ドネアvsガバリョ、ヘイニーvsジョジョ・ディアス、井上岳志vsチュー、クロフォードvsポーター、フルトンvsフィゲロア。正式決定した注目試合を適当に勝敗予想してみる【予想・展望】

ドネアvsガバリョ、ヘイニーvsジョジョ・ディアス、井上岳志vsチュー、クロフォードvsポーター、フルトンvsフィゲロア。正式決定した注目試合を適当に勝敗予想してみる【予想・展望】

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2021年11、12月は意外と注目カードが多く、最近ボクシング観戦熱がダダ下がりの僕でも多少興味を引かれる2か月となりそう。
 
以前「まだ正式決定ではないけどほぼ決まりっぽい」カードについてあーだこーだと申し上げたが、今回はその中から正式に発表されたものをピックアップして勝敗予想をしていこうと思う。
 
また、それ以外にも目に付いた対戦を取り上げつつ、どうにか僕のテンションが上がるように仕向けていきたい()
 
具体的には、
・ノニト・ドネアvsレイマート・ガバリョ(12月11日、米・カリフォルニア州)
・デビン・ヘイニーvsジョセフ・ディアス(12月4日、米・ネバダ州)
・井上岳志vsティム・チュー(11月17日、豪・シドニー)
・テレンス・クロフォードvsショーン・ポーター(11月20日、米・ネバダ州)
・スティーブン・フルトンvsブランドン・フィゲロア(11月27日、米・ネバダ州)
の5試合である。
 
下の2試合に関しては初めて取り上げるのだが、それはそれとして。適当に勝敗予想をしていくことにする。
 
要注目プロスペクト!! でもないけど僕の目に付いた選手を取り上げていく。目玉カードのアンダーに出場予定のコイツらをメモしておこう
 

ノニト・ドネアvsレイマート・ガバリョ

勝敗予想:ドネアの8RKO勝利
 
まずはこの試合。
WBO王者ジョン・リエル・カシメロとの統一戦や日本の井上尚弥との再戦など。二転三転した末にようやくガバリョとの王座統一戦が正式発表されたわけだが。
 
今回取り上げる5試合の中では僕がもっとも楽しみにしている一戦である。
 
理由はドネアが出るから
 
前回も申し上げたように僕は2019年11月の井上尚弥vsドネア戦を観てからノニト・ドネアのファンになり、直近のノルディ・ウーバーリ戦での豪快なKO勝利に完全にやられている。
 
ドネアvsガバリョ! ドネアカッコいい笑 井上に勝てる可能性があるのがドネアなんじゃなく、ドネアに勝てる可能性のあるのが井上なんだよ
 
相手は誰でもいいから、とにかくドネアをよこしやがれと。
それこそ井上尚弥よりもはるかにドネアの試合を渇望(笑)していた次第である。
 
 
そして、いよいよ発表された暫定王者レマート・ガバリョとのWBC王座統一戦。
 
過去の試合を観る限り、レイマート・ガバリョはワンツーが基本の直線的なファイター。
前に出る馬力と1発の威力で相手をなぎ倒すスタイルを得意とする。
 
その反面、サイドへの動きに対する脆さがあり、元王者エマヌエル・ロドリゲスのアウトボクシングにはめちゃくちゃ苦労させられた。
 
ただ、今回のドネアとは恐らく噛み合うはず。
ドネアもガバリョ同様、サイドに動くというより真正面からの打ち合いを信条とする選手。どちらの圧力、パンチの精度が上回るかの勝負になるだろうと。
 
で、恐らく有利なのはドネア。
序盤はガバリョもがんばるかもしれないが、徐々に馬力の差が表面化→中盤くらいにドネアのカウンターが炸裂すると予想しておく。
 
てか、ドネアvsジョン・リエル・カシメロ戦も普通に楽しみなんですよね。
先日カルロス・カラバロに勝利したジョナス・スルタンが過去にカシメロにも勝利していることを考えると、カシメロは強フィジカルを活かしてノシノシ近づいて腕を振るタイプが苦手。
 
