RIZIN山本美優初勝利。何か成長しとったぞ。タックルが神過ぎてヤヴァイww あと真珠さんゴリ押しはボクシング界が高野人母美でやるべきだったヤツ

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RIZINイメージ
2017年7月30日にさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」。
49kg契約のスペシャルワンマッチとして山本美優vsキャシー・ロブ戦が行われ、3-0の判定で山本美優が勝利。MMA3戦目にして待望の初勝利を飾った試合である。
 
 
試合開始直後からグイグイ前に出て、相手をコーナーに押し込む山本。
あっさりとテークダウンを奪うと、パンチを打ち下ろしながら有利なポジションをキープする。
時おりロブに三角絞めや腕十字を狙われるが、そのつどパワーの差を見せつけてペースを渡さない。
 
3Rに入っても動きの落ちない山本。
得意のタックルで再三テークダウンし、ロブに反撃を許さないまま終了のゴングを聞く。
 
判定勝利が告げられると全身で喜びを表現し、同時にトーナメントへの参加を表明した。
 
「格闘技で久しぶりにウルっときた。那須川天心vs堀口恭司感想。盛り上げたるテッペンとったる!!」
 
また、タレントの野沢直子の娘としてRIZINデビューに注目が集まっていた真珠・野沢オークライヤーが、第二試合に登場。シーナ・スターを1R1分50秒で腕十字固めで敗り、初勝利を飾っている。
 

批判的な意見も多いけど、山本美優(42)は勝ってよかったな

山本美優(42)がRIZIN初勝利!!
 
以前にも申し上げたように、僕は普段MMAをあまり観ない。
だが、基本的にミーハーな人間なので、先日のRIZINもこの試合にだけは注目していた。
 
「ロンダ・ラウジーがわかりやすくボブ・サップだった件。ヌネスに48秒TKOか。ちょっとマズい負け方かもしれんな」
 
そして、山本美優が思ったよりも進化していたことに驚いてしまった。
 
 
ネット上や世間の感想を見ると、
 
「こんな試合はフルで放送する意味がない」
「しょっぱい試合」
「グランドで何もできない」
「楽な相手を用意してもらったのに、勝ちきれないのは情けない」
「山本美優の試合以外はおもしろかった」
 
など、相変わらず辛辣な言葉が並んでいる。
 
ただ中には、
 
「成長が見られた」
「パウンドが成長すれば化けるかも?」
「決めきれなかったけどよかった」
「とにかく勝っておめでとう」
 
という好意的な意見もちらほら聞かれ、初勝利を喜んでいる人も一定数いると感じる。
 
表題の通り、僕もこっち側の人間で、山本美優の初勝利は本当によかったと思っている。
 
というより、普通に成長していたと思うのだが。
 

山本美優(42)が絶賛進化中。これだけ打撃が出せれば必要十分なのではないでしょうか。あと、タックルはガチで凄いからねこの人

2016年9月のMMAデビュー以来3戦目。
今回の勝利を受けて、過去の2試合を含めて観直してみたのだが、この人、普通に進化していると思う。
 
とりあえず、デビュー戦を観て思ったのが「コイツ、打撃のセンスないんじゃねえの?」という疑念。
MMA選手としての技術以前に、スタンディングでの打撃にあまり才能を感じない。
 
「“判定のカリスマ”山本美憂を見ろ。RIZIN発のスターは朝倉未来じゃなく山本美優。DQN一歩手前のスレスレ感が一番カッコいい」
 
グランドでの技術や間接技への防御云々もあるのだろうが、まともに打ち合えないのは厳しいんじゃないの?
勝敗どうこうはもちろん、打撃ができないと試合としておもしろくない。これは新興団体の看板選手としては致命的じゃないの? みたいな。
 
だが、今回の試合では自分から前に出て打ち込んでいたし、打撃で圧力をかけてからのタックルという流れが成立していた(と思う)。
技術的にはまだまだなのだろうが、あの思い切りのよさはよかったのではないだろうか。
 
 
そして過去の2戦を観直すと、試合ごとに打撃が出るようになっていることに気づく。前回は打撃系の相手を怖がらずに前に出ていたし、今回は体格差もあったおかげでスタンディングでも圧倒できていた。
 
ひょっとすると、見る人が見れば「全然ダメ」と言われてしまうのかもしれない。ただ、別にUFCを目指すわけでもないのだろうし、女子の試合でここまでできれば必要十分なのではないか。
 
あのグランドでのロボコンパンチは早急に何とかしなきゃダメだろうけど。
 
 
だって好きでしょ?
「年齢に負けずにがんばるアラフォーのお母さん」っていうドラマ。
と言わんばかりの偏ったO.A.っぷりなのだが、個人的にはそこにガッツリ乗ればええんちゃう? と思っている。
 
でも、実際好きでしょ?
テニスの伊達公子とか。
 
「五味バッカ野郎お前、サイコーじゃねえかww ベストバウトかましやがってゴルァww 大みそかは判定じゃダメだよ」
 
というか、山本美優のタックルってガチですごいからね。
仕掛けたタックルが全弾ストライクって、普通に考えてあり得ないですよ。
タックルだけならリアルにUFCでも通用するんじゃないですかね。
 
それくらい、レスリングのトップレベルは途方もないということなのだろうが、アレだけでも十分O.A.の価値があると思いますね僕は。
 
あと、この人何気にめちゃくちゃ体力ありますよね。
これまでの3試合で、一度もバテた姿を見せたことがないという。これって結構すごいことだと思うのですが。
42歳ということを抜きにしても、デビュー3戦目でこれはかなり人間辞めてるんちゃいますか?
 
