井上尚弥vsダスマリナスどうかなぁ…。ボワイヨよりも粘れるか。ダスマリナスはいい選手だけど、今回は歴史に名を残すレベルの相手…【予想・展望】
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2021年6月19日(日本時間20日)、米・ネバダ州で行われるWBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ。同級2団体王者井上尚弥とIBF同級1位マイケル・ダスマリナスの一戦である。
井上尚弥がダスマリナスをボディで3RKO。でもダスマリナスよかったよね。左フック2発で萎縮しちゃったけど。また戻ってこいよオマイ
2020年10月にジェイソン・モロニーに7RKOで勝利して以来の防衛戦を迎える井上尚弥。
相手のマイケル・ダスマリナスは戦績30勝2敗1分20KOのサウスポーで、身長170cmとバンタム級では長身の部類に入る。
こちらは2019年10月以来約16ヶ月ぶりの試合ということで、やや長いブランクを経てのリングとなる。
今回の試合に際し、井上は「次の統一戦に向けたステップという位置づけ」「一方的な展開じゃないと次につながらない」とコメントするなど、あくまで統一戦に向けたつなぎという認識を示している。
また5月29日(日本時間30日)には米・カリフォルニア州でノルディ・ウーバーリとノニト・ドネアによるWBC世界バンタム級タイトルマッチが組まれており、4団体統一を目指す井上尚弥の今後を占う意味でも重要な試合と言えそうである。
尚弥きゅん。井上尚弥がモロニー(マロニー)を7RKO。モロニーはいい選手だったし井上の試合で過去一番好きかもしれない
井上vsダスマリナスはパヤノ戦の再現もあり得る? 何ラウンドまで粘れるかが見どころかなぁ
井上尚弥vsマイケル・ダスマリナス。
当初からミスマッチ感が強いと言われ、井上にとっても指名戦で時間を浪費するくらいならIBF王座返上もありなのでは? といったコメントも聞かれるなど、完全な脇役扱いを受け続ける挑戦者ダスマリナス。
ランキング1位&1年半以上も待たされた上でなんつー言われようだよと思わなくもないが、それだけ今の井上の充実っぷりが凄まじいことの証左なのだろうと。
正直な話、僕もこの選手が井上に勝つのは相当難しいと思っている。一番の見どころはダスマリナスが何ラウンドまで粘れるかなぁ、みたいな。
井上のvsサウスポーの戦績が、
2014年12月 オマール・ナルバエス:2R3分KO
2018年10月 ファン・カルロス・パヤノ:1R1分10秒TKO
ということを考えると、残念ながら今回も望み薄と言わざるを得ない。
もしかしたらパヤノ戦の再現もあり得るのでは? というほどに。
いや、ダスマリナスにはがんばってもらいたいんですけどね。
以前から何度も申し上げているように僕は“井上尚弥の苦戦が観たい”人間なので。
ロブ・ブラントvsジャニベク・アリムハヌリ、リンドルフォ・デルガド、オマール・ロサリオ。井上尚弥、中谷正義のアンダーカードを予習する
ダスマリナスはいい選手だと思う。過小評価されている気もするし、パヤノよりも上かも?
とまあ、ダスマリナスに対してネガティブなことばかり言っているが……。
実際この選手はかなりいいと思う。
長身サウスポーで足がよく動くという、やりにくい要素満載のスペック。
若干痩身気味で全体的にフィジカル面が頼りない印象だが、前手を躊躇なくぶん回す思い切りのよさはなかなか。
また要所で打ち込む左のカウンターは相当な鋭さがあり、あのパンチで倒すのがダスマリナスの得意なパターンなのだと想像する。
過去の試合をいくつか眺めたが、いや普通に強いんじゃないのこれ?
S・フライ級のナルバエスはもちろん、もしかしたらファン・カルロス・パヤノよりも上かもしれん。
それこそバンタム級時代のルイス・ネリともいい勝負ができたのではないか?(ちと言い過ぎか?)
