映画「キラー・エリート」感想。僕の求めていたステイサム映画とは少し違った。仲間の無能さ、ラスボスの格落ち感がよくも悪くもリアル。ハンターおじさんが恋人を守るパートで急にシゴデキになるのも…

映画「キラー・エリート」感想。僕の求めていたステイサム映画とは少し違った。仲間の無能さ、ラスボスの格落ち感がよくも悪くもリアル。ハンターおじさんが恋人を守るパートで急にシゴデキになるのも…

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映画「キラー・エリート」を観た。
 
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「キラー・エリート」(2011年)
 
凄腕の殺し屋ダニーは今回も淡々と仕事をこなしていた。
 
師匠であり相棒でもあるハンターとともに厳重な警戒を潜り抜け標的の乗った車を襲撃、暗殺に成功する。
 
ところが同乗していた少年の目を見た瞬間、ダニーの手が止まる。
少年の目にくぎ付けになり、引き金を引くことができずチームを危険にさらしてしまうのだった。
 
この一件で殺し屋としての限界を感じたダニーは引退を決意、恋人のアンとともに静かに暮らすことに。
 
 
1年後、ダニーのもとに1通の手紙が届く。
中に入っていたのは人質にされたハンターのポラロイド写真。
彼は多額の報酬欲しさに仕事を引き受けて失敗、身柄を拘束されてしまったとのこと。
 
ハンターを救出するため、意を決してオマーンに向かうダニーだったが……。
 
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「キラー・エリート(字幕版)」
 

 

実話ベースの映画。求めていたステイサム映画とは少し違った

「キラー・エリート」。
 
ジェイソン・ステイサム主演の2011年の映画で、師匠兼相棒のハンターをロバート・デ・ニーロが演じているということで興味が湧いた次第である。
 
 
表題の通りだが、結論としては僕の求めていたステイサム映画とは少し違った
 
今作は実話がベースになっていることもあってそれなりに話が入り組んでいる。
オマーン在住の“よくわからんけど偉そうなおじいさん”がSASに息子3人を殺され、その敵討ちとしてハンターを高額報酬で雇う。
ところが作戦の途中でハンターが「こりゃアカン」「無理無理」と職場を放棄してしまう。
 
で、このハンターのムーブに「は? ふざけんなよワレ」とブチ切れたおじいさんがハンターを監禁、「もっと使える人間を連れてこい」と。
田舎で恋人とよろしくやっていたダニーに白羽の矢が立つ。
というのが大まかな流れである。
 
 
全体の印象としては、どことなくドロッとしていて爽快感に欠ける。
アクションや展開の早さはステイサム映画そのものだが、スタイリッシュさが足りない。
“よくわからんけど偉そうなおじいさん”の身勝手さ、生き残った4人目の息子のヘタレっぷりがよくも悪くもリアルでステイサム映画っぽくない。
 
おもしろい作品ではあったが、申し上げた通り僕の求めていたものとは違ったことをお伝えする。
 
映画「ビーキーパー」感想。いつも通りステイサムがステイサムするだけの105分。気に入らなければぶっ潰す。問答無用でぶっ潰す。大統領だろうがぶっ潰す
 

メンバーの無能さ。ステイサムは多勢に無勢での無双が基本でしょ? 仲間に頼るなんて甘えだよ笑

またこれも実話ベースゆえなのだと思うが、チームのメンバーがめちゃくちゃ頼りない。
 
予想外のことが起きるとすぐにテンパる、予定になかった殺しをしてドヤる、急場で指示待ち族と化す、などなど。
凄腕暗殺者の仕事仲間としてこれはどうなの? 手際悪すぎない? と思うシーンが多く違和感が尋常じゃない。
 
いや、あんたらその体たらくでよくこれまで生き延びてこられたなと。
不測の事態が起きるとあっという間に汗だくになる豆腐メンタルで、どうやってクライアントの信頼を勝ち取ってきたんだよと。
 
そもそもステイサムは多勢に無勢で無双するのが基本でしょ?笑
なーにを仲間に頼っちゃってんだよ。
 
この世に殺せない相手など存在しない、できない仕事は皆無、テッポーを持ったモブに囲まれても徒手空拳で切り抜けてこそのステイサムじゃないの?笑
 
それが分業制?
冗談でしょ?
 
