アニメ「プラオレ!」感想。これはキツいな。チームの歴史と観光と成長、青春、団結、友情、エンタメ。要素がごった煮過ぎて…。アイスホッケーファン獲得につながるんか?

アニメ「プラオレ!」感想。これはキツいな。チームの歴史と観光と成長、青春、団結、友情、エンタメ。要素がごった煮過ぎて…。アイスホッケーファン獲得につながるんか?

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アニメ「プラオレ! ~PRIDE OF ORANGE~」を観た。
 
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「プラオレ! ~PRIDE OF ORANGE~」(2021年)
 
鬼怒川中学に通う水沢愛佳と水沢彩佳は一つ違いの姉妹。さらに幼馴染の柳田薫子、小野真美をあわせた仲良し4人組で楽しい学校生活を送っていた。
 
そんなある日、愛佳は地元日光に本拠地を置くプロのアイスホッケーチーム、ドリームモンキーズが体験教室を開催することを知る。
そこで彩佳、薫子、真美の3人を強引に誘い、ノリと勢いで参加することに。
 
 
当日、会場の霧降アリーナに着いた4人は、同じく体験教室の参加者である霧降中学の鷺沼梨子、高木尚美と出会う。
 
そしてトレーニングウェアに着替えた6人はコーチの松永羊子の指導のもと、好奇心と少しの不安を胸にリンクに足を踏み入れるのだった……。
 
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女子アイスホッケーが題材のアニメ「プラオレ!」。アイスホッケー人気回復の起爆剤になればいいね

女子アイスホッケーを題材としたアニメ「プラオレ! ~PRIDE OF ORANGE~」。
 
これまであまりなかった女子アイスホッケーがテーマの作品ということで、放送開始前からYouTubeチャンネルなどでもプロモーションが行われている。
 
「SMILE PRINCESS by プラオレ!」
 
また、今作は日光を本拠地とするプロアイスホッケーチーム「H.C.栃木日光アイスバックス」とタイアップしており、会場の霧降アリーナなど実在する施設名も登場する。
 
「日光市×プラオレ!コラボプロジェクトを発表」
 
僕自身もアイスホッケー観戦は趣味の一つであり、以前アイスバックスの試合を観るために日光を訪れたこともある。
 
アイスバックスvs横浜グリッツ感想。費用対効果最強のイベントを現地観戦してきた。平野裕志朗やっぱりええわ
 
アイスホッケーに関するニュース、SNS等を見て感じるのは、近年のアイスホッケー人気の低下
 
2019年3月に日本製紙クレインズが廃部となり、プロチーム「ひがし北海道クレインズ」として再スタート。
2021年3月には王子イーグルスから企業名が外され、「レッドイーグルス北海道」としてクラブチーム化される。
 
さらに新型コロナウイルスの影響で日本、韓国、ロシアをまたいだアジアリーグ開催が困難となり、2015-16シーズンから参戦を続けてきたデミョンキラーホエールズが2021年3月で解散するという。
 
国内の親会社が企業クラブとしてのアイスホッケーに見切りをつけ、韓国のチームも解散。コロナの影響でリーグ開催自体もままならない状態が続く。
 
 
このどんよりとした状況の中、2021年10月に放送が開始された「プラオレ! ~PRIDE OF ORANGE~」はアイスホッケー界にどこまで影響を与えることができるか。
人気回復、注目度向上に少しでも寄与することを期待して視聴してみた次第である。
 

すまん、キツいわコレ。いろいろな要素を詰め込み過ぎて展開が遅い。ちっともアイスホッケーやらねえじゃん笑

キツいぞコレ。
 
僕がこの「プラオレ!」を第2話まで視聴した率直な感想がこのひと言である。
 
 
・これまでになかった女子アイスホッケーを題材としたアニメ
・近年人気低下に苦しむアイスホッケーの起爆剤になれば
 
などなど。
それなりの期待感を持って視聴をスタートしたアニメ「プラオレ!」だが、残念ながら“アニメとしてイケてない”というのが本音である。
 
 
表題の通りなのだが、いろいろな要素を詰め込み過ぎて展開が遅い、肝心のアイスホッケーシーンがちっとも出てこないのがキツい。
 
上記サイトにも記載されているように、今作は「日光市の魅力発信」というコンセプトで制作されているとのこと。
 
作中では鬼怒川温泉を紹介する描写があったり、霧降アリーナの外観や内装が忠実に再現されていたりもする。第2話ではドリームモンキーズの成り立ち、歴史が語られるシーンも見られた。
 
登場キャラ紹介が中心の第1話に比べ、第2話は観光地としての日光に比重が置かれていたと言ってよさそうである。
 
 
そんなことはいいからアイスホッケーせえよ。
 
いや、“そんなこと”とまで言うのは少しアレか。
 
日光もコロナ禍によって観光客が減っているだろうし、霧降アリーナがどんなところなのかを知ってもらうことも大切。チームの成り立ちに関しても、ネタ元のアイスバックスにも似たような歴史があるのだと想像する。
 
「日光という街で地域密着を掲げるアイスバックスがどんなチームなのか」
市とタイアップする上で重要な要素を盛り込んだ結果なのだろうと。
 

僕が観たいのはスピード感あふれるアイスホッケーの試合。観光地紹介や初心者がアイスホッケーに目覚める過程は二の次なんだよね…

だが、違う。
アニメとして違う。
 
アイスホッケーを題材としたストーリーなのに、ちっともアイスホッケーをやらない超絶のんびり展開。
これは果たしてどうなのよ?
 
