井上尚弥vsルイス・ネリ現地観戦感想。序盤の鬼強タイムの井上をダウンさせた意義は大きい。S・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない【2024.5.6】

井上尚弥vsルイス・ネリ現地観戦感想。序盤の鬼強タイムの井上をダウンさせた意義は大きい。S・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない【2024.5.6】

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2024年5月6日に東京ドームで開催された「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 8」を現地観戦してきた。
メインイベントのS・バンタム級4団体統一タイトルマッチでは王者井上尚弥がルイス・ネリと対戦、6R1分22秒TKOで勝利している。
 
 
 
GW最終日に行われた東京ドーム興行。僕もだいぶ前から楽しみにしていたイベントである。
 
と言いつつ、今年のGWはかな~り詰め込んだ笑
 
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5/6:ボクシング現地観戦
 
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その他、飲みに行ったり映画館に行ったりアート展に出向いたり。
アメフトの会場が海老名市だったこともあり、以前から行きたいと思っていた鈴鹿明神社(座間市)まで足を延ばしたり。


二度とやらねえ。
 
 
うん、もう二度とやらないっす笑
 
さすがに4日連続のスポーツイベントは目が回ってしゃーないw
旅行よりも安上がりだし楽しいんじゃねえか? と思ってねじ込んだものの、ナンボなんでもやりすぎたw
 
自分が自宅大好き人間であることを再認識した次第である。
 
井上尚弥vsルイス・ネリ再視聴感想。井上がKOに執着し始めたのってドネアVol.2以降かも。“井上信者”とかいうバカが大量発生したのもこの試合から
 

ルイス・ネリの才能ゴリ押しファイト。展望どころか全部がチャラになったわw

ここから井上尚弥vsルイス・ネリ戦の感想を言っていくわけだが。
 
まず全編視聴は下記↓

 
そして試合前にあれこれ考えた展望がコレ。
 
井上尚弥vsルイス・ネリ。ネリがんばれ。井上は階級アップで無敵感が薄れた? 相手が警戒しすぎるせいで雑になった? タパレス戦のモタつきを受けての今回
ルイス・ネリが井上尚弥に勝つ方法を考えすぎて夜しか眠れない。序盤勝負と中盤までチャンスを待つ作戦、どっちが勝ち筋ありますかね?
 
普段は展望と違った点、近かった点を挙げたりするのだが、今回は止めておく。
 
なぜならすべてがチャラになったから笑
 
 
ここ最近、井上尚弥と対戦した選手からは入念な準備、対策が感じられた。
 
ペース配分やポジショニング等、自分と相手の能力値、長所短所を踏まえた振る舞い。
しかもそれが毎回アップデートされていて、どの選手にも先人の残した情報を取捨選択して最強王者に挑む姿勢が見られた。
 
 
ところが今回のルイス・ネリは完全に素っ裸の自分で勝負している。
 
井上に力を出させないことより自分がいかに気持ちよくファイトできるか。
もちろんひと通りの対策はしてきたと思うが、それに縛られることはない。あくまで自らのポテンシャルを信じて勝ちにいっていた(と思う)。
 
 
僕の知るかぎり自分のポテンシャルのみで井上を追い詰めたのは2019年11月のノニト・ドネア以来2人目。
いろいろと曰く付きの選手ではあるが、持っているものはとんでもなかった。


ノニト・ドネア、ポール・バトラー、スティーブン・フルトン、マーロン・タパレス。
 
井上が試合をするたびに対戦相手のファンになるのが定番(笑)となっているが、今回のルイス・ネリも“ちゃんと”お気に入りに加わったことをお伝えするw
 

井上のダウンに脳みそがスパークしたけど、周りの雰囲気に飲まれて騒げなかった笑

試合としては、とりあえず井上のダウンには顎が外れるほど驚いた。
 
開始直後から妙に前のめり、ネリを強引にコーナーに追い込むなど組み立てもクソもない。
「今日の井上はずいぶんオラついてんなぁ」と思っていたら、突然ふっ飛ばされるようにダウンを喫する。
 
会場が一瞬凍り付き、すぐに悲鳴混じりの歓声が。
僕の周りでも女性がキャーキャーと叫びまくり、「ウソだろ」「え? え? え?」「待て待て、井上ダウン?」と言った声がそこら中から聞こえた。
 
ちなみにルイス・ネリを応援していた僕はうまく反応できず。
脳みそは発狂しそうなほどスパークしていたのだが、ここで騒ぐと明らかに浮くw
 
上述の通り井上のピンチらしいピンチは2019年11月のドネア戦以来(そのときはTV視聴)。
「井上スゲー」の空間に慣れすぎていたことで現地観戦の弊害に大いに戸惑った笑
 
