テオフィモ・ロペスvsローランド・ロメロ、想像を超えてこない試合だった。もともと仲がよくて練習もしてたって? カウンターが得意な同士、アクションの少ない展開になりやすいのに【結果・感想】
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2026年8月22日(日本時間23日)に米・ネバダ州ラスベガスで行われたWBA世界ウェルター級タイトルマッチ。同級スーパー王者ローランド・ロメロにランキング6位テオフィモ・ロペスが挑戦、2-0(114-111、115-113、116-112)の判定でロペスが勝利、3階級制覇を達成した試合である。
THE TAKEOVER TAKES ANOTHER BELT 🍿
Teofimo Lopez beats Rolly Romero to capture the WBA welterweight title 🏆
Presented by @VisitSaudi pic.twitter.com/THWmKtqCMq
— Ring Magazine (@ringmagazine) August 23, 2026
テオフィモ・ロペスvsローランド・ロメロ。
この試合は僕の中で「楽しみではあるけど、スルーしても別に悔しくない」という絶妙なライン。
案の定当日は存在自体を忘れ、大急ぎで後追い視聴した次第である。
カウンターが得意な両者。どちらが先に手を出すか(出させるか)でテオフィモ勝利予想だったけど…
感想としては、想像を超えない試合だったなぁと。
両者ともにカウンターが持ち味。
自分から試合を動かすのは得意ではなく、相手が入ってきたところを迎撃する。
なので、この試合はどちらが先に手を出すか(出させるか)の展開になるのではないか。
お互いに左をボディに伸ばしつつ、テオフィモは持ち前のダッシュ力で中に入りたい、ロメロは左でテオフィモの勢いを寸断しながらカウンターチャンスを待ちたい。
瞬間的なスピード、ダッシュ力はテオフィモ、攻撃のバリエーションはロメロ。
何となくだが、テオフィモのダッシュ力が上回りそう。
そんな感じで勝敗予想はテオフィモの判定勝利としたのだが……。
テオフィモ・ロペスvsローランド・ロメロは絶妙なラインの試合。視聴意欲をそそられるけど、スルーしてもいいかな? 的な。ロペスのカウンター、中間距離のロメロに注目かな?
もともと仲がいい&練習仲間でもあったらしい。序盤3Rの時点で「あ、これは事故案件かも?」オモタ
ジャブを出しながら右を打つタイミングを探すテオフィモ。
対するロメロはそのジャブを受けつつ、テオフィモが入ってきたところを迎撃するべく右を準備する。
テオフィモはロメロがカウンターを狙っていることがわかるせいでなかなか追撃の右が出せない。
ロメロはロメロで、テオフィモが入ってこないのでひたすら”待ち”の時間が続く。
自分から手を出す分、わずかにテオフィモがリードしている印象である。
あとで知ったのだが、この両者は普段から仲がいいとのこと。
以前は練習仲間でもあったとかで、お互いに相手の戦力を把握していたのだろうと。
おお、そうなのか。
カウンター使い同士、ただでさえアクションが少ない試合になりがちなのに。
序盤3Rを観た時点で
「あ、これはシャレにならんぞ」
「久しぶりの事故案件かもしれん」
と思ったことをお伝えする笑
え? 小國以載負けたの? 前回最高の勝ち方をして、今回はサンティシマ弟との前哨戦。完全に勝つ流れだったのに。最初から動き、反応が悪すぎたね
4Rにロメロが動くと徐々に展開が…。5Rのあの1発はよかったよね
だが4Rに入ると、ロメロが距離を詰める。
自ら手を出し、流れを変えるべくテオフィモを下がらせ右フックにつなぐ。
ロメロは基本、回転力のあるタイプに弱い。
2024年3月のイサック・クルス戦ではクルスの突進、連打についていけずに8RTKO負けを喫している。
一つ一つのアクションが大きく、どうしても追撃までに間ができる。
そしてテオフィモは連打型ではないが踏み込みスピード、瞬間的な爆発力が凄まじい。
ロメロが立ち上がりから“待ち”に徹したのも、テオフィモのワンツーの「ツー」にカウンターが間に合わないことがわかっていたからだろうと。
で、中間距離での差し合いでは埒が明かないと判断、自ら仕掛ける選択をした。
結果としてこれが5Rの右につながったわけだが、あそこはめちゃくちゃよかったと思う。
ウィリアム・セペダvsラモント・ローチ。サウスポーの連打型のセペダ。シャクールでも手を焼いた連打にローチは対応が間に合わず。低重心のファイター型サウスポー、結構好き
ダウン寸前のピンチを受けて次のラウンドから圧力を強めるテオフィモ。ある程度の被弾を覚悟でこじ開けた
対するテオフィモは6Rから圧力を強める。
ダウン寸前まで追い込まれたのを受け、あえて1歩(半歩)近づき危険地帯での勝負を選択する。
そして、これが功を奏した印象。
左ジャブで終わっていた攻撃がワンツーまでつながり、ロメロはカウンターを打つスペースを失う。あのラウンド以降、ロメロがバンザイをして距離を取るシーンが明らかに増えた。
テオフィモは腕を下げて構える&カウンター使いなので直線的なジャブへの対応はどうしても遅れる。
2026年1月のシャクール・スティーブンソン戦ではシャクールに前手のジャブで遊ばれ、完封負けを喫した。
シャクール・スティーブンソンvsテフィモ・ロペス。テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた。そしてサウジ絡みの興行と知って若干興醒めしたよ笑
この試合でもロメロのジャブをぼちぼち被弾していたが、それを承知で強引にこじ開けた感じ。
申し上げた通りロメロはシャクールと違って打ち終わりから次のアクションを起こすまでに時間がかかる。その分思い切って行けたのもあったのだろうと。
ポイントはこんな感じかな。どちらもはっきり勝ったとも言えない、負けたとも言えない
ポイントに関しては、「まあ、こんな感じかな」と。
テオフィモの勝利に文句はないが、本人が自信を持って「俺が勝った」と断言できるほどの内容ではない。
薄~く当たるジャブ、ワンツーがどこまでポイントになっていたかは正直わからない。
ロメロはロメロで自分が勝ったと思ったようだが、それも何とも言えない。
数は少ないながらも効果的な1発を当てた手ごたえがあったと感じたのではないか。
最初に申し上げた通り「想像を超えない試合だった」なぁと(何様?)。
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