アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー。ジョシュアが戻ってきやがったw ここにきてフューリーvsジョシュアが楽しみになるとは。ヘビー3強時代の締めくくり【結果・感想】

アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー。ジョシュアが戻ってきやがったw ここにきてフューリーvsジョシュアが楽しみになるとは。ヘビー3強時代の締めくくり【結果・感想】

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2024年3月8日(日本時間9日)にサウジアラビアで行われれたヘビー級10回戦。前同級3団体統一王者アンソニー・ジョシュアと元UFC王者フランシス・ガヌーが対戦、2R2分38秒KOでジョシュアが勝利した試合である。
 
 
UFCヘビー級王者フランシス・ガヌーがボクシングに本格参戦、WBC王者タイソン・フューリーを相手に大健闘したのが2023年10月。
 
その流れで今度は前3団体統一王者アンソニー・ジョシュアと対戦したわけだが。
 
結果は2RKOでジョシュアが勝利。
計3度のダウンを奪う圧勝でガヌーを退けている。
 
武居由樹vsジェイソン・モロニー。モロニー有利かな。でも下降線に入ったかも…。武居の1発が当たるパティーンもある? 応援するのはモロニーだけど
 

ジョシュアvsガヌー戦をようやく視聴。鳥山明氏逝去に驚きすぎてそれどころじゃなかった

アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー。
 
ここ最近らしくない姿を見せていたジョシュアだったが、今回は全盛期を彷彿とさせる快勝。
前回のオット・ワリン戦に続いてMMAファイターのガヌーを寄せ付けずに見事なKO勝利を挙げている。
 
 
と言いつつ、僕はこの試合をリアルタイムでは視聴できず。
試合の存在を忘れていたのもあるが、一番の理由は下記。
 
鳥山明氏の訃報に驚いた。他のことに気持ちがいかないくらいに。声に出したい、アクションを真似したい技の数々。原点はやっぱりドラゴンボールのかめはめ波なんだよな
 
漫画家の鳥山明氏の逝去に驚きすぎてそれどころではなかった
 
 
で、数日経ってDAZNで無料公開されたのでようやく視聴を終えたところである。
 

リングサイドにズラッと並んだ金持ちのおっさんたち。WBSSトーナメントもこういうおっさんが金を出してくれれば…

試合を観始めてまず目に入るのが、リングサイドにズラッと並んだターバン? 姿のおっさんたち
 
どのおっさんも一生かかっても使い切れないほどのお金を持っているのだと思うが、この人たちの力添えで長年停滞していたヘビー級が活性化している笑
 
 
前回同様、全体的にオレンジっぽい色調も印象的。
年間を通して気温が高めだからか、ポスターやPVを含めてすべてがオレンジがかっている。
 
 
さらに興行主からは日本の井上尚弥にもオファーがきているとか。
 
なるほど。
重量級中心の場所で井上がどう扱われるのかは興味深い。
 
井上尚弥vsマーロン・タパレス雑感。先人の残した情報を総動員して大健闘したタパレスがすげえ。井上の相変らずのヤンキーマインドにも安心した笑
 
WBSSトーナメントもこういうおっさんたちに金を出してもらえばもう少しスムーズにやれたのかもしれませんね。
 
というより、そもそも僕はあのトーナメントこそ暇な金持ちが道楽で金を出しているのだと思っていた。
「資金繰りが厳しい」「開催地が決まらない」等の噂を聞いた際は意外に思ったことを覚えている。
 

ジョシュアが輝きを取り戻した? 前回のオット・ワリン戦できっかけを掴んだかも

試合の感想だが、アンソニー・ジョシュアが輝きを取り戻した印象。
 
 
最初に申し上げたようにここ最近のジョシュアは微妙なパフォーマンスが続いていた。
 
だが、前回のオット・ワリン戦できっかけを掴んだ感がある。
 
アンソニー・ジョシュア復活? オット・ワリンを蜂の巣に。このパターン、ちょっとあると思ったよね。前回のガシエフ戦が怪しかったのよワリンさん
 
遠間からジャブで削りまくり、まっすぐ伸びる右でとどめを刺す。
あの試合のジョシュアは危機管理と攻撃を両立した素晴らしい出来だった。
 
相性もあると思うが、コンディション自体がよかったのだろうと。
 

極力コンタクトを少なくジャブで遠ざける。注意するのはガヌーの踏み込みスピードのみ

それを受けて今回のフランシス・ガヌー戦である。
 
異様に長い腕、踏み込みスピード、MMA仕込みのフィジカルでタイソン・フューリーを追い詰めたガヌー。
ダメージレースでは完全にフューリーを上回るなどポテンシャルの高さを見せつけた。
 
