プロレスリング・ノア「ABEMA presents MAJESTIC 2023」現地観戦感想。いつ、どこに行ってもプロレス観戦は楽しい。船木誠勝の色気がヤバかった【2023.5.4】

プロレスリング・ノア「ABEMA presents MAJESTIC 2023」現地観戦感想。いつ、どこに行ってもプロレス観戦は楽しい。船木誠勝の色気がヤバかった【2023.5.4】

2023年5月4日に東京・両国国技館で行われたプロレスリング・ノア「ABEMA presents MAJESTIC 2023」を現地観戦してきました。

 
この日のメインイベントはGHCヘビー級選手権、王者ジェイク・リーに丸藤正道が挑戦する試合です。
 
その他、YouTube活動が盛んな拳王や清宮海斗、元王者の中嶋勝彦や格闘家としても活躍する青木真也等、前座を入れて全14試合、総勢54人が出場する一大イベントとなりました。
 
「ABEMA presents MAJESTIC 2023 試合結果」
 
僕自身、プロレスの現地観戦は2022年7月の全日本プロレス以来です。
 
全日本プロレス現地観戦。約1年2か月ぶりのプロレス超楽しい。ハズレなし、観客のマナーよし。会場の蒸し暑さとマイクのボリュームには参ったけど笑
 
前回全日本のベルトを保持していたジェイク・リーがいつの間にかNOAHに参戦→今回2度目の防衛戦を迎えると聞いて「え? そうなの?」と。
 
普段情報を追っていないのでアレですが、とにかく久しぶりのプロレス観戦を楽しんできた次第です。
 

ハズレなしのプロレス現地観戦。いつ、どこに行っても楽しい。でも、観戦歴の長そうな人たちが突如険悪に…

まず全体の感想ですが、めちゃくちゃよかったです。
 
これまで何度か申し上げているようにプロレスの現地観戦はハズレがいっさいない。


いつ、どこに行っても楽しい。
100%楽しい。
 
この部分における打率の高さ(10割)はちょっととんでもないです。
 
これも何度か申し上げておりますが、プロレス観戦は初心者だろうがベテランだろうが関係なくオススメできる間違いなしのコンテンツだと思っております。
 
僕がプロレスの現地観戦をオススメする6つの理由。騒ぎ過ぎて喉ガラガラだわ。嫌いな後楽園ホールが好きになりそうになるw
 
なお、この日は近くの席に観戦歴の長そうな人たちが座っていたのですが、そのうちの1人が試合内容が気に入らなかったらしく途中からブーイングをし始めました。
で、しばらくすると他の1人が「黙れ!!」「うるせえ!!」とガチのトーンでキレ出すという。
 
いやいやいやいや。
勘弁してくださいよ笑
途中まであれだけ楽しく観戦しとったじゃないですか。
そこまで激しくブーイングするようなものでもなければガチの仲間割れするほどでもないでしょうと。
 
てか、僕にはそこまで悪い試合には見えなかったですけどね。
ベテラン観戦者()の方にはギャーギャー文句を言いたくなるほどの何かがあったのでしょうか。
 
 
プロレスはいつ、どこに行っても楽しいと申し上げましたが、さっそく撤回させていただきますw
もしかしたらああいう連中が近くにいると楽しい気分が半減してしまう? かも?
 
この辺は完全に運ですね。
 

前座試合で小峠篤司を発見。中嶋勝彦とのビンタ合戦で顔を覚えた

16:40頃に会場入りすると、リング上では前座の2試合目の真っ最中。
ちょうど小峠篤司がエクストリーム・タイガーに足関節を極めているところです。

 
小峠篤司の名前をどこかで聞いたことがあるなと思ったのですが……。
ああ、ちょっと前に中嶋勝彦とビンタ合戦をやってたアイツか! と。

味方のはずなのに何でこんなことになってんだよww
てか、よく見たら小峠の方が年上じゃねえか。
 
この会見動画のインパクトもあって名前を覚えていたのですが、試合もなかなかおもしろかったです。前座にしておくのはもったいないくらい。
 
 
拳王キター♪───O(≧∇≦)O────♪

 
「てめえらクソ野郎ども」を連呼しつつ、ナビゲーターの役割をしっかりこなしているのがおもしろい笑
そんな感じで本戦のスタートでございます。
 
 
 