スルタンがカラバロにアップセット。これが俺たちのプエルトリコ。ファン・カルロス・トーレスも!? 期待の2トップが揃ってコケる(期待に応える)って笑
 
バンタム級のドネアがまさにそれじゃねえかと。
 

デビン・ヘイニーvsジョセフ・ディアス

勝敗予想:ヘイニーの判定勝利
 
続いてはこの試合。
WBC世界ライト級王者デビン・ヘイニーと暫定王者ジョセフ・ディアスによる王座統一戦である。
 
当初ライアン・ガルシアとヘイニーの対戦指令が出ていたものの、ライアン・ガルシアが休養離脱したため暫定王座が空位に(それもよくわからんけど)。そこに階級を上げた元S・フェザー級王者ジョセフ・ディアスが収まった経緯がある。
 
で、一度は復帰を宣言したライアン・ガルシアとジョセフ・ディアスの対戦話が持ち上がったが、結局は正規王者と暫定王者による統一戦としてヘイニーvsディアス戦が発表されている。
 
 
以前から何度か申し上げているが、ジョセフ・ディアスは個人的に結構お気に入りである。
抜群のカウンターセンス、一瞬一瞬のシャープさは特筆もので、フェザー級時代は冗談抜きでゲイリー・ラッセルJr.に匹敵する強さを発揮していた。
 
さらに2度の体重超過やvsサウスポーが得意なところなど、元バンタム級王者ルイス・ネリとかぶる部分が多いというのも……。
 
ライト級のルイス・ネリことジョジョ・ディアスとデビン・ヘイニー? 注目度は低そうだけど僕は楽しみ。ライアン・ガルシアよりもこっちが決まれ
 
ただ、さすがにデビン・ヘイニーに勝つのは難しいのではないかと。
前回のハビエル・フォルトゥナ戦を観ると、ライト級のディアスは明らかに適性を超えている。
 
しかも相手はリーチが長く左ジャブを得意とするヘイニーである。正直、遠間に釘付けにされたまま左で顔面をはね上げられまくる流れが濃厚な気がする。
 
デビン・ヘイニーの懸念材料としては、サウスポーとの対戦経験の少なさだろうか。
特にこの選手は左リードが生命線なので、vsサウスポーがクソほど苦手な場合はちょっと危ない。後半のどこかでディアスのカウンターが炸裂する可能性もある? かも?
 

井上岳志vsティム・チュー

勝敗予想:ティム・チューの判定勝利
 
WBOアジア・パシフィック王者井上岳志とWBOグローバル王者ティム・チューによる一戦。
まさに“世界前哨戦”と銘打つにふさわしい組み合わせと言える。
 
また、ある日突然ティム・チューが自身のSNSで発表するという、日本のファンにとっては降って湧いたような試合決定だったことも印象深い。
 
 
この試合に関しては、「そりゃ井上違いだよhahaha」などとほざいている現地のファンがいたりと腹立たしい思いが強い。
 
選手としてのティム・チューは好きだが、日本人選手を舐め腐っているヤツは大嫌い。
できれば井上岳志には豪快にチューをKOして「どんなもんじゃーい」をやってほしいと思っている。
 
井上岳志vsティム・チュー11月に!! こうなったらチューをぶちのめして「井上違いだよhahaha」とかほざいてるヤツらを全員黙らせちゃえよ
 
と言いつつ、実際の試合がどうなるかというと……。
正直、井上岳志が勝つのはかなり難しそうというのが本音だったりする。
 
 
恐らくだが、この試合はチューの出方次第になると思う。
井上岳志の持ち味は馬力満点の圧力と近場での連打。なおかつ直近の試合では中間距離での差し合いにも成長が見られた。
 
要するに井上が勝機を見出すには接近戦での打ち合いに持ち込む必要があり、ここにチューが付き合ってくれるかどうかだろうと。
 
偉大な父親を持つ期待の二世、地元の人気者というチューの立場を考えると、この試合も真っ向からの打ち合いに出る可能性は高い。
 
だが、井上の圧力が思った以上だった場合、2019年1月のハイメ・ムンギアのように足を使ってポイント重視の作戦に出るパターンも?
 
