リナレスはキャンベルに二度と関わるなww 2-1の判定でスレスレ勝利。危ない試合だった。再戦したら負けるんでない?【結果・感想】

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ベネズエライメージ
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2017年9月23日(日本時間24日)、米・カリフォルニア州にあるザ・フォーラムでWBA世界ライト級タイトルマッチが行われ、同級王者ホルヘ・リナレスがランキング1位のルーク・キャンベルに勝利。2度目の防衛に成功した。
 
「決まっちゃったよw ロマチェンコvsリナレス。相性は悪くないけど、実際は難しいかな」
 
序盤からハイスピードな出入りでキャンベルに襲いかかるリナレス。
2Rには鋭い踏み込みからの右でダウンを奪うなど、試合を優勢に進める。
 
「バルデス完勝!! セルバニアを寄せつけず。思ったよりいい選手なのかもなオスカル・バルデス。ダウンを奪われながらも攻撃の手を休めず打ち続ける」
 
だが中盤以降、キャンベルの巧みなポジショニングとカウンターに苦戦。再三カウンターを被弾し、ペースを渡してしまう。
 
それでも要所では持ち前のハンドスピードを発揮し、致命的な1発を避ける。
そのままラストラウンドのゴングを聞き、2-1(115-112、114-113、113-115)の僅差判定で勝利を挙げた。
 
「ロマチェンコにno masされない選手は誰? 階級を上げても無双は続くの? どこかに勝てる人はいないの?」
 
序盤の貯金を何とか守りきったリナレスだが、4Rに肋骨を折ったせいでうまく動けなかったとのこと。
 
今後、マイキー・ガルシアとのビッグマッチが期待されるが、果たしてどうなるか。
 
「マイキー・ガルシアがブローナーに判定勝利。階級の壁をちょっと感じたかな。ブローナーもよかったよね?」
 

リナレス危なかった。キャンベルにかなり攻略されてたね。英国だったら負けてたんじゃない?

リナレス勝利!!
前半の貯金をギリギリ守りきり、僅差判定でキャンベルを退ける。

 
電光石火の右でダウンを奪うなど、序盤からキャンベルを圧倒したリナレス。
だが、4、5Rあたりから攻撃が単発気味になり、命中率も落ちる。再三キャンベルのカウンターを被弾し、追い上げを許してしまう。
 
11、12Rにやや持ち直してギリギリ逃げ切ったものの、後半は完全にキャンベルにペースを奪われていた。
 
肋骨の負傷によってうまく動けなかったとのことだが、正直キャンベルに攻略された感も強い。英国開催だったら、もしかしたらタイトルを奪われていた可能性もあるのではないか?
 
「消耗戦ゴルァw ヒルベルト・ラミレスvsジェシー・ハート。フラッフラで打ち合う疲労感満載の壮絶なシーソーゲーム」
 

前半圧倒、中盤微妙、後半グダグダというのはリナレスの王道パターン? ケビン・ミッチェル戦もこんな感じだったな

金メダリスト相手にギリギリの防衛を果たしたリナレス。
 
スピードと手数で序盤を圧倒するが、相手が動きに慣れた中盤からバタバタし始める。そして、ペースを握られたまま後半に突入。最後はフラフラになりながらも何とか逃げ切る。
 
このパターン、以前にも観たことがあると思っていたのだが、やっと思い出した。
2015年5月のケビン・ミッチェル戦だ。
 
「石田匠がヤファイに勝利する方法を考える。って、7万人?! ゴメン、意味わからんww ボクシングやる規模じゃねえわww」
 
あの試合も前半からスピード差で煽りまくるものの、中盤からスピードに慣れられる。そして5Rにダウンを喫するなど、劣勢を強いられてしまう。
だがミッチェルの動きが落ちた10R、一気にペースアップしたリナレスが何とかTKO勝利を挙げたという試合である。
 
