ジェシー・ロドリゲスvsアントニロ・バルガス。ロドリゲスの完勝だけど階級アップの影響はモロに感じた。バルガスの対策もロマチェンコvsリナレスっぽくてよかった【結果・感想】

ジェシー・ロドリゲスvsアントニロ・バルガス。ロドリゲスの完勝だけど階級アップの影響はモロに感じた。バルガスの対策もロマチェンコvsリナレスっぽくてよかった【結果・感想】

「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
2026年6月13日(日本時間14日)に米・アリゾナ州で行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチ。同級王者アントニオ・バルガスに前世界S・フライ級3団体統一王者ジェシー・ロドリゲスが挑戦、6R1分15秒KOでロドリゲスが勝利し3階級制覇を達成した試合である。

 
日本の井上尚弥の次期挑戦者と言われているジェシー・ロドリゲス。
だが現状両者は2階級の差がありすぐに対戦が実現するとは言い難い。その意味でも今回のパフォーマンスに注目していたわけだが。
 
結果は6RKOでロドリゲスが勝利。
だがバルガスのパワーに押されるシーンも散見されるなど、階級に適応しきれていない印象も受けた。
 

入場時のロドリゲスが「小さい」。井上尚弥の対戦相手としては正直期待値は低い

まず、試合前にたまたま目に入ったのが下記。


両者の入場シーン(の切り取り)だが、パッと見て思ったのが「ロドリゲスが小さい」
 
 
井上尚弥の時期挑戦者と言われるジェシー・ロドリゲスだが、正直井上とは体格差が大きく好勝負にはなりにくいと思っている。
 
井上やサウル・“カネロ”・アルバレスは階級を上げて一段階スケールアップしたが、恐らくロドリゲスはそちら側ではない。
この選手が井上のバンタム級初戦(ジェイミー・マクドネル戦)のようなインパクトを残せるかは何とも言えない。
むしろ山中慎介や内山高志のように無理のない減量で防衛回数を伸ばす方がいいのではないか。
 
そんな感じで、(井上尚弥の対戦相手としての)期待値はそこまで高くなかったことをお伝えする。
 
井上尚弥vsジェシー・ロドリゲス戦を1月の国立競技場で? エディ・ハーン、ぶち上げるにしても雑すぎるw ロドリゲスvsプメレレ・カフ、フェルナンド・マルティネス戦を観てみたぞ
 

階級の壁は感じたよね。ロドリゲスの機動力、連打の精度はロマチェンコほどではない

実際の試合だが、階級の壁はしっかりと感じた
 
前回も申し上げたがジェシー・ロドリゲスはワシル・ロマチェンコほどの機動力、連打の精度は持ち合わせていない。
左右に動きながら距離を詰め、空いている場所にどんどんパンチを打ち込むパターンは同じだが、精度と回転力、ディフェンスにはそれなりに差がある(と思う)。
 
S・フライ級ラストマッチとなったフェルナンド・マルティネス戦でもたびたびマルティネスの連打を浴びたが、今回も同じ。
しかも階級を上げた分、リング中央から押し戻されるケースが増えている。
 
接近戦上等、近場の連打で打ち勝つのが基本パターンだが、階級アップによってそれがやや機能しにくくなった印象である。
 
ルイス・ネリvsジョン・リエル・カシメロ。無味無臭、無色透明、な〜んも味がせえへん。最初は応援込みでネリの勝利予想だったけど、一連のゴタゴタがしょーもなさすぎてどんどん冷めていった
 

アントニオ・バルガスのロドリゲス対策がよかった。ちょっとリナレスっぽかったよね

対するアントニオ・バルガスだが、こちらはなかなかいい動きをしていた(と思う)。
敗れたとはいえ随所に対策も見えたし、アップセットを起こしてやろうという気合いも感じた。
 
