サイボーグvsホルム決まっちゃったよ…。楽しみなようなそうでもないような…。敵なしフェザー級チャンプにホルムは対抗できる?【予想・展望】

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ブレークダンスイメージ
2017年12月30日(日本時間31日)、米・ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC 219。メインイベントで、現UFC女子フェザー級チャンピオンのクリス・サイボーグが、ホーリー・ホルムの挑戦を受ける。
 
 
今年7月にトーニャ・エヴィンジャーを敗り、王座に就いたサイボーグの初防衛戦。
相手はホーリー・ホルム。2015年11月に、当時バンタム級絶対女王と呼ばれたロンダ・ラウジーにKO勝利を挙げ、一躍スターダムに駆け上がった選手である。
 
以前よりサイボーグはSNS上でホルムとの対戦を呼びかけており、数度の交渉の末にUFCはホルムとの合意に達したとのこと。
 
前戦でベチ・コヘイアに勝利して連敗を止めたホルムが、最強女子の呼び声高いサイボーグにどこまで食い下がれるか。2017年最後のUFCナンバー大会に注目である。


 

決まっちゃったよオイ。サイボーグvsホルム。観たかったけど、観たくなかった試合です

クリス・サイボーグvsホーリー・ホルム。
 
Oh……。
決まってしまいましたか……。
 
女子最強のファイターと呼ばれるクリス・サイボーグと、ボクシング元三階級制覇で、元バンタム級チャンピオンのホーリー・ホルム。
 
普段あまりMMAを観ない僕が、自分から進んで観たいと思う数少ない選手がこの両者。なので、この対戦にはいやでもテンションが上がってしまう。
 
「RIZIN山本美優初勝利。何か成長しとったぞ。あと真珠さんゴリ押しはボクシング界が高野人母美でやるべきだったヤツ」
 
というより、どちらも好きな選手なので、できれば観たくなかったような……。いや、観たいけど観たくないというか、楽しみだけど憂鬱というか……。
実を言うと、ここ数日めちゃくちゃ複雑な気分が続いているww
 
 
しかし、ファンが観たいと思うマッチメークをどんどん実現するUFCはやっぱりすごい。
 
選手はクソほど大変だとは思うが、すべての大会でドキドキする試合が組まれるのは、観る側にとってはたまらない。
そりゃあメイウェザーもパッキャオもデラホーヤも、コナー・マクレガーに群がりますわww
 
「衰えまくったメイウェザーがセンス抜群のマクレガーにTKO勝利!! お前ら最高やww 報酬100億円のメイウェザーは久しぶりのKO」
 
まあ、個人的にはもう少し王座を増やして試合を分散させてもいいんじゃないの? という気がしないでもないが。
 

勝敗予想はサイボーグのKO勝利。でも、ホルムが勝つ可能性もあると言われてるみたいだね

とりあえずの展望というか、僕が適当に考えた勝敗予想は「サイボーグのKO勝利」
多くの方の予想(?)通り、無難にサイボーグが防衛を果たすのではないか。
 
 
一応軽く記事を漁ってみたところ、ホーリー・ホルムにも勝機はあるという意見も見つかった。
 
「ホリー・ホルムのコーチは、サイボーグに勝てると信じている」
「ミーシャ・テイト「もしサイボーグに勝てるなら、それはホルムだ」」
 
記事を読むと、ホルムのフットワークならサイボーグのプレスから逃げ切り、なおかつカウンターで対抗できる可能性が高いとのこと。
 
特に、ホルムと対戦経験のあるミーシャ・テイトが「サイボーグに勝てるとすればホルム」「ホルムのフットワークがどれだけすごいかを知っている」とコメントしたのは心強い。
 
もしかしたら、本当にホルムが当て逃げの判定勝利を果たすような気もしてくる。
 
「ロンダ・ラウジーがわかりやすくボブ・サップだった件。ヌネスに48秒TKOか。ちょっとマズい負け方かもしれんな」
 

ホーリー・ホルムのすごさはフットワーク。あの動きを5R継続できれば、サイボーグの圧力からも逃げ切れるのではないか

そして、基本的には僕もこの意見に賛成で、ホーリー・ホルムが勝つとすれば、ひたすら動いての当て逃げしかないと思っている。
 
以前にも申し上げたが、ホーリー・ホルムのすごさは三階級を制覇したボクシング技術ではなく、相手にテイクダウンを許さないほどの足の速さ。リングよりも広いオクタゴンを縦横無尽に動き回り、ロンダ・ラウジーの突進をさばききったフットワークである。
 
「アンドレ・ベルトがロンダ・ラウジーのコーチに名乗り? 何か勘違いしてねえか?」
 
ミーシャ・テイトのインタビューにもあるように、ホルムvsミーシャ戦でもホルムは2度しかテイクダウンを奪われていない。逃げに徹した際のホーリー・ホルムをつかまえるのは、まさしく至難の業である。
 
