井上拓真vs井岡一翔。拓真はすごかった&失望した。「那須川天心に初めて勝った男」と「井岡一翔を初めてKOした男」の称号をダブルで得るチャンスだったのに。「やがて、伝説と呼ばれる日。」に普通に防衛してどうする【結果・感想】
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2026年5月2日に東京ドームで開催された「THE DAY やがて、伝説と呼ばれる日。」を現地観戦してきたわけだが。
今回は第5試合のWBC世界バンタム級タイトルマッチ、同級王者井上拓真vs4階級制覇王者井岡一翔戦について。

メインの井上尚弥vs中谷潤人戦にいまいち興味がわかない中、この試合が一番のお目当てだったことをお伝えする。
結果は2度のダウンを含む3-0(118-108、119-107、120-106)の大差判定で井上拓真が勝利。井岡一翔は対日本人での初の敗戦を喫している。
井岡一翔、井上拓真に敗れ日本男子初の5階級制覇ならず…心配された”パワーの差”打ち破れず【ボクシング】
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— 中日スポーツ (@chuspo) May 2, 2026
- 1. 井岡がこの大舞台に立ててよかった。入場する姿が感慨深かったよ笑
- 2. 井岡にとってバンタム級は大きすぎた。リング上で対峙すると拓真の方が一回り大きい
- 3. 立ち上がりはよかった。ところがダウンを喫してジャブが減り…
- 4. ジャブの差し合いを省略して接近戦を挑む井岡。でも拓真の動きがよすぎて…
- 5. 2022年6月の古橋岳也戦は戦慄した。打倒井上尚弥の筆頭は拓真かも? とすら思った
- 6. 井上拓真に心底失望。あれだけのチャンスで勝負にいかない姿に「この人は主役ではない」と
- 7. 普通の防衛戦ではなく「やがて、伝説と呼ばれる日」ですよ。その主役になれるチャンスだったのに
- 8. 「那須川天心に初めて勝った男」と「井岡一翔を初めてKOした男」の2つの称号を得れば井上vs中谷戦を食えたかもしれないのに
井岡がこの大舞台に立ててよかった。入場する姿が感慨深かったよ笑
まず最初に。
井岡一翔がこの大舞台に立てたことは本当によかった。
2017年末の引退→復帰とともに拠点を東京に移し、それ以降は大田区総合体育館が主戦場。
対戦を求め続けたファン・フランシスコ・エストラーダ戦はかなわずフェルナンド・マルティネスに2度敗れて王座も失う。
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスVol.2現地観戦。井岡の工夫とマルティネスの踏ん張り。どうなんだ? 井岡。完全燃焼できたのか? 内山高志の二の舞は回避したのか?
これでいよいよ引退か? と思ったタイミングで5階級制覇を目指すと表明。初めて井上兄弟やLeminoと絡み、東京ドームでの大一番が組まれる。
“群れない、媚びない”がこの選手のよさでもあり窮屈さでもあったが、現役最終盤にとうとう「主流」に乗った。
AK-69の生歌で入場する姿が感慨深かったことをお伝えする(AK-69は大嫌いだけど笑)。


いや、すげえな。
ホントに井上兄弟と井岡一翔が同じ空間にいるよ。
井岡にとってバンタム級は大きすぎた。リング上で対峙すると拓真の方が一回り大きい
だが現実は厳しいというか、やはり井岡にとってバンタム級は大きすぎた。
リング上で対峙した両者を比べると拓真の方が一回り大きい。

連打を浴びてもケロッとしている拓真に対して井岡はパンチを受けるたびに上体を揺らされ前進を止められる。
会見で並んだときはむしろ井岡の方が上背がある&膨らんで見えたが、ダブルのスーツで着膨れしていた影響もあるのかもしれない。
井上拓真がレジェンド井岡一翔を迎え撃つ 5.2東京ドームでWBCバンタム級戦 https://t.co/VmbgK8ZwBK#InoueIoka pic.twitter.com/xWQQeDCP5B
— ボクシングビート (@beat_macc) March 6, 2026
立ち上がりはよかった。ところがダウンを喫してジャブが減り…
一応言っておくと、立ち上がりの井岡はよかったと思う。
ジャブもよく出ていて上下の打ち分けもいい。
何度か拓真にロープを背負わせるシーンを観て「あ、これはいけるかも?」と。


