松坂大輔a.k.a.名古屋のBIG若旦那w 平成ラストイヤーにKNOCK OUTの狂乱も週末の誘惑も超えていけ【2018年6月8日】

NO IMAGE

ドジャースタジアムイメージ
2018年6月8日、プロ野球・中日ドラゴンズの松坂大輔が、本拠地ナゴヤドームで行われたソフトバンク・ホークス戦に先発。5回104球を投げ、強力ソフトバンク打線を3安打6奪三振1失点に抑えて3勝目を挙げた。
 
 
この日の松坂は立ち上がりから制球が安定せず。
2回にフォアボールと内野安打で1アウト満塁のピンチを迎える。続く2番塚田を打ち取るものの、セカンドの高橋周平がフィルダースチョイスを許し1点を先制される。
 
なおも1アウト満塁とピンチが続くが、中村、柳田のクリーンナップを連続三振に仕留めて最少失点で切り抜ける。
 
「ハイレベル過ぎてFA選手の契約にも影響してるよ。MLBオールスター2018がとんでもなかった件」
 
その後もランナーは出すものの、粘りのピッチングで5回を投げきった松坂。
臀部の張りによって降板したが、4回までに味方が奪った5点をリリーフ陣が守りきり何とか3勝目を挙げた。
 
 
なお、松坂の次回登板は、順調にいけば6月15日の西武ライオンズ戦が見込まれている。
 
「大谷6回1/3、11奪三振103球で勝敗つかず。なるほどカーブを便利使いか。スライダーの高速化よりも手っ取り早い」
 

「松坂大輔先発試合」とかいう国民的行事。他の予定をすべてキャンセルして試合を観戦するべき日

僕はスポーツ観戦が趣味なのだが、自分で言うのもアレだが節操がない。
 
ボクシングを始め格闘技全般も好きだし、バスケットボールもラグビーも観たい。プロレスもめちゃくちゃおもしろいし、もちろん野球も好きである。
 
また、もともとサッカーにはあまり興味がなかったのだが、ここ最近の日本代表の散々な言われようによって、逆にちょっと観たいと思い始めている。
 
「長友「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。」←ああ、言っちゃった。これで勝つしかなくなったな。力の落ちたベテランをいかに干すか?」
 
要するに、広く浅く。
おもしろそうなものに片っ端から手を出して、いっちょ噛みするミーハー()というヤツ。
 
マニアと呼ばれる方には嫌われるかもしれないが、基本的に「スポーツ観戦なんて楽しければええんちゃう? 単なる趣味だしね」という気楽な人間である。
 
「Bリーグ2年目終わった!! 試合数増加を希望する。流川君がいればプレーオフまでは行けるけど、優勝するにはゴリが必要」
 
ただ、いつも申し上げているように松坂大輔だけは特別で、僕が心底かっこいいと思った数少ない選手の1人である。
 
復活を遂げた今シーズンの登板試合は全試合全球観ているし、当然今回の試合もがっつり観戦した。
 
後楽園ホールで行われた格闘技イベント「KNOCK OUT」が大盛況だったらしいが、まあ、これはあとで観ればいいや。いつも通り、何日後かに動画配信されるんだろ?


週末なのでお酒を飲みに行こうかという話もあったが、とんでもない。
「松坂大輔さんの登板試合」という国民的行事を差し置いて外出するなど、日出づる国に生まれし益荒男の所業ではない。
 
本来なら自民党主導で在宅や定時退社を促すべき案件。
環七や首都高がガラガラになるほどでないと、物事の辻褄が合わない。
 
「3×3 PREMIER.EXEって知ってます? 3×3(スリー・バイ・スリー)バスケットのトップリーグなんだって。何かめちゃくちゃおもしろそうなんだけどww」
 

今回の松坂もなかなかよかったよね。というか、シーズン前の予想をはるかに超える活躍ですわ

などとくだらない理屈を並べつつ、松坂大輔の登板試合をテレビ観戦したのだが、今回もなかなかよかったなと。
 
というより、普通に松坂大輔すごい
 
6月9日現在の成績が先発7、投球回37.1、QS4、防御率2.41、3勝3敗。
 
シーズン前から「今シーズンの松坂大輔はぼちぼちいいんじゃないか」「ローテーション6番手、もしくは10日にいっぺん登板するローテーションの谷間としては必要十分」などと連呼してきたが、もはやそんなレベルにとどまらない。
 
「ビッグフライ オオタニサン!! 野球観戦の情熱が減退する中、大谷翔平のホームランでワクワクするだけの簡単なお仕事」
 
冗談でも何でもなく、今の中日にとってはオネルキ・ガルシアに次ぐローテーション2番手に値する働きっぷりである。
 
「おう何だ。ただの神ベテランか」。
 
もはやTOKONA-Xに続く2代目名古屋のBIG若旦那襲名間近と言って過言ではないww

 

できないものはできないという開き直り。今の自分にできることを全力でやって「あとは知らん」という割り切ったピッチング

そして何よりいいなと思うのが、松坂の開き直り。
 
前回のヒーローインタビューでも本人が言っていたように、松坂の持ち味はカッター。
松坂と言えばスライダーとストレートのごり押しのイメージが強いが、実は一番の得意球はカッターである。
 
