コベルコ神戸スティーラーズvsクボタスピアーズ船橋・東京ベイ現地観戦。神戸の優勝が感慨深い。ダン・カーター退団以降の低迷期からガットランド獲得、レタリック復帰で持ち直した【2026.6.7プレーオフ決勝感想】
2026年6月7日に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催されたNTTリーグワン2025-26プレーオフトーナメント決勝、コベルコ神戸スティーラーズvsクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦を現地観戦してきました。

結果は22-13で神戸が勝利。前身のトップリーグ時代(2018年)以来の日本一に輝いています。

神戸スティーラーズ、ラグビーリーグワン初制覇 プレーオフ決勝で東京ベイ破る https://t.co/3j9O1yVURr
ラグビーのNTTリーグワン1部プレーオフ決勝は7日、東京であり、コベルコ神戸スティーラーズが23-13でクボタスピアーズ船橋・東京ベイを破り、リーグ5季目で初優勝を飾った。 pic.twitter.com/27vKSuJHLT— 神戸新聞 (@kobeshinbun) June 7, 2026
先週の準決勝、クボタスピアーズvsパナソニック埼玉ワイルドナイツ戦を現地観戦したのは下記の通り。
埼玉パナソニックワイルドナイツvsクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦現地観戦。この両チームは毎回死闘になる。神戸スティーラーズ目当てでチケットを購入したけど行ってよかった笑
僕は神戸のファンなので神戸の試合が観たかったのですが、巡り合わせでスピアーズvsワイルドナイツ戦となりました。
で、どうしても神戸の決勝戦を見届けたいということで急遽チケットを購入した次第です。
結果は見事優勝!!
嬉しいやら感慨深いやらいろいろな感情が湧いているのですが、それを含めて感想を言っていきます。
- 1. ウェザーニュースLiVEのキャスターさん登場。そういえばリーグワンとコラボしてたね
- 2. 地鳴りのような歓声、国立競技場の高揚感も相まってテンション爆上げでした
- 3. 30点前後の勝負になると思ったけど。雨天の試合は本当に予想が難しい
- 4. セットプレーとブレイクダウンのわずかな差が勝負を分けた? スティーラーズのディフェンスが機能
- 5. スティーラーズのイノケ・ブルア、スピアーズのショーン・スティーブンソン。両チームの怪物
- 6. 神戸の優勝が感慨深い。ダン・カーター退団以降、まとめ役不在で低迷
- 7. ブリン・ガットランド獲得によって攻撃の形が確立。アーディ・サヴェア復帰とレイナートブラウン獲得でいよいよ強豪に
- 8. シーズン序盤は荒削りだったけど試合を重ねるたびに成熟。まさか「神戸のディフェンスがいい」と言う日がくるとは笑
ウェザーニュースLiVEのキャスターさん登場。そういえばリーグワンとコラボしてたね
この日は開始の1時間半ほど前に会場に到着、早めに自分の席に座っています。
累計入場者数の発表。

1271892人と最多記録を更新中です。
「ウェザーニュースLiVE」のキャスターさんが出てきました。

そういえばリーグワンとコラボ企画をやってましたね。
意識して観てはいないですが、たま〜にYouTubeの切り抜きが目に入ってくるんですよね。
リーグワンマスコット総選挙の結果発表とのことです。

発表が終わるタイミングで両チームの選手がグランドに出てきました。


当たり前ですが、決勝戦なので片側のチームだけド派手な演出ということもなく笑
お、櫻井翔だ。

そういえばラグビー経験者でしたね。
この日もゲストとして実況席にいたらしい。
両リームの入場が終わるといよいよ試合開始です。

地鳴りのような歓声、国立競技場の高揚感も相まってテンション爆上げでした
試合の感想ですが、めちゃくちゃおもしろかったです。
先週のスピアーズvsワイルドナイツ戦も26-24という死闘でしたが、この日も大激戦に。
雨でボールが滑るのか、ペナルティキック中心のジリジリとした展開が続きます。
緊張感という意味では先週以上だったかもしれません。
また国立競技場はすり鉢状になっているため歓声がこもって全体に響く。
ワンプレーごとに「ウオオオオォォォンン!!」という地鳴りのような反響によって自然とテンションが上がります笑
決勝戦の大舞台、キャパ7万人弱の大会場、激闘を勝ち上がった2チームによる頂上対決。
諸々の要素が相まって凄まじい高揚感でした。
三重ホンダヒートvsブラックラムズ東京現地観戦。いっさい意外性のない試合。ホンダヒートはあのディフェンスじゃキツい。ブラックラムズのつなぎとハイパントに翻弄されて終わる
30点前後の勝負になると思ったけど。雨天の試合は本当に予想が難しい
申し上げた通りこの日はキック中心のジリジリとした展開。
両チームともトライは前半の1本のみで、神戸が後半3本のPGを決めて9点差で勝利しています。
この両チームはどちらも攻撃力が持ち味です。
神戸はスピーディで細かいパス回しとつなぎ、左右にボールを動かすラン中心のラグビー。
一方のスピアーズはFWの突進からモールを起点に密集サイドの連続攻撃→外展開を得意とする。FW第三列を走らせてチャンスを作り、BKの外のプレイヤーでトライを狙うスタイルです。
ところがこの試合では両チームともに攻撃が機能しない。
前半はどちらかというとスピアーズがチャンスを多く作りますが、神戸のディフェンスが粘りを見せてそのつど反則を誘います。
僕は漠然と30点前後の勝負、トライを2、3本取り合う展開かな? と思っていたのですが、思った以上にディフェンシブな試合となりました。
いや、雨天の試合は予想が難しいですよね。
双方の得点力を考えれば最低でも25点はいくと思ったのですが……。
セットプレーとブレイクダウンのわずかな差が勝負を分けた? スティーラーズのディフェンスが機能
勝敗を決めたのは本当に細かい部分、セットプレーとブレイクダウンのちょっとした差だと思います。
ラインアウトとスクラムで両チームとも何度か失敗(コラプシングやアーリーエンゲージ)がありましたが、スピアーズの方が“ここぞ”の局面での反則が目立った印象です(スタッツは不明)。
またブレイクダウンや密集、モールやラックでスティーラーズのディフェンスが冴えました。
スピアーズは得意のドライブがいまいちだったのはマルコム・マークスの欠場が響いたのかもしれません。
今回のような試合ではちょっっとした差がそのまま勝敗に直結する。
両チームともにディフェンスをがんばっていた分、セットプレーと密集でのわずかな差が22-13という結果につながったのではないでしょうか。