以前、アニメ「プラオレ!」は「おおきく振りかぶって」のアイスホッケー版、寄せ集め軍団の成長物語と考えればいいかな? と申し上げたが、少なくとも「おおきく振りかぶって」は第2話で合宿に突入している。


ところが今作では、第2話の時点でチーム結成どころか今後もアイスホッケーを続けるかどうかを悩むメンバーが出る始末。
 
しかも次回はメンバーの1人が転校?
その代わりに他チームを離脱したキャラが新メンバーとして加わる?
 
それはアレだ。
大会直前のテコ入れ回とかでやるヤツだわww
 
こんな調子で1クール(12or13話)でしっかりとまとまるのだろうか。
 
 
一応言っておくと、僕が観たいのはスピード感溢れるアイスホッケーの試合である。刺しゅう部の4人がアイスホッケーに目覚める過程ではなく。
 
アイスバックス強くなった? 王子イーグルスは優勝おめでとうございます。会場のダサさが盛り上がりを妨げる?
 
もちろん未経験者がアイスホッケーのおもしろさに目覚める「プラオレ!」と、経験者が集まる高校野球部が舞台の「おおきく振りかぶって」を単純に比較はできないことは理解している。
 
ただ、アイスバックスには興味がなく観光地紹介もどうでもいい、純粋にアイスホッケーのスピード感を求めていた人間に対する掴みとして今作は弱い。明らかに弱い。
 
そして、アニメの影響で実際にアイスホッケーを現地観戦しようと思う人間は間違いなく“そっち側”である。
 

絵柄がまったく好みじゃない。こんな美少女キャラではなく、もう少しスポ根色の強い絵柄の方がいい

また、僕が今作でもっともキツいなと思ったのが絵柄である。
 
これはアニメの紹介記事やPVを目にしたときから思っていたのだが、ここまで少女アニメど真ん中の絵柄はまったく僕の好みではない。
それこそアイスホッケーが題材でなければ絶対に手を出さない、絵柄を見た瞬間に「これはない」と判断する作品である。
 
で、そこに目をつぶって視聴してみたところ……。
やっぱりキツかったなと。
 
完全に好みの問題なのだが、僕としてはもう少しゴテゴテしたスポ根色が濃い絵柄の方がいい。
転生先で出会いそうな美少女キャラではなく、できれば現世で出会いたいというか……。
 
 
女子と男子の違いはもちろんだが、最低限これくらいの泥臭さがあれば。


この「絵柄がキツい」要素がデカ過ぎて、残念ながら僕は今作にちっとも乗れないでいる。
 
 
そもそも論として、この絵柄を好む層とスポーツとしてのアイスホッケーを好む層はどれだけ重なるのだろうか。
アニメ「プラオレ!」がアイスホッケー人気回復の起爆剤になればとは言ったものの、今のところ期待薄というのが本音である。
 

オーソドックスなメンバー構成は悪くない。できれば野性味あふれるNo.3は色黒であってほしかったけど笑

一応言っておくと、今作における主要キャラの構成はまったく悪くない。
 
・快活で前向きな主人公(水沢愛佳)
・努力家で冷静さも併せ持つ参謀タイプ(水沢彩佳)
・明るく社交的、野性味あふれるNo.3(鷺沼梨子)
・無表情、敬語、毒舌な少女キャラ(高木尚美)
・母性豊かなふんわり系、芯が強い(柳田薫子)
 
途中退場しそうな小野真美(内向的)を含め、パーティとしては非常にオーソドックスである。
 
まあ、ぜいたくを言うなら野性味あふれるNo.3は色黒であるべきなのだが笑
 
もしかしたら今後、この鷺沼梨子が新メンバーの清瀬優と張り合ったりがあるのかもしれない。
 
衝撃的にカッコいいアニソン、ドラマ、ゲーム主題歌ごった煮ランキングTOP10完結編。トップ5〜1位は結構メジャーなヤツかも
 
アニメとしての基本を押さえつつ、キャッキャ要素の強い美少女学園ものとしてスタートした「プラオレ! ~PRIDE OF ORANGE~」。
今のところ僕にはまったく刺さるものがないが、“題材がアイスホッケー”の一点のみでしばらく視聴を続けようと思っている。
 
 
余談ですけど、声優さんってホントに器用ですよね。

 

「俳優が声優をやるのはダメなのに、声優が歌を歌うのはいいの?」というツッコミをたまに見かけるが、いいに決まっている。
 
なぜならプロのクオリティに達しているから
 
俳優が声優をやるのはダメなのではなく、最低限のクオリティを満たさない俳優が声優をやるのはダメだと申し上げている。
 
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