那須川天心が井上拓真と再戦だ? ジェシー・ロドリゲスvs拓真の噂はすぐに消えたのね。初戦は案外天心ががんばってた。拓真にも井岡戦ほどの余裕はない。依然として厳しいとは思うけど…

那須川天心が井上拓真と再戦だ? ジェシー・ロドリゲスvs拓真の噂はすぐに消えたのね。初戦は案外天心ががんばってた。拓真にも井岡戦ほどの余裕はない。依然として厳しいとは思うけど…

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井上拓真と那須川天心の再戦話が浮上しているらしい。
 
記事によると日時は2026年9月。
先日「ジェシー・ロドリゲスが井上拓真に挑戦するかも?」という話題を目にしたばかりだったので、「あ、やっぱりそっちなのね」となっている笑


まあ、ロドリゲスvs拓真は当人同士が口に出しただけであまり現実味はなかったが。
 
ジェシー・ロドリゲスvsアントニロ・バルガス。ロドリゲスの完勝だけど階級アップの影響はモロに感じた。バルガスの対策もロマチェンコvsリナレスっぽくてよかった
 
むしろ拓真と天心については天心陣営が急ぎすぎな印象。
 
挑戦者決定戦をクリアしたとは言え劇的な成長があったとは思えない。
現時点での力関係はそこまで変わっていない気がするのだが……。
 

初戦は案外天心ががんばってた。もっと圧倒された印象だったけど

天心と拓真が再戦すると聞いて前回(2025年11月)の初戦を観直してみたところ……。
 
全編視聴は下記↓

 
案外天心ががんばっていた(と思う)。
 
完敗には違いないが、手も足も出なかったわけではない。
少なくとも今年5月の拓真vs井岡一翔戦ほどの絶望感はない。拓真にも井岡戦のような余裕は感じられない。
 
僕はもう少し天心が圧倒されたと思っていたが、時間の経過とともに印象が上書きされていたようである。
 
完敗には違いないが。
完敗には違いないが(大事なことなので2度言った)。
 

拓真がきっかけを掴んだのってアンカハス戦だと思うんだよね。石田戦、堤戦で印象が薄れたけど

天心戦で覚醒、井岡戦でもそれを継続したと言われる拓真だが、過去のキャリアを振り返るときっかけを掴んだのは2024年2月のジェルウィン・アンカハス戦な気がする。
 
全編視聴は下記↓

 
あの試合の拓真は遠間の差し合いで優位に立ち、接近戦を挑んできたアンカハスと真正面から打ち合った末にKO勝利を挙げている。
次戦で石田匠にダウンを奪われ堤聖也の連打に屈したせいで印象が薄れているが、あの試合で見せた接近戦は天心戦と同じくらいすごかった(と思う)。
 
2023年4月のリボリオ・ソリス戦が低調だった分、そこからのギャップに「コイツすげえ!!」となった覚えがある。
 
井上拓真vsジェルウィン・アンカハス。いや~、すまん拓真。ナイスファイト。接近戦はオドレエタ。アンカハスは数年前に比べて足が動かなかったな
 
ただ、アンカハス戦でも序盤2Rはやや押され気味。
身体を目いっぱい伸ばした左ボディストレートに後退させられるシーンが目に付く。
 
ところが3Rからは遠間の差し合いでアンカハスを上回る→接近戦に移行する流れでペースを掴んだ。
もっと言うと、前回の井岡戦も1Rだけは「これは井岡いけるかも?」という内容だった。
 
基本的にこの選手は序盤を情報収集に使うのだと思うが、天心との再戦ではどうなるか。
いきなりハイペースでいくのか、初戦同様様子見するのかも見どころになりそうである。
 

いきなりの右をもらいやすい天心。拓真との再戦でも当然狙われるはず…

対する那須川天心だが、こちらは以前から申し上げているように
・自分と同等かそれ以上のスピードがある
・遠間からすっ飛んでくるバネがある
・いきなりの右を精度高く打てる
タイプを苦手とする。
 
キック時代では堀口恭司。
ボクシング転向以降はジェルウィン・アシロ。
スピードや見切りで差をつけられない、遠い位置から一足飛びで距離を詰めてくる相手を持て余す傾向がある。
 
特にいきなりの右はジェイソン・モロニー戦でも前回のファン・フランシスコ・エストラーダ戦でも危ないタイミングで被弾していた。
 
この右は拓真にも狙われたし、再戦でも当然狙われるはず。
 
那須川天心vsファン・フランシスコ・エストラーダ戦現地観戦。天心が成長したかはわからんかった。でも勝ったことが素晴らしい。スベりっぱなしだった興行を救ったよね
 
そして、これは簡単に解決できるものでもなさそう。
エストラーダ戦では前に出て打ち合うシーンが目立ったが、あの位置に長く留まれば当然右をもらいやすくなる。
 
エストラーダはボディや顔面に(ガードの上からでも)パンチを当てれば後退する&スペースができるので天心は追撃につなげることができた。
 
その点、拓真は打たれても下がらない、同時打ちのタイミングでカウンターを合わせてくるのでそのつど攻撃が寸断されてしまう。
バリエーションが少ない天心にとってこれは致命的で、逆にパターンがわかっている拓真はやりやすかったと想像する。
 