中間距離での差し合いは断然ティム・チュー。
至近距離での打ち合いではやや井上岳志。
チューがアウトボクシングに徹すれば井上は恐らく追いつけない。
 
あれこれ考えると、やはりティム・チューの優位は動かないと言えそうである。
 
ティム・チュークッソ強え…。井上岳志にほぼフルマークの判定勝利。厳しい試合になるとは思ったけど、すでに世界王者よりも強そう
 

テレンス・クロフォードvsショーン・ポーター

勝敗予想:クロフォードの7RKO
 
正直、この試合は世間の注目度に反してあまり興味がわかない試合である。
 
テレンス・クロフォードに関しては、エロール・スペンスJr.戦実現の可能性が薄い今、前回のケル・ブルック戦がMAXと言っても過言ではない。
 
クロフォードよ、お前がNo.1だ…。ケル・ブルックを4RTKOで沈める。見えない右キター♪───O(≧∇≦)O────♪
 
ようやくトップランクとPBCがプロモーターの垣根を超えて交わると言っても、散々引っ張った挙句がショーン・ポーターかよと。
 
ローマン・ゴンサレス、ファン・フランシスコ・エストラーダ、カルロス・クアドラス、シーサケット・ソー・ルンビサイの4人でイチャイチャを継続中のS・フライ級戦線と同様、今さら感が凄まじい。
 
 
まあでも、鉄壁のクロフォードを崩せるとすればショーン・ポーターのダッシュ力と近場でのぶん回しかもしれませんね。
 
興味ないけど。
 
クロフォードvsポーター感想。クロフォードはカッコよくカウンターで倒したかったんだろな。ポーターの凄まじい方向転換に苦労
 

スティーブン・フルトンvsブランドン・フィゲロア

勝敗予想:フィゲロアの12RKO
 
そして、今回取り上げる5試合の中でもっともどうでもいいのがこの試合。
 
ブランドン・フィゲロアについては以前から申し上げているように”いい選手だとは思うがちっとも興味がわかない”代表格。
 
僕の中での“いい選手だけどまったく視界に入ってこない5人”に名を連ねる選手の一角である。
・ケレイブ・プラント
・オレクサンドル・ウシク
・デメトリアス・アンドラーデ
・ブランドン・フィゲロア
・京口紘人
 
なので、いくらS・バンタム級の頂上決戦、無敗王者同士の激突と言われても「ふーん、そうなんだ」という感想しか出てこない。
 
いや、前回のルイス・ネリvsブランドン・フィゲロア戦は結構楽しみだったんですけどね。それ以上の激戦になりそうなフルトンvsフィゲロア戦にここまで興味が出ないというのは……。
 
ジョー小泉を避けることをズミヨケと呼ぶことにする。フィゲロアvsフルトン、ヘイニーvsディアス、アリーム、モンタナ・ラブ振り返り
 
一応の展望としは、フィゲロアの連打地獄にフルトンがどこまで対応できるかだろうと。
早い段階でフィゲロアの距離になればフィゲロア有利。
逆にフルトンの出入り、カウンターが機能すればフルトンのペースになる。
 
どちらが自分の土俵に相手を引きずり込めるの勝負になるとは思うが、何となくフィゲロアが上回るんじゃないの? と。
 
 
単純な力関係としては、
○フィゲロアvsルイス・ネリ×
○ルイス・ネリvsアーロン・アラメダ×
○フルトンvsアンジェロ・レオ×
○アンジェロ・レオvsアーロン・アラメダ×
 
フィゲロアにKOされたルイス・ネリが勝利したアーロン・アラメダがフルトンに3-0で完敗したアンジェロ・レオとのクロスゲームの末に敗れている。
 
そう考えると、フルトンとフィゲロアも相当拮抗しそうな……。
おもしろい試合になるのは確実と言ってもよさそうである。
 
ちっとも興味ないけど。
 
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