家の引き戸を開ければズラッと並ぶ最新鋭の銃、車のトランクからはこれでもかというくらい便利道具が出てくるのがステイサムだろ?笑
 
仲間の失敗にうろたえるなど、ステイサムであってステイサムではない。
“実話ベース”に甘えるなという話である笑
 
映画「ワーキングマン」感想。思ったよりもステイサムがステイサムしてなかった。もちろんステイサムしてるけど想定よりもステイサムしてない。脚本がシルベスター・スタローンと聞いて納得したよ
 
「息子を殺したヤツら3人を、内実を全部吐かせた上で事故死に見せかけて殺せ」

何だよこの面倒くさいミッションは笑
そんなまどろっこしいことをせずに全部爆破して更地にすればよかったんだよOK?(無茶言うな)
 

ラスボスの格落ち感。グラサンをかけて雰囲気を出そうとしてたけど…

そして元SAS隊員のスパイク・ローガン。
いわゆる今作のラスボスだが、このキャラもステイサムと比べると格落ち感が否めない。
 
スパイクを演じたクライヴ・オーウェンはぼちぼち有名な俳優らしいが、申し訳ないことに僕はこの人をよく知らない。
画面上でもステイサムほどの存在感はなく、グラサンをかけて雰囲気を出そうとしていたもののチンピラの域を出ていない。
 
 
なおこのスパイクは戦場でしか生きがいを感じられない根っからの兵隊とのこと。
元SAS隊員としてのプライド、矜持も持ち合わせていて、立場こそ違うがダニーとは互いにシンパシーを感じていた気がする。
 
なので、ラストのカーチェイスからの話し合い→スパイクを見逃す流れは個人的には悪くなかった。
あそこは最後まで殺し合うべきだろ、なぜ決着をつけない? という意見もあると思うが、僕はすんなり受け入れられたことをお伝えする。
 
で、それを踏まえた上で。
やはりラスボスとしては格が足りない。
あの小物感はシュワちゃん主演の伝説の映画「コマンドー」(1986年)のラスボス、ベネットに匹敵する(言いすぎだろ笑)。
 
 
まあ、この時期はステイサム自身がメジャーとマイナーの中間みたいな立ち位置だったのもあるとは思うが。
 
映画「悪魔祓い株式会社」感想。マ・ドンソク初心者が最初に観る作品じゃなかった。求めていたのはドンソク兄貴の“超暴力”による爽快感。スティーブン・セガールやジェイソン・ステイサムと同じ立ち位置だと思うけど
 

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急に有能になるハンターおじさん。オシャレな会話とスマートな仕事っぷり

ついでに言うと、ハンターおじさんがアンを守るパートで急に有能になるのが……。
 
僕の中でのハンターの評価は
・高額報酬に釣られて無茶な仕事を受注した無能
・途中で仕事を投げ出してクライアントを激怒させた無能
・FIREしたシゴデキ部下にクソほど迷惑をかけた無能
引退寸前で衰えまくってる分際で、できもしない仕事を抱え込んでパンクした自業自得マンである。
 
ところがダニーはそんなハンターの救出に動く。
ようやく手に入れた恋人との穏やかな生活を捨てて。
感謝と友情という、ほぼ無償の愛で。
 
ここまで見れば「ハンター=厄介クソ老害」は決定事項なのだが、このおっさん、アンを守る役割を担った途端にめちゃくちゃスマートでスタイリッシュなボディガードに変貌しやがる笑
 
オシャレな会話で警戒心を解き、ジョークを交えながらダニーとの将来に希望を持たせる。
で、アンをさらいにきた追手をサクッと始末して音もなく去っていく。
 
いやいやいやいや。
何ですかその鮮やかな手際は。
 
シゴデキ部下の助けがなければな~んもできない無能おじさんじゃなかったの?
その能力があるなら最初からあんな死にかけのじじいに捕まるなよ。
「俺はまだ本気を出してないだけ」のスタンドプレーやってんじゃねえぞ、あ?笑
 
ロバート・デ・ニーロの出演で興味が湧いた今作だったが、ハンターというキャラには最後まで感情移入できなかった。
 
映画「コート・スティーリング」感想。想像してたポップさは皆無だけどおもしろかった。ハイテンポで壮絶、恋人も職場の上司もサクッと退場する。でも猫だけは無事。銃撃戦でも事故が起きてもいっさい動じない
 
いや、作品としてはおもしろかったんですけどね。
僕の求めていたステイサム映画とは違っただけで。
 
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