井上尚弥vsノニト・ドネア in さいたまスーパーアリーナイベントをPrime Videoで視聴。井上の頰がゲッソリだったな。バンタムに留まれる時間も残り少ないのかも?
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2022年6月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたバンタム級3団体統一戦、井上尚弥vsノニト・ドネア戦を現地観戦してきたのは下記の通り。
井上尚弥のリアル鷹村守化完了。さすがのドネアもこの日の井上には勝つのは難しい。悔しすぎてインタビューも聞かずに会場を出ちゃったけど
この試合はPrime Videoでも中継されたわけだが、僕は100対0で応援していたドネアが負けたことが悔しすぎてずっと視聴できずにいた。
ただ、いつまでもウジウジしていても仕方ないということでようやく観てみた次第である。
ドネアvs井上戦以外を!!
↓視聴は下記から
というわけで、今回は映像で観たイベントの感想を会場での印象を交えつつ適当に言っていくことにする。
ここ数日で井上に関するニュースもいくつか読んだので、それについても。
ボクシングとMMAの客層の違い? ボクシング会場の客はMMAに比べて立ち歩く。落ち着いて座っていられない。ボクシングの試合が長い、観るのがしんどいことを証明しちゃってる気がするよ
- 1. ゲストには村田諒太。滑舌がだいぶ悪くなかったすか? 前回の試合から約2ヶ月経ってるけど
- 2. 井上拓真のうまさに改めてビビる。叩き上げタイプじゃ歯が立たなそう。モロニーとのマッチメークに期待
- 3. 平岡アンディvs赤岩俊戦。映像で観ると赤岩俊がいい。vsサウスポー対策が素晴らしかった
- 4. 平岡アンディのダンスは何なんすかね。せっかくアピールするチャンスなのにあんな安っぽいパヒョーマンス…
- 5. 井上尚弥の頰がコケておる。思った以上にバンタム級に留まるのが難しくなってるっぽいな
- 6. ボブ・アラム、井上を売る気がまったくあれへんやんけ。歴代最強バンタム級の4団体統一戦を欲しがらない、あの勝ち方でこの反応なら“そういうこと”なんだろう
- 7. 井上のPFP第1位に異議? それはもはや言いがかりでしかない。日本一の選手が海を渡るならカッコよくなきゃダメなんだよ
ゲストには村田諒太。滑舌がだいぶ悪くなかったすか? 前回の試合から約2ヶ月経ってるけど
まずこの日はゲストに村田諒太が招かれ司会の上田晋也とともに試合の展望をあれこれ語っていたわけだが、滑舌悪いなオイ。
これは会場でもちょろっと思ったのだが、改めて映像で観ると……。
いや、結構キテねえか?
もともとこの人は舌足らずなところがあったが、それでも。
ゲンナジー・ゴロフキンとのミドル級2団体統一戦が2022年4月9日。
約2か月前のダメージがいまだに残っているのか、たまたま調子が悪かっただけなのか。
村田諒太以外にゴロフキンをここまで追い詰められるヤツがどれだけおるの? でも引き出しの多さ、経験値の違いが顕著だった。改めてブランクが…
それともパンチドランカーの一歩手前まで行っているとか?
確か前日のWOWOWエキサイトマッチの生中継にも出演していた覚えがあるが、そのときは大丈夫だったのか。
などなど。
素人があまり軽々しく言うべきではないのかもしれないが、ちょっと気になったので。
井上拓真のうまさに改めてビビる。叩き上げタイプじゃ歯が立たなそう。モロニーとのマッチメークに期待
続いてはセミセミの井上拓真vs古橋岳也戦について。
この試合に関しては前回「拓真がうまかった」「退屈という声も聞こえたが、僕は拓真の超絶技巧を12R堪能した」と申し上げている。
井上拓真vs古橋岳也、平岡アンディvs赤岩俊、石井渡士也vs福永輝、岩下千紘vs山名生竜。井上vsドネア2アンダーカード振り返り。あと、レイチェル・マーシャルさんがヨカタヨ
申し上げているのだが、改めて映像で観てもやっぱりすげえ笑
古橋岳也もあきらめずに何度もアクションを起こすものの、そのつど動き出しと打ち終わりを狙われ前進を寸断される。
何とかロープを背負わせ連打を打ち込んでもまったく当たる気配がない。
ロープ際でのショルダーロールなどはメイウェザーを彷彿とさせ、腕を掴んでスルッと身体を入れ替えるたびに「アカン、うまいわ」となる。
何というか、この選手を攻略するには“負けを糧に這い上がった叩き上げ”タイプでは厳しいのかもしれない。
・福原辰弥
・久髙寛之
・福原辰弥
・マーク・ジョン・ヤップ
・栗原慶太
・和氣慎吾
・古橋岳也
“泥臭く”とか“しつこく前に出て~”みたいなやり方ではことごとくいなされてしまう。
それこそトップアマ出身の毛並みのよさが大前提というか。
そういう意味でも先日アストン・パリクテを3RでKOしたジェイソン・モロニーとの組み合わせは興味深い。兄貴の階級アップに伴って再びバンタム級に下げるのだと思うが、モロニーとの王座決定戦に今から期待しておく。
フルトンvsローマン、モロニーvsパリクテ、ベナビデスvsレミュー。ある程度勝敗予想がしやすかった。気合い十分のモロニーが印象的だったね
平岡アンディvs赤岩俊戦。映像で観ると赤岩俊がいい。vsサウスポー対策が素晴らしかった
お次はセミファイナル、平岡アンディvs赤岩俊戦について。
表題の通りなのだが、映像で観ると赤岩俊がめちゃくちゃいい。
フットワークを駆使して逃げ道をふさぎ、ガードを固めて前進。左リードをうまく使いながら平岡アンディをコーナーに誘導する。
そしてある程度近づいたところでいきなりの右。
平岡アンディのスピードとリーチ、パンチの回転力で置いてきぼりを食ったが、vsサウスポー対策としては素晴らしかったのではないか。
実際効かせたパンチも1、2発あったと思う。
煽りVで秘策? 対策? があるとコメントしていたが、アレは恐らくスイッチだったのだろうと。
目先を変える意味ではアリなのかもしれないが、序盤の動きを観るとむしろオーソドックスで追いかける方がよかった? かも?