やっぱりアレだな。
石井慧に柔道を習うべきだな。
で、アイツにはタックルを教えてやればいいよ。
それで両方ともコンプリートファイターになれるでしょ。
 

真珠・野沢オークライヤーも勝利。あれだけ連呼されりゃ、そら覚えますわww ああいうゴリ押しをボクシングの高野人母美でやってもらいたかったんだよ

そして、今回のRIZIN(というか、フジテレビ)がもっとも推していたファイター、真珠・野沢オークライヤーについて。
 
もともとこの選手には興味がなかったのだが、番組内で再三ゴリ押しされたおかげでさすがに覚えてしまったww
しかも「真珠」「オークライヤー」というパンチの効いた名前を連呼されたせいで、完全に脳内に刻み込まれた次第である。
 
てか、「真珠・野沢オークライヤー」ってめっちゃ語呂がいいっすよね。
風呂場とかで口に出したくなる。
 
 
試合自体も、個人的にはよかったと思っている。
細かい技術や駆け引きについてはよくわからないが、あの長い手足を目いっぱい使ったグランドは初陣にしてはすばらしかったのではないだろうか。
 
ボクシングの高野人母美のときも申し上げたが、僕の「モデルと格闘技(ボクシング)は相性がいい」説はあながち間違いではない(真珠さんはモデルではないけど)と思う。
 
「モデルボクサー世界挑戦! 女子ボクシングが格闘技界を救う?」
 
痩身で長身。
人並み外れた長い手足。
 
この基本スペックだけで、同階級の選手に比べてあり得ないほどのアドバンテージである。
当たり前の話だが、同じ動きをできるのなら身体が小さいより大きい方が有利に決まっている。常に頭一つ分上背のあるモデル体型というのは、どこをどう見ても格闘技向きとしか言いようがない。
 
しかも、モデルなら容姿端麗であることは間違いなく、団体のスター候補としてゴリ押しする価値は十分である。
 

やっぱりモデルと格闘技、モデルとボクシングは相性がいい。あの手足の長さと上背は尋常じゃないアドバンテージになる。そして、高野人母美へのボクシング界の扱いはいまだに許してない

僕は以前から「芸能界で燻っていて、打撃の才能がある女性モデルを連れてこい。2年間ボクシングを仕込めば絶対にスターになる」と言い続けてきた。
 
「モデルボクサー高野人母美KO負け!! 今後のボクシング界のために高野人母美の後継者を大至急探すんだ!!」
 
打撃の才能と言っても、何年に1人の逸材である必要はない。それこそ1か月に1人、2週間に1人の逸材でもいい。そのくらいのセンスがあれば、あとは絶対的な体格差でどうにでもなる。
 
モデル出身で容姿端麗。
芸能界からの転身ということで話題性も十分。
しかも打撃の才能があり、2年間みっちり鍛えたおかげでそこそこ勝てる。
 
このそこそこ勝てる選手を地上波でゴリ押しすれば、あっという間に格闘技界のスターのできあがり。うだうだ言ってないで今すぐ実行しなさい。
「スターはなるものじゃない。作るものだ」という名言が生まれたのもちょうどこのときであるww
 
要は、今回のRIZINにおける真珠・野沢オークライヤーがまさにそれだったということ。
そして、ボクシング界が高野人母美でやらなくてはいけなかったことである。
 
いまだに思い出すたびにムカムカするのだが、日本ボクシング界は高野人母美への扱いがあまりに雑過ぎる。
せっかくのスター候補の旬を無駄に浪費しただけでなく、小さな失敗をあげつらって総スカンを食らわせたこと。あの一連の騒動を僕はいまだに許していない。
 
「女子ボクシングの未来に絶望。プロ意識低過ぎだろ高野人母美以外どいつもこいつも。高野人母美批判もしょーもなさ過ぎる」
 
女子ボクシングとかいうどマイナーな競技にスポットライトを当てただけでなく、積極的にメディアにアピールする姿勢。本来チャンピオンなどの第一人者がやるべきことを1人でやっていたのが高野人母美だったにもかかわらず、である。
 
その計り知れない貢献の数々を棚に上げ、「茶番」「売名」などといった世間の掌返しから守ろうともせず。むしろ率先してバッシングに興じるボクシング界の器の小ささ。貢献度と比べれば足の小指にも満たない失敗を大げさにクローズアップする器の小ささ。
マジであり得ない。
 
まあ、この話は蒸し返すとイライラするのでこの辺で止めておくが、今回のRIZINを観てそんなことを考えてしまった。
 
 
あと思ったのが、RIZINの会場観戦が楽しそうだなということ。
偏った地上波放送には「ん?」と思うところもあるが、現地観戦した人はそれなりに満足感が高いのではないだろうか。画面から伝わる雰囲気として。
 
個人的に、ボクシング観戦にはしばらく行く気がしないが、RIZINにはちょっと行ってみたいと思っている。
 

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