ルイス・ネリの馬力。パヤノ善戦もボディ1発で沈む。リバウンドありきのバンタム級なんだろな。見るからにデケえし
“IBFの指名挑戦者”
“井上拓真の元スパーリングパートナー”
諸々の肩書き? や4団体統一を目指す井上尚弥が遠回りを強いられるせいで過小評価されている気がするが、世界タイトルマッチの挑戦者としては十分な実力者だと思う。
ペッチ・CPフレッシュマート対策で呼ばれたのも理解できるし、よく見たら日本の木村隼人にも勝ってるじゃねえかと。確かに木村隼人ではこの選手の懐に入るのは難しかったかもしれませんね。
てか、井上拓真に負けて以降、ペッチ・CPフレッシュマートが12連勝(11KO)してるのにオドレエタw
井上拓真が2年半で2試合なのに対してペッチは12試合。さすがは王国タイでございます。
井上のvsナルバエス戦、vsパヤノ戦を観直したけど、これはアカンわ。ニエベス、ボワイヨよりも粘れるか
申し上げたように過去の試合を観る限り、マイケル・ダスマリナスはバンタム級の中でも上位に位置する選手だと思う。ひょっとしてファン・カルロス・パヤノにも勝てるんじゃないの? というくらいに。
だが、井上尚弥を何とかできるかと聞かれたら……。
これはちょっと難しいとしか言いようがない。
もちろん何があるかがわからないのが格闘技だが、それでも……。
表題の通りなのだが、2017年9月のアントニオ・ニエベス、2017年12月のヨワン・ボワイヨよりも粘れるかどうかといったところではないかと。
試しに上述のナルバエス戦、パヤノ戦を観直してみたのだが、ああ、これはキツいぞと。
中間距離よりやや遠間で対峙し、前手の左で動きを牽制。で、タイミングを測って内側からドカン。
一瞬で距離を詰める踏み込みが凄まじい上に、1発1発がとんでもなく伸びる。
恐らくだが、前手の差し合い+純粋なフィジカルで負けない自信があればいちいち外側の取り合いをする必要はないのだと思う。
どちらの試合でも井上が無理に外に踏み出すような仕草は見られないし、実際ダウンを奪っているのは内側からの右。パヤノ戦に関しては、内側からワンツーをねじ込んでのKO勝利である。
漠然とだが、7:3くらいの割合で内側が多い印象。
単純に前手が届きやすいという意味でも、井上的にはそっちの方がやりやすいのだろうと想像する。
中谷正義がロマチェンコに勝つ姿しか想像できない。負ける要素が見当たらない件。偉業でも過去最大のビッグマッチでもない単なる通過点
ダスマリナスが勝つには? 前手の差し合いで上回って左のカウンターをねじ込むくらいしか…
で、ダスマリナスがこの試合で井上に勝つには、とにかく前手の差し合いで上回る必要があるのかなと。
中間距離で右をぶん回して井上をビビらせ、踏み込みスピードが鈍ったところに左のカウンターをドカン。
そのためには前手の差し合いで優位な状況を作り、井上の攻め手を奪わなくてはならない。
中間距離で攻め手を失って焦った井上に強引に距離を詰めさせ、その瞬間を狙っての左カウンター。井上のディフェンスのヌルさを考慮すると、それくらいしかダスマリナスに勝ち筋が見当たらないのが……。
しかも今の井上はリング中央で構えているだけでも相手に圧力を与える凄みを兼ね備える。
ジェイミー・マクドネルやアントニオ・ニエベス、ヨワン・ボワイヨがガードの上から1発受けただけでブルったように、向かい合っているだけで飲み込まれる“強者の結界”とでも言えばいいか。
エマヌエル・ロドリゲス、ノニト・ドネア、ジェイソン・モロニーは井上の圧力に負けずに結界の中に踏み込んだが、今回のダスマリナスにそれができるかどうか。
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勝敗予想は井上の4RKO。自信とエゴが絶妙なバランスで噛み合う強者・井上尚弥
繰り返しになるが、マイケル・ダスマリナスにはめちゃくちゃがんばってもらいたい。あわよくば井上を倒してすべてを奪ってやるくらいに。
だが、現実的にそれができるかと言うと……。
ということで、勝敗予想は井上尚弥の4RKOとしておく。
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ダスマリナスはパヤノよりも上かも? とは言ったものの、正直あまり関係ないような気もしている。
戦闘力53万のフリーザ様にとっては18000のベジータさんも42000のネイルさんも大して変わらないように、圧倒的な強者の前ではどんぐりの背比べでしかないという噂も……。
ドネアvsウーバーリ感想。ドネアのクソかっこいい主人公属性と往生際の悪さ。もうお前、サウスポー得意じゃねえかw 最高だったぞ
それでも僕が応援するのはダスマリナス。
動き回っての判定狙いでもいいから、とにかく爪痕を残しやがれ。
井上尚弥、ダスマリナスに「何もさせずに勝つ」圧勝を宣言/BOX https://t.co/82vtvbEEh3
— サンスポ ウェブ (@SANSPOCOM) May 14, 2021
スーパーフライ級時代には7回防衛したけれど、納得できるような感じがないんです
今回は次の統一戦に向けたステップの試合という位置づけですね
今回は内容が問われる試合だから、一方的な内容じゃないと次につながらない
相手に何もさせずに勝つだけです
何と言うか、自信とエゴが絶妙なバランスで噛み合ってるんでしょうね。
不必要に謙虚になるでもなく、無理に虚勢を張るでもなく。
決して相手を侮っているわけではないが、今の自分が負けるはずがないという強烈なエゴもにじみ出ている。
こういう適度な自己中っぷりと地頭のよさは強者であり続けることの必須条件なのだろうと。
お前はまだエゴイストでいい
— リアルbot (@meigen_real) May 16, 2019
相変わらず井上尚弥のことは好きでも嫌いでもないが、この選手が日本ボクシング界の歴史を塗り替える存在であるという意見に異論はいっさいない。
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