栗原慶太vs小國以載、木村天汰郎vs高橋竜平現地観戦。MVPは文句なしに木村天汰郎。急遽のスパーリングも結構ヨカタ笑
平岡アンディのダンスは何なんすかね。せっかくアピールするチャンスなのにあんな安っぽいパヒョーマンス…
一方の平岡アンディはというと……。
何ですかねあのクソ寒いダンスは。
余裕をアピールするためなのかは知らないが、攻撃を受けるたびにノーガードで上体をクネクネさせる動き。
赤岩がなかなか倒れない、思ったよりも強かったせいか、4R辺りから徐々に増えていったような……。
しょーもないなオイ。
この舞台で安っぽいパヒョーマンスしてんなよ笑
せっかく世界にアピールするチャンスなのに。
あんなもん、打ち上げでの内輪ネタでしかないだろ。
チケットを購入してくれたお客さんと試合後に居酒屋で盛り上がるぜ! みたいな。
事前に「余裕があったらダンスしてよ」とでも言われとったんか?
会場で観ていた際はあまり気にならなかったが、映像で観るとなかなかに酷い。
僕の後ろ? 隣? に座っていた方が「くだらねないことしてないで倒すなら倒せよ」とキレ気味につぶやいていたが、その意味をようやく理解できた笑
以前RIZINの企画ものカードにイライラしていたのを見かけたが、いや、あんな居酒屋ネタを見せられるくらいなら五味隆典のダルダルの身体つきを眺めてる方がマシまであるぞオイ。
ボクサーでないこの二人のボクシングルールでの殴り合いを生中継するならボクシングの試合もっとテレビで放送して欲しいのが本音🤷🏽♂️ pic.twitter.com/QfEiUn5AVA
— Andy Justice Hiraoka 平岡 アンディ🇯🇵🇬🇭 (@andy_h888) December 31, 2020
平岡アンディがラガンベイを圧倒して2RTKO勝利。タコ踊り反省ワロタw ふざけてたとは思わないけどガッカリしたよね。次も観たい要素が皆無だったし
井上尚弥の頰がコケておる。思った以上にバンタム級に留まるのが難しくなってるっぽいな
そしていよいよお待ちかね、井上尚弥の登場である。
と言っても上述の通り試合はいまだに視聴できていない。
布袋寅泰のギターソロから井上のリングインまでは眺めたものの、たどり着いたのはそこまで。
で、リングに降り立った井上を観て思ったのが、
「めちゃくちゃ頬がコケてるな」。
ネットニュースなどのニュートラルな姿に比べて頬がコケて顎も尖り気味。
視線の鋭さも相まって若干の悲壮感さえ漂わせている(気がする)。
会場のスクリーンで大写しになった際にもちょろっと思ったのだが、映像で観るとはっきりとわかる。
井上は水抜き減量はやらないという話を聞いたことがあるが、それを踏まえた上で。
そろそろバンタム級に留まるのが厳しくなっているという話はマジなのかもしれない。
精悍というよりも“ゲッソリ”ですよね。
👑 History maker Naoya Inoue is the NEW Pound for Pound King: https://t.co/K2as6Fi954 @naoyainoue_410 @Tom_Gray_Boxing #boxing #InoueDonaire2 #NaoyaInoue 🇯🇵🥊🇯🇵
— Bible of Boxing (@ringmagazine) June 10, 2022
なるほどねぇ。
僕は井上がMAX力を発揮できるのはバンタム級、体重をキープできる限り留まった方がいいと思っていたが、どうやらそうではないっぽい。
年内で統一戦が実現しなければ階級を上げると明言したのは対戦相手どうこうよりも自分のコンディションが一番の理由なのだろうと。
井上尚弥がダスマリナスをボディで3RKO。でもダスマリナスよかったよね。左フック2発で萎縮しちゃったけど。また戻ってこいよオマイ
ボブ・アラム、井上を売る気がまったくあれへんやんけ。歴代最強バンタム級の4団体統一戦を欲しがらない、あの勝ち方でこの反応なら“そういうこと”なんだろう
最後は井上の勝利を受けてのボブ・アラムの見解について。
下記の記事によると、WBO王者ポール・バトラーとの4団体統一戦の日本開催を容認したとのこと。
尚弥に追い風 ボブ・アラム・プロモーターが4団体王座統一戦の日本開催を容認#井上尚弥 https://t.co/OoT1mww5vy
— スポーツニッポン新聞社(スポニチ)【公式】 (@sponichiannex) June 13, 2022
