FAのカネロがカラム・スミスとWBAタイトル戦。過去最長身の18cm差マッチ。カネロの保持タイトルと王座の細分化がエグくて目がチカチカすんなw【予想・展望】

FAのカネロがカラム・スミスとWBAタイトル戦。過去最長身の18cm差マッチ。カネロの保持タイトルと王座の細分化がエグくて目がチカチカすんなw【予想・展望】

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2020年12月19日(日本時間20日)に行われるWBA世界S・ミドル級タイトルマッチ。同級正規王者サウル・“カネロ”・アルバレスvs同級スーパー王者カラム・スミスの一戦である。
 
カネロがカラム・スミスに完勝。階級屈指のビッグマンがカネロに蹂躙される現象を“ロッキー・フィールディングの呪い”と名付けよう
 
訴訟問題にまで発展していたGBP、DAZNとの大型契約を打ち切り晴れてFAとなったカネロ。かねてより切望していた年内のリング復帰戦は、WBAのS・ミドル級スーパー王者カラム・スミスへの挑戦となる。
 
この試合のプロモーターはエディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングで中継はDAZN。開催地は未定だが米・テキサス州が有力候補とされている。
 
 
前戦のセルゲイ・コバレフ戦から約1年1か月ぶりのリングとなるカネロが、18cmもの身長差があるカラム・スミス相手にどのような試合運びを見せるかに注目である。
 
ゴロフキンvsシェルメタ戦まであと少し。シェルメタいい選手だけど、さすがにゴロフキンは勝たなきゃダメな試合だろうな
 

カネロの次戦決定!! ってか、GBPとDAZNとのゴタゴタから解放されてよかったな。金儲けマッチを否定しないけど、今回はあまりに誠意がなさ過ぎた

つい先日までPFP No.1に君臨し、現在ボクシング界でもっとも稼ぐ選手であるサウル・“カネロ”・アルバレスの次戦が決定した。
 
相手はWBA世界S・ミドル級スーパー王者カラム・スミス。
身長191cm、リーチ198cmの長身選手で、173cmのカネロにとっては過去最大の体格差となる。
 
 
なお、カネロがGBPやDAZNとのゴタゴタから解放されてFAとなったことは本当によかった。
 
11試合400億円とも言われる大型契約中にまさかのパンデミックが発生→気前のよかったDAZNがあっという間にしぶちん路線に方向転換したのは不運だったし、肝心のGBPがカネロを守るどころかDAZNと一緒になってMMAファイターとの異種格闘技戦の後押しに回ったのは気の毒以外の何物でもない。
 
僕は短絡的なマネーファイトや異種格闘技戦を否定しない人間だが、さすがに今回のカネロへの対応は誠意がなさ過ぎた。
 
カネロカワイソスw 金儲けマッチを否定はせんけど今回は度を超えてるかな。DAZNにスポーツを育てる長期的視野なんかないからね
 
そもそもカネロくらいになればプロモーター自体がいらないですからね。
それこそ自分で会社を作って優秀なブレーンを雇えばいいし、マイキー・ガルシアのようにそのつどプロモーターや中継局と交渉して試合を組むのでもいい。
 
今後は自分の価値を最大化しつつ、プライドを満たせるようなキャリアとなることを願っている。
 
 
デラホーヤの現役復帰の噂とか、ホントにどうでもいいからね。カネロからすれば米津玄師の前髪並みに鬱陶しかったでしょww
 

カラム・スミスは典型的な“デカくて動けるヤツ”。スミス兄弟の中では一番凶悪でパワフルやね

例によって前置きが長くなったが、そろそろ本題に。
 
とりあえず僕はこれまでカラム・スミスの試合をちゃんと観たことがなく。
 
2016年9月にカネロに敗れたリアム・スミスの弟で、S・ミドル級としては長身の191cmの上背を持つ選手。現在の戦績が27戦全勝19KOの強打者という程度の知識しかない。
 