では、ここから先は印象に残った試合について感想を言っていくことにします。
 

○ジェイク・リーvs丸藤正道×(25分28秒 片エビ固め)

まずは何と言ってもメインイベントのジェイク・リーvs丸藤正道戦。
 
上述の通りジェイク・リーは去年の全日本プロレス観戦で初めて知ったのですが、いつの間にかNOAHの王者になっていたという。
 
4月の仙台大会で戴冠を果たしたとのことで、「どうしたお前、めちゃくちゃNOAHに馴染んどるやんけ」と。
 
一方の丸藤正道は僕でも名前を知っているくらいの有名レスラーですが、ここ最近は膝の調子がよくないらしい。
先ほどの中嶋勝彦と小峠篤司によるビンタ合戦ももともとは丸藤の欠場がきっかけになっているとか。
 
 
何となくですが、レスラーは40歳を超えるといろいろなところにガタがくる印象です。
 
恐らくレスラーとしての全盛期は体力と技術のバランスが一番とれている30代半ば〜後半くらい。
 
ジェイク・リー34歳、中嶋勝彦35歳、拳王38歳、HAYATA35歳。
怪我からの復帰を果たした潮崎豪が41歳ということを考えると、30代でバリバリやってきたツケが40代で出るとか、そんな感じなのかもしれません。
 
特に身の軽さを全面に出したスタイルの選手は膝や腰に相当負担がかかる。
それでもハイペースでリングに上がり続け、過酷な巡業に耐えなくてはならない。
やはりどの選手も40歳を超えたあたりで長年の蓄積が噴出するのだろうと。
 
そういう意味でも丸藤正道も全盛期を過ぎたと言えるのかもしれません。
 
実際、この日も空中戦よりも蹴り技や極め技中心の試合運びに終始していました。


 
潮崎豪vs中嶋勝彦、拳王vsジェイク・リー。とんでもないもんを観ました。プロレスリング・ノアN-1 VICTORY 2023現地観戦感想
 
そして王者ジェイク・リーは相変わらずのナルシストキャラ。
試合序盤は余裕の態度を貫き、攻撃を受けても「効かないよ〜」アピールを繰り返す笑

 
ですが、中盤から徐々にヒートアップ→いつの間にかお互い一歩も譲らぬ大激戦に。
 
途中、丸藤がジェイク・リーのお株を奪う射撃ポーズを見せたときは「おお!!」となりました。

 
結局丸藤の健闘およばずジェイク・リーが2度目の防衛を果たしたわけですが、めちゃくちゃ見応えのある試合。メインにふさわしい一戦となりました。


 
プロレスリング・ノア「SUNNY VOYAGE 2023」in 新宿FACE現地観戦感想。HAYATAと青柳亮生の空中戦に期待したけど、天井が低くて笑
 

○拳王、中嶋勝彦、征矢学vs潮崎豪、清宮海斗、稲村愛輝×(16分47秒 片エビ固め)

お次はセミファイナルの6人タッグマッチ、潮崎豪が怪我から復帰を果たした一戦です。
 
なお僕のお目当てでもある拳王の活躍を楽しみにしていたのですが、残念ながら見せ場はそこまで多くはなく。
 
むしろ稲村愛輝と征矢学の力比べや清宮海斗の打点の高いドロップキック、潮崎豪と中嶋勝彦の一騎打ち等、他の見どころが多い試合でした。


 
てか、やっぱりセミファイナルに出てくる選手はみんな華がありますよね。
拳王はもちろん、ナルシストっぷり(たぶん向いてない)をアピールする清宮海斗、リングに立つと空気がピリッとする潮崎豪。