ボブ・アラム「彼らが次戦も日本開催を望むのであれば私たちも構わない。できれば年内に井上の試合を米国でも組みたいが、次戦でなくても構わない」
売る気まったくあれへんなコイツ笑
要するにトップランクは井上尚弥を北米で売り出す気がだいぶ失せているのだと思う。
WBSSトーナメント以降、トップランクのプロモートで井上が北米のリングに上がったのは2回。
2020年3月のジェイソン・モロニー戦は無観客開催、2021年6月のマイケル・ダスマリナス戦は対抗王者のノニト・ドネアとジョン・リエル・カシメロを観客席に呼んでのイベントとなったが、肝心の収益は芳しくなかったとか。
タイトルには「尚弥に追い風」とあるが、これは恐らくそういうことじゃない。トップランク側が積極的にプッシュするほどのメリットを感じていないのだと想像する。
いや、冗談抜きで邪魔くさいなトップランク。
今回のドネア戦同様、海外向けの広報担当としておいしいとこ取りする気満々じゃねえか。
素材を横流しして中間マージンを得るブローカー的な。
しっかりと自前で加工、番組制作している分、WOWOWエキサイトマッチの方が100万倍偉い笑
マジな話、あの勝ち方でこんな反応しか返ってこないなら「ラスベガスで夢を掴む」みたいなヤツは見限った方がいいのかもしれない。
歴代バンタム級最強と言っても過言ではない選手の4団体統一戦。
この試合を欲しがらない時点で“そういうこと”なのだろうと。
井上尚弥vsポール・バトラー正式決定。もうメリケンのヤツらは相手にせんでいいよ。座間のヤンキーは日本で歴史に名を刻め。武居由樹vs下町俊貴が決まらない理由が見当たらない
井上のPFP第1位に異議? それはもはや言いがかりでしかない。日本一の選手が海を渡るならカッコよくなきゃダメなんだよ
また、リング誌のPFP第1位に井上が選出されたことにも現地でガタガタ言っているヤツがいるとか、いないとか。
カシメロには勝利しておくべきだった?
身体能力系のL字サウスポーとの対戦経験がない?
ドネアはロートル?
しょーもな。
ここまでくると単なる好き嫌いでしかない。
僕は井上尚弥のことは全然好きじゃないしPFPランキングにそこまで意味があるとも思っていないが、今回の選出に文句をつけるところはまったく見当たらない。
・バンタム級進出以降7戦7勝6KO
・そのうち1RKO2回、2RKO2回、3RKO1回
・WBSSトーナメント優勝
・日本人初の3団体統一王者
・右構えの倒し屋
・4年連続5度目の年間MVP獲得
・見た目もいい
これだけ王道の主人公属性なんてそうそうおらんやろという話で。
特にバンタム級のキャリアに関してはあまりに正統派すぎて逆に異能ですらある。
井上尚弥のことは全然好きじゃないし座間のヤンキーだし、何なら今回は負けてほしいと思ってたけど。
バンタム級のキャリアは正統派のスター過ぎて逆に異能だよな。
一切ショートカットせずに階級内を更地にして次の段階に進む右の倒し屋なんてこれまでおったんかね。まだバトラーが残ってるけど。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) June 10, 2022
以前にもちょろっと言ったが、この先相応の舞台が用意されないのであればオファーを蹴るのもアリ。
井上尚弥は“お願いされて”渡米してるってのはデカいよな。
日本のモンスターが本場を支配するカタルシスってのは絶対あるし、日本一の選手が海を渡るなら「カッコよく」なきゃダメなんだよ。
この先、相応の舞台(ラスベガス+メイン)が用意されないときはオファーを蹴ってもいいと思うんだよな。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 18, 2020
「有名選手のアンダーに出場して名前を売る」など三下扱いすぎてお話にならない。
トップランクに雑な扱いを受けるくらいなら本人も言っていたように英国のリングに上がる方がはるかにいい。あの大観衆の前でポール・バトラーをKOすれば、2019年5月のエマヌエル・ロドリゲス戦と同じかそれ以上の衝撃を与えられるはず。
井上尚弥S・バンタム級進出? 弟拓真がWBOAP王座返上。階級アップ後のパフォーマンスを勝手に想像、妄想する。同時期のノニト・ドネアがどうだったかを振り返ってみた
日本一の選手が海を渡るならカッコよくなきゃダメなんだよ。
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