井上尚弥vsポール・バトラー正式決定。もうメリケンのヤツらは相手にせんでいいよ。座間のヤンキーは日本で歴史に名を刻め。武居由樹vs下町俊貴が決まらない理由が見当たらない

井上尚弥vsポール・バトラー正式決定。もうメリケンのヤツらは相手にせんでいいよ。座間のヤンキーは日本で歴史に名を刻め。武居由樹vs下町俊貴が決まらない理由が見当たらない

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WBAスーパー/WBC/IBF世界バンタム級王者井上尚弥とWBO同級王者ポール・バトラーによる4団体統一戦が正式決定した。
日時は2022年12月13日で場所は東京・有明アリーナ。dTV、ひかりTVで独占中継されることも併せて発表されている。
 
この試合で井上が勝利すれば日本人初の4団体統一王者。歴史に名を刻む一戦となるかに注目が集まる。
 
井上尚弥がポール・バトラーをKOして4団体統一。“持たざる凡人”が超人攻略を目指した。これをもっと高次元でできればと思わせるバトラーの動き
 
ちなみに僕は今のところ現地観戦する予定はない。
日本人初の4団体統一王者誕生には大いに興味があるしその瞬間に立ち会いたい思いもある。
 
ただ、それ以上に大橋ジム主催の興行というのが……。
去年の井上vsアラン・ディパエン戦を現地観戦したのだが、とにかくモヤモヤしたことを覚えている。
 
試合と試合の間に毎回10分前後の謎のインターバルが入るせいでクッソ眠くなる。
おかげでセミファイナルはほぼほぼ睡眠時間と化したという。
 
また、全選手の煽りVを用意して盛り上げようとするのは結構なのだが、はっきり言って逆効果。
ご大層な言い回しでやたらと期待感を高めておいて、いざ試合が始まるとフッツーの6回戦だったり。
 
写真撮影禁止とかいう前近代的なルールを含めていまいちセンスを感じない。
どれだけいい選手を起用しても、進行や演出が稚拙すぎてテンションがダダ下がりだったことをお伝えしておく。


dTVやひかりTVの独占中継自体は別にいいのだが、大橋ジム主導のイベントにいまいち期待できないのが一番の理由である。
 

井上尚弥vsポール・バトラー

まずメインの井上尚弥vsポール・バトラー戦についてだが、多くの方がおっしゃるように井上圧勝の可能性が高いと思っている。
 
以前から何度も言っているように僕は井上の苦戦が観たい人間で、今回ももちろんポール・バトラーを全力で応援する。
 
 
だが、残念ながらバトラーが井上をどうにかできるとは思えない。
 
井上本人が「穴のないバランスのとれたファイター」とコメントしていた通りバトラーは各パラメータが満遍なく高い選手ではあるが、井上に対抗できるものがあるか? と聞かれたら……。
 
フットワークはジェイソン・モロニーに劣る。
中間距離での差し合いはエマヌエル・ロドリゲスに圧倒された。
耐久力は恐らくノニト・ドネアとは比べものにならない。
 
過去の井上の対戦相手と比べても突出したものはなく、普通にスペック差でねじ伏せられてしまうのではないか。
“バトラーが何Rまで立っていられるか”が焦点になるというか、最悪ファーストコンタクトでブルった2018年5月のジェイミー・マクドネルの二の舞すらありそう。
 
ポール・バトラーによる井上尚弥の倒し方。イングランドの戦う貴公子が座間のヤンキー狩りに名乗りを上げるww バンタム級4団体統一戦決まるか?
 
バトラーにはどうにか5、6Rくらいまでは粘ってほしいと思うが、逆に言うとその程度の展望しか思い浮かばないわけで。
ただただ「井上スゲー!!」が加速するだけの試合になるのかなぁと。
 

井上は今後も国内路線で無双を続ければいいよ。メリケンに貴重な全盛期をくれてやる必要はない

そしてこれも何度も申し上げているのだが、井上尚弥はもう「北米進出!!」や「ラスベガスでドリームマッチを!!」といった方向には行かなくていいと思っている。
 
井上尚弥vsノニト・ドネア in さいたまスーパーアリーナイベントをPrime Videoで視聴。井上の頰がゲッソリだったな。バンタムに留まれる時間も残り少ないのかも?
 
