マピンピ加入のNTTドコモに注目。でも、チームスタイル的にNTTドコモじゃマピンピを生かしきれないような…【ラグビートップリーグ2021】

マピンピ加入のNTTドコモに注目。でも、チームスタイル的にNTTドコモじゃマピンピを生かしきれないような…【ラグビートップリーグ2021】

ラグビートップリーグ、NTTドコモレッドハリケーンズに南ア代表のWTBマカゾレ・マピンピが加入した。


記事によると契約期間は2020年9月~2021年4月までの短期契約で、現在在籍するシャークスからのサバティカルとのこと。
 
 
また、ラグビートップリーグ2021シーズンは来年1月から1stステージが開幕することがすでに決定済み。
 
NTTドコモは2020年11月14日に清水建設ブルーシャークスとのプレシーズンマッチに臨み、30分3本の変則マッチながらも34-19で勝利している。
 
新加入のマピンピは1本目にWTBで出場し、序盤に持ち前の鋭いステップを披露するもトライはなし。本人も「時間が短かった。もっと出たかった」とコメントするなどやや消化不良のデビュー戦となった。


さらに、NTTドコモにはマピンピとともにニュージーランド代表SH/SOのTJ・ペレナラが加入することも発表されている。


 

W杯で日本にとどめを刺した南アのWTBマカゾレ・マピンピがNTTドコモに加入! 日本に海外の有力選手がこぞって押し寄せる理由とは?

2019年のラグビーW杯決勝トーナメント1回戦で日本を下した南アフリカ。
その試合で2トライを挙げ、日本の快進撃を終わらせたWTBマカゾレ・マピンピが期間限定ながらもNTTドコモレッドハリケーンズに加入した。

日本のトップリーグに海外の有力選手がこぞって押し寄せている理由は以前申し上げた通り。
 
ダン・カーターが神戸製鋼入りするってよ!! 世界的なプレイヤーが観たければラグビートップリーグがおススメだよん
 
ラグビー選手の給料は野球やサッカー、バスケほどインフレしておらず、下記の記事によると2019年時点での世界最高年俸はオーストラリア代表イズラエル・フォラウの1.6億円。
 
「世界で最も給料(年棒)の高いラグビー選手TOP10!」
 
トップリーグも同様で、日本代表クラスでも2、3000万円前後が中心。つまりある程度の金額を出せば世界有数の選手を呼べてしまう状況にある。
 
またラグビーの強豪リーグであるフランスの「TO14」やイングランドの「プレミアシップ」に比べ、日本はシーズン自体が短く選手個々の負担が少なくて済む。
その上、治安の悪い国で育った南半球の選手にとって日本の安全面、衛生面は大きな魅力となる。
 
これだけの好条件の中、TO14やプレミアシップの7、8割の金額が得られるのであれば日本を選ばない理由はない。
 
 
トップリーグのチームにとっても役員1人分程度の金額で強豪国の代表クラスが手に入るのだから、決して悪い条件ではない。チーム強化がそのまま会社の宣伝になると考えれば費用対効果としては上々である。
 
 
2019年W杯での日本チームの活躍も手伝い、各国の代表選手が日本に注目する状況となっている。
 
中でも南ア代表マカゾレ・マピンピ、ニュージーランド代表TJ・ペレナラなど、大型補強を進めるNTTドコモレッドハリケーンズの躍進には期待したい。
 

NTTドコモさん、ちょっと微妙だったかな。上位陣と比べるとまだまだ差があるような…

で、表題の件。
11月14日に行われたプレシーズンマッチ、マピンピのデビュー戦となったvs清水建設ブルーシャークスを観たわけだが……。
 
「【プレシーズンマッチ】NTTドコモレッドハリケーンズ VS 清水建設ブルーシャークス」
 
率直に申し上げてかな~り微妙だった
 
FWの突破力が足りずに接点でのミスも多い。ターンオーバーを許すシーンも目につくなど、期待していたパフォーマンスにはほど遠かったのが正直なところである。
 
もちろんプレシーズンマッチ初戦でベストメンバーが揃っていなかったこと、新型コロナウイルスの感染拡大によってブランクを作った影響もあるとは思うが、それらを踏まえた上で。
 
トップチャレンジリーグの清水建設ブルーシャークス相手にこの出来では、上位進出はなかなか厳しいように思えた。
 
2019年シーズンは16チーム中15位と開幕から低迷していたNTTドコモだが、パナソニックや神戸製鋼、サントリーなどの上位陣とはまだまだ差があるのかなぁと。
 
サンキュー、ダン・カーター。2年間夢を見せてくれたことに感謝。神戸製鋼には“夢は金で買える”ことを教えてもらった
 

プレースタイル的にNTTドコモじゃマピンピのよさを生かしきれないんじゃ? どちらかと言うと中央で勝負するチームに思えた

そして注目のマカゾレ・マピンピについて。
 
この試合では1本目の30分のみの出場となったが、残念ながらあまり活躍はできず。
上述の通り鋭いステップで自陣からゲインを切るなど要所でキレのある動きは見せたが、全体的には物足りないと言わざるを得ない。
 
というより、本人のコメントにもあったようにボールを触る機会自体が少なく、持ち味を発揮するチャンスがほとんどなかった。
 
 
何となくだが、NTTドコモのプレースタイルにマピンピは合わない気がする。
 
僕の観た(たった1試合だけど)印象だと、NTTドコモというチームは恐らく中央付近で勝負するスタイル。
 
モールやラックなどの密集で優位を確保し、近場のランナーを走らせて縦をつく。
密集サイドから1人目、2人目がスペースに走り込んでゲインを切る流れが基本で、ハーフ陣がボールを動かす外展開を得意とする感じではない。
 
スペースのある位置で外の選手がボールを持つシーンは決して多くなく、トライ6本も独走、インターセプトやチャージといった相手のミスに付け込んだものが中心。バックスの展開で奪ったトライは皆無で、むしろ南アフリカとは対照的なチームに思えた。
 
 
マピンピ自身も外から声を出してアピールしていたが、結局いいタイミングでボールが回る気配はなく。
 
TJ・ペレナラや元ウェールズ代表SOのオーウェン・ウィリアムスが合流すれば一気に変わるのかもしれないが、今のところマピンピの走力を生かせるチームではない気がした。
 
マピンピに求められるプレーって要するにこれですからね。

本人もフラストレーションが溜まったのか、途中からSOの位置に入ったりブラインドからライン参加したりと無理やりボールをもらいにいったりもしていた。
 
ラグビープロ化構想がスタートしたらしいけど、なかなか難しそう。批判もあるけど企業スポーツってクッソ待遇いいからね
 
もちろんマピンピを連れてきたことは文句なしに素晴らしい。金満補強大好き、ミーハー万歳な僕にとって今シーズンのNTTドコモにはワクワクが止まらない。
 
だが、現状だと宝の持ち腐れになるような、ならないような……。
 
いや、わからないですけどね。
 
 
どちらにしろ、久しぶりのトップリーグ開幕は嬉しいことこの上ない。
新型コロナウイルスの影響で再び中止などはならず、何とか予定通りに開催できることを願う。
 

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