ロマゴンすっげえわ。マルティネスを連打で圧倒。ディフェンシブに傾倒した割り切りで再び上昇気流に。井岡一翔戦が観たいけど、ないんだろうな笑【結果・感想】

ロマゴンすっげえわ。マルティネスを連打で圧倒。ディフェンシブに傾倒した割り切りで再び上昇気流に。井岡一翔戦が観たいけど、ないんだろうな笑【結果・感想】

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2022年3月5日(日本時間6日)、米・カリフォルニア州で行われたS・フライ級12回戦。元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレスとWBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネスが対戦し、3-0(118-110、117-111、116-112)の判定でゴンサレスが勝利。2021年3月のファン・フランシスコ・エストラーダ戦以来約1年ぶりの再起戦で勝利した一戦である。
 
 
いつも通り高くガードを上げて前進するロマゴン。
対するマルティネスもリング中央でガードを固めて対峙し、初弾のジャブにカウンターを返していく。
このカウンターがロマゴンの身体を揺らすなど、1Rはマルティネスのペースで試合が進む。
 
だが2R以降、圧力を強めたロマゴンが重厚なプレスと手数でマルティネスを押し込みペースを引き寄せる。
マルティネスも力強い連打で対抗するも、徐々にロマゴンの連打を抑えきれずに後退させられる。
 
中盤からはロープを背負わされたマルティネスがまともにコンビネーションを被弾したりと、終始ロマゴンが圧倒する流れ。
ダウンシーンこそないものの、最後までペースが落ちなかったロマゴンが文句なしの判定で再起戦を飾った。
 
選び放題のカネロが渦中のビボルとの対戦を選択。ビボルのジャブがカネロの圧力にどこまで対抗できるかかだろうな
 

マルティネスの体重超過。呼吸をするように発生する体重超過に「またですか」としか思わん笑

フライ級王者マルティネスが階級を上げて4階級制覇王者のロマゴンに挑んだこの一戦。
空位のWBCダイヤモンド王座がかけられたわけだが……。
 
前日計量でのマルティネスの体重超過により、ロマゴンが勝利した場合のみ王座戴冠となる変則ルールで行われている。
 
まあ、体重超過に関しては「おお、またですか」という感想しかない。
国内、国外ともに息をするように計量失敗が起きるしそれに対する罰則も軽い。今回も王座戴冠はならないだけで罰金さえ払えば戦績として認められる。もはや完全にやったもん勝ちでしょと。
 
というわけで「それはそれ、これはこれ」として視聴した次第である。
 
平岡アンディvs佐々木尽、栗原慶太vs中嶋一輝。数日遅れで視聴したので感想を。さすがの平岡アンディと栗原慶太の圧勝っぷり
 

さすがのロマゴン。ある程度割り切ってディフェンスに傾倒し、階級的な物足りなさを乗り越えた

実際の試合についてだが、さすがはロマゴンだったなと。
ロマゴンの強さ、熟練度が群を抜いていたというのが率直な感想である。
 
ちょろっと申し上げたのだが、今のロマゴンはディフェンシブに傾倒することでサイズ差、フィジカル差を補っている印象。


S・フライ級ではこれまでのような攻防兼備のボクシングを継続するのは難しい。
ガードの上からでも身体を流されるし、有効打を打つにはしっかりとした“溜め”がいる。
 
その辺を踏まえた上である程度割り切って攻撃と防御を分けているというか。
フライ級時代に比べてスムーズさは失われたものの、ディフェンス面を重視する分カウンターを被弾する危険は大幅に減った。
マルティネスも最後までカウンターのチャンスをうかがっていたが、2017年9月のシーサケット・ソー・ルンビサイ戦のようなカウンターがさく裂する気配はまったくなかった。
 
と言いつつ、前回のファン・フランシスコ・エストラーダ戦では「ロマゴンはやっぱりフライ級までの選手」とかほざいてるんすね自分笑
 
ロマゴンvsエストラーダ114-114かな。ロマゴンはやっぱりフライまでの選手。軽量級で重量級っぽい試合をするのが井上尚弥
 
まあ、適正はフライ級までという意見は相変わらずだが、今のロマゴンがこの階級で力を発揮するための最適解にたどり着いたことは間違いなさそう。
若い方が有利と言われる軽量級において、34歳で上り調子を迎えているのは文句なしに素晴らしい。
 

