今井達也2026シーズン感想。PSは登板機会なしで終了。ロースター漏れするかと思ったけどメンバー入りできた。胴上げ投手になれたのはポジティブ。先発としてやっていくならやっぱりチェンジアップの精度向上だと思う【総括】
ヒューストン・アストロズ今井達也の2026シーズンが終了した。
23試合に登板、76.2回を投げて6勝4敗、防御率4.93。
8月からリリーフに配置転換されて以降は比較的安定していたが登板数は激減。インセンティブがつく80回には到達できずに終わった。
またプレーオフのロースターに選ばれたが出番はなく。チームも2連敗でWC敗退が決まっている。
今井達也 PSでの登板なくメジャー挑戦1年目終了 8月からリリーフ転向、真価問われる2年目へ
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https://t.co/PG5Z5SkGCP— スポーツニッポン新聞社(スポニチ)【公式】 (@sponichiannex) October 1, 2026
今井達也の2026シーズン終了。期待していた内容にはほど遠かったね
上述の通り今井達也の2026シーズンが終了したわけだが。
しれっと胴上げ投手になるなどリリーフに配置転換されてからはぼちぼちだったが、正直期待していた内容には遠く及ばない。
ロースター漏れすると思っていたPSメンバーにも選ばれたが残念ながら登板機会はなく。
もともと適応までに時間がかかりそうかも? と思っていたものの、インセンティブを払わないために干される&敗戦処理に回される状況はちょっと予想外だった。
と言いつつ先発であの内容(1回持たずに降板も)を連発すればローテーションから外されるのも無理はない。
今井達也の出番がない(リリーフ転向後の8月はわずか3登板)。与四球率(BB/9)大幅な悪化(2025年:2.47→2026年:5.85)の要因を考える。際立ってノーコンではないけど初球ストライク率、立ち上がりの悪さが…
マイナー降格拒否権のせいで3Aで経験を先発の積むこともできない、かと言ってローテーションに戻すのもはばかられる、あれだけ安定感のないピッチングではとてもじゃないが勝ちパターンでは使えない。
消去法でイニング数の調整もできる敗戦処理が残ったのだろうと。
オフシーズンにオプトアウトするのかアストロズに残留するのかは不明だが、どちらにしても環境に慣れた2年目に期待である。
最終登板のアスレチックス戦はよかった。胴上げ投手にもなれたし
なおシーズン最終登板となった9月28日のアスレチックス戦はなかなかよかった。
先頭打者トミー・ホワイトに対して初球は高めに外れたものの、そこから5球連続でストライク。
高めまっすぐでカウントを稼ぎ、低めのスライダーで打ち取る得意のパターンである。
続くジョシュア・クロダグラウアーは1球目のスライダーを外野フライに。
3人目のデンゼル・クラークには高めまっすぐ2球で追い込んでから低めのスライダーで3球三振。
球速も153kmを計測するなど画面からも威力が伝わってきた。
以前にも申し上げた通り今井のバロメーターは初球にストライクを取れるかどうか。
初球がボールになった場合は高確率で四球を出してしまうが、この日はそんなこともなく。
完全に“当たり”の日だった。
今井達也2回を投げて24球、4奪三振パーフェクトリリーフ。わかりやすくストライク先行の“当たり”の日。残り2試合でもう一回登板あるかな?
また、曲がりなりにも胴上げ投手になれたことはポジティブである。
これまでと違って勝ち試合での登板&PS出場を決める最後のアウトが三振。
苦労が多かった2026シーズンだが、最後の最後でほんの少しだけ前向きになれたのではないか。
もちろん9-0と大差がついた最終回、相手が死に体のアスレチックスだったのも大きいとは思うが。
ストライクを取る能力の向上、BB率の改善が必須。ストライク率60%以上ならサイ・ヤング級
今井達也の課題だが、何と言ってもストライクを取る能力の向上だろうと。
下記によると、今シーズンの今井はストライク率が60%を越えればサイ・ヤング級のピッチング、50%未満の場合は5回も投げきれないという両極端なスタッツが出ているとのこと(先発試合に限る)。
ストライク率60%以上の6先発では、防御率2.90・K/9 13.35・BB/9 2.90。 これはサイ・ヤング賞候補の成績だ。1先発5.17回と長さも出ている。
ストライク率50%未満の4先発では、防御率25.20・BB/9 30.60。 4試合を合計しても5イニングしか投げられていない。
「今井達也、MLB四球ワースト1位が初リリーフで3回パーフェクト」
僕は今シーズン、「今井の球はMLBでも十分通用している」「球の質自体は上位層」だと何度も申し上げている。
その反面、ダメなときはひたすらダメ。
初球ストライクが取れない場合に崩れるケースが多い、打者1人に深いカウントまでいくせいで球数がかさむ、打者2回り目に捕まる傾向がある、などなど。
細かい課題は山ほどあるが、それらはすべてBB率の改善に直結している。
ストライクが取れる球種がもう一つ必要。やっぱりチェンジアップだと思うんだよね
表題の通りだが、改めて今井達也がMLBで先発としてやっていくにはストライクが取れる球種がもう一つ欲しい。
好不調の波が大きい上に現状は打者1人を打ち取るのに時間がかかる。
ここを改善するにはまっすぐとスライダーの2球種では心もとない。
その解決策がチェンジアップの精度向上だとアホみたいに連呼しているわけだが。
今井達也、チェンジアップ解禁!! マーリンズ戦に先発、4安打1失点で今季6勝目。被打率の悪い左打者に効果的な球になれば。まっすぐも走っててよかったね
下記でも「今井は制球力が壊滅的。だが奪三振能力、空振り率はリーグ屈指。カウント球がもう一つあれば化ける可能性がある」と指摘されている。
奪三振力は日本時代と変わらず、K%(対戦打者数に対する奪三振の割合)はリーグ平均を大きく上回る27.6。空振り率を表すWhiff%は32.2とリーグ屈指の数字です。
カウントを取れる変化球がもう一つあれば、化ける可能性はまだまだあります
苦戦が続く今井達也、大活躍の鈴木誠也…最新指標で徹底検証! 【日本人メジャーリーガー通知表】
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#フライデー #メジャーリーガー— FRIDAY (@FRIDAY_twit) September 5, 2026
僕もこの意見に賛成で、今井が浮上する鍵はマジでカウント球だと思っている。
今井のチェンジアップは沈むというよりもまっすぐと似た軌道で球速が出ないのが特徴。
まっすぐだと思ってバットを出したら、思った以上に“手元にこない”軌道の球である。
高めに浮き上がるまっすぐ、妙な変化をするスライダーにこのチェンジアップが加わればピッチングの幅は間違いなく広がる。
相手にチェンジアップの存在を意識させるだけで違ってくると思うのだが。
まあ、不調時はスライダーすらうまく操れない状態でもう一球種? という話でもあるのだが。
あとはアレだ。
オプトアウトはしない方がいいと思うけどね。
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