大相撲一月場所7日目現地観戦感想。相変わらずのフワッとした空気感に満足した。休場の横綱照ノ富士は去年5月場所の優勝で力を使い果たしちゃったか?【2023.1.14】

大相撲一月場所7日目現地観戦感想。相変わらずのフワッとした空気感に満足した。休場の横綱照ノ富士は去年5月場所の優勝で力を使い果たしちゃったか?【2023.1.14】

表題の通りですが、2023年1月14日に東京・両国国技館で開催された大相撲一月場所7日目を現地観戦してきました。


 
大相撲観戦は去年の9月以来で、都合3回目となっております。
 
ちなみに大相撲は今場所からマスク着用での声出しOK、入り口での親方によるチケット「もぎり」(これ、名物らしいっす)の復活など、新型コロナウイルス関連の規制が緩和されております。


正直、スポーツ観戦での声出し禁止ルールは有名無実化しているところもあり「今さらしょーもない」と思ったりもするのですが、それでも「OK」と明言することにはそれなりに意味があるのかもしれません。
 
まあ「こんなルールを守る方がバカだろ」と開き直っている連中の醜悪さは筆舌に尽くし難いものがありますが笑
 
 
またこの日は2022年大晦日にRIZINに出場した格闘家のフアン・アーチュレッタも来場していたとのこと。


てか、ずーっと日本におるやんけコイツw
大晦日ってもう2週間前だぞ笑
 
確か試合前のインタビューで「16日まで日本に滞在する」と言っていた記憶がありますが、マジだったんすね。
 

ふわっとした空気感はクセになる。場内のマイナスイオンをたっぷり吸収してきた笑

全体の感想ですが、今回も楽しく過ごすことができました。
 
今場所は一人横綱の照ノ富士が休場、東前頭7枚目の逸ノ城がスキャンダル? によりこちらも休場(欠場?)。また関脇高安が6日目から休場するなど、最高位が一人大関の貴景勝という寂しい状況となっています。
 
上述の記事で芝田山親方が「みんなにチャンスがある」と言っていますが、むしろ絶対的な存在がいない物足りない場所とも言えるわけで。
相撲ファンにとっては不満の多い初場所なのかもしれません。
 
ただ、僕のようなニワカ、特定の力士を応援しているわけでもない人間にとっては大した問題じゃない。
それよりも相撲会場のふわっとした空気感に触れてマイナスイオン(?)を吸収できればOK。そういう意味で今回も十分楽しめた次第です。
 
大相撲九月場所十四日目現地観戦感想。惰性(リラックス)の極みみたいな空間。セブンイレブンのシステム障害でチケット発券ができずに狼狽した
 

15:30頃に両国駅に到着。会場前はファンで大にぎわい。満員御礼の垂れ幕も出ました

この日は15:30頃に両国駅に到着したのですが、国技館前は相撲ファンで大にぎわいでした。

 
ちょうど会場入りする力士と遭遇したのですが、まあデカい
横にも縦にもデカくて近くを通ると威圧感が尋常じゃない。
 
入門時に身長、体重の規定を設けているのもそりゃそうだろうなぁと。
こんなヤツらに中肉中背のパンピーが太刀打ちできるわけがない。まともにぶつかったら間違いなく重大な怪我をしますww
 
 
十両の土俵入り。

ここはホントに圧巻です。
 
できれば横綱の土俵入りも観たいところですが、いないもんはしゃーない。
 
 
行司さんが中入り後の取組を一番ずつ紹介するコーナーです。

取組が記載された紙を1枚ずつめくっていきます。初場所だからなのかは不明ですが、こんなのがあるんですね〜。
 
 
満員御礼キター♪───O(≧∇≦)O────♪

なるほど。
この日は初場所&土曜日&規制緩和が重なったことで大盛況だったわけですね。
 
と言っても、ところどころに空席がありましたが……。
誇大広告なのか、チケットを購入したのに現地に来なかった人がいたのかは不明です。
 
 
相変わらず読ませる気ゼロの取組プログラムww

概ねご機嫌な相撲観戦ですが、ここだけはマジで何とかしてほしい。
伝統とか形式とか慣習とか、そんなことはどうでもいいから観客に優しいやり方を模索してもらいたいっすね。
 

