アイスバックスvs横浜グリッツ感想。費用対効果最強のイベントを現地観戦してきた。平野裕志朗やっぱりええわ【2020.11.28】

アイスバックスvs横浜グリッツ感想。費用対効果最強のイベントを現地観戦してきた。平野裕志朗やっぱりええわ【2020.11.28】

2020年11月28日に日光霧降アイスアリーナで行われたジャパンカップ2020、アイスバックスvs横浜グリッツ戦を現地観戦してきました。

 

アイスバックスのホームゲームは今年2月に初めて霧降アイスアリーナで観戦したのですが、それ以来約9ヶ月ぶりとなります。
 
栃木日光アイスバックスvs東北フリーブレイズin霧降アリーナ現地観戦が最高杉。これで指定席3500円? やっす!!
 
現在、日本アイスホッケー界は新型コロナウイルスの影響でアジアリーグ開催の通常開催が困難となり、代替として今シーズンから加入した横浜グリッツを入れた日本の5チームによる総当たり戦「ジャパンカップ2020」が行われています。
 
本来であればこの横浜グリッツのホームゲームを観に行きたかったのですが、チームのHPを見てもチケットの買い方がよくわからず。
 
それなら前回クッソ楽しかったアイスバックスのホームゲームを観に行こうと。ちょうど予定の合う11月28日が横浜グリッツとの対戦だったので「よし、これしかねえぞ!!」と。
 
平野裕志朗選手も期限付きで加入したしね。


そんな感じで、1泊2日で日光まで行ってきた次第です。
 
 
ちなみに今回は前回の反省を生かして車で行きました。
そのおかげでアリーナまでの交通の便が劇的に改善するとともに、翌日に軽く日光観光も可能に。これに関しては我ながらナイス判断だったと思っております()
 
アイスホッケーは集客に苦戦してるってホント? 霧降アリーナを初めて訪れて感じたことを列挙してみる。代表選手の過酷さにビックリ
 

今回もめちゃくちゃ楽しかった。やっぱりアイスバックスのイベントは全面的に信用できる

まず最初に申し上げておくと、今回もめちゃくちゃ楽しかったです
14:00試合開始で終了が16:30過ぎ。約2時間半でチケット代が4000円。前回は3500円だった記憶がありますが、コロナの影響で多少値上げした? のかも?
 
ただ、これだけ楽しめて4000円なら費用対効果は凄まじく高い。
この程度の値上げでチーム運営が助かってイベントが充実するのであれば、ナンボでも出しまっせという。


荷物検査、検温を終えて会場に入ると、目の前に見取り図があります。ちょっと小さいですww

 
座席は例によってソーシャルディスタンスが守られています。

 
天井にはアイスバックスの旗? パネル? が。

 
パンフレットを入り口でもらいました。チームの近況が記載されています。

 
一緒にスティックライトも受け取りました。

 
カレーライス550円(だったかな?)。まあまあのボリュームです。

 
150円…だと…!?

 
前回同様、場内には常時アップテンポな音楽な鳴り響き、選手の試合前練習を観ているだけでも気持ちが上がってきます。
 
アニメ「プラオレ!」感想。これはキツいな。チームの歴史と観光と成長、青春、団結、友情、エンタメ。要素がごった煮過ぎて…。アイスホッケーファン獲得につながるんか?
 
場内が暗転され、メンバー紹介が始まりました。


さっきのスティックライトが活躍します。
 
俺たちのセルジオ越後キター♪───O(≧∇≦)O────♪

そうだよ、僕はお前に会うためにわざわざ栃木まできたんだぞ(違
 
僕が「アスリートファースト」という言葉が好きではない理由。それをまさかセルジオ越後が言語化してくれるとは
 
スポンサーのTERADA.NIKさんによるフェイスオフです。

 
なお、今回は前回大活躍したDJブースやチアリーダーによるピリオド間のパフォーマンスはありませんでした。
コロナの影響なのか、単純に今シーズンは取りやめになっているかはわかりませんが、まあ、しゃーないですね。
 
製氷車が往復するだけのピリオド間の“無”の時間。

 
と言いつつ、観客を放置しない工夫は随所になされていました。
 
今年還暦を迎えるご夫婦へ。

娘さん? の依頼でチームからのサプライズメッセージとのこと。
 
アイスバックス恒例? のレフェリーダンスです。


たぶん、このダンスは今回初めて観たと思うのですが、なかなかノリノリでよかったです。
 
鹿いた〜〜!!

 
ピリオド開始直前になると、場内が暗転されて音楽がガンガンにかかります。

これ、マジで上がるんですよね。ホントにいいと思う。
 
試合終了後、本日誕生日の選手がリンク上でお祝いを受けています。

 
MAN OF THE MATCHに選ばれた石川選手。


インタビュアーがそばにいないとさすがにポツンとしますねw
 
 
申し上げたように今回も最高に楽しかったです。
試合は6-0と大差がついてしまったのですが、イベント自体が楽しいのでほとんど苦になりません。

 
僕はスポーツイベントにおいて「選手やチームを観にいくか、イベントそのものを観に行くかの違いはめちゃくちゃ大きい」と思っているのですが、アイスバックスに関しては完全に後者でございます。
 
繰り返しになりますが、これで4000円は費用対効果がエゲツないっすw
 
横浜グリッツvsアイスバックス現地観戦感想。横浜グリッツの可能性。イベントは文句なしに楽しいのであとは結果がほしい
 

横浜グリッツはまだ他4チームとは差があるのかな? 単純な当たり負けでよくコカされるのが辛いよね

実際の試合については、正直横浜グリッツはアイスバックスを含む他4チームとはまだ差があるのかなという印象です。
あくまでこの試合だけですが、ここまで全敗なのも仕方ないのかなぁと。
 