「リナレスはゲスタをKOしてくれるんだろ? 格下扱いだけど、普通に強敵じゃないの? でもリナレスが圧勝してくれるはず」
 
最初は規格外のスピードと手数で相手の度肝を抜くが、攻撃の単調さを突かれて中盤から苦戦。これはある意味、リナレスの王道パターンに思える。
前回のアンソニー・クローラなど、攻撃パターンの少ない相手は個体能力差でぶち抜くことができる。だが、ミッチェルやキャンベルのように、多少幅のある選手は持て余してしまう。
 
「今年一番興味の薄い再戦リナレスvsクローラ。無理ゲー? リナレスのとびっきりの才能がクローラの努力をまたしても凌駕する」
 
スピードとセンスに依存したスタイルというか、圧倒的才能マンの脆さがのぞいた試合だったのではないか。
 

スピード&パワーのスピードスターはやっぱりすごいよね。あの才能なら、マジでロマチェンコにも善戦するかも?

とはいえ、序盤の動きはさすがのスピードスター。
 
鋭いステップインからの強烈な追撃。
2Rにダウンを奪った右など、それこそロマチェンコにも通用するのではないかと思うほど。
 
「ロマチェンコ攻略の糸口見っけ? マリアガボッコボコ。今日も対戦相手をオモチャにして遊ぶ」
 
あの動きを12R続けられるなら、マジでロマチェンコの対抗馬になれるのではないか。勝つのは難しいかもしれないが、ラッセルJr.以上の善戦に持ち込める可能性があるかも?
いや、無理か。
 
「安全運転で完勝のトラメイン・ウィリアムズ。デリック・マレーに判定勝利。てか、ホントにリゴンドーに似てる」
 
マイキー・ガルシアとのビッグマッチが期待されているが、正直相性的にはロマチェンコの方がいいように思える。
 
「ラッセルとかいう年1の風物詩。今回はジョセフ・ディアスとのお戯れですかww フェザー級最強の試合枯れマン」
 
サイドステップからの左ボディ、左フックで進路を塞ぎつつ、得意のステップインからの連打。
あの踏み込みさえ通用すれば、フィジカル的に考えてもかろうじて分があるかもしれない。
 
まあ、踏み込みが通用しなかった場合、サイドに回られて蜂の巣という地獄が高確率で待っているのだが。
 
「は? ソーサがロマチェンコに勝てるわけねえじゃんかww え? 棄権した? よし、批判の時間だあああああぁぁぁ」
 
そもそも論として、とても実現するとも思えないマッチメークなのがアレだが。
 

距離感とポジショニングのルーク・キャンベル。相手の踏み込みを止める武器があればね

そして、敗れたルーク・キャンベルについて。
 
「日本一恵まれた男、河野公平がレックス・ツォーに敗れる。中国の英雄に打撃戦の末に負傷敗戦。惜しい! 勝てる試合だったな」
 
予想記事でも申し上げたが、個人的なこの選手のイメージは「劣化版リゴンドー」
 
「トラメイン・ウィリアムズvsアレクセイ・コラド。ウィリアムズの2017年ラスト。超絶見切りのテクニシャンが登場するぞ」
 
抜群の距離感と巧みなポジショニングで相手との距離を一定にキープし、踏み込みに合わせてカウンター。
上背と懐の深さを活かして急所を遠ざけ、相手の射程の1歩外から細かいパンチを当てる。
各ラウンドでわずかずつ上回り、結果的に大差でのポイントアウトを狙うスタイル。
 
自分の特徴をよく理解した、巧打のサウスポーというイメージである。
 
「リナレスvsルーク・キャンベル予想。濃い顔族か平たい顔族か。強化版阿部寛の顔力で英国の英雄を吹っ飛ばせリナレス」
 
ただ、この選手にはリゴンドーほどのスピードや強烈なカウンターもなく、足運びにもスムーズさを感じない。フィジカル面も脆弱で、インサイドでの弱さも見られる。
 
「どん詰まりのリナレスvsヘスタ。お互いに相手の持ち味を打ち消し合った結果、大差判定でリナレス勝利」
 
要は、相手との間合いをキープするスタイルなのに、相手の出足を止めるだけの脅威がない。
圧力が一定以上のレベルになると苦しくなる傾向があり、リナレスの踏み込みを抑え込むのは難しいと思っていた。
  