そのカッターを中心に、ゾーン内でボールをクネクネと変化させて打者に的を絞らせない。
MAX142〜3km前後のストレートを見せ球に、とにかく相手のバランスを崩すピッチング。
 
「松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ」
 
「できないものはできない」
「今の自分にできることを全力でやって、ダメだったらごめんなさい」
 
いい意味での割り切りというか、全局面で圧倒しようとしていた全盛期とは違う開き直りである。
 
「松坂6回1安打0封 抜け球生かした投球術/西本聖」
 
しかも、前々回の阪神戦あたりから松坂はシュートを使い始めている。
この球で左打者の内側からフロントドアで見逃しストライクをとったり、右打者の外側からバックドアを見せたり。
 
元広島カープの黒田博樹が日本復帰後に披露して度肝を抜いた投球術だが、実は松坂も同じくらいこれが得意だったりする。
 
「三浦大輔と黒田博樹の引退があまりにも見事で、FA移籍と生え抜きへの考えが揺らぎそうになった件」
 
こういう引き出しの多さを含め、さすがは松坂大輔である。
 
そしていいかげん連呼し過ぎてしつこいが、ストレートの球速があと1km上がればピッチングが一気に楽になるはず。
 
「サッカー日本代表がコロンビアにジャイアント・キリング!! MOMは柴崎岳で異論ないよな? スキャンダルは注目を集めるには最高」
 

名言botと化した松坂大輔。2018年の半年で残した名言がこんなにww たまりませんよそりゃ

さらに松坂大輔と言えば、天然の名言マシーンでもある。
 
1999年のルーキーイヤーにオリックス時代のイチローから3三振を奪い「自信が確信に変わりました」。ロッテの黒木知宏と投げ合い、0-2で敗北した試合で「リベンジします」と宣言。
 
「KNOCK OUT FIRST IMPACTで那須川天心を生観戦してきたぞ。すげえ楽しかったから、その感想を羅列していくぞ」
 
あれから約20年。
 
2018年正月からここまで。
わずか半年の間に松坂大輔が残した名言が以下である。
 
・「周りにどう見られようが、自分でまだやり切ったと言えるような野球人生だったとは思えない」
・「よく晩節を汚すとかって言いますけど、だから何なの? と思いますね」
・「間違いなく後悔するだろうなっていうのがあったんで、引退する選択肢はないってすぐに思いました」
・「自分が1番自分に期待している。その気持ちがなくなったら終わりだと思っている」
・「相当自分では諦めが悪いと思ってるから(笑)」
・「やっぱり先発として、200勝という目標は頭にある」
・「松坂世代という呼び名をできるだけ長く使ってもらえるように、僕自身ががんばりたい」
・「チームが連敗中だったので、止めるのは自分しかいないだろうと思ってマウンドに上がった」
・「なんとか自分で流れを持ってきたいと思ったので、代わるという考えはなかった」
・「声援は力になる。もうひと踏ん張りしなきゃって思わせてくれる」
・「皆さんの声援が、最後の力を与えてくれました」
・「小さな子は僕が誰だか知らないと思う。また小さい子にも顔を覚えてもらえるようにがんばります」
 
もうね。
「どうだ、すげえだろ」としか言いようがない。
別に僕が言ったわけじゃないけどww
 
「大エース松坂大輔の復活。550日ぶりの一軍登板は5回3失点で初黒星。そんなことより中日がクッソ弱いんだがww」
 
もう一度言うが、これらはわずか半年の間に松坂の口から発せられた言葉である。
 
つまり、こういう印象深い言葉が仕込みなし、嫌味なしでサラッと出てくるのが松坂大輔。この主人公感というか、生まれ持った「何か」がいつまでたっても僕の心を引き寄せるww
 
「平成最後の夏が終わる。批判もあるけどクソほど感動したよ。大阪桐蔭が金足農業を敗り史上初2度目の春夏連覇」
 
そして先日。
元チームメイトの口から、新たな松坂大輔伝説が語られた。


器がデカ過ぎてワロテマウww
 
あれだけチヤホヤされ続けてもまったく変わらないというか、散々「給料泥棒」呼ばわりされてもひねくれることもない。周囲に松坂のことを悪く言う人間はいないと聞いたことがあるが、マジなんだろうなと。
 
「守りたいこの笑顔w 松坂大輔が甲子園で復活の6勝目。ここにきて今季一番のピッチング。興奮し過ぎて健康損ねるレベル」
 
僕は基本、スポーツ選手の人間性に興味はないし、競技の実力と人間性には関係がないと思っている。だが、これだけの神対応を打算もなくサラッとやられたらね。そりゃ好きになりますわww
 
「見たか貴様らww これが松坂大輔さんだよww そこにいるだけで人が群がるカリスマ性、佇まいが絵になる男が中日合格」
 
というわけで僕は今回、松坂大輔さんにオールスターの投票をさせていただきました。
ま、当然ですねww
 
 

 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!