というか、平野裕志朗選手どうこうを抜きにしても横浜グリッツにはがんばってもらいたいんですよね。
 
久しぶりに首都圏にできたアイスホッケーのチームだし、何より近いので
 
僕は都内とはいえ郊外住みなので、ダイドードリンコアイスアリーナのある東伏見よりも新横浜スケートセンターの方がはるかに行きやすい。
この試合もアイスバックスよりも横浜グリッツを応援していたのが本音です(すみませんw)。
 
アイスホッケーにはアリーナDJが足りない? 東北フリーブレイズvs王子イーグルスatアジアリーグを観てきた
 
で、本題。
試合を観ていて思うのが、全体的に横浜グリッツの選手はよくコケる
アイスバックスの選手に明らかに当たり負けしていて、まともにパスがつながりません。
 
基本的な攻撃パターンは速攻しかなく、FWへの1本目のパスが通らないのですぐにパックを奪われてしまう。
その流れで攻め手を欠き、自陣ゴール裏でパックをキープしているうちにパスコースをふさがれ手詰まりに。
 
恐らく1対1で歯が立たないせいで戦術そのものが成立しないのだと思いますが、これがいわゆる新興チームの辛さなのかなぁと。
 
逆にアイスバックスは1対1で相手を圧倒できる分、攻撃にめちゃくちゃ余裕が感じられます。
敵陣でパックを持った選手がじっくりとパスコースを探し、プレッシャーがほとんどない状況でスティックをフルスイングできる。
 
横浜グリッツのDFも本当は思い切って距離を詰めたいのだと思いますが、それをするとワンステップで振り切られてしまうのだろうと。
 
どうしても引いて守らざるを得ず、必然的に大きなスペースが生まれる。結果としてアイスバックス側にやりたい放題やられてしまうという。
 


 
・しょっちゅうコカされる
・戦術がカウンターによる速攻のみ
・肝心の1本目のパスがなかなか通らない
 
このパターンは以前代表戦を観た際に思ったことと同じなのですが、根本的なフィジカル不足、スピード&パワー不足はアイスホッケーを含むコンタクトスポーツでは致命的です。
 
アイスホッケー日本代表がスロベニアに敗れて五輪出場断たれる。でも感動した。日本は全然弱くない。ホントに楽しかった
 
3ピリオドを通してファール/退場も少なく動きの多い試合ではあったのですが、もしかしたら両チームのフィジカル面の差が表れた証拠なのかもしれません。違うかもしれません。
 
 
2015年ラグビー日本代表もエディ・ジョーンズHCが「フィジカル不足の言い訳を技術に求めるな」と言って徹底的にフィジカル強化につとめて結果を出しましたからね。
 
 
横浜グリッツのゴーリー、38番の小野航平選手はビッグセーブを連発しておりました。6失点はしましたが、僕の中では問答無用でこの日のMVPでございます。

 
もう、めっちゃハードワークしてましたからねw
アイスホッケーのゴーリーってこんなに動くの? ってくらい。

 
一方その頃、アイスバックスの守護神は……。

思いっきりリラックスしててワロタww
 
補強こそ大正義の横浜GRITSがひがし北海道クレインズと対戦。アリーナDJがやかまし過ぎて…
 

平野裕志朗選手は1人だけレベルが違った。身体もデカいし普通にうまい。ロビンソン・カノと少し被るんだよねw

そして、今回の一番のお目当てである平野裕志朗選手について。
 
はっきり言って、この選手だけは周りと比べて一段レベルが高かったです。
 
DF2人を同時にちぎったり、ノールックでのバックパスを通したり。苦戦する横浜グリッツにおいて唯一他を圧倒するプレーを見せていました。
 
12月に渡米するとのことですが、その前にこの選手のプレーを間近で観戦できたことは本当によかったです。


 
何と言っても身体がデカいのがいい。
代表戦のときも周りが次々にコカされる中、平野選手だけは海外勢にも当たり負けせず。185cm/98kgの体格を生かしてゴリゴリぶつかり合いを制しておりました。
 
うん、やっぱり身体がデカい、フィジカルが強いってのはすべてにおける大正義ですよね。何をするにも当たり負けしなければそれだけプレーに余裕が生まれるということで。
 
 
また、この選手のメリハリのついたプレーが僕は結構好きです。
常に全力で走り回るわけではなく、ギアを上げるのはここぞの場面のみ。通常は力を抜いてゆったりと動いている感じがします。
 
マジでパックに絡まないときはこんなイメージですからねww


 
で、やるときゃやる。瞬間的にエンジンを爆発させる。


ナメック星に到着したカカロットさんみたいですね()
 
もしかしたら平野選手はプレースタイル的に優秀なパートナーが必須? というか、周りがこの選手を生かしてこそなのかなと。
むしろこの選手が縦横無尽に動き回ってハードワークする試合はいい状況とは言えず。今回のような負けパターンになってしまうのかもしれません。
 
実際、第3ピリオドは2人に囲まれるシーンが多く、なかなか思い通りのプレーができていませんでした。
 
現在、平野裕志朗選手はECHL(NHLの3部相当)の上位からAHL(NHLの2部相当)に引っかかる? くらいの実力らしいですが、なるほど。この選手でもNHLに到達するにはまだまだ厳しいんですね。
 
 
てか、あのゆったりした感じがMLBのロビンソン・カノと少し被るんですよねw

ソファに座ったままプレーしてんじゃねえかっていうくらいのゆったり感、ホント好きですww
 
 
なおロビンソン・カノは先日禁止薬物陽性によってキャリア2度目の出場停止を食らっております()
 

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