中谷潤人vsアンヘル・アコスタ? これは大丈夫だろ。唐突にオスカル・バルデスのアンダーに放り込んでくるカイチョー本田クソ有能【予想・展望】

中谷潤人vsアンヘル・アコスタ? これは大丈夫だろ。唐突にオスカル・バルデスのアンダーに放り込んでくるカイチョー本田クソ有能【予想・展望】

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2021年9月10日(日本時間11日)、米・アリゾナ州で行われるWBO世界フライ級タイトルマッチ。同級王者中谷潤人に指名挑戦者アンヘル・アコスタが挑む一戦である。
 
 
2020年11月にジーメル・マグラモとの決定戦に勝利し初戴冠を果たした中谷潤人。
 
初防衛戦の相手は以前L・フライ級で田中恒成と激闘を繰り広げたアンヘル・アコスタ。
この試合は当初日本での開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により正式決定に至らず。
入札という話もあったものの、9月開催のトップランク興行、オスカル・バルデスとロブソン・コンセイソンによるWBO世界S・フェザー級タイトルマッチのアンダーに組み込まれたことが発表されている。
 
バルデスの左フック一閃。ベルチェルトに失神KO勝利。左リードとの緩急が絶妙でこれまでとは別人レベル。相当研究してきたんだろうな
 

カイチョー本田の有能さが身に染みるw いつの間にかトップランク興行にねじ込む交渉力よ

中谷潤人vsアンヘル・アコスタ。
 
昨年11月にジーメル・マグラモにKO勝利した中谷潤人だが、その後新型コロナウイルス感染拡大によりなかなか防衛戦が決まらず。
一度は5月に東京? 大阪? 開催という話もあったようだが、いつの間にか消滅→WBOから入札が発表される事態に。
 
 
と思っていたら、降ってわいたようなタイミングで9月のトップランク興行に組み込まれるという。
 
先日の中谷正義vsワシル・ロマチェンコ戦と併せて話を進めていたのかは不明だが、この辺はさすがの帝拳ジム。有力選手のプロモートに関してはカイチョー本田の右に出るものはいない。
 
いろいろと「ん?」と思う言動も多いおっさんだが、少なくとも海外とのパイプの太さ、交渉力はガチ。
 
中谷正義がロマチェンコにTKO負け…。「悔しい」しか感想が出てこない理由? 中谷正義が負けて悔しいからですよ。完全に攻略されてたな
 
仮にこのおっさんが隠居した場合、今後の王手プロモーションとの関係はどうなるのだろうか。
 
日本人選手は今まで通り海外のリングに挑戦できるの?
カイチョー本田の後継者は育っているの?
井上尚弥のように黙ってても声がかかる選手ばかりじゃねえんだぞ?
 
などなど。
余計な心配をしたくなるほどの有能さである。
 

勝敗予想は中谷潤人の9RKO勝利。今回は案外大丈夫なんじゃないかと

で、さっそく勝敗予想をしてみるわけだが、はっきり言って大丈夫だと思う
22勝2敗21KOとド派手な戦績を誇るアンヘル・アコスタだが、恐らく中谷とは結構な差がある(ように見える)。
 
前回のマグラモ戦が8RKOなので、それを考慮すると……。
今回は中谷潤人の9RKO勝利を予想しておく。
 
 
 
まず王者中谷潤人について。
こちらはフライ級では破格の身長171cmを誇る長身サウスポーで、バックギアからのリターン、接近戦での力強さも兼ね備えたオールラウンダーである。
 
その反面、パンチを打つ瞬間にガードが甘くなり、豪快に顔面を揺らされるシーンも目につく。
特に踏み込みの鋭い相手にはあっという間に距離を詰められることが多く、今回もアコスタのフルスイングが当たればガクッと腰を落とすパターンも考えられる。
 
とは言え、遠間からの打ち下ろしの左は文句なしに強烈。
右リードの鋭さはそこまで感じないが、間髪入れずにつなぐ左によって相手は自分の距離を作るまでにたっぷりと疲弊させられる。
 
 
一方のアンヘル・アコスタだが、この選手は中間距離での強烈なぶん回しを持ち味とする。
 
ハの字型のガードでじりじりと距離を詰め、タイミングを測って鋭くステップイン。
細かい左リードの連打からフルスイングの右をフック気味に叩きつける。
そして、相手の反撃姿勢が整う前にサッと離れてリング中央で対峙。再び踏み込みの隙をうかがう。
 
瞬間的な爆発力や面長の風貌その他。身体全体からネコ科の猛獣を漂わせる選手である。
 
だが耐久力、防御面に課題を抱えるのもこの選手の特徴。
2019年6月のエルウィン・ソト戦では最終回の1発で逆転を許したり、2017年5月の田中恒成戦では田中のボディに終始苦しめられたり。圧倒的な攻撃力を見せる反面、顎の脆さやディフェンスの甘さも目立つ。
 