 
特に中嶋勝彦は雰囲気がありました。
試合後に突然潮崎豪とのAXIZ復活を宣言したわけですが、その表情がたまらない笑

 
持って生まれたものなのか、意識して身につけたのかは不明ですが、こういう部分でプロレスラーの右に出るものはいないなぁと改めて思わされた次第です。
 
なんつーか、芝居がかってるのにカッコいいんですよね笑
あれだけ露骨にやってもクサくならないのはもはや才能だと断言させていただきますww
 
拳王、征矢学vs宮原健斗、青柳優馬戦感想。拳王の配信を観て急遽現地観戦を決めた。タマスィが震える名試合。全日もノアもみんなすげえよ笑
 

○船木誠勝vs青木真也×(6分10秒 足首固め)

そしてこの日もっとも目を奪われたのが船木誠勝vs青木真也戦。GHCマーシャルアーツルールで行われ、船木誠勝が足首固めで勝利した試合です。
 
正直、試合としてどうこうというのはありません。
GHCマーシャルアーツルールとやらもいまいちピンとこないし、あんな感じで足首が極まるのもよくわからない。
 
プロレスとして観ればいいのか、MMAとして観ればいいのか。もしくはどちらでもない別の何かなのか。
どう受け止めればいいのかが判然としないまま終わったことをお伝えします。
 
ただ、僕でも名前と顔が一致する同士の対戦、どちらも生で観るのが初めてだったこともあり期待感は凄まじい。名前がコールされた瞬間は思わず「うおー!!」となりました。
 
 
で、何が印象に残ったかというと、要するに船木の色気です。
 
コスチュームが派手だとか、表情がどうとか、台詞回しにインパクトがあるとかではない。
意味不明なセクシーさというか、リング上で動いているだけで「すげえな」となるw


 
いや、何すかねこの人。
変わったことはいっさいしていないのにいつの間にか目を奪われる笑
 
中嶋勝彦の表情、雰囲気が秀逸と申し上げましたが、残念ながら船木は桁が違うw
特別なことをせずとも佇まいだけで圧倒的な色気が漂います。
 
恐らくこれは30代、40代の若造? には出せない空気感なんでしょうね。
すでに第一線でのMMAなど不可能だが、それでも“勝負の場”にしがみついて離れない。引退と復帰を繰り返しつつボロボロの身体でできることをやり続ける。
その姿勢が何とも言えない色気を作り出しているのかもしれません。
 
 
試合後に実況席のジョシュ・バーネットに対戦を要求していましたが、ほほう、そうきますか。
 
桜庭和志、青木真也、ジョシュ・バーネット。
なぞるね〜、とことんなぞるね〜笑
 
バーネットも船木に対戦要求してましたもんね。
 
ノスタルジックに振りつつ勝負の場に上がり続ける船木誠勝。僕はこの選手の姿勢をちょっとカッコいいと思ってしまいました。
賛否はあるとは思いますが、少なくとも僕は好きです。
 
NOAH中嶋勝彦ラスト後楽園ホール現地観戦。メキシカン2人に度肝を抜かれ、望月成晃の気合いに釘付けになる。勝彦はどこに行っても応援するぞ笑
 

この日も最高に楽しかった。仲間内で険悪になるグループがいなければ笑

以上でございます。
 
今回もプロレス観戦は最高に楽しかったです。
 
まあ、本音を言えばコミカルな試合が一つくらいあってもいいかな? とも思いましたが。
ところどころ笑える展開は見られましたが、いわゆる“そういう”試合はなかったので。
 


 
とはいえ、満足度は文句なしに高い。
新型コロナウイルスによる規制も緩和されて自由度も上がり、今後ますます楽しくなりそうです。
 
観戦歴の長そうなグループが仲間内で険悪になっていたのはマジで最悪でしたが笑
 

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