 
いや、あの空間で対戦相手を応援するのはマジで勇気がいりますわw
 
フルトン戦ではあそこまでの山場はなかったからわからなかったけど。
タパレス戦のときはどうだったんでしょうね。
 
井上尚弥vsフルトン現地観戦。人外の超人がようやく人里に降りてきた? よくも悪くもノリと勝負勘の選手なんだろうな。“井上は強化版辰吉”説を久々に思い出した
 

明らかに入れ込みすぎの井上。近場でぶん回したところにネリのカウンターを被弾する

試合開始から異様に前のめりだった井上。
要するに入れ込みすぎていたのだと思うが、振り返ると確かにそんな感じである。
 
この表情は明らかに「やったろうやんけ」がいきすぎている。

 
開始ゴング直前の前かがみで腕をブンブン振り回す仕草もそう。
ああいうのも気合いが空回りしていた証拠なのだろうと。
 
 
で、おかしなテンションのまま突っ込み近場でぶん回しまくる。

 
打ち終わりをネリに狙われ、ドンピシャのタイミングでフックを被弾→豪快にダウン。


 
申し上げたようにこの日のルイス・ネリは井上を対策するより自分のボクシングで勝負することを選択している。
 
・フックの連打型
・カウンター使い
・思い切りのよさ
・過去一と言ってもいいハードパンチャー
 
諸々の要素がバッチリかみ合った結果があのダウンだったと想像する。
 
 
てか、入場時のネリがめちゃくちゃいい表情だったんですよね。

「これは期待できるんちゃうか?」と思って眺めていたせいか、井上の固さにちっとも気が回らなかったw
 

予兆はいくつもあった? 人外っぷりが薄れたところに過去一のハードパンチャーと遭遇

実際、この展開が起きる予兆はいくつもあったと思う。
ラッシュ時に顔面が丸出しになるというのは以前から指摘されていたし、試合の中で相手を舐める傾向も見られる。
 
片目を破壊されたドネア戦はもちろん、前回のマーロン・タパレス戦でも近場でフックを被弾してガクッとなっている。
 
タパレスの大健闘に感動が止まらん。井上尚弥攻略の糸口? 階級アップで人外の超人っぷりは薄れたよな。最強には変わりないけど
 
階級アップによってバンタム級時代の人外っぷりが薄れつつある中、過去一のハードパンチャー&サウスポーのルイス・ネリと遭遇した。
 
ネリは前半飛ばして中盤にダレるが、大雑把に言えば井上も同じ。しかも2Rまでの井上は史上最強レベルに強い。
 
その時間帯の井上と正面から打ち合ってダウンを奪った意義は大きい。どう考えても大きい。
 
 
試合後のインタビューで井上本人が「サプライズ」と言っていたが、あっさり笑い飛ばせるほど軽い出来事ではない(気がする)。
 
そういう意味では「自分のファイトを貫くことがもっとも勝率が高い」と判断したネリ陣営の対策がハマったと言えるのかもしれない。
 

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国内選手のハイレベルさを考えればS・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない

僕はS・バンタム級の井上は過度に神格化する必要はないと思っている。
 
また先日西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスに勝利し、この日のセミでは武居由樹がジェイソン・モロニーに勝利した。国内トップ選手のハイレベルさは井上の実績が上書きされていく様子からも明らかである。
 
「実績の伴わない国内選手が井上尚弥の名前を出すなど無礼」という意味不明な風潮はそろそろやめにしていい。


 
カネロvsハイメ・ムンギアおもしろかった!! 試合巧者のベテランを勢いでねじ伏せるやり方はカネロvsゴロフキンVol.2を思い出した
 

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ネリのチャンスは実質2Rまで。動きを見切った井上がカウンターにカウンターを被せていく

まあでも、ネリにチャンスがあったのは実質2Rまででしたね。


 
前手の差し合いで差を見せられ、踏み込みの鋭さ、パンチの伸びも違う。各局面で一つずつ上回られ、3Rからはどんどん手詰まりになっていった。


 
井上自身も4、5Rあたりで挑発を繰り返したりと動きを見切った感がある。

 
打ち終わりを狙うネリのカウンターにさらにカウンターを被せ、徐々にダメージを蓄積させて6Rにフィニッシュ。
時間が経つにつれて足運びがおかしくなる&パンチが届かなくなるネリの姿が印象的だった。
 
 
ドヤァ!!(This is ヤンキー!!)

 
ドヤァ!!(27-0)

 
ドヤァ!!(27勝24KO)

 
おお、サム・グッドマンじゃねえか!!

次はこの選手と対戦するのか。
てっきりムロジョン・アフマダリエフだと思ってた。
 
ユーリ阿久井政悟vs桑原拓、井上拓真vs石田匠。石田は残念だった。ユーリは勝ってよかった。メインと同じくらいのインパクト
 

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井上尚弥は自分の名前でゲームを支配できる領域にいる。本人もそれに全乗りしてるよね

なお少し思った点としては、“井上尚弥”の名前がデカくなりすぎている本人もそれに全乗りしていること。
 
中盤にネリの頭が当たり、井上が「おいおい、気をつけろよ」という仕草を見せたところ。

 
やたらとオーバーなアクションでネリを威圧し、それを見たレフェリーが試合を止めて注意を入れる。
 
で、当の井上はごめんなさいするネリに背を向け会場を煽る。

 
昔、落合博満が打席に立つとやたらとストライクゾーンが狭くなるという話を聞いたことがある。
審判も「落合がボールと言うならボールだろう」となったとか。
 
いわゆる選手の名前が試合の流れに影響を及ぼすほどデカくなったパターンだが、今の井上にもちょっとその傾向がある。
 
正直、そこまで大げさに態度に出すほどか? と思ったのだが、レフェリーも「井上が言うなら」と流された印象。
井上はもはや“自分の名前”でゲームを支配する領域に達している。
 
 
僕はボクシングに限らずスポーツ全般における審判、レフェリー、ジャッジの機械化には反対の人間である。
 
その理由の一つにこういう生身の人間ならではの“揺らぎ”があったりする。
 
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