オースティン・ウィリアムズとレイモンド・フォード。ウィリアムズはいいんじゃないですかね。ロマゴンvsエストラーダ興行に出場予定のプロスペクト

オースティン・ウィリアムズとレイモンド・フォード。ウィリアムズはいいんじゃないですかね。ロマゴンvsエストラーダ興行に出場予定のプロスペクト

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2021年3月13日(現地時間14日)、米・テキサス州で行われるマッチルーム主催の興行。
メインイベントではWBA世界S・フライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレスとWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダによる2団体統一戦が行われる。
 
またアンダーカードには世界L・フライ級王者京口紘人の3度目の防衛戦が組まれており、日本のファンにとっても注目度の高いイベントとなっている。
 
平岡アンディ、レイモンド・フォード、オースティン・ウィリアムズ他先週末振り返り。あと、何気に一番目を引いたのがノーマークのアイツ…
 

ロマゴンvsエストラーダ戦にテンションが上がらない…。アンダーカードのプロスペクトを楽しみにしようと思う

ロマゴンとエストラーダの約8年2ヶ月ぶりの再戦。
 
だが、実を言うと僕自身はこの試合にいまいち食指が動いていない。
両者にとって集大成とも言える一戦なのだが、どういうわけかあまりテンションが上がってこない。
 
それよりもむしろ、この試合の勝者が本当にWBO王者井岡一翔との統一戦に応じるのか? の方がよっぽど興味がある。
正直、今夏? に予定されているシーサケット・ソー・ルンビサイとの指名戦が邪魔くさく感じているくらい。
 
どっちが勝ってもいいから、とにかく井岡との一騎打ちを実現してくれよ。みたいな。
 
井岡一翔vs井上尚弥戦実現の可能性を考える。井岡に勝ち目があったとすればあそこかな? でも、あの頃の叩かれ方は異常だったよね
 
もっと言うと、L・フライ級の京口紘人に関しては申し訳ないことに足の小指の先ほども興味がない
 
 
というわけで表題の件。
今回は同興行に出場するプロスペクトについて、ちょろっと印象を述べてみたい。
 
テンションが上がらないまま試合の一覧をボーッと眺めていたところ、気になる名前を見つけたので。
 
未来の王者候補? スター候補? かどうかは知らんが、今度の興行は彼らの試合を楽しみに視聴しようと思っている(DAZNの配信に入れば)。
 

プロスペクトその1:レイモンド・フォード

現在8戦全勝4KOのサウスポーで、今回の興行では戦績10勝6KOのアーロン・ペレスとの無敗対決(フェザー級8回戦)が組まれている。
 
この選手を初めて観たのは2020年12月のサウル・“カネロ”・アルバレスvsカラム・スミス戦のアンダーカード。ファン・アントニオ・ロペスを7RKOで下した一戦である。
 
なお、その前は2020年11月、デビン・ヘイニーvsユリオルキス・ガンボア戦のアンダーに出場しているのだが、そこからわずか1ヶ月半のスパンでの試合となっている。
 
カネロがカラム・スミスに完勝。階級屈指のビッグマンがカネロに蹂躙される現象を“ロッキー・フィールディングの呪い”と名付けよう
 
パッと見の印象としては、典型的な身体能力系の黒人サウスポー。
運動神経が高く身体全体がバネのようなタイプで、低いガードと見切りを駆使したカウンターを得意とする。
S・バンタム級〜S・フェザー級あたりでしょっちゅう目にするアンタッチャブルな選手である。
 
試合を観ればわかるが、この選手はとにかく速い。
カウンターをチラつかせながらジリジリと距離を詰め、前手の右で距離を測って左ストレートを打ち込む。
上体反らしで相手のパンチの芯を外し、その反動でカウンターを返して近場の連打につなぐ流れ。
 