いい意味での緊張感のなさが大相撲観戦のよさ。でも、チケット購入の際は入り口後方付近は絶対に避けるべき

僕が思う大相撲観戦のよさはいい意味での緊張感のなさ
 
延々と取組が続く(午前9:30スタート)ために一番くらい見逃したところで大したダメージもなく、お目当ての力士が出るまでは無理に集中する必要もない。場内を散策したり売店を巡ったりと土俵以外の楽しみもある。
極論、“これより三役”までは寝ていても大丈夫なほど。
 
中入り前は座席がガラガラで歩き回る人が多数、残り1時間を切ったあたりでようやく場内が落ち着く、みたいな感じが慣例でございます。
 
 
まあ、歩き回る人間が多いせいで視界を遮られることも多々ありますが。
 
一応言っておくと、チケットを購入する際は入り口の後方は絶対に避けた方がいい
前回、前々回申し上げた通り入り口付近は人の往来が多く、立ち止まって自分の席を探す人間が大量発生します。しかも取組の真っ最中にそれをやられるのでストレスが尋常じゃない。
 
初めての大相撲観戦感想。入場は中入後がおススメ。フラッと入って飽きたら帰るスタンス。力士の大型化による怪我の多さと取組の単調化。土俵に上がった瞬間満身創痍の照ノ富士
 
なので、僕も今回は過去2回の教訓を生かして入り口付近を避けてチケットを購入しております。
おかげでバカに視界を遮られる機会は大幅に減りました(ゼロじゃないけど)。
 
 
などなど。
食事をパクつきながらフワッと楽しみたい方、ビッグマンが激突する迫力を直に感じたい方にとって大相撲観戦はマジでオススメです。
 
逆に長い興行に耐えられない方、単調な流れに飽きてしまう方にはちょっと合わないかもしれません。
 


 

照ノ富士は去年5月場所の優勝で力を使い果たしたか? あの優勝にはホントに感動したのでがんばってもらたいけど…

なお今場所を全休している横綱照ノ富士ですが、下記の通り2022年10月に両膝の内視鏡手術を受けて現在もリハビリ中とのこと。現在3場所連続の休場となっています。


僕は去年5月に人生で初めて大相撲観戦に行ったのですが、その際に照ノ富士のボロボロっぷりに「おおう……」となったことを覚えています。
 
「素人の僕が観てもこの膝はヤバい」
「明らかに踏ん張りが利いてない」
「身体を大きくしすぎて限界を超えてる」
 
僕が行ったのは初日だったのですが、大栄翔に力感なく敗れる姿を観て「これは途中休場もあるんじゃねえか?」とすら思ってしまいました。
 
ところが……。
2日目から持ち直した照ノ富士はそこから4連勝。6日目、8日目に黒星を喫しましたが、何だかんだで12勝3敗で7度目の優勝を飾りました。
 
マジな話、この場所の照ノ富士にはめちゃくちゃ感動しましたね。
 
照ノ富士の横綱相撲に感動した。ぐちゃぐちゃの膝でもできることをやり続けて7度目の優勝。横綱とは一握りの強者だけに許された別次元の超人
 
“かわいがり”と呼ばれる親方や先輩の暴力事件が発覚するたびに前近代的さを晒す相撲界ですが、こういう不屈の闘志というか、横綱の底力を見せつけられると「やっぱりすげえな」と。
かつての朝青龍や白鵬もそうですが、頂点を極める人間の常人離れした馬力、胆力には改めて驚かされます。
 
 
ただ、あの優勝ですべてを使い果たした感もあるのが……。
照ノ富士にはすでに復活する力は残っていないかも? とすら思ったり。
 
怪我を押して出場を続け、優勝&悲願の横綱昇進を果たすと同時に力尽きた2017年の稀勢の里と同じ道を辿らなければいいのですが。
 
稀勢の里引退。横綱としては実力不足だったんだろうな。横綱は勝ち続けるのが義務、怪我は土俵上で治すもの、痛みは精神力で乗り越えるもの
 
僕は特定の力士のファンではないと申し上げましたが、人生初の大相撲観戦で観た照ノ富士にはどうにかがんばってほしいと思っています。
 
あとは朝青龍の甥の豊昇龍ね。

取組前の気合いの入った表情とか所作がめちゃくちゃカッコいいんですよね。
 
闘志を前面に出した佇まいが朝青龍っぽい。
 

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