だが後半からジャブ中心のアウトボクシングに切り替えたフューリーに置いていかれ、対応力の差で惜敗を喫した。
 
フューリーがガヌーにダウンを奪われ辛勝。競技のトップがポッと出のMMA選手に大苦戦って。自分の土俵に立たせた時点で言い訳はできないんだよ
 
恐らくジョシュア陣営もそれを踏まえていたはず。
 
射程の外側で対峙し連打は2発まで。
極力コンタクトを少なく、交錯のあとはすぐに離れる。
 
もみ合いになると強さを発揮する、フューリーのクリンチをあっさりはねのけたガヌーに持ち味を出させないやり方。
 
またジョシュアのジャブはフューリーと違って肩を入れて打ち込む(ように見える)。
フューリーほどのスピードと連打はないが、伸びる上につっかえ棒的な役割も果たす(と思う)。
 
 
前回もこのジャブを駆使してオット・ワリンを遠ざけまくった。
 
インファイトが持ち味のオット・ワリンはあの位置では勝負にならない。
ジョシュアにとってはやるべきことがめちゃくちゃはっきりしていた。
 
 
そして、今回のガヌー戦も基本は同じ。
 
遠い位置をキープしてガヌーの攻め手を奪う。
注意する部分を踏み込みスピードに限定、有利な立場を押し付けることに成功した。
 
ガヌーのフェイントに鋭く反応する姿からも、一足飛びで懐に入られたフューリーの失敗を繰り返さない意識が感じられた。
 
力石政法vsマイケル・マグネッシ。すっげえ二番底。あそこで出力が上がるのはとんでもない。途中までは完全に負け試合だったのに
 

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左が外旋回気味なガヌー。2度目のダウンを奪ったカウンターがよかった

さらにガヌーの左がやや外旋回気味なのも把握していたのではないか。
 
ガヌーは普通にジャブを出す際はいいが、同時打ちでカウンターを狙う際は若干大回りになる(気がする)。
 
2度目のダウンを奪った右はガヌーの踏み込みに合わせたカウンターだったが、直前にも同じタイミングで両者が交錯するシーンがある。ジョシュアが手を引っ込めたので目立たなかったものの、アレで軌道を覚えたのかもしれない。
 
流れの中で出たのか最初から狙っていたのかは不明だが、ジョシュアの経験値がガヌーのポテンシャルを上回った瞬間だった(知らんけど)。
 
 
もっと言うと、1Rのダウンもサウスポーのオット・ワリンとの対戦が生きたのだと思う。
ガヌーが左構えになった途端に左右への動きが減ったのもあると思うが、あれだけスパッと打ち抜いたのはマジでお見事だった。
 
ワイルダーコケたよ。パーカーに3-0の判定負け。手が出ない、反応が遅れる、足が動かない。2016年のアルツール・スピルカ戦と違いすぎて哀しくなる
 

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“踏み込める”ジョシュアが戻ってきた。まさかここにきてフューリーvsジョシュアが楽しみになるとは

何より“踏み込める”ジョシュアが戻ったのが大きい。
 
上述の通り最近のジョシュアはらしさが失われて消極的な試合運びが目立っていた。
 
アンディ・ルイス戦でKOされてから自分の脆さに気づいたか、勝負どころでは必ず安全な方を選ぶ。
 
アンソニー・ジョシュアvsジャーメイン・フランクリン戦が割とおもしろかった。劣化版クリチコって、クリチコのつまらなさを舐めんなよw 粗野な素顔をさらけ出すのは悪くない
 
だが今回はガヌーの踏み込みに合わせてカウンターを打ち込み、実質勝負ありの1発をねじ込んでみせた。
タイソン・フューリーが苦労させられたガヌーのスピードに躊躇せず、である。
 
これは本当によかった(と思う)。
 
 
 
いや、まさか。
ここにきてタイソン・フューリーvsアンソニー・ジョシュア戦が楽しみになるとは。
 
 
こうなったらフューリーには絶対にオレクサンデル・ウシクに勝ってもらいたい。
 
ウシクvsジョシュアVol.3などまったくそそられないし、2010年代から続いたヘビー級3強(タイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュア、デオンティ・ワイルダー)時代の締めくくりはフューリーvsジョシュア戦がふさわしい()
 
 
この両者ならサウジアラビアのおっさんたちも満足するだろうしね笑
 
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