その他、元WBC王者デビッド・ベナビデス(体重超過で王座はく奪)と双璧をなす怪物感がある的な話も聞こえてきたが……。
 
 
そんな感じで過去の試合をいくつか観てみたのだが、おお、これは!!
確かに怪物と言われるのもわかる気がする。
 
恐らくスミス兄弟の中ではもっとも凶悪かつパワフル。
 
長身+長リーチに加え、身体を伸ばすように打ち出すワンツーはめちゃくちゃ強力。
バックステップで距離をとったり、リターンの右を打ち込んだり。近場では下からボディを突き上げるなど、長い腕をうまく使う器用さもありそう。
 
典型的な“デカくて動けるヤツ”というか、よくこの階級に留まっていられるなと関心させられる選手の1人である。
 
比嘉大吾vs堤聖也感想。比嘉は強打と連打の両立を模索中? 堤聖也の動きがめちゃくちゃよかったですね。でも判定結果には文句ないかな
 

攻撃パターンが少なく、まっすぐ下がってしまう癖が…。ジョン・ライダー戦の苦戦はなるほどと思った

で、この選手とカネロの試合がどんな展開になるかだが、これはもうクソほど簡単。
 
ガードを上げて中に入るカネロと、それを長身を活かしたワンツーで受け止めるスミス。
カネロがロッキー・フィールディング戦やセルゲイ・コバレフ戦と同様、懐に入ってコンビネーションを打てればカネロ有利。だが、スミスの豪打を持て余して追いつけない場合はおかしなことになる。
 
 
スミスの基本的な攻撃パターンは遠い位置でのワンツー、相手を待ち構えての右カウンター、近場でのボディ打ちなど。パッと見の印象ではだいたいそんな感じである。
 
高いガードとべた足でジリジリ前進するニッキー・ホルツケン、奥足重心で“待ち”のスタイルが中心のジョージ・グローブスには遠間からのワンツーが機能したが、頭の位置を常に動かし打ち終わりにカウンターを被せるジョン・ライダーのうまさには大いに手を焼いた。
 
ライダーがサウスポーだったこともあっていまいち左リードが機能せず、強引に距離を詰められるとまっすぐ下がる癖も見られた。
3-0の判定勝利を挙げたものの、盤石とまでは言えない試合だったのではないか。
 
上記のニッキー・ホルツケン戦でもホルツケンのプレスに時おりタジタジになっていたし、馬力とうまさを両立できるタイプを苦手とするのだと思う。
 
インドンゴんごさんがイエレウシノフ(元トップアマ)と対戦。がんがれインドンゴんご。Mr.ジェットコースターのラストチャンスかな
 

ブロック&リターンに傾倒中のカネロ。もともとカウンター使いのクネクネマンだったが、自分よりも大きな相手との対戦が増えて

一方のカネロだが、もともとこの選手は低いガード+上体クネクネからのカウンター→コンビネーションの流れを得意としていた。
だが、ここ最近はガードを上げてプレスをかけるブロック&リターンのスタイルに傾倒しつつある。
 
僕の印象としては、カネロが今のスタイル寄りに変容したのは2018年9月のゲンナジー・ゴロフキンVol.2以降。
 
その試合を境にロッキー・フィールディング(185cm)、 ダニエル・ジェイコブス(182cm)、セルゲイ・コバレフ(183cm)と自分よりも10cm前後上背のある相手との対戦が増え、懐で勝負するためにガードを高く掲げる構えを採用した気がする。
 
ただ基本的にこの選手はカウンター使いなので、そこまで追い足があるわけではない。
ダニエル・ジェイコブスのアウトボクシングには大いに手を焼いたし、ことあるごとに“次戦の対戦候補”として名前が挙がるビリー・ジョー・サンダースには苦戦させられると思っている。
 
カネロvsサンダース決まる? こんな時だから楽しいことを考えようぜ。フラれまくりのカネロがサンダースに2度目の告白で成就か?
 
