシマ弟との前哨戦。完全に勝つ流れだったのに。最初から動き、反応が悪すぎたね【結果・感想】

え? 小國以載負けたの? 前回最高の勝ち方をして、今回はサンティシマ弟との前哨戦。完全に勝つ流れだったのに。最初から動き、反応が悪すぎたね【結果・感想】

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2026年8月16日に東京・後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 14」。メインイベントで元IBF世界S・バンタム級王者小國以載がアレックス・サンティシマJr.と対戦、8R1分8秒TKOでサンティシマが勝利した試合である。


今年4月に元2階級制覇王者マーロン・タパレスに勝利した小國以載。
今回は世界前哨戦と銘打たれた一戦だったが、結果はまさかのTKO負け。
僕も前回の小國のパフォーマンスに感動したこともあって楽しみにしていたのだが、この日は終始精彩を欠いた印象である。
 
記事によると小國はもともと腰を痛めていて、初回に痛みが出てしまったとのこと。その影響で思った動きができずズルズルいってしまったと。
 
なお試合後、本人は「世界の壁は厚い」「もうチャンスはないでしょ」と引退を示唆している。
 

は? 小國負けたの? 前回のタパレス戦から、完全に勝つ流れだったじゃん

まず僕はこの試合をリアルタイムでは観ていない。
試合発表の会見を観て「お、小國やるのか」「今回はすぐに決まったな」と思ったものの、そこからすっかり忘れていた(楽しみにしてたんちゃうんかw)。
 
で、たまたま下記が目に入り、「は? 小國負けたの?」と。


いやいやいやいや。
前回あんないい試合をして。
 
小國以載vsマーロン・タパレス。5、6Rに自重したのがよかった。あそこで強引に仕掛けてたら村田昴戦の二の舞になったかも? 試合前の立ち回り、駆け引きは達人の域だよね
 
これは冗談抜きで史上最年長の世界王者誕生もあるんちゃうか? と期待も高まったのに。
 
 
相手はジョー・サンティシマの弟アレックス・サンティシマ。
もう完全に小國が勝つ流れである。
 
それが負けただと?
しかもTKO?
本人は試合後に引退を示唆?
 
マジかよおい。
どんな試合だったかをすぐに確認したいところだが、その時間(とやる気)がない……。
 
そんな感じでだいぶ日にちが経ってしまったのだが、ようやく視聴を終えたところである。
 

動きが悪すぎた。腰痛という情報がなければ「これは引退だろ」と思うレベル。サンティシマもいい選手だったけど…

試合の感想としては、とにかく小國の動きが悪すぎた。
パンチへの反応、キビキビ感、打ち終わりの復元力、その他。すべてが鈍重で「小國どうした?」というレベル。
 
対戦相手のアレックス・サンティシマJr.はいい選手だと思うが、正直世界どうこうの水準には見えない。
完全に小國に勢いをつけさせるための相手だったと想像する。
 
「腰を痛めていた」「1Rに悪化した」ことを把握した上での視聴だったからアレだが、何も知らずに観た人は「これは引退した方がいい」と思ったのではないか。
 
 
本人が引退を示唆したとのことだが、そこは何とも言えない。試合直後で気持ちが昂っていたのもあるだろうし、時間が経てば考えが変わる可能性もある。
 
いいコンディションでリングに上がりさえすれば力が残っていることはタパレス戦で証明されている。
 
ただ、常にピークを合わせる、何のトラブルもなく“ここぞの試合”で勝負できるかと言ったら……。
もともとケガが多い選手でもあるし、調整段階でつまづくケースは今回が初めてではない(ンギーチュンバ戦とか)。
タイミング的にこれで終わりでも仕方ないと思った次第である。
 
ティム・チューvsムルタザリエフ、カシメロvsサンチェス、小國以載vsンギーチュンバ。またロシアのヤバいヤツが出てきた。カシメロは実質ラストチャンスを逃した? “キレイなジャイアン”伊藤雅雪も大変だよな笑
 

押し込まれたらキツいから前で勝負、入ってきたらボディで止める。でも勢いを止められず

この日の小國は“前”で勝負しようとしていた印象。
腰痛の影響が大きく押し込まれるとキツい。下がりながら受けて立っていては体力が持たない。
 
自分から手を出しつつ、入ってきたところにボディを合わせる。
いわゆる勝負の土俵に立つための苦肉の策。
 
だが、それでもサンティシマの勢いを殺しきれない。
前手の左、追撃の右をまともにもらって後退、ロープを背負わされて連打を浴びる。
サンティシマがひと休みした瞬間に手を出し、要所のボディで押し返すが、明確にダメージを与えた感じはない。
 
逆にラウンドが進むごとに大振りの右にカウンターを合わせられるシーンが増える。
腰の痛みで左ジャブを出せなかったとのことだが、右オーバーハンドと左ボディという(限られた)攻撃パターンもサンティシマに読まれてしまった。
 
小國以載vs村田昴期待通りのおもしろい試合。村田の4Rのペースアップ、5Rで勝負ありかな? と思ったよ。試合後の粟生隆寛の何とも言えない表情が印象的
 

引退間近のベテランが若手の勢いに置いてきぼりを食った試合。チェスゲームをさせてもらえなかった

自分から手を出す→押し切れずに反撃を受ける→顔面にまともにもらって後退→ロープ際で連打を浴びる。
そこから強引にリング中央に戻して「せーの」でカウンターの相打ちを展開。
 
ややサンティシマ優位の激しい消耗戦が続くが、7Rあたりで均衡が崩れた感じ。
芯でもらいまくっていた小國のダメージが表面化して我慢し切れなくなったというか。
 
サンティシマも相当キツかったと思うが、馬力と勢いにはやはり差がある。被弾して「うっ」となった後の回復も小國より早い。
 
何というか、引退間近のベテランがホープの若さに置いてきぼりを食った試合。
老獪さ、洞察力による誤魔化しが利かずチェスゲームをさせてもらえなかった。
 
先日の井上拓真vs井岡一翔戦と少し被ったことをお伝えする。
 
井上拓真vs井岡一翔戦再視聴。思った以上に井岡が遅かった。去年の大晦日にも「遅いな」と思ったけど。拓真の稲妻みたいな右に対応できず。最後まで勝負しない拓真には改めて失望したけど
 
てか、小國のコメントを読むと井岡は現役続行が濃厚なんすね。
それはそれで驚きである。
 

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「ケガさえなければ」の思いが原動力になるか。本人のコメントを聞くと幕引きでも仕方ない気もする

あとはまあ、「ケガさえなければもっとやれる」という思いと「最後のチャンスと心に決めた試合でやらかした」悔いが原動力になるかどうかかなと。
 
プロモーターの伊藤雅雪によると小國にやる気があれば何らかのチャンスを作る余地はあるらしい。
 
ただ、本人は調整段階から疲労の抜けなさ、身体の変化を感じていたとのこと。
 
もともとケガが多く、ベストコンディションとはほど遠い状態が続いてると想像する。
いよいよ誤魔化しが利かなくなってきた中、最後のチャンスとして臨んだ試合で調整に失敗した。
この負けによって世界ランキングを失うことも濃厚。
見切りをつける理由としては十分な気もする。
 
西田凌佑vsサム・グッドマン全然わからんな。前手の差し合い勝負になる気がするけど。グッドマンのvsサウスポーの立ち回り、西田陣営の対策に注目してる
 
前回のタパレス戦で感動した身としては残念だが、それはそれ。
これで幕引きとなれば「ナイスファイト、お疲れさまでした」である。
 
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