田中正義が人的補償で日ハムに移籍。久しぶりに観たけど改めてポテンシャルはすげえ。年間フルで働けば普通に二桁は勝ちそう。特にいいのが…

田中正義が人的補償で日ハムに移籍。久しぶりに観たけど改めてポテンシャルはすげえ。年間フルで働けば普通に二桁は勝ちそう。特にいいのが…

2023年1月11日、プロ野球ソフトバンク・ホークスはFAで加入した近藤健介の人的補償として田中正義が日本ハムファイターズに移籍すると発表した。


田中正義は2016年ドラフトで5球団競合の末にソフトバンクに1位入団した右腕。ところがここまでの5年で0勝1敗2ホールドと期待された成績は残せておらず、今後は新天地でプロ初勝利を目指すことになる。
 

久しぶりに田中正義を観たけどやっぱりいいな。フルで働けば普通に二桁は勝ちそうな…

田中正義の日本ハム移籍。
近藤健介のFA移籍に伴い人的補償として2016年ドラ1の田中正義が指名されたわけだが。
 
実を言うと僕は去年から野球観戦熱が著しく減退しており、当然オフシーズンのFA市場もよく知らない。
理由はめちゃくちゃ単純で、試合がつまらないから
 
2022年はセパともに投高打低があまりに顕著、シーズン序盤からノーノーやそれに準ずる試合が量産される異常事態に。
年間のチーム防御率もセ1位:中日3.22(2021)→阪神2.67(2022)、パ1位:ソフトバンク3.25(2021)→西武2.75(2022) と凄まじい良化を見せている。
 
個人的にピッチャーを眺めるのが好きな人間なので投手戦自体は大好物なのだが、これはさすがにやりすぎ。以前ちょろっと申し上げたが、日ハムポンセ程度がノーノーを達成できてしまうようなリーグではあまりに物足りない。
 
おまけにコロナ感染によってすぐに主力が離脱するし、ビミョーな立ち位置のピッチャーが1.5軍相手に無双する姿を見せられてもちっともおもしろくない。


そんな感じで2022年はシーズン序盤に興味を失い、結果的に日本シリーズすらも観ずに終了してしまった。
 
 
なお、かろうじて動向を追っていたのは広島坂倉将吾、中日根尾昂(ピッチャー転向後)、ロッテ佐々木朗希、ソフトバンクに移籍が決まったロベルト・オスナくらい。
 
広島坂倉は現地観戦して「コイツええな」と一目で気に入った選手で、中日根尾はピッチャー転向後に「何コイツ、才能あるじゃんw」と驚いた経緯がある。
 
佐々木朗希に関しては言わずもがな、途中加入のロベルト・オスナは初登板から「おいおい、ガチのヤツ連れてきちゃったよ笑」とテンションが上がった次第である。
 
坂倉将吾の2021年を振り返る。.315、HR12、OPS.850。こんなに期待通りの成長を遂げるとは。去年の課題を軒並み克服
 
で、今回の人的補償で久しぶりに田中正義の名前を聞き、改めて眺めてみると「やっぱりいいな」と。
 
投げている球は間違いなくすごい。それこそ怪我さえなければ(シーズン通して働く体力があれば)普通に二桁勝つのではないか。
このままロマン枠で消えていくにはあまりにもったいない選手である。
 

持ち味はストレートとフォーク。そして僕がいいと思った球種が…

田中正義の持ち味は何と言ってもストレートとフォーク。特にフォークは落差重視だった大学時代に比べてスプリット系への傾倒が見られる。(数少ない)投球動画を漁ったところ、やや落差を抑えて制球を優先している印象である。
 
そして、僕が田中正義の持ち球でかなりいいなと思ったのがカッター
 
2022年のオープン戦では142kmのカッターで右打者から見逃し三振を奪い、

8月のケガ明け登板では左打者の外側のカッターでファールチップさせている。

スラッターほどの変化量はなく、軌道としては打者の手元で“キュンッ”と滑るイメージ。
打者側からは途中までストレートに見えているはずで、「キタ!!」と思って振りにいったら芯をずらされるとか、そんな感じ。
 
下記によると田中正義の2022年のカッターは空振り率40%と驚異的な数字を叩き出している。
 
「2022年度 田中 正義【ソフトバンク】カウント別・球種配分成績」
 
登板数5試合&総球数69球とサンプル自体が少ないのだが、球筋を観る限り相当な武器になりそう。
18試合に登板した2021年はカッターを投げていないようなので、本格的に使い始めたのは2022年以降だと想像する。
 
「2021年度 田中 正義【ソフトバンク】カウント別・球種配分成績」
 
マジな話、この球を有効に使えれば田中は先発でも十分やれる。
僕が「怪我さえなければ普通に二桁勝ちそう」と申し上げた一番の理由がこれである。
 
 
救援でいくならストレートとフォークのゴリ押しでいい。
だが、ポテンシャルをフルに生かすのであればやはり先発。
 
150km前後のストレートと140kmちょいのカッターで追い込み、140km弱のフォークで打ち取る。その中でたま~に縦割れのカーブで緩急をつける。
 
すべてがうまくハマれば伊藤大海、上沢直之に次ぐ先発三番手に食い込む可能性すらある? かも?
 

懸念材料はやはり怪我。“速球派”と呼ばれたピッチャーが変わり果てた姿で引退するパターンは何度もあったけど

懸念材料としてはやはり怪我だろうなと。
今がどんな状態なのかは不明だが、結局身体が持つかどうかがすべてと言っても過言ではなさそう。
 
実際、2021年に18試合登板、防御率2.16の成績を残して飛躍→2022年についに先発ローテーションの座を掴んだものの、開幕直前の離脱によってすべてがリセットされてしまった。
 
 
さらに好調だった2021年に比べて微妙に球速が落ちているのも……。
 
下記をもとに2021、2022年の最高球速の平均を出してみると、
 
「2021年度 田中 正義 全投球成績」
「2022年度 田中 正義 全投球成績」
 
2021年の約153.1kmに対して2022年は約151.8km。どちらも救援登板ながら最高球速が1km以上落ちていることがわかる。
もちろん2022年は怪我明けで本調子ではなかったとは思うが、ここから球速が戻るかはまた別の話である。
 
 
“速球派”と呼ばれたピッチャーが度重なる怪我によって変わり果てた姿で引退するパターンは過去に何度もある。
パッと思いつくところでは新垣渚、寺原隼人あたり。
 
田中正義が彼らと同じ道をたどらないことを切に願っている。
まあ、何だかんだで30代半ばまで粘った新垣や寺原と現在28、29歳でプロ0勝の田中正義を比べること自体がナンセンスなのだが。
 
 
てか、見るからに身体に悪そうな投げ方なんですよねこの人……。
 
現実的には登板なしor2022年と同程度、MAXがんばったとしてもオリックス→中日に移籍して1年目に4勝を挙げた八木智哉くらいだと予想しておく。
 

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