マルティネスは厳しかったな。スピード&パワーの野性的なファイトを技巧でねじ伏せられた

一方、敗れたフリオ・セサール・マルティネスに関してはちょっと及ばなかった
ロマゴンがすごかったのはもちろんだが、S・フライ級初戦で少々無理をし過ぎた感もある。
 
 
この選手の過去の試合を観ると、基本はスピード&パワーでねじ伏せるイメージ。
持ち前の馬力と連打のスピード、スケール感を全面に出した野性的なファイトで相手を圧倒する。
連打のパワーやカウンターのセンスその他。ファイトスタイルは違うが、3階級制覇王者の田中恒成とも少し近い(気がする)。
 
試合の展望もそんな感じ。
 
フライ級でのスケール感、野性的なファイトをこの階級でも発揮できるか。
ロマゴンの波状攻撃を真正面から受け止める馬力を兼ね備えるか。
 
田中恒成は井岡一翔の技巧と経験値に飲み込まれたが、じゃあマルティネスはどうなのよ? という話。
 
リー・ウッドがマイケル・コンランを場外KO。空中で失神する衝撃のラスト。やることをやり続けたウッドと1発狙いの出たとこ勝負のコンラン
 
実際の結果は……。
 
厳しかった。
めちゃくちゃ厳しかった。
 
1Rこそ強烈なカウンターを駆使して優位な状況を作ったマルティネスだが、「お?」と思わせたのはそこまで。ロマゴンが圧力を強めた2R以降はなかなかペースを掴めず最後まで劣勢を強いられてしまった。
 
重厚なプレスで後退させられ、連打にカウンターが間に合わない。
で、打ち疲れて手が止まったところに波状攻撃を浴びる流れ。
 
適度に休憩を入れながらラウンドごとにペースアップとダウンを使い分けていたものの、一定のペースを守りながら絶妙に強弱をつけるロマゴンには一歩及ばない。追いついては引き離されを繰り返しているうちに逆転不可能な差をつけられてしまった。
 
中でもロマゴンがマルティネスのスイッチにまったく動じなかったのが痛い。
距離感を狂わせるためにスイッチを繰り返すも、ロマゴンの勢いが止まることはなく。それどころか、ガードの間からうまくアッパーをねじ込まれてさらにピンチを広げてしまうという。
 
シーサケットのように斜に構えて「せーの」でカウンターを合わせればまた違ったのかもしれないが、連打型のマルティネスは基本的に流れの中でスイッチするタイプ。
1発の危険性に限って言えば思い切り腕を振り抜くシーサケットほどではなかった。
 
 
・フライ級でのスケール感を発揮できなかった
・連打型のロマゴンについていけなかった
・得意のスイッチがほとんど機能しなかった
 
スピード&パワーを熟練の技巧でねじ伏せられたという意味では田中恒成vs井岡一翔戦と共通するものがあった(気がする)。
 
ジェシー・ロドリゲスいい選手!! クアドラスに興味がなくて観てなかったけど。ちょっと亀田興毅っぽい。アンカハスがコケて統一戦が消えた井岡に中谷潤人が?
 

ロマゴンすごかった。できればvs井岡一翔が観たいけど、ないんだろうな笑

繰り返しになるが、今回のロマゴンは本当にすごかった。
前回のエストラーダ戦も素晴らしかったが、力の差がある相手だとここまで際立つのかと驚かされている。
 
なので、次戦以降はできることならエストラーダ、シーサケット、カルロス・クアドラス以外の相手との対戦が観たい。
理想は日本開催でのWBO王者の井岡一翔戦だが、まあないんでしょうね。現状、もっとも実入りがいい(らしい)エストラーダとの第3戦にウッキウキみたいだし笑
 
若干下降線に入っている井岡になら普通に勝てると思うんですけどね。
ジェルウィン・アンカハスが陥落して統一戦が白紙になった井岡にとっても念願のビッグマッチ実現になるわけだし。
 
ホントに勝ちやがったよフェルナンド・マルティネス。アンカハスとの打ち合いを制して王座初戴冠&井岡一翔との統一戦が消滅。まいったなオイ。クッソ複雑じゃんよ笑
 
ないんでしょうね笑
 
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