2025年大晦日のマイケル・オルドスゴイッティ戦ではやたらとスローに見えたが、この日は一段キレが上がっていた気がする。
井岡一翔vsマイケル・オルドスゴイッティ現地観戦。初のバンタム級でも達人ファイト健在の井岡。だけどちょっとノソノソしすぎな気が…。反応も遅れ気味だったしね
だが2Rにコーナー付近でカウンター気味の左→追撃の右をもらってダウンを喫する。

インターバル中のVTRで「井岡がこんな効かされ方をするのか」というグラつきっぷりに驚いた次第である。
で、それ以降警戒心を強めたのか1、2Rほどジャブが出なくなる。
僕は井岡に勝機があるとすればジャブの差し合いで上回ることと早めに接近戦に持ち込むことだと思っていた。
井上拓真vs井岡一翔ってセミファイナルじゃないんだね。井岡は日本で唯一井上尚弥と“同格”の選手なのに。天心がエストラーダ戦に勝ったことで一気に興味が増した
2024年5月に拓真と対戦した石田匠やロマチェンコと対戦した中谷正義もそうだが、井岡ジム出身の選手は中間距離でのジャブの精度が高い。
井岡一翔もこれまでジャブでペースを掴む→主導権を握って接近戦→得意のボディ、顔面の打ち分けにつなぐのが勝ちパターンとなっていた。
だが近年は加齢や階級アップの影響で反応の遅れ、フットワークの鈍りが目立ち始めている。
防御で精一杯で攻撃まで手が回らない。
結果、ジャブが減り相手のレベルが一定以上になると自分主導の組み立てができなくなる。
申し上げた通り今回は出だしこそよかったものの、ダウン以降は手数がガクッと減った。
得意の接近戦でカウンターを合わせられた、それが想定以上に効いてしまったのだと想像する。
ジャブの差し合いを省略して接近戦を挑む井岡。でも拓真の動きがよすぎて…
2R以降、井岡は強引に距離を詰めて接近戦を挑んでいく。
ジャブの差し合いを省略して「ガガガーッ」と近づき、いきなりボディ、顔面にコンビネーションを叩き込む。
近場で削る作戦に切り替えたのだと思うが、それが通用したのもわずかな時間だけ。
すぐに拓真の体捌きとサイドステップ、アングルを変えた位置からのカウンターで対応されてしまう。
2度目のダウンを喫した3Rのアッパーは那須川天心戦でもよく使っていたもの。
僕は接近戦では井岡に分がある(そうでないと勝ち筋がない)と思っていたが、決してそんなことはなく。井岡は最後まで拓真を捉えることができなかった。
恐らくこの日の拓真は前回の天心戦と同等かそれ以上の出来。
那須川天心vs井上拓真現地観戦。最後まで「天心vsボクシング」だった。天心の試合で相手の応援が大きい状況は初めて。両陣営の対策に差を感じた。天心は接近戦の対応が…
いわゆる差し合い勝負、近場の駆け引きで上回るのは至難の業。堤聖也のように“ぶっ壊しにいける”タイプでなければ難しい気がする。