何度も持ち出している記事だが、

ボブ・アラム「彼らが次戦も日本開催を望むのであれば私たちも構わない。できれば年内に井上の試合を米国でも組みたいが、次戦でなくても構わない」

このボブ・アラムのコメントはいまだに腹立たしい笑
 
 
僕は井上尚弥のことはまったく好きじゃないし何なら負けてほしいとまで思っているが、この選手が日本史上最高の1人であることに異論はない。
 
・バンタム級進出以降7戦7勝6KO
・そのうち1RKO2回、2RKO2回、3RKO1回
・WBSSトーナメント優勝
・日本人初の3団体統一王者
・右構えの倒し屋
・4年連続5度目の年間MVP獲得
・見た目もいい
・PFP No.1候補
 
これだけの実績を誇る選手のキャリア最高とも言える4団体統一戦をほしがらない、日本開催でも構わないなどとほざく時点でそういうことなのだろうと。
 
ここまで舐め腐ったヤツらに貴重な全盛期のリソースを割いてやる必要はまったくない。
日本一の選手が海を渡るときは“カッコよく”なきゃダメ
つまり、井上はこれまで通り国内の大会場でファンの度肝を抜き続けるのがベストなのである()
 
 
てか、どうせアレだろ?
TopRank社は今回もESPN+に素材を横流しするだけのブローカーに徹するんだろ?
美味しいところ取りは楽しいかよ? あ?
 
 
まあ、実際には北米におけるボクシングが思った以上に斜陽産業なのかもしれないが。
 
ウェルター級の頂上決戦、テレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJr.戦も合意寸前に両者の取り分で揉めているとか。
どちらも無敗の倒し屋でPFPランキングの常連、人気階級のウェルター級での同国人対決。この試合ですらこんな調子なのだから、軽量級の井上尚弥がハネないのも仕方ない? のかも?
 
メイウェザーやカネロがいまだに日本を“黄金の国ジパング”だと勘違いしているフシがあったが、逆に日本に住んでいる人間(僕も含めて)も“ネバダ州ラスベガスのボクシング”に過剰な幻想を抱いている部分はあるのかもしれない。
 
カネロvsゴロフキン3。金ヅル同士の3度目の遭遇。「割り切って儲けようぜ」的な乾いた同意があった気がした。ゴロフキンの追い上げに感動したよ
 

平岡アンディvsジュン・ミンホ

対戦相手のジュン・ミンホのことはまだ調べていないのだが、この試合に関しては「平岡アンディ、しっかりアピールしようぜ」としか言いようがない笑
 
S・ライト級の平岡アンディは上述の井上尚弥とは真逆。
階級的に国内やアジアで防衛を繰り返していても頭打ち、そこから“先”を切り開くには北米のリングで認知されることが絶対条件となる。
 
特に前々回、井上尚弥vsノニト・ドネア戦のアンダーに出場した際のやっすいパフォーマンス(本人曰くタコ踊り)はかなりの批判を受けた。
 
僕もあのパフォーマンスに対してあれこれ言ったが、とにかくガッカリさせられたことを覚えている。
 
海外にも配信される大チャンスの舞台で「また観たい」と1mmも思わない試合っぷり。
「外側にアピールしなきゃならん立場なのに、なーにを内輪のノリを見せちゃってんのよ」と。
 
平岡アンディがラガンベイを圧倒して2RTKO勝利。タコ踊り反省ワロタw ふざけてたとは思わないけどガッカリしたよね。次も観たい要素が皆無だったし
 
今回は北米でのESPN+配信のほかに欧州向けにBBC SPORTの中継が入ると確信しているのだが、とりあえず同じ轍を踏むんじゃねえぞと。謎の上から目線で思っている次第である笑
 
実際、母国のポール・バトラーの4団体統一戦をBBC SPORTが中継しないはずがないと踏んでいるのだが、どうだろうか。2022年11月の京口紘人vs寺地拳四朗戦もスケジュールに入っているしね。
 
「Boxing Calendar NOV 2022」
 

 

井上拓真vsジェイク・ボルネア

この試合は最初「井上拓真vsジェイド・ボルネア」と発表されて「え? S・フライ級のIBF挑戦権を保持している選手がいきなり2階級以上重い55.5kg契約で試合するの?」「意味わからなくね?」と思ったのだが、実はジェイド・ボルネアではなく双子の兄弟のジェイクの方だったとか。
 
ジェイド・ボルネアは以前チラッと眺めて「いい選手だな」と思ったこともあり、余計に「は? 何で?」となっていたのでその辺はよかった。
 
というわけで、まあ、がんばって。
 
ポール・バトラーの井上尚弥戦後のインタビュー記事が納得感が高い。井上は階級アップ後も普通に通用すると思うけど、“モンスター”でい続けられるかは…
 

武居由樹vsブルーノ・タリモ

そして僕がメインと同じくらい注目しているのがこのカード、武居由樹vsブルーノ・タリモ戦である。
 
OPBF S・バンタム級王者武居由樹が迎える初防衛戦。
対戦相手のブルーノ・タリモの過去の試合をちょろっと眺めてみたのだが、あれ? かなり強いんじゃないか?
 