「川崎ブレイブサンダースの親会社になるDeNAってすげえ優良企業だって知ってた? 野球の次はバスケ」
 

UFCでのクリス・サイボーグの試合は毎回フィジカル勝ち。体格の違いでプレッシャーをかけ、物量で押し潰す

ただ、ホーリー・ホルムがクリス・サイボーグから5R逃げきれるかといえば、それはちょっと難しい。
 
UFC参戦以降のサイボーグの試合を観直すと、勝ち方はどれもほとんど同じ。
 
フィジカル差を活かしてプレスをかけ、中間距離の打ち合いで圧倒する。
そのまま金網まで押し込み、鉄槌を打ち下ろして消耗させる。
そこから身体を寄せ、相手を押し潰すように強引にグランドに持ち込んで終了。
 
減量に減量を重ねてフェザー級のウェイトを作るサイボーグに対し、相手は基本的に下の階級。
もともとUFCの女子フェザー級は新設されたばかりで選手も少なく、身体の大きなバンタム級の選手を無理矢理引っ張り出しているに過ぎない。
 
「相手いるのか? クリス・サイボーグ姐さんがUFCデビュー戦で圧勝!! 期待以上の結果に衝撃走る」
 
そのため向かい合った時点で体格差は明白で、サイボーグが普通にパンチを出しながら前進するだけで勝ててしまう状況が続いている。
 
 
もちろんホルムも例外ではなく、まともに打ち合ってはサイボーグには歯が立たない。
 
だが、あのフットワークがあれば、もしかしたらサイボーグのプレスから逃げ切れるかも。
ローキックを蹴っては離れ、サイドに回ってパンチを当てては離れ。
ロンダ・ラウジー戦の動きを5R貫徹できれば、ブーイングまみれの判定勝利を掴むのも夢ではない。
 
「五味バッカ野郎お前、サイコーじゃねえかww ベストバウトかましやがってゴルァww 大みそかは判定じゃダメだよ」
 

試合の見どころは「サイボーグがホルムをつかまえられるか」のみ。そして、ホルムがあのプレスをさばききるのは相当難しいと思う

と言いたいところだが、僕には「やっぱり厳しいんじゃないの?」としか思えない。
 
とりあえず、この試合の見どころは一つ。
サイボーグがホルムをつかまえられるか。
ほぼ、それだけと言っても過言ではない。
 
ホルムのパンチやハイキックは確かに強力だが、それはあくまでスペースがあってのもの。距離を潰してしまえばそれほどの怖さはない。
また、フィジカルではほかの選手同様、サイボーグにはかなわない。
 
なので、ホルムが試合を有利に進めるには、極力サイボーグに触らせないことが重要になる。
 
「ロンダ・ラウジー失神KO負け!! ホーリー・ホルムが秒殺女王を完膚なきまでに叩きのめし、女子MMAの歴史を動かす」
 
だが、イノシシのように一直線に前に出るだけのロンダ・ラウジーと違い、サイボーグは相手の逃走経路を塞ぐようにじっくりとプレスをかけるスタイル。
いかにホーリー・ホルムでも、あのプレスから5R逃げきるのは難しいのではないか。
 
また、カウンターを狙うと言っても、イノシシのように一直線に前に出るだけのロンダ・ラウジーと違い、サイボーグは防御面への対応も考えながら前進している(ように見える)。
 
もちろん時間はかかると思うが、どこかの時点でサイボーグが得意のパターンに持ち込んでしまう気がする。
 
何となくのイメージでは、3Rの中盤くらい。
金網を背にしたホルムがサイボーグに引き倒され、上からパンチを落とされてのTKO負け。そんな流れを想像しているのだが、いかがだろうか。
 
「武尊vs小澤感想。やっとわかってきたじゃねえかK-1。大事なのはああいう熱量だよな。「本物」とか「本質」とか、マジで無意味」
 
というか、ホーリー・ホルムって言うほどカウンター得意っすかね?
過去のボクシングの試合を観ると、むしろ自分から前に出て打ち込んでいるように思えるのだが。
 
まあ、それでもこれまでの選手よりは断然期待が持てるのも確かだが。
さすがにサイボーグの圧力に圧倒されて背中を向けるなどという失態は犯さないはず。
 
 
いや、しかし。
楽しみですねクリス・サイボーグvsホーリー・ホルム。
 
DAZNで中継あるかな。
大みそかは外出できねえなオイww
 
「DAZN for docomoを契約。利用した感想は? Jリーグファン激怒のDAZNはあり? なし? 使える? 使えない?」
 

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