現代版石の拳・ベテルビエフさんがカラム・スミスをKO。一方的って聞いたけどカラム・スミスが意外とがんばってた。ベテルビエフvsビボルは絶対にやれよな笑【結果・感想】
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2023年1月13日(日本時間14日)にカナダ・ケベック州で行われたWBC/WBO/IBF世界L・ヘビー級3団体タイトルマッチ。同級3団体統一王者アルツール・ベテルビエフがWBC同級1位カラム・スミスと対戦し7R2分TKO勝利、戦績を20戦全勝20KOとした試合である。
実はここ最近ベテルビエフの動向をまったく追っておらず、今回の防衛戦も(僕の中では)いきなり発表されたものだったことをお伝えする。
そもそも挑戦者のカラム・スミスがL・ヘビー級に階級アップしていたことすら知らなかった。
またベテルビエフは昨年1月のアンソニー・ヤード戦以来約1年ぶりの試合とのこと。3本のベルトを保持している割に不活発である。
なお今回も例によってリアルタイム視聴はできず、結果を知った上での感想となる。
ディミトリー・ビボルvsマリク・ジナド。ベテルビエフの代役ジナドが間柴了とそっくりだった件。ビボルの踏み込みスピードと精度に敵わず
カラム・スミスががんばってた。普通にベテルビエフの圧勝だと思ってたけど
試合の感想だが、思ったよりカラム・スミスががんばっていたなぁと。
視聴前に記事を読んだり感想を漁ったところ、かなり一方的な印象を受けたのだが。
だが、実際の試合はそこまでではなく。
カラム・スミスがベテルビエフを追い込むシーンもちらほらあるなど「お、いい試合じゃないっすか」と思ってしまった。
もちろん結果を知っていた&ベテルビエフがひたすらボコる残虐映像を想像していたのもあるとは思うが。
またカラム・スミスはカネロに追い回されてヘロヘロにされた試合のインパクトが強く、ベテルビエフをどうにかできる感じはせず。
試合のたびに「そろそろ衰えがくるんじゃねえか」と言われるベテルビエフだが、さすがに今回は大丈夫だろうと考えていたのも大きい。
カネロがカラム・スミスに完勝。階級屈指のビッグマンがカネロに蹂躙される現象を“ロッキー・フィールディングの呪い”と名付けよう
ベテルビエフ攻略にはオレクサンデル・グヴォジクの作戦がよさそう。カラム・スミスもそれを踏襲した
ベテルビエフを攻略するには2019年10月のオレクサンデル・グヴォジクのやり方がいいのだと思う。
常に左右に動いて正面を外しつつ、死角に回り込んで連打を浴びせる。
パンチの威力を失わずにフットワークと連打を両立できるグヴォジクならではの作戦。
最終的にねじ伏せられたものの、ベテルビエフをもっとも苦労させた試合である。
そして今回のカラム・スミスもグヴォジクのやり方を踏襲していた(と思う)。
左右への動きで的を絞らせず、手数でベテルビエフの強打を抑え込む。
カラム・スミスのフットワークはグヴォジクほどではないため足を止めての打ち合いも発生するが、それを含めてベテルビエフの圧力を抑止する効果はあった(と思う)。
その上、カラム・スミスは近場で躊躇なくカウンターを合わせにいく勇気を持ち合わせていた。
当てたもの勝ちというか、一か八かの勝負に自ら足を踏み入れる姿勢はなかなかよかったのではないか。
実際、ベテルビエフが嫌そうに距離を取るしぐさも見られたしね。
2Rや5Rにベテルビエフがロープを背負うシーンがあったが、ベテルビエフにとっても決して楽な試合ではなかったと想像する。
ベテルビエフが凍てつくようなKOでジョー・スミスを“終わらせる”。ウソみたいだろ。3団体統一戦なんだぜ、それで…。衰えたと言われつつKO街道驀進中のベテルビエフ
根本的なエンジンに差があったかな。7割前後の出力で圧倒するベテルビエフ
ただ、根本的な排気量が違い過ぎた。
両者の馬力やパンチ力の差は明らか過ぎるくらい明らかだった。
上述の通りカラム・スミスのフットワークはグヴォジクほどではなく、どうしても真正面から打ち合う局面が訪れる。
その際、フルスロットルで吹かしまくるカラム・スミスに比べてベテルビエフは7割前後の出力にとどめている印象。