スティーラーズのイノケ・ブルア、スピアーズのショーン・スティーブンソン。両チームの怪物
目立った選手はスティーラーズのイノケ・ブルア、スピアーズのショーン・スティーブンソンです。
イノケ・ブルアは強フィジカルの化け物ランナー。
こんなヤツが正面から走ってきたら僕は迷いなくUターンします笑
一方のショーン・スティーブンソンは強フィジカルはもちろん、サイズとオールマイティーさが持ち味の選手。
FBなのでスペースのある位置でボールを持つ機会が多く、あっという間にトップスピードに乗ってディフェンスを置き去りにする。
この日も1対1の場面でズバッと裏に出るシーンが何度もありました。
後半のPG失敗が響いてチームを勝利に導くことはできませんでしたが、先週に引き続き出色のパフォーマンスでした。
入場者数は50451人。

おお、すげえ!!
5万人オーバー!!
ちなみに僕の座った席はなぜか1列すべて無人でした。
他はぼちぼち埋まっていたのですが、僕の周りだけホントに人がいなかったですね。
後ろの列も2人組がポツンと座ってるだけだったし。
まあ、快適でよかったですが。
神戸の優勝が感慨深い。ダン・カーター退団以降、まとめ役不在で低迷
しかし、神戸の優勝は感慨深いです。
トップリーグ時代の2018年にダン・カーターを獲得、日本一を達成したものの、その後コロナでリーグ戦開催がままならずに2020年にダン・カーターが退団。
そこからチームが低迷し、かつての輝きが失われます。
ダン・カーターの退団以降とにかくチームがまとまらない。
スピーディで細かいパス回し、縦横無尽なラン攻撃は健在ですが、ボールを動かす分ポロポロも増える。
前半からフルスロットルで飛ばすせいであっという間に息切れ→中盤から後半にかけて足が止まるのがいつものパターン。
おかげで得点力はリーグトップクラス、失点数でもリーグワーストをひた走る冗談みたいなチームができあがります。
僕は
「神戸に足りないのは司令塔だよ」
「さっさとSOを獲ってこい」
と喚き続けましたが、獲得してくるのはCTBやLOといった力持ちばかり。
いやいや、そうじゃないでしょw
そこを整備するのは後回しで、とにかく必要なのはチームのまとめ役ですよ。
ブリン・ガットランド獲得によって攻撃の形が確立。アーディ・サヴェア復帰とレイナートブラウン獲得でいよいよ強豪に
そんな感じでイライラするシーズンが続いていたところ、2023年にブリン・ガットランドを獲得、ブロディ・レタリックの復帰も決まります。
これでようやくチームとしてのまとまり、攻撃の形が確立されリーグ戦5位に食い込みます。
だからブリン・ガットランドはいいって言っただろw コベルコ神戸スティーラーズ2023-24シーズン振り返り。もうオフェンスに振り切る方向でええんちゃう?
さらに2025-26シーズンにアーディ・サヴェアの復帰とアントン・レイナートブラウンの加入によってチームはいよいよ充実期に。
FWが安定したことでレタリックが自由に動ける余地が生まれ、BKはレイナートブラウンが核となることで外のプレイヤー(イノケ・ブルアやルーキー上ノ坊駿介)が力を出せる環境が確立されます。
そこに李舜臣の成長が重なり、ガットランドとのSO二枚看板として完全に強豪チームと呼べる布陣となりました。
シーズン序盤は荒削りだったけど試合を重ねるたびに成熟。まさか「神戸のディフェンスがいい」と言う日がくるとは笑
ただ、シーズン序盤は荒削りで、相変わらずチャンスでポロポロするシーンも目につきました。
戦力は整ったものの、正直上位陣(ワイルドナイツやスピアーズ)と比べれは差を感じる。今シーズンも4、5位くらいかなぁと漠然と思っていた次第です。
ところが試合を重ねるたびに成熟度が増し、オフェンスの落ち着きとディフェンスの改善によって上位チームに競り勝つ試合が増えます。
2月のワイルドナイツ戦、4月のサンゴリアス戦、レギュラーシーズン最後のスピアーズ戦。この3試合は今シーズンの神戸を象徴する勝利だったのではないでしょうか。
こう言ってはアレですが、まさか「スティーラーズのディフェンスがよかった」と言う日がくるとは思いませんでした笑
ブラックラムズ東京vsコベルコ神戸スティーラーズ戦現地観戦。神戸の密集サイドのディフェンスがよすぎて…。後半無失点は驚いた。“ちゃんと”強い神戸なんて聞いてねえぞw
スター選手が去って以降、数年の低迷を経ての古豪復活。
改めて感慨深い優勝でございます。
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