鳥山明氏の訃報に驚いた。他のことに気持ちがいかないくらいに。声に出したい、アクションを真似したい技の数々。原点はやっぱりドラゴンボールのかめはめ波なんだよな

鳥山明氏の訃報に驚いた。他のことに気持ちがいかないくらいに。声に出したい、アクションを真似したい技の数々。原点はやっぱりドラゴンボールのかめはめ波なんだよな

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漫画家の鳥山明氏(68)が2024年3月1日に死去していたことが伝えられている。


死因は急性硬膜下血腫。葬儀は近親者だけで行われたとのこと。
 
 
心よりご冥福をお祈りいたします。
 

突然の訃報に「え? マジで?」となった。アニメ版「SAND LAND」を楽しみにしてたのに

鳥山明氏の突然の訃報にめちゃくちゃ驚いている。
 
2024年秋スタート予定の「ドラゴンボールDAIMA」やドラゴンクエスト12作目となる「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」、Disney+で配信が決定しているアニメ「SAND LAND: THE SERIES」等、ここ最近はアクティブに活動していたのに。
 
 
何より「SAND LAND」は先日映画を観てどハマりしたばかり。
 
アニメ映画「SAND LAND」クッソおもしろい。結局冒険活劇はベタでいい。メカもめちゃくちゃカッコいい。世界が未知のロマンに溢れていた頃
 
当然アニメ版も楽しみにしており、数日前にDisney+加入を決心したところだった。


正直、訃報を聞いた直後は驚きすぎて他のことに気持ちが向かず。
悲しいとか、涙が出るとかではなく「え? マジで?」という感じ。
 
いや、これからどうすんの?
まだ進行中の仕事、これから生まれるはずだった作品が山ほどあるじゃん。
みたいな。
 
 
2018年8月のさくらももこの訃報にも「ウソだろ……」となったが、今回はそれと近いものがある。
 

実は声優陣の方がヤバいと思っておりました。孫悟空の2代目なんてどう考えても厳しい

映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」(2022年)の際も申し上げたが、実を言うと僕はドラゴンボールの声優陣の方がヤバいと思っていた。
 
アニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」感想。祖父化したピッコロさんと原作の胸熱シーン踏襲しまくり孫悟飯。ベテラン声優陣のコンディションが…
 
上述の通りドラゴンボールは2024年秋には新作アニメが予定されている。
また数年ごとに映画やゲームが発表されるなど、1995年の本編終了から30年近く経った今も高い人気を誇っている。
 
ただ声優陣の高齢化が進み、孫悟空、孫悟飯、孫悟天役を務める野沢雅子氏は2024年3月現在87歳。
天津飯役の鈴置洋孝氏、界王様役の八奈見乗児氏、ブルマ役の鶴ひろみ氏、ミスター・サタン役の石塚運昇氏と亡くなったメンバーもいる。
 
さらに「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」を観るとピッコロ役の古川登志夫氏がキツくなりつつある印象。
クリリン役の田中真弓氏も長年ONE PIECEのルフィ役を務めているが、こちらもいつまでコンディションをキープできるか。
 
そんな感じで、
「声優陣(主要キャラ)が欠けたらドラゴンボールはどうなるんだろうな」
「特に悟空は2代目に抜擢される方も厳しいよね」
と漠然と考えていた次第である。
 
 
それがまさか。
作者が先に亡くなるとは。
 
それなりの年齢なのは知っていたが、まだまだ大丈夫だろうと(勝手に)思っていたのだが。
 

僕の中では鳥山明=ドラゴンボール。うまく言語化はできないけど絵柄もキャラ造形もドンピシャで僕好み

僕の中で鳥山明氏と言えばやはり「ドラゴンボール」である。
 
これまでも漫画、アニメの話題で引き合いに出したりベストバウトや好きなエピソード等、ランキング遊びでも取り上げている。
 
ドラゴンボール衝撃だった味方キャラの死ベスト5。何度でも生き返れるドラゴンボール世界において胸に突き刺さる味方キャラの退場シーン5選
 
鳥山明氏のすごさを語る際に
・バトル漫画の礎を築いた
・コマ送りの妙が後世に影響を与えた
・キャラデザインが天才的
といった話はよく聞く。
 
読みやすさと臨場感を両立したコマ送り、キャラデザインの秀逸さ。
中でもバイクや戦闘機といったメカ系のデザインは僕の好みにドンピシャである。
 
 
だが具体的に何がどうすごいのかを分析、言語化するのは素人の僕には難しい。
「何となくカッコいい」「すっきりして読みやすい上に迫力がある」以上の感想は残念ながら出てこない笑
 