ファン・フランシスコ・エストラーダのように右の1発が顎に入ればマジで何かが起きたのではないか。
 
ジェシー・ロドリゲス一段覚醒したかもしれん。エストラーダにボディでKO勝ち。これは井岡も厳しそう。むしろフェルナンド・マルティネスの方が…
 
ロマチェンコやロドリゲス、オレクサンドル・ウシクのように機動力と連打を両立する“ハイテク”タイプを攻略するには、
・自分から手を出す
・正面に立ち続ける
ことが重要だと思っている。
 
ガードを固めて亀になるとかさにかかって攻めてくるので、それをさせないために自分から手を出す、回転が上がる前に手数で押さえ込むのが大事。
また死角に入られるとそこからパンチが飛んでくるので、とにかく正面を外さない、素早い方向転換が必須。
 
ロマチェンコと対戦したホルヘ・リナレスがバスケのピボットのような動きでロマチェンコを追いかけたが、あれは本当にうまかった(と思う)。
 
そして、今回のアントニオ・バルガスからどことなくリナレス味を感じた次第である。
 
ロドリゲスの初弾と同時打ちでジャブ、もしくは右をかぶせる。
中に入ってきたところを連打で迎撃、横への動きにはピボットのような方向転換で正面を外さない。死角に入られた場合は腕を絡めて動きを封じる。
 
フェルナンド・マルティネスよりも1発1発が効く、ある程度の被弾はOKという耐久力もある。
何より正面衝突で当たり負けしないフィジカルを兼ね備える。
 
(リナレスがやったように)ボディをもっと打てれば流れが変わった可能性もあったと思うが、異様に胴が短い&ハイウェストなロドリゲスのボディを打つのは難しいのかもしれない。
 

Advertisement

 

カウンターのシャープさは階級アップ後も健在。左フックが一番得意なのもvs井上尚弥を考えると…

申し上げた通りジェシー・ロドリゲスにはワシル・ロマチェンコほどの機動力、連打の精度はない。
だがその反面、1発のカウンター、決定力はロマチェンコをはるかに上回る。
 
フェルナンド・マルティネスをKOしたのもブメレレ・カフに致命傷を与えたのも、エストラーダを悶絶KOで沈めたのもすべてカウンター。
そして今回もカウンターで2度のダウンを奪っている。
あのシャープさはロマチェンコにはないものである。
 
ワシル・ロマチェンコが引退表明。S・フェザー級時代のロマチェンコは僕の中ではオールタイムベスト。相手を全否定するなぶり殺し俺様ファイトがロイ・ジョーンズを超えた
 
ロマチェンコは「攻撃を当てさせずに一方的に殴り続けて絶望させる」のが勝ちパターンだったが、ロドリゲスはちょっと違う。
 
この選手は被弾自体は普通にする。
しかも階級アップによって得意な距離に留まるのが難しくなりつつある。
 
ただ、流れの中で打ち込む1発のシャープさ、的確さは階級を上げても変わらない。
足腰が立たなくなる1発があるのはこの選手の最大の強みだと思う。
 
しかも一番得意なのが左フックのカウンターという。
vs井上尚弥を考えるとこれはめちゃくちゃポジティブだと思うのだが、どうだろうか。
 
まあ、それが打てる位置に立てるか、その場所に留まってチャンスを待てるかは別問題だが。
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 

Advertisement

 
[THE MONEY TEAM] (ザ・マネーチーム) TMT 正規輸入品 MS104-2WK Tシャツ 白ベース×黒 フロイド・メイウェザー・ジュニアコレクション Tシャツ メンズ 半袖 ボクシング アメリカ
 
パーカー メンズ 長袖 スウェット Gennady Golovkin ゲンナジー・ゴロフキン プルオーバー ゆったり カジュアルおおきいサイズ 人気 服 四季 男女兼用 フード付き ベーシック グラフィックプリント
 
マニー パッキャオ (2)おしゃれ 多機能 弁当バック手提げ袋 軽量