正直、エストラーダ戦での接近戦に劇的な変化は感じなかった&体格差でねじ伏せた印象だが、これが9月(?)までに拓真と渡り合える水準になるのか。
互角とは言わなくてもアンカハスと同等くらいは必須だと思うのだが。
 

天心はたぶん横の動きが得意(好き)。アングルを変えながら出す右にカウンターを合わせられた

天心はもともと横への動きが得意(好き)で、アングルを変えながら踏み込みのタイミングを測るシーンが目立つ。
拓真戦でも左右に動きながらスパッと打ち込む→すぐに離れるパターンで序盤2Rを制している。
また前戦では右を見せて背後に回る→死角からボディor顔面に左を打ち込む流れでエストラーダを削った。
 
だが、このパターンは必ず最初の右が起点になるため、拓真にはそのつどカウンターを合わせられている。
 
井岡戦でも拓真は初弾の左にカウンターを合わせまくっていたが、要するに1発の怖さがない相手には躊躇なくハイテンポなボクシングを展開できるのだろうと。
 
井上拓真vs井岡一翔戦再視聴。思った以上に井岡が遅かった。去年の大晦日にも「遅いな」と思ったけど。拓真の稲妻みたいな右に対応できず。最後まで勝負しない拓真には改めて失望したけど
 

まっすぐ系のパンチは通用していた(ように見えた)。拓真の接近戦を止めるのに有効かも?

天心の攻撃の中で拓真に通用していた(ように見えた)のはまっすぐ系のパンチ。
序盤はもちろん、中盤以降唯一ジャッジ2者が天心を支持した8Rでも、ガードの真ん中をスパッと打ち抜くパンチが何度か見られる。
横への動きが伏線になったのもあると思うが、拓真の前進を寸断するのにあのパンチは有効なのではないか。
 
拓真の持ち味はハイテンポさ、連打の回転力、近場での見切りだと思っているが、天心は相手がフッと休む瞬間というか、間を掴むのがうまい。
なので、最短距離を打ち抜くまっすぐ系のパンチは相性がいいように思える。
 
那須川天心vs井上拓真現地観戦。最後まで「天心vsボクシング」だった。天心の試合で相手の応援が大きい状況は初めて。両陣営の対策に差を感じた。天心は接近戦の対応が…
 
まあでも「相手をかく乱する」「意識外から当てる」みたいな攻撃が好きなんでしょうね。
 
いろいろ動き回って、たっぷり混乱させた上で
「はい、こっちでした!!」と。
 
ところがそれをやるには一定以上のスペースが必要になる。
そして、初戦では拓真のプレスでそのスペースを思いっきり潰されてしまった。
 

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基本は遠間で対峙。接近戦はアンカハスくらいの水準が必須。中に入ると危ないと思わせられれば…

完全な素人考えだが、再戦で天心が勝つには
・基本は初戦と同じ遠間で対峙
・拓真の前進をまっすぐ系のパンチで止める
・接近戦は最低限アンカハスくらいの水準が必須
かなぁと。
 
身長に対してリーチのある天心は拓真よりも射程が長い。
その分前手のジャブにカウンターを合わせられやすいが、このジャブと横への動きを少しだけ減らしてガードの真ん中を打ち抜くパンチを増やす。
 
どれだけがんばっても接近戦を避けて通ることはできないので向上が必須。
基本は遠間の差し合いで勝負しつつ、接近戦でもそこそこやれれば……。
 
いきなりの右に関してはもう仕方ない。
その距離に入られないようにまっすぐ系のカウンターをチラつかせて“待ち”に徹する感じだろうか。
 
接近戦の向上とともに「迂闊に中に入ると危ない」という怖さを出せるかが重要になりそうである。
 
那須川天心vs井上拓真戦再視聴。天心の世界戦は2戦早かった? 何だかんだエストラーダは理想の相手だった。能力は高いけど怖さが足りない天心を観て“アイツ”を思い出した
 
能力は高い、人を惹きつける華もある。
その反面、絶対的な“怖さ”“殺気”が足りない。
そのせいもあってか「ここで勝てば一気にハネる」という試合を勝ち切れなかった。
 
以前「天心のキャリアがブライム・アスロウムと被る」と申し上げたが、仮に拓真に2連敗となればマジでアスロウムルートに乗ってしまう。


正式発表されていないので勝敗予想はやめておくが、天心にとってはシビアな1戦である。
 
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