みんなのルイス・ネリがアザト・ホバニシャンとの挑戦者決定戦承認。“総会”ってのは選手とプロモーターの営業の場も兼ねてるっぽいな。亀田和毅もWBA総会に乗り込めば?

みんなのルイス・ネリがアザト・ホバニシャンとの挑戦者決定戦承認。“総会”ってのは選手とプロモーターの営業の場も兼ねてるっぽいな。亀田和毅もWBA総会に乗り込めば?

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下記によると現WBC世界S・バンタム級王者スティーブン・フルトンの階級アップに伴いフェザー級1位ブランドン・フィゲロアとの暫定王座決定戦が承認されたとのこと。これを受けてS・バンタム級2位アザト・ホバニシャンと1位ルイス・ネリによる挑戦者決定戦が行われる流れらしい。


ソース記事は恐らく下記だと思うが、どうやら今月初めにメキシコで行われたWBC総会で承認された話っぽい。


その他、バンタム級でのキャリア継続を決めたノニト・ドネアがランキング1位のジェイソン・モロニーと王座決定戦を行う見通し(井上尚弥が4団体統一後に王座を返上した場合)となっている。
 
また元ヘビー級王者デオンティ・ワイルダーとアンディ・ルイスによる挑戦者決定戦の指令が出されるなど、各階級で具体的な話が進んでいることがわかる。
 
ルイス・ネリがよかった。この階級にフィットしてきた感がある。相変わらずの前半型で危なっかしいけどホバニシャンは初のKO負け
 

ルイス・ネリはフルトンには勝機が薄いと判断したのかもしれん。こういう見極めはめちゃくちゃ大事よね

ルイス・ネリvsアザト・ホバニシャン。
 
WBC/WBO世界S・バンタム級統一王者スティーブン・フルトンの階級アップ? に伴い挑戦者決定戦が行われるとのことだが、同時にランキング4位デビッド・ピカソと5位レイセ・アリームにも挑戦者決定戦の指令が出されている。
で、その勝者同士が王座決定戦に進む流れになると。
 
ルイス・ネリは今年2月にカルロス・カストロとのWBC? WBO? 挑戦者決定戦に勝利したものの、フルトンへの挑戦は条件が合わずに見送った旨の記事を読んだ記憶がある。
 
要するに挑戦権は手に入れたがスティーブン・フルトンに勝利するのは難しい。適度な相手(ダビド・カルモナ)に勝利を重ねつつタイミングを計っていたのだろうと。
 
ルイス・ネリが代役カルモナから3度ダウンを奪ってTKO勝利。久しぶりのネリらしい試合。打倒フルトンにはまったくつながらないけど笑
 
そして今回、フルトンの階級アップを受けて挑戦者決定戦に踏み切った。
対戦相手もフルトンよりは組し易しなアザト・ホバニシャン。勝てば無条件にタイトルマッチに進めることを考えれば多少時間はかかってもこれが最善と判断したのだと想像する。
 
こういう戦略的撤退? は一部から「逃げた」と言われたりもするが、現実問題として勝負するときとそうでないときの見極めはめちゃくちゃ重要。陣営の交渉力や相手の力量その他、限られたキャリアを有効に使うためには必須の能力である。
 
 
まあ、あまりに駆け引きばかりを見せられると「ええかげんにせい!!」となるんですが。
対戦を延ばに延ばした結果、見事に時期を逃したヘビー級の頂上決戦(アンソニー・ジョシュアvsデオンティ・ワイルダー)のように。
 
ワイルダー、ジョシュア、フューリー、クリチコ。2010年代後半ヘビー級名勝負振り返り。コイツらの直接対決はさぞかし盛り上がったんだろうなぁ()
 

総会ってのは営業の場も兼ねてるっぽいな。井岡もWBO総会で統一戦の承認を取り付けてたし。亀田和毅もWBA総会に乗り込んじゃえよ

また、上記の記事を読むと“総会”というのはいわゆる営業の場を兼ねているのかもしれない。
 
ノニト・ドネアのように選手とマネージャーが現場に顔を出してランキングを上げてもらったり、指名戦の承認を得られるように働きかけたり。
 
先日、日本の井岡一翔もプエルトリコで開催されたWBO総会に出向いてWBA王者ジョシュア・フランコとの統一戦の承認を取り付けていた。
各プロモーターにとっては選手と団体を繫ぐ絶好の場になっているのだろうと。
 
井岡一翔vsジョシュア・フランコ決定間近? 井岡なら何とかできそうだけどな。もし2団体統一に成功したらWBOを返上して中谷潤人戦を回避するのもアリじゃない?
 