2022年6月の古橋岳也戦は戦慄した。打倒井上尚弥の筆頭は拓真かも? とすら思った
実際、現地観戦した2022年6月の古橋岳也戦は戦慄しましたからね。
ロープ際での体捌き、上体クネクネディフェンスはまるでメイウェザー。あのディフェンスには那須川天心も手を焼いていたし、栗原慶太や和氣慎吾といった日本のトップ選手も軒並み翻弄されている。
古橋を翻弄する姿に「ひょっとしたら打倒井上尚弥に一番近いのはこの人かも?」とすら思った記憶がある(リボリオ・ソリス戦では殺意を覚えるくらいガッカリしたけど)。
井上拓真vs古橋岳也、平岡アンディvs赤岩俊、石井渡士也vs福永輝、岩下千紘vs山名生竜。井上vsドネア2アンダーカード振り返り。あと、レイチェル・マーシャルさんがヨカタヨ
だがそんな中、井岡はボディを中心に何度かパンチを当てていた。
完全に捉えたとは言えないものの、しっかり対抗して見せたのはさすがである。
たとえば田中恒成を圧倒した6年前の井岡であれば。
この日の拓真ともいい勝負ができたのではないか。
もちろん階級が違うのでタラレバにすぎないのだが。
井上拓真に心底失望。あれだけのチャンスで勝負にいかない姿に「この人は主役ではない」と
表題の通りだが、僕は今回の井上拓真に心底失望した。
チャンスで倒しにいかない、勝負をかけずに距離を取る姿に改めて「この人は主役ではない」と思ってしまった。
3Rの2度目のダウン後はもちろん、6Rか7Rにふらついた井岡がロープを掴んで耐えるシーンがあったが、そこでも攻めにいかず単発+アウトボクシングのまま。
最終12Rも明確に効かせていたが、やはり勝負をかけることなく終了のゴングを聞いている。
それこそ(スコアを聞いた)井岡が出てきた9R以降はめちゃくちゃチャンスだったと思うのだが。
前回那須川天心にあれだけいい勝ち方をして、なおかつ煽りVで「主役になりたい」と言えば、そりゃ期待するだろという話。
前の4試合が判定続きで停滞ムードが漂う中、あの局面で勝負しない理由を見つける方が難しい。
井上拓真ってのはホントにコンプレックスの塊なんだろうな。
前回那須川天心に勝って評価爆上げして、煽りVでも「主役になりたい」って言って。
これだけリードしてチャンスも何度もあって。井岡一翔もずっと勝負しにきてるのに、最後まで正面から受けて立つことなく。
改めて「井上弟」なんだな。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) May 2, 2026
堤聖也が井上拓真に勝利!! 「足を入れ替えるだけがスイッチじゃない」みたいなファイト。あの位置、タイミングで飛んでくるの? ってパンチが山ほどあった
普通の防衛戦ではなく「やがて、伝説と呼ばれる日」ですよ。その主役になれるチャンスだったのに
別に普通の防衛戦なら勝ちに徹するのも悪くはない。
ただ、今回は「やがて、伝説と呼ばれる日」である。
単なる初防衛で終わらせていい興行ではない。みすみす“伝説”になるチャンスを逃したことは本当に残念だと申し上げている。
「今回はライト層にもボクシングを広く広めるチャンス」という声を散々耳にしたが、そこまでの4試合はライト層に訴求できる内容でしたか?
どんよりした空気を変えるには最高のシュチュエーションだったんじゃないんですか?
マニアだか元プロだかコアファンだか知らんが、多くの人間が「この試合の拓真はすごい」「わかる人にはわかる」と称賛していたが、いや冗談でしょ?
ずーっと「ライト層に〜」と言い続けてきたのだから、あそこで自重した拓真を肯定したらダメなんじゃないの?笑
「那須川天心に初めて勝った男」と「井岡一翔を初めてKOした男」の2つの称号を得れば井上vs中谷戦を食えたかもしれないのに
翌日以降、井上尚弥vs中谷潤人戦の話題で埋め尽くされるのはわかりきっている。
井上尚弥vs中谷潤人戦現地観戦。プラン通りの中谷とそれをさらに超えた井上。達人同士の高度な駆け引き、斬り合いみたいな試合。おもしろさで言えば武尊vsロッタン戦の方が5万倍上だけどw
それを覆すには生半可なインパクトでは追いつかない。
「井岡一翔に初めて勝った日本人」では全然弱い。
兄貴と同じ土俵に上がるには「那須川天心に初めて勝った男」と「井岡一翔を初めてKOした男」の称号をダブルで得るくらいでないと。
そして、そのチャンスは目の前にあった。
試合後に病院に直行、眼窩底骨折が判明するほど井岡を追い詰めていたのに、である。
井岡一翔も眼窩底骨折していた 井上拓真と激闘、救急車で病院直行「涙が溢れて…」妻が明かす #井岡一翔 #井上拓真 #ボクシングhttps://t.co/GrEommO8vy
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 4, 2026
そもそもセミファイナルに武居由樹vsワン・デカン戦が組まれている時点で燃えなければダメ。
パパの都合とかは知ったこっちゃない。
井上尚弥と同格の4階級制覇王者を迎え打つ自分の試合が、よく知らない中国人選手と後輩の試合よりも軽く扱われていることに怒れよと。
井岡をKOした直後のインタビューで「主役は俺じゃボケ!!」と啖呵を切りやがれと。
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井上尚弥vs中谷潤人戦現地観戦。プラン通りの中谷とそれをさらに超えた井上。達人同士の高度な駆け引き、斬り合いみたいな試合。おもしろさで言えば武尊vsロッタン戦の方が5万倍上だけどw【2026.5.2結果・感想】 2026.05.03
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