 
でもスライムナイト、ギガンテス、キラーマジンガ(ドラクエ)あたりの造形はガチの天才だと思います。
あと、デスピサロ最終形態のグロさね。
 

声に出したい、アクションを真似したい技たち。スタート地点は「プールでかめはめ波」

そして僕が鳥山作品(主にドラゴンボール)でお気に入りなのが、真似したくなる技の数々
 
声に出したい、アクションを真似したい、ひょっとしたら出るんじゃねえか? と思わせる技が山のようにあるw
 
・かめはめ波
・気円斬
・魔貫光殺砲
・太陽拳
・繰気弾
・狼牙風風拳
・どどん派
・元気玉
・界王拳
・ギャリック砲
・超サイヤ人
・残像拳
・リクームキック
・魔閃光
・“クンッ”(ナッパ)
 
パッと思いついただけでもこれだけの量である笑
 
中でもかめはめ波や気円斬、太陽拳は健康な男子なら100%やっている(?)し、魔貫光殺砲、魔閃光などは絶妙な塩梅で中二病を刺激してくる。
残像拳、“クンッ”あたりは人類が追い求めたロマンですらある笑
 
男なら絶対にやったマンガの必殺技ランキングその3。屋内には校庭以上の夢とロマンが詰まっている。一度は試した無駄にカッコいい技の数々完結編
 
もちろん他作品にも真似したい技は数多く存在するし世代による違いもある。
 
だが、やはり原点はドラゴンボール。
僕で言えば「プールでかめはめ波」はすべてのスタート地点と言っても過言ではない笑


 

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「SAND LAND」と同時期の作品もおすすめ。“作者のやりたかったこと”が伝わってくる

ちなみに最初に「鳥山明氏はドラゴンボールの反動で地味で平和な話ばかりを描くようになった」旨の記事を紹介したが、その時期の短編作品もかなりおもしろい。
 
・カジカ
・COWA!
・ネコマジン
 
映画「SAND LAND」の衝撃そのままに電子書籍をいくつか購入した次第である。
 
 
適度に力が抜けてフワッとした空気感。
淡々と進んで最後に盛り上がってちょっとだけ泣けるストーリー。
 
どの作品もお手頃価格+気楽に読める量ながらもめちゃくちゃいい。
「作者は本当はこれがやりたかったんだろうな」というのが汲み取れる作風である。
 
ドラゴンボール好きなエピソード(編)ベスト3。懐古厨と言われるかもしれないけど、やっぱり僕は…。鳥山明はキャラのポイ捨てがうまいんだよな
 

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「ドラゴンボールZ 神と神」の安心感。立場が上がっても傲慢にならない人柄が垣間見える

また17年ぶりの劇場作品となった「ドラゴンボールZ 神と神」(2013年)は東日本大震災(2011年)の影響もあり、シリーズ史上初めて“敵味方誰一人死亡しない”作品となっている。
 
確か作者の要望でストーリーが大幅に変更されたとか。
 
 
こちらも鳥山明氏本来のというか、溢れ出る安心感が尋常じゃない。
と同時に、やりたいことをやれる自由度&立場が上がっても傲慢にならない作者の人柄を垣間見ることができる。
 
「ドラゴンボール超 ブロリー」感想。過去最高にブロリーがカッコいい。小物感満載のフリーザが1時間以上ブロリーにボコられる
 
なお今作には柔道金メダリストの松本薫氏がちょい役で出演しているのだが、もう絶望的に酷い笑
 
以前から「声優に専門外の著名人を起用するのは構わない」「でも、一定以上の実力がないと悲惨なことになる」と喚き散らしているが、まさにその典型である。
 
少し前にPS用ゲーム「龍が如く8」にゲスト出演した朝倉未来(格闘家)の棒っぷりが散々いじられていたが、はっきり言って松本薫も同レベル。ひと言出演だったせいで目立たなかったが本当に危なかった笑
 
 
いや、これはマジで考えた方がいいと思いますけどね。
本人のためにもならんし。
 
「有名作品に出演する」メリットよりも「下手すぎて恥をかく」デメリットの方が明らかに大きいんですよ。
 
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