豆タンク体型&ガードを上げてグイグイ前進するスタイル。近場で腕を振りまくる連打型でそれを1試合継続するスタミナもある。
過去にKO負けはなく、タフネスさと根気強さを兼ね備える選手。
ガードの低さを指摘される武居にとっては近距離の連打にどう対応するか、自分の間合いをどこまでキープできるかが見どころになるのではないか。
 
しかもタリモの対戦相手がやたらとデケえなと思ったら、まさかのS・フェザー級とのこと。
もともとこの選手はS・バンタム級が適正階級だったが、試しに減量なしで階級を上げてみたら思いのほかうまくいったとか。
今回久しぶりに本来の階級に戻すとのことで、その辺がどう影響するかにも注目である。
 
いや、これは楽しみな試合。
大橋ジム主催の興行にテンションが上がらないと申し上げたものの、武居由樹vsブルーノ・タリモ戦のためだけにチケットを購入するのもアリかもしれない。
 
井上尚弥vsポール・バトラー、井岡一翔vsジョシュア・フランコ、武居由樹vsブルーノ・タリモ、堤駿斗vsペテ・アポリナル。年末の目ぼしい試合を予想してみる
 

下町俊貴vsジョー・サンティシマ戦決定!! でも、下町が井上vsバトラー戦のアンダーに呼ばれない理由がマジで不明

なお僕が以前から喚き散らしてきた武居由樹vs下町俊貴戦は残念ながら今回は実現せず。


下町俊貴は2022年12月11日にエディオンアリーナ大阪でジョー・サンティシマとのフェザー級10回戦が決定している。
 
正直、これについては謎な部分が多い。
僕の希望がかなわなかったのはもちろんだが、下町が大橋興行に出場しない理由がまったく見当たらない。
 
下町俊貴は現在日本S・バンタム級6位。2019年8月から6連勝中と波に乗っており、所属ジムの会長も「日本、OPBF東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座、チャンスがあればいつでも挑戦させたい」とコメントしている。
 
「[試合速報]2022.4.3 下町俊貴vs比国変則ボクサーが激闘!」
 
そしてご存知の通り武居由樹は現OPBF王者、井上拓真は日本&WBOアジアパシフィック王者である。
マジな話、このどちらかに挑戦すればよかったと思うのだが。
ジョー・サンティシマのような厳しい相手を連れてくるくらいだから負けることに抵抗はなさそうだし。
 
それこそ武居由樹もブルーノ・タリモとかいう謎の強敵を引っ張ってくるより下町の方が話題になる。拓真もこれまで散々“叩き上げキラー”っぷりを発揮してきたのだから、今さら置きに行くマッチメイクなど必要ない。
 
武居由樹がペテ・アポリナルを“片付ける”。もはや国内を飛び越えてPBC系のクネクネサウスポー相手にどうなるか? のレベルかもな。井上バトラーのアンダーで防衛戦やろう
 
ここ3戦の下町が上の階級でリングに上がっている&今回もフェザー級ということを考えると今後もフェザー級でチャンスを模索するのかもしれないが、それならOPBFフェザー級王者の清水聡がいるじゃねえかと。
 
同時期に同僚の前田稔輝が日本&WBOアジアパシフィックフェザー級王者阿部麗也との対戦が決まっているので、実質下町が狙えるタイトルは清水のOPBFしかないわけで。
 
・下町俊貴はチャンスがあればいつでもタイトル戦をやりたい
・負けることを恐れている感じもしない
・S・バンタム級/フェザー級の日本、OPBF、WBOアジア王者が井上のアンダーに揃って出場する
・所属ジムは他の興行に看板選手を出すことをいとわない
・日程的にもちょうどいい
・下町は武居由樹の得意なサウスポー
 
これだけの条件が揃った中でやらない理由を見つける方が難しい。
井上拓真に関しては兄貴の王座返上とともにバンタム級に下げる予定なので負けるわけにはいかないのかもしれないが、武居由樹と清水聡は……。
部外者の僕には本当の事情などわからないが、何とも残念である。
 
ちなみに武居由樹vsブルーノ・タリモ戦も下町俊貴vsジョー・サンティシマ戦もクソほど楽しみです笑
 
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