センスと若さを全面に出したスタイルは勢いもあり、これはしばらく負けないだろうな思わせる試合っぷりである。

ただ、この手のタイプは調子乗りであるケースが多く、レイモンド・フォードもご多分にもれずその部類だと思っている。
風貌を含めて元S・フェザー級王者のハビエル・フォルトゥナっぽさがあり、どこかの時点で豪快に顎にカウンターをもらって大の字になりそうな気も……。
 
地道に前に出てコツコツボディを打つ相手にしびれを切らしたり、ラフな相手にイライラを募らせたり。
 
能力自体は高いが、パンチは手打ち気味でメンタルも若干不安定。
ギジェルモ・リゴンドーやシャクール・スティーブンソンのように塩に徹する割り切りはなく、かと言ってジャーボンティ・デービスほどの爆発力、決め手もない。
 
今の段階ではどうなるかは何とも言えないが、量産型身体能力系サウスポーで終わるか、ザブ・ジュダーのレベルまでいけるかといったところか。
 
ザブ・ジュダー名試合ベスト3を決める。3R限定の最強脳筋野郎。怒りの沸点の低さもスピードスターな着火マン
 
まあでも、足の運びも安定してるし、結構よさげではあるんですよね。
ガードを上げる局面と下げる局面をうまく使い分けていたり、もしかしたらフォルトゥナやジュダーよりも全然上という噂も?
 

プロスペクトその2:オースティン・ウィリアムズ

現在7戦全勝6KOのサウスポー。身長183cmに対してリーチが198cmという、ミドル級の中でも長リーチの選手である。
 
前戦は上述のフォード同様、2020年12月のサウル・“カネロ”・アルバレスvsカラム・スミス戦のアンダーカードに出場して1R1分29秒TKO勝利。その試合で35連発のラッシュを見せて一気に注目度を上げた経緯がある。
 
今回の興行では、戦績16勝3敗1分のアーロン・コーリー(コーレイ?)との対戦が予定されている。
 
 
この選手ははっきり言ってかなりいいと思う。
 
足の運びもドッシリしていてガードも硬い。身体も強そうに見える。
右リードを駆使して相手をコントロールし、近場のコンビネーションから強烈な左ストレートにつなぐ王道のスタイル。
 
特にスピードに関しては一級品で、ミドル級の中でも頭一つ抜けている印象。
その上前回の試合で見せたように一瞬の爆発力も凄まじい。バックステップ→リターンの流れもスムーズで、身体の強さと下半身のバネを兼ね備えた総合力の高さを感じさせる。

どなたかがこの選手をエロール・スペンスJr.に似ていると評していた気がするが、ああ、なるほど確かに。高いガードに広いスタンス、強い身体、堅実なボクシングはエロール・スペンスJr.と共通する部分が多いかもしれない。
 
僕自身はS・ウェルター級のエリクソン・ルビンを野生的にした印象を持っていたのだが、どちらにしても今後に期待できそうな選手である。
 
俺たちのパッキャオが帰ってくる? vsマイキー・ガルシアは一番いい選択だと思ったよ。「対戦合意!」してからが長いのがボクシングだけど
 
ただ、身体が強いと言ってもミドル級の中ではそこまでサイズがある方ではない。
スペンスのように大きな身体を活かしてじっくりプレッシャーをかけて近場で勝負するより、どちらかと言えばカウンター主体のスピード重視のタイプなのかな? という気はする。
 
デメトリアス・アンドラーデやS・ミドル級のビリー・ジョー・サンダースのようなカウンター一辺倒とまではいかないにしても、多少は足を使って撹乱する方に傾倒していくのかなと。
 
今の段階ではペース配分や打たれ強さなど、未知数な部分も多いが。
 
とりあえず僕の中ではレイモンド・フォードよりもこのオースティン・ウィリアムズの方が期待値が高い。
 
 
 
以上である。
これらの選手が数年後にどうなるかなどは僕にはまったくわからないが、しばらくは注目して動向を追ってみたいと思う。
 
 
というわけで、申し上げたように今度の興行はロマゴンvsエストラーダよりも彼らの試合を楽しみにしている。
 
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