しかもカラム・スミスが振り絞るだけ振り絞っても互角にすら持ち込めない。
アクセルをベタ踏みしながらもゴリゴリに押し込まれ、あっさりロープを背負わされる。
対するベテルビエフはいつも通りの力感のない連打を“淡々と”打ち続ける。
ロープ際で徐々に手が出なくなり、頭を振ってどうにか持ちこたえるカラム・スミス。
だが、適度にリラックスしたベテルビエフの連打はなかなか止まらずだんだんと回避が間に合わなくなる。
ベテルビエフvsアンソニー・ヤードは僕がL・ヘビー級が好きな理由が全部詰まった試合。素で人間辞めてるヤツらが技術まで実につけちゃったw
健闘したカラム・スミス。でも、終わってみれば「ベテルビエフが化け物でした」
5Rにベテルビエフが押し込まれるシーンがあったと申し上げたが、カラム・スミスは実質あそこで使い果たした感じ。6R以降は防戦一方の時間が続き7Rについに決壊した。
研究の成果を見せた&健闘はしたものの、終わってみれば納得の結果というか。
「ああ、やっぱり」「ベテルビエフがいつも通り化け物でしたね」と。
試合開始15秒でいきなりカラム・スミスがロープ際で連打を浴びまくったが、何だかんだでアレが結論だったのだろうと。
カネロ戦でもそうだったのだが、カラム・スミスは強い圧力を受けると足を広げて踏ん張ることが多い。
そのせいで攻防分離&長身のアドバンテージが失われてしまう。
階級屈指のビッグマンながらもいまいち突き抜けた感じがないのはこの辺が要因かもしれない。
ベテルビエフvsディミトリー・ビボルはいいかげん決まれ。2019年のベテルビエフvsグヴォジク戦からだいぶ待ったぞ笑
これで戦績を20戦全勝20KOとしたベテルビエフだが、すでに王者としてやれることはやり尽くした。
あと残っているのはWBA王者ディミトリー・ビボルとの頂上対決のみ。
そのビボルも先日防衛に成功したばかりである。
さらに両者はすでに対戦に合意済みという報道もある。
てか、いいかげん決まれよとは思いますよね。
ヘビー級ほどではないが、この両者も対戦が望まれてからだいぶ時間が経っている。
アルツール・ベテルビエフvsオレクサンデル・グヴォジクの2団体統一戦が2019年。
当時はセルゲイ・コバレフもまだピンピンしていたし、ビボルも強さを見せつけていた。
「ロシアの4強ヤバすぎワロタw」状態から約4年半。
そろそろ着地地点を決めた方がいいんじゃないっすかね。
以前から何度か申し上げているが、コバレフに2度勝利したアンドレ・ウォードがこいつらに関わることなく引退したのはあまりにも華麗だった笑
ちなみにベテルビエフが本格的に下降線に入るとすれば、あの無造作な連打が出せなくなったときだと思っている。
これまで“淡々と”“無慈悲に”相手を撲殺してきた連打に力みが生じる、カクカクし始めたら要注意かと。
カネロが8年7ヶ月ぶりの敗戦。ビボルのジャブとガードを崩せず。“ロッキー・フィールディングの呪い”を解いたビボルに神の祝福を
ビボルが13度目の防衛。いつの間にか具志堅用高に追いついてた
今気づいたのだが、ビボルがWBA王座(暫定)についたのは2016年5月とのこと。
そこから防衛を重ねて先日のリンドン・アーサー戦で13度目。いつの間にか具志堅用高の記録に並んでいた。
対戦相手もジャン・パスカルやアイザック・チレンバ、ジョー・スミスJr.、最近ではカネロ、ヒルベルト・ラミレスとベテルビエフ以上にやり尽くしている感がある。
ディミトリー・ビボルvsヒルベルト・ラミレス。ビボルのうまさ、力強さがラミレスを凌駕する。ラミレスの重量級っぽくないスタイルは好きだったけど
なるほど。
こっちはこっちですげえな。
なおさら頂上対決しか残ってねえわ。
ベテルビエフ相手にアウトボクシングで逃げ切ったのはビボルだけ。アウトボクシングするビボルをあれだけ疲弊させたのはベテルビエフだけ。頂上決戦過ぎてヨダレが止まらないw
もうアレだ。
最近流行りのサウジアラビアマネーでさっさと決定しちまえ。
中東の金持ち連中の気が変わらないうちに媚びを売りまくるんだ笑
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