ノニト・ドネアvsニコラス・ウォータース戦をドネア側から眺めてみる。ドネアvs増田陸戦から1か月半、ノスタルジーに浸るの巻【結果・感想】
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2026年3月16日のノニト・ドネアvs増田陸戦(WBA世界バンタム級挑戦者決定戦)から約1か月半。
当日はドネアのキャリア終焉を感じさせる負け方を目の当たりにして、それがぼちぼち後を引いた。
ノニト・ドネアvs増田陸戦再視聴。6Rに全部を使い切ったあと、ドネアが削られていく光景がキツかった。ナイスファイト、ノニト・ドネア。勝っても負けても最高だった
あれから本人のSNSをちらちら覗いているが、今のところ身の振り方(引退or現役続行)に関する意思表示はない。
現役を続けるなら当然応援するが、仮に引退だとしても仕方ないと思っている。それくらいあの負け方は印象深いものだった。

そんな感じで今回はノスタルジーに浸るの巻。
2024年10月18日(日本時間19日)に米・カリフォルニア州で行われたWBA世界フェザー級王座統一戦。同級スーパー王者ノニト・ドネアと同正規王者ニコラス・ウオータースが対戦、6R2分59秒TKOでウォータースが勝利した試合。
これを久しぶりに視聴したのでその感想を。
この試合は僕のお気に入りの一つなのだが、今まではウォータース中心にしか観ていなかった。
今回始めてドネア側から眺めた次第である。
階級差マッチだよね改めて。パッキャオに次ぐ二匹目のドジョウを狙ったんだろうけど
試合を観た感想だが、まず何より階級差が大きすぎた。
スピード、当て勘、運動量、その他。ドネアはほぼすべての面でウォータースを上回っている。
だが根本的なフィジカルが違いすぎるせいでどれだけがんばっても差が埋まらない。
1R開始直後のスリップもそう。
直前にウォータースの左がドネアの顔面をかすめているが、アレでちょっと「うっ」となった感じ。
それ以降もドネアは動き回りながら懸命に腕を振るが、ウォータースはケロッとしている。
逆にウォータースが無造作に出したジャブに顔を跳ね上げられて一瞬動きが止まる。
この時代はどちらかと言えば複数階級制覇が評価される傾向が強かった(と思う)。
ベルト統一を目指すよりも上の階級で勝負する方が優先されていた印象で、ドネアも相当無理をしたと想像する。
もちろんトップランクがマニー・パッキャオに次ぐ二匹目のドジョウを狙っていたのもあると思うが。
マニー・パッキャオとんでもねえ。オラ感動したぞ。バリオスとドローで惜しくも王座戴冠ならず。何がすごいって、これだけベテランになってもカクカクしてないんですよ。動きは遅くなったけど滑らかさは変わってない
2R終了間際の左フック改めてすげえw もしラウンド中盤だったら…
そして、改めてドネアは前半型だなと。
直近の堤聖也戦や増田陸戦でもそうだが、体力のある時間帯に1発効かせて山場を作るのがドネアの真骨頂。
ノニト・ドネアvs堤聖也現地観戦。すげえわドネア。4Rの右で血管がちぎれるくらいブチ上がった。手元に残ったネタで諦めずに最後まで勝利を目指す姿に胸を打たれたよ
この試合でも2R終了間際にノールックの左フックをぶち当ててウォータースをピヨらせている。
いや、改めてすげえっすね笑
ひと回りデカいウォータースの前進を真正面から受け止めつつ、身体を斜めにしたまま左フックをドカン。
さらによろけるウォータースに追撃の右を伸ばす。
もしアレがラウンド中盤だったら……というタイミング。
コーナーに戻るウォータースのフラつき具合からもダメージの深さが伝わってきた。
3Rにドネアがペースアップ。でも徐々に馬力の差が表面化して…
続く3R。
開始とともにドネアがガードを上げてどんどん前に出る。
ここがチャンスと判断したのもあると思うが、要は離れた位置では分が悪いと感じたのではないか。
異様に腕が長いウォータースは普通にジャブを出すだけでもしっかりと顔面に届く。
逆にドネアは体重の乗ったパンチを当てるにはもう1歩中に入る必要がある。
ドネアは相手の打ち終わりにワンテンポ遅らせてカウンターを被せるのが得意だが、1、2Rはそれが若干ズレていた印象。
ウォータースの腕が伸びない位置で打ち合う方が優位に立てると考えたのだろうと。
ところが残り1分を切ったあたりで両者のフィジカル差が表面化、ドネアの前に出る力がはっきりと落ちる。
そして残り30秒。
ドネアが前に出た瞬間、ウォータースのアッパーが真下からヒット!!
フック系の中にいきなり縦のパンチを混ぜられたせいでドネアは反応できず。思わず尻餅をついてしまう。
このダウンで流れは大きくウォータースに傾き……。
4階級制覇王者エイドリアン・ブローナーさんを振り返る。S・フェザー級時代が最強だと思う。階級アップに伴いメイウェザーコピーから脱却→自分のスタイルを確立した人
5Rに勝負をかけたドネアだけど…。実質勝負ありのラウンドだった
5Rに再びペースを上げるドネア。
ジャブをもらいながら前進、身体を密着させて左右フック、左ボディをフルスイングで浴びせていく。
だがここでも優位に立つまでには至らない。
強引に押し戻され、スペースができた瞬間にジャブやフックを浴びて後退。そのつどやり直しを強いられる。
さらに残り30秒を切ったあたりで逆にロープに詰められるという。
ドネアとしては勝負をかけたラウンドだったが、決定打にはならずに失速。実質勝負ありとなってしまった。
改めて今のドネアは経験値でカバーできないところまできている。引退でも仕方ないオモタ
ただ、この時期(約12年前)のドネアは中盤にペースを上げる余力がある。
堤戦でも増田戦でもキレッキレの序盤から中盤に失速→そこから持ち直すことはなかった。
ノニト・ドネアvs増田陸現地観戦。6Rの右1発にはめちゃくちゃ興奮したけどあそこで使い切っちゃったよね。この負けはちょっと堪えた。でも再起するならもちろん応援するよ
だがウォータース戦ではいったん落ちかけたところから二番底を発揮している。
この辺は若々しさというか、単純に今とは総エネルギー量が違う。
それこそバンタム級、S・バンタム級に留まっていればもっとすごい選手になっていたのではないか(5階級制覇とどちらがすごいかは知らん)。
同時に今のドネアはトップ層には歯が立たなくなっている、経験値でカバーできないところまできているのだなと。
改めて引退でも仕方ないと思った次第である。
ちなみにこれも何度も言っているが、当時内山高志vsニコラス・ウォータース戦が実現しなかったのは本当に残念。
S・フェザー級のウォータースにはそこまでインパクトはなく、内山にも十分勝ち筋はあったと思うのだが。
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