僕はこの“総会”というヤツが何なのかをいまいち把握していないのだが、こうして見ると選手やプロモーターにとってはかなり重要な場と言えそうである。
 
アザト・ホバニシャンもGBPのプッシュによってルイス・ネリとの決定戦が承認されたみたいだしね。
 
 
ちなみにWBA総会は12月開催とのこと。
「WBA(世界ボクシング協会)100周年」
 
それこそ王座挑戦権を保持したまま待機中の亀田和毅もここに乗り込んでゴリ押し営業するのもアリなんじゃないの?
じーっと待ってるだけじゃ永遠にチャンスはけえへん気がするぞ。
 

ネリvsホバニシャンは割とおもしろそう。フットワークと連打のホバニシャンとガードが低いカウンター使いのネリ

ルイス・ネリvsアザト・ホバニシャン戦が実現したとして。
 
これは結構おもしろそうな組み合わせだと思っている。
 
基本、ホバニシャンはフットワークと連打の選手(に見える)。1発の威力やびっくりするようなカウンターがあるわけではないが、絶えず動き続けてガードの隙間からパンチを打ち込むスタイル。風貌や体型がバンタム級元王者のノルディ・ウーバーリっぽくもあり、ガードを下げて戦うルイス・ネリにとってはかなり邪魔くさいのではないか。
 
しかも2018年5月にレイ・バルガス戦での判定負け以降7連勝中。年齢も34歳とそろそろ勝負をかける時期にきている。
仮に挑戦者決定戦が組まれれば相当な気合いでリングに上がると想像する。
 
 
対するルイス・ネリは申し上げた通りガードを下げて打ち終わりを狙うカウンター使い。
右リードでスペースを確保しつつ、相手の初弾に同時打ちのタイミングでカウンターを被せてそのまま連打に移行。持ち前のパワフルさを活かしたゴリ押しファイトでねじ伏せる流れを得意とする。
 
ただ、S・バンタム級では若干フィジカルが足りず、2021年5月のブランドン・フィゲロア戦ではフィゲロアのしつこい連打に耐えきれずにボディ1発でKO負けを喫している。
 
また再起をかけたカルロス・カストロ戦では長身のカストロとまともに打ち合わずに慣れないアウトボクシングで僅差判定勝利にこぎつけた。
 
ルイス・ネリの成長と割り切り。無敗のカルロス・カストロからダウンを奪って背水の復帰戦で判定勝利。今回はなかなかよかったんじゃないですかね
 
一方、前回のダビド・カルモナ戦では一回り小柄なカルモナをパワーで圧倒。多少の被弾は気にせず連打を浴びせる従来のスタイルでねじ伏せてみせた。
 
フィゲロアに負けたことによってS・バンタム級における自身の物足りなさを自覚し、相手によって戦術を変える柔軟性を身につけた印象である。
 

ネリのパワーが通用しなかった場合は結構危ないかも? ホバニシャンはアーロン・アラメダよりちょっと上くらいじゃない?

そして今回のアザト・ホバニシャン相手にどうなるか。
 
上述の通りルイス・ネリは基本的にガードが低く被弾はそれなりに多い。ホバニシャンは絶えず動き続けて開いた場所に連打を打ち込む連打タイプで、ひたすら食い下がって相手を根負けさせるしつこさを持ち味とする。
仮にネリがフィジカルで圧倒できなかった場合、上下の打ち分けや近場でのプレスに飲み込まれてしまう可能性も?
 
僕の勝手なイメージだが、アザト・ホバニシャンの強さはアーロン・アラメダよりやや上。アンジェロ・レオとどっこいくらいかなぁと思っている。
ルイス・ネリがこの階級で力を示すための絶好の相手と言えるのではないか。
 
何となくルイス・ネリの僅差判定勝利とか、そんな感じのクッソ微妙な結果になりそうな……。
 
 
というか、やっぱり亀田和毅はアザト・ホバニシャンと対戦できればベストでしたよね。


前回のウィリアム・エンカーナシオン戦は近年ではベストバウトといってもいいくらいに出来がよかったが、キャリアを前進させるという意味では少々物足りない。
 
亀田和毅vsエンカーナシオン。和毅のベストバウトじゃない? ここ最近ではダントツの試合。竹原慎二パイセンの「距離で避けるディフェンス」そのまんまだった
 
GBPのホバニシャンとPBCのルイス・ネリの絡みがOKなら亀田和毅が呼ばれるのも全然アリだと思うけどね()
 
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