花田歩夢がカッコいい。日本ユースタイトル戦で中垣龍汰朗と引き分け。スタンスが井上尚弥っぽいしvsサウスポーが得意なんだろうな
 

序盤はアコスタの勢いが中谷を後退させるが、徐々にペースを引き戻すと予想。フィゲロアvsルイス・ネリ戦みたいな流れかなぁ

具体的な展望としては、序盤はアコスタの勢いで中谷が下がらされるが、徐々に挽回して3Rあたりに形勢を逆転。逆にアコスタを後退させる流れに。
 
近場のボディでアコスタを疲弊させ、スペースができた瞬間に左ストレートをドカン。ロープ際で棒立ちになったアコスタに連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めるとか、そんな感じかなと。
 
恐らくだが、アンヘル・アコスタはこれまでの中谷の対戦相手の中ではもっとも鋭い踏み込みを持つ選手。
中谷のヌルい右リードであの突進は止まらないし、必然的に近場での打ち合いが発生する(はず)。
 
 
ただ、アコスタは接近戦自体はあまり得意ではなくどちらかと言えば単発タイプ。左リードで距離を測り、「せーの」で飛び込むとともに右をぶん回して、はい、おしまい。
接近戦でのコンビネーションを持ち味とするジーメル・マグラモとは違い、爆発力を発揮するにはある程度のスペースが必要になる。
 
これなら上から覆いかぶさるような中谷のクリンチでいくらでも動きを止められる(はず)。
 
さらにその位置は中谷のボディが機能する場所でもあり、離れ際のカウンターも当たりやすい。
アコスタの飛び込み際の強打に注意しつつ、不用意に下がりさえしなければたぶん問題ない。申し上げたように3、4Rあたりでペースを引き寄せられるのではないか。
 
L・フライ級上がりで身体も小さいアコスタ相手ならフィジカル負けもしないと思うしね。
 
 
何となくだが、2021年5月のブランドン・フィゲロアvsルイス・ネリ戦に近い展開になりそうな……。
 
ルイス・ネリ陥落。フィゲロアとの打ち合いに根負け&ボディを被弾で撃沈。いい試合だったけど何であんなに自信たっぷりだったんだろうな
 
序盤は元気いっぱいのネリがゴンゴン前に出て腕を振るが、徐々に対格差が表面化→だんだんとフィゲロアの圧力を抑えきれなくなる。
中盤以降、ネリがアウトボクシングで体力回復を図るものの、フィゲロアの前進から逃れられず。
7R後半にコーナーに詰められ、ボディを被弾して悶絶KO負け。
 
今回の中谷もある程度被弾は許すと思うが、何だかんだで最後は「中谷が強かったね」という結果になるのではないかと。
 
 
いや、わからないですけどね。
中谷の顎がグラスジョーだった場合は話が全然違ってくるし、マグラモのようにガードを上げてじっくり近づくよりも一足飛びで距離をゼロにするタイプな分、1発の怖さは段違い。
アコスタのパンチをモロにもらったときの中谷の耐久性がどの程度なのかにも要注目かなと。
 
 
でも、アレなんですよね。
アコスタのハの字型のガードの間を中谷のアッパーが通り抜けそうな感じがめちゃくちゃするのが……。
 
というわけで、ここは思い切って「中谷潤人なら問題なくクリアするだろ」と強気の予想をしておく。
 

今回は穏やかな気持ちで観戦できそう。今の日本は海外アスリートの出稼ぎ先としてまったく美味しくないからな

ちなみにだが、今回は比較的穏やかな気持ちで試合観戦できそうでだいぶホッとしているw
 
マジな話、前回の中谷vsマグラモ戦(いまだに未視聴)や中止になった京口紘人vsタノンサック・シムシー戦の胸糞悪さは筆舌に尽くしがたいものがあったので。
 
京口試合前日にコロナ陽性で全試合中止←センスのかけらも感じないぞ。タノンサックが気の毒過ぎるし…。つまりダナ・ホワイトは神
 
その反動もあってか、最低限の中立が保たれた今回の安心感は尋常ではない。
 
これは何度も言っているのだが、今の日本は海外アスリートの出稼ぎ先としてはまったく美味しくない
入国した瞬間から2週間の行動制限がついてくる上に練習環境、練習相手も満足に確保できない。ボクシングのような個人競技の場合は相手選手がコロナに感染する可能性もある。
 
格闘技イベント「RIZIN」では去年末から来日選手が軒並み負けているし、タノンサック・シムシーに関しては狭いホテルでの隔離生活を強いられた上に相手選手のコロナ感染によって前日に試合がなくなるという。
 
 
中谷vsマグラモ戦以降、日本で海外選手を招聘しての世界戦が行われていないことからも、今の日本がいかに出稼ぎ先として旨味がないかは明白である。
 
そういう意味でも中谷vsアコスタ戦をトップランク興行にねじ込んだカイチョー本田の有能さは際立つ。
 
 
なお、年末のゲンナジー・ゴロフキン戦実現に向けて絶対に負けることが許されない村田諒太だけは頑として日本開催にこだわっているようだが笑
 
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