「尾川堅一がテビン・ファーマーに勝つには? どうすりゃいいのかサッパリわかりませんが、一応考えてみる」
 
そして、結果的にはだいたいその通り。
キャンベルは、リナレスのスピードを完全に持て余していた。
 
「ロマチェンコvsリゴンドー予想。利害の一致だろ? 先行きが見えない同士の消去法マッチ。ってゴメン、ちょっと楽しみにしてるw」
 
サイドに回りつつカウンターを返すのだが、踏み込みが鋭く間に合わない。あっさり懐に入られ、苦手なインサイドで連打を許す。
 
このフィジカルの脆弱さと、出足を止めるネタのなさは、やはりちょっと厳しい。
 
「サンダースvsウィリー・モンローJr.とかいうアラサー大男2人のお見合いが36分間続く地獄」
 

階級を下げれば一気に覚醒するかもしれないキャンベル。このままだと穴王者狙いの善戦野郎で終わっちゃう?

ただ、リナレスの動きに対応した中盤以降を観る限り、能力自体は普通に高いと思う。相手の出足を止める何かが加われば、マジで無双するのではないだろうか。
 
 
なお、金メダルを獲得したロンドンオリンピックではバンタム級だったとのこと。
 
「ポール・バトラーがスチュアート・ホールを当て逃げで下す。そうそう、井上尚弥相手にこれをできるヤツを探してんのよ」
 
なるほど。
バンタム級で上背が175cm、リーチが180cmなら、その体格がそのままアドバンテージになっていた可能性は高い。
 
ところがプロ転向後はライト級。
フィジカル的な優位性が失われ、相手の圧力を抑え込めなくなったということか。
 
「ジャーボンティ・デービス体重超過ww フォンセカにKO勝利もさっそくネタキャラ化。尾川が防衛戦キャンセル? ええやん別に」
 
今後この選手がどうするのかはわからないが、思いきってS・フェザーorフェザー級に下げるのもアリかもしれない。今のままだと、穴王者狙いの善戦野郎止まりで終わってしまうのではないか。
 
「クローラvsバーンズ感想。もの足りない人同士の壮絶サバイバル。両者が足りない部分を攻め合う駆け引き」
 
まあ、それができないからライト級なのかもしれないが。
 

リナレスは今後、キャンベルとは関わらない方がいい。たぶん勝てないからww で、キャンベルは武器を1つ身につけて、S・フェザー級に下げれば……

ちなみにだが、リナレスは今後いっさいルーク・キャンベルとは関わらないことをおススメしたいww
今回は何とか勝利したが、申し上げたように後半は完全に攻略されていた。
肋骨の故障でうまく動けなかったのもあるかもしれないが、ポジショニングさえ気をつければ何とかなるという事実も露呈している。
 
「クアドラス勝てたでしょ。エストラーダに超僅差判定負け。中間距離での正確性と作戦失敗ですかね」
 
仮に再戦となれば、キャンベルはあの踏み込みを封じる手を考えるはずで、今回のようにスピード&パワーで圧倒するのも難しくなる気がする。
 
 
逆に、キャンベルは相手の侵入を防ぐ何かを身につければ、マジで無双するのではないか。
 
リゴンドーのような左の超絶カウンターがあれば最高なのだが、身体能力的にそれはちょっと厳しい。
 
ざっと観たところ、一番可能性のありそうなのは右のジャブだろうか。
リナレスの左に被せて何度も顔面を捉えていたし、あの右の精度をもっと向上させれば……。
 
「岩佐圧勝で世界王者!! 小國は手も足も出ず、試合後に引退を表明。ラフさが足りなかったかな小國は」
 
いや、でもホントにいい選手だと思うんですよねキャンベル。
リナレスの左には右、右での踏み込みには左のカウンター。
実際、あのスピードにカウンターを合わせるセンスはかなりのものな気がする。
 
右の精度を向上させて階級を下げれば、尾川堅一くらいなら圧倒できるんじゃないの?
とか思ったり。
 
「井上拓真vs久高寛之感想。久高がクソよかった。井上は1年ぶりの復帰戦でベテラン強豪に判定勝利」
 
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