ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ、デビン・ヘイニーvsホセ・ラミレス。カシメロvsリゴンドー級のワースト試合が2日で3つ(カネロvsスカル含)も生まれるとは思わないだろ。井上尚弥の試合があって本当によかったな【結果・感想】

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2025年5月2日(日本時間3日)に米・ニューヨーク、タイムズスクエアで開催されたボクシング興行。
WBO世界S・ライト級タイトルマッチ、テオフィモ・ロペスvsアーノルド・バルボサJr.戦を含む計5試合が行われたわけだが。
僕が注目していたのはライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ戦、デビン・ヘイニーvsホセ・カルロス・ラミレス戦の2試合。
ライアン・ガルシアとデビン・ヘイニーは2024年4月に対戦(無効試合)しており、今回両者が勝てば再戦が組まれる見込みとのこと。
デビン・ヘイニーが体重超過のライアン・ガルシアに判定負け。ヘイニーの苦手意識もあったかも? 正直、ガルシアの奇行で興味をひかれたよ
ところがライアン・ガルシアがまさかの判定負けを喫するという。
また両試合とも低調で、辛辣な声が山ほど聞こえてくる笑
僕はいつも通り? リアルタイム視聴はできず後追いで視聴した次第である。
○デビン・ヘイニーvsホセ・カルロス・ラミレス×(判定3-0 ※119-109、119-109、118-110)
まずはデビン・ヘイニーvsホセ・ラミレス戦。
恐らくラミレスのプレスと連打はヘイニーのスタイルとは相性が悪い。
しかも12Rペースを落とさず動けるラミレスに対してヘイニーは失速癖がある。
これはもしかしたらヘイニーも危ないかも?
勝敗予想はヘイニーの判定勝利だが、ゼーハーしながらギリギリ逃げ切る感じになると思っていた。
ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ、ヘイニーvsホセ・ラミレス、スレイマン・シソコvsカバラウスカス、ウェルター級の楽しみな試合目白押しw 佐々木尽vsノーマンJr.は今しかないってタイミングだったな
ところが実際にはヘイニーがジャブと足を駆使したアウトボクシングで走り切ってみせた。
遠い位置から単発のジャブ、ラミレスが近づいてくればサッと横に動く。
ジャブを打つと同時に動くというか、ジャブを打つ段階で回り込む準備をしていた印象。
ラミレスの圧力、連打を警戒していたのだと思うが、ここまで徹底したのはすごい。
ラミレスのカウンターでヘイニーの顔が跳ね上がるシーンが何度かあったが、そこで動きを止めない、追撃を許さなかったのもさすが。
ヘイニーはいろいろと不安定な面も目につくが、ジャブに関してはやはり抜けている。
ライアン・ガルシアのようにダッシュ力、ハンドスピードのある相手には突破されたものの、ホセ・ラミレスのプレスを止めるには十分なクオリティである。
さらに(僕が)心配していた失速もなく最後までピンピンしていた。
ホセ・ラミレスが衰えていたという声もあったが、正直そこまで落ちた感じはない。
次に控えるビッグマッチに向けてヘイニーが“勝ちに徹した”試合だったなぁと(ライアンの負けで白紙になったけど)。
当たり前だけど試合はクソつまらなかったよ。カネロvsスカル同様、競技としては正解だけど…
当たり前だが、この試合がおもしろかったなどと言うつもりはない。
というよりはっきり言ってクソつまらなかった。
最後まで観続けるだけでも吐きそうなくらいしんどかった。
申し上げたように「低調な試合だった」とあらかじめ聞いていたので、それなりに気合を入れて視聴をスタートしたのだが。
前日に8時間以上睡眠をとり、朝昼晩をしっかり食べた上で再生ボタンを“ポチッ”と。
そこまで万全の体調で臨んだにも関わらず何度か記憶が途切れている笑
翌日のカネロvsウィリアム・スカル戦同様、ヘイニーの作戦は勝つための最適解ではあると思う。競技としては正解だが、プロ興行としてはクソ中のクソ。
カネロvsウィリアム・スカル。クソつまらねえじゃねえかw 途中ちょいちょい記憶がないぞ。でも格上を食うための作戦としては悪くなかったよね
心底苦痛な36分間だった(そこまでして観る意味がわからないw)。
×ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ○(判定3-0 ※115-112、115-112、118-109)
そしてメインイベントのライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ戦。
両者が高級車? に乗って入場するなどエンタメ性の高い演出、タイムズスクエアでの初のボクシング興行のメインにふさわしい試合になるはずが……。
こちらもなかなかの退屈さ。
2Rに両者が交錯→ライアンが左フックでダウンを奪われると、そこから一気に手が出なくなる。
右ガードを顔面にピッタリくっつけたまま左の単発のみで勝負するライアン。
離れた位置からジャブ、ボディを打ち込むロメロを崩せずダラダラとラウンドを重ねていく。
一方のロメロもライアンの左フックを警戒してか、いまいち深く踏み込めない。
お互いに当たるか当たらないかのジャブを見せ合う静かな展開。ほぼヘッドハンターのライアンに対してロメロはたま〜にボディに左を伸ばす。その分だけ差がついたとか、そんな感じ。
イサック・クルスvsローランド・ロメロ。ここまで一方的になるとは。フックぶん回し同士の対戦。得意な距離とディフェンスに差があった
両者が近場でフックを打ち合うエキサイティングな試合になると思っていた時期が僕にもありました
中間距離でのジャブの差し合い、近場でのフックを得意とする両者。
その両者が危険な位置でフックを打ち合う展開になると思っていた時期が僕にもありました。
特にダウンを喫して以降のライアン・ガルシアは「怪我でもしたのか?」というくらい右が出ない。
約1年ぶりのリングで試合勘が戻っていないのか、キャリア最重量のウェイトで警戒心が大きかったのか。
速射砲のような連打は最後まで出ず、ひたすら下がりながらの左フックを狙うばかり。
僕はライアンのハンドスピードにロメロがついてこられないと思っていたので、これだけ慎重? 消極的に立ち回る姿にちょっと驚いている。
ただ、ライアンのジャブにロメロが反応できないシーンも何度か見られた。
持ち前のハンドスピードやダッシュ力を要所で発揮するのだが、そこから先が続かない。
もう1歩踏み込めば一気に乗れる! というタイミングで自重してしまう。
やはりアレは2Rのダウンが影響したのだろうか。
キャリア初期(S・フェザー級時代)と同じファイトがこのレベル、ウェイトでできるとは思わないが、それでもここまで消極的なのはどうなのよ? と。
アウトボクシングに傾倒するタイプではないだけに今後は苦労するかもしれない。
しないかもしれない。
佐々木尽vsブライアン・ノーマンJr.。佐々木尽を応援しない理由が見つからん。いけるぞ佐々木尽。“日本人初のウェルター級世界王者誕生”は字面だけでよだれが溢れる笑
まさかカシメロvsリゴンドー級のクソ試合が2日で3つも生まれるとは。井上尚弥の試合があってよかったな笑
しかし、今回は本当に辛かった笑
なぜここまで辛い思いをしてボクシングを観ているのかわからなくなるくらいに。
僕は2021年8月のジョン・リエル・カシメロvsギジェルモ・リゴンドー戦がボクシング史に残るワースト試合だと思っている。
カシメロvsリゴンドーとかいう放送事故。ハリー「こんな競技好きな人がいるんだね」←これは完全に正しいw 別にどっちの勝ちでもいいよ
そのワースト試合に匹敵する試合が2日で3つ(ヘイニーvsラミレス、ライアンvsロメロ、カネロvsスカル)も生まれた笑
ライアンvsロメロ戦のインターバル中、リングサイドで居眠りするターバン&グラサンのおっさんが大写しになったが、アレがすべての答えというか。
我々はある意味歴史の目撃者である笑
と言っても僕は後追い視聴(PPVも購入していない)の人間なのでブチ切れることはない。
ただただ「つまらない」を連呼するだけである笑
そう考えると、今回の敗者はPPVを購入した視聴者かもしれない笑
冗談抜きでヘイニーvsラミレス、ライアンvsロメロの翌日にカネロvsスカルは……。
致死量の睡眠薬を飲まされたと言っても過言ではない笑
と同時に井上尚弥vsラモン・カルデナス戦があってよかった。
マジでよかった。
井上尚弥がダウンを喫しながら8RTKO勝ち。危ねえ! カルデナスと同じ時代に生まれたことを感謝しそうになったよw 「井上はパンチをわざと受けてる」とかいう識者(笑)の謎理論
やはりボクシングファンは井上尚弥と同じ時代を生きていることに感謝するべきである()
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