また重量級としては身体が小さく、身体の大きな相手を攻略するにはどうしても時間がかかる。
強烈なKOでインパクトを残したセルゲイ・コバレフ戦でも、10Rまでの採点は96-94、96-94、95-95と僅差のリード。絶不調のコバレフのペチペチジャブをかいくぐってコンビネーションをぶち当てるまでにたっぷり10Rを費やしている。
 
今回のカラム・スミスは攻撃はワンパターンでまっすぐ下がる悪癖も目につく。コバレフほどのジャブもなければ、ジェイコブスほど動けるわけでもない。
 
だが、とにかくデカくて長い
少なくともロッキー・フィールディングよりも前で勝負できる上に、近場ではアッパーを突き上げることも可能。
 
さすがのカネロも序盤はモタモタするような気がするのだが……。
 
 
てか、実はカネロvsロッキー・フィールディング戦って結構好きなんですよね自分。
フィールディングが身体が大きくそれなりに動ける選手だったので、足を使ってのアウトボクシングに徹すると思っていたら……。
 
まさかの真っ向勝負で撃沈という。
 
おい、何でだよお前! と。
カネロの距離で足を止めて打ち合ってどうするよと。
 
近年まれに見るレベルの「○○とは何だったのか?」案件でしたww
 
カネロのボディでロッキー・フィールディング堕ちる。って、久々の「◯◯とは何だったのか?」案件きたな
 

勝敗予想はカネロの判定勝利。カネロがスミスのワンツーをかいくぐる気がするよ。でも、KOまではいかないんじゃ…

今回の勝敗予想だが、カネロの判定勝利でいきたい。
 
この試合は前に出て近場で勝負したいカネロと、遠間からのワンツーで突き放したいカラム・スミスというわかりやすい構図になる(と思う)。
 
そして、過去の試合を観る限りカネロはスミスとのサイズ差、リーチ差を何とかかいくぐる(はず)。
 
申し上げたようにカラム・スミスは攻撃パターンが少なく、前回のジョン・ライダー戦では左リードの戻り際にカウンターを合わせられるなど苦戦を強いられている。
 
カネロのカウンターはライダーよりも間違いなく上なので、この試合でも近場でカネロがスミスのボディを抉るシーンが見られるのではないか。
 
あとはまあ、前回のコバレフ戦でも思ったが、自分よりも小さい相手にクネクネ動かれるとやりにくいというのは大いにありそう。腕と上体を巧みに使って的を絞らせないカネロに対し、コバレフがどんどん縮こまっていったのが印象に残っている。
 
カネロがコバレフを失神KO! スターってこういうことだよな。ここぞの勝負で予想を超えてくる。僕のボンクラっぷりも想像を超えた
 
ただ、両者のサイズ差を考えればカネロがスミスをKOするのは難しいだろうということで、カネロの判定勝利予想とさせていただく。
 

カネロの肩書きややこし過ぎワロタw 無駄に細分化された王座にさらに「ブリッジャー級」が加わるんだって

ちなみにカネロの肩書きを改めて振り返ってみたのだが、そのややこしさに唖然としているw
 
今のカネロは
現WBA世界ミドル級スーパー王者であり、
現WBC世界ミドル級フランチャイズ王者であり、
現WBA世界S・ミドル級正規王者であり、
前WBO世界L・ヘビー級王者である
とのこと。
 
そして今回はWBA世界S・ミドル級正規王者として、WBA世界S・ミドル級スーパー王者カラム・スミスとの統一戦? に挑む試合となる。
 
その他、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキンとの統一戦が流れてしまったため、代替案としてIBF世界S・ミドル級王者カレブ・プラント、WBO世界S・ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース、WBA世界ミドル級正規王者村田諒太らが対戦候補に挙がっていたことも。
 
うん。
わかっちゃいるけどボクシングってホントに“世界一”が多いよねww
いちいち目がチカチカしますよww
 
村田諒太の覚醒とコロナによるブランクがもったいなさすぎな件。ブラント、バトラー戦の勢いのまま間髪入れずに次戦に行きたかった
 
で、今度はWBCがヘビー級とL・ヘビー級の間に「ブリッジャー級」なるものを新設したとか。
 
いや、これはさすがに笑うでしょ。
クソほど大衆に媚びてる割に盛大にスベり倒してる感じが「都民ファーストの会」を彷彿とさせるというか。長持ちさせる気ゼロだろとツッコミを入れたくなるネーミングセンス。
 
この「ブリッジャー級」には不快感を示している方が多いようだが、僕はWBCの威信をかけたギャグとして寛容に受けとめております()
 
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