アニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」感想。祖父化したピッコロさんと原作の胸熱シーン踏襲しまくり孫悟飯。ベテラン声優陣のコンディションが…

アニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」感想。祖父化したピッコロさんと原作の胸熱シーン踏襲しまくり孫悟飯。ベテラン声優陣のコンディションが…

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アニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」を観た。
 
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「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」(2022年)
 
かつて世界最悪の軍隊として君臨したレッドリボン軍は少年時代の孫悟空によって壊滅させられた。
その後、軍の生き残りである天才科学者ドクター・ゲロは悟空への復讐を果たすために研究を続け、最強の人造人間「セル」を生み出す。
だがそのセルも悟空の息子である孫悟飯に敗北し、レッドリボン軍は完全消滅したのだった。
 
 
セルとの戦いから数年後。
 
レッドリボン軍総帥レッドの息子マゼンタは残された資産を元手に秘密裏に軍復活を画策中。
その過程でドクター・ゲロの孫でゲロ以上の天才科学者と言われるドクター・ヘドの存在を知ることに。
 
ヘドを仲間に引き入れるべく、彼に研究費のバックアップを約束するマゼンタ。
ところがヘドは世界征服には興味がない、「正義のヒーロー」を造りたいとマゼンタに告げる。
何としてもヘドの科学力が欲しいマゼンタは、かつて軍を壊滅させた孫悟空が“悪の組織の一員”であると吹き込み……。
 
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ドラゴンボールの映画が公開されたら、そりゃ観るしかないよね。少し遅れたけどようやく行ってきた

映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」。
2022年6月11日に公開され、孫悟飯やピッコロの新形態への進化が話題の作品である。
 
僕もアニメや漫画ネタを語る際に毎回引き合いに出すくらいにドラゴンボールが好きな人間で、今回の新作映画も当然楽しみにしていた。
で、時間が経ってしまったが先日ようやく映画館に足を運んだ次第である。
 
映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」感想。雑な導入と後付けニューカマーにドラゴンボール的インフレ。我ながら贅沢になったものであるw
 
入場時にくれたヤツ。

裏側にはピッコロさんのセリフ回しが記載されておりました。
 
 
また、入り口には今年12月公開予定の映画「SLAM DUNK」のポスターが。


こちらもめちゃくちゃ楽しみでございます。
 
SLAM DUNK(スラムダンク)新作映画の声優交代にファンが激怒? アニメ再放送での陵南戦直後の発表は完全にマズったよな。キャラのイメージが定着したところだったし
 

個人的評価は5点満点中4点。史上最高に活躍するピッコロさんの主人公っぷりが見どころ

まず僕の全体的な評価としては、5点満点中4点
概ね満足度は高く先日観た「劇場版呪術廻戦0」と甲乙付け難いおもしろさだった。
 
劇場版呪術廻戦0感想。乙骨憂太とかいう碇シンジの覚醒。夏油傑とかいう朽木白哉と仙水忍を足して2で割ったラスボスが放つ元気玉。お師匠さまキャラは扱いが難しい
 
僕がドラゴンボールのファンというのも多少あると思うが、各レビューサイトでも高評価が多く見られる。世間的にも好意的に受け入れられているようである。
 
 
そして何よりピッコロさんがドラゴンボール史上最高に活躍しているのが笑
 
「恐れることはない。俺たちは1年前とは比べ物にならないくらい強くなった」と豪語した数時間後にナッパさんに手も足も出ずボコられ、「究極のパワーを手に入れた」と狂喜乱舞したはずが第三形態のフリーザさんに「お久しぶりですね…」とマウントを取られ、神様との融合という最後の切り札を切ったにもかかわらずセルの「じゃあな」でお腹に穴が空いたピッコロさん。
 
Z戦士入り以降、実は活躍らしい活躍がないかませキャラだったが、今作では過去一カッコいいピッコロさんを拝謁できる笑
それこそフリーザ編のあとに放送されたアニメオリジナル「ガーリックJr.編」に匹敵する主人公っぷり。
 
身体を張ってセルマックスと対峙するクライマックスはナッパのエネルギー弾から悟飯を守る名シーンを彷彿とさせたし、インフレを繰り返すサイヤ人とひな壇芸人化したフリーザ様を延々と見せられた前作「ドラゴンボール超 ブロリー」とはひと味違う。ピッコロと悟飯の絆を再認識できるドラマチックな作品だった。
 
「ドラゴンボール超 ブロリー」感想。過去最高にブロリーがカッコいい。小物感満載のフリーザが1時間以上ブロリーにボコられる
 
マジな話、ピッコロ好きにはたまらないというか、原作終盤の「魔人ブウ編」でゴテンクスに振り回されるピッコロを気に入っている人にはめちゃくちゃ刺さるのではないか。
 
 
ちなみに僕は神様と融合する前のクールでツンデレなピッコロさんが好きだが、「ドラゴンボール超」以降の路線変更したピッコロさんも「そういうもん」として受け入れている。
 

“祖父”としての立ち位置を確立したピッコロさん。お使いピッコロさんも必見だよ笑

もっと言うと、ピッコロさんは今作で“祖父”としての立ち位置を完全に確立したと思う。
 
作者の鳥山明氏が「ピッコロが悟飯の父親役を担ってくれて助かった」とコメントしていた記憶があるが、「ドラゴンボール超」内でパンと接するピッコロさんの姿はおじいちゃんそのもの。
 
悟飯に対しては厳しく突き放しながらも時おり見せる“背中で語る父親”的な優しさにグッときたが、“孫”のパンには一転してデレまくるし世話を焼きまくる。
さらに子育てそっちのけで研究に没頭する悟飯を諭したりと“息子”に対する威厳も忘れない。
 
しかもピッコロさんは最強のナメック星人である。
現時点での戦闘力はかつて宇宙を支配したフリーザ様よりも数段上で、その気になればデコピンで星一つを吹っ飛ばすことも可能。
 
ブルマと連絡を取り合い、レッドリボン軍の本拠地に潜入しつつパンのお迎えもこなす。
その合間に悟飯に父親としての責任感を思い出させる。
世の中のおじいちゃんとは真逆の機動力も桁外れな最強の祖父。
 
バトルシーンはもちろんだが、いわゆる「お使いピッコロさん」としての見どころも十分だったのではないか。
 
 
ちなみに覚醒したオレンジピッコロさんが単なるオレンジ色のスラッグだったことは内緒である笑

「力むな。願え」
「気がコントロールしてくれる」

言い方はぶっきらぼうだが、“孫”のパンへの愛情が隠しきれていない笑
 

「見るのではない。感じるんだ」

とかいう適当極まりないスパルタ指導で悟飯をいびり倒した父親ピッコロさんとは大違いである。
 

原作の胸熱シーンを踏襲しまくる孫悟飯。覚醒すると毛量が異様に増える&調子乗りになる仕様も原作通りww

そしてもう1人の主人公、孫悟飯について。
 
申し上げたように今作における悟飯は最初は研究に没頭するあまりパンの世話も忘れるダメダメ親父状態。妻のビーデルはさほど気にしていないようだが、家庭を顧みない仕事人間の兆候はだいぶ出始めていた。
 
当然修行を続けているはずもなく。
ピッコロさんのボディブロー1発でダウンさせられていたのを見ると、超サイヤ人になっただけで気を失った「ドラゴンボールZ 復活の「F」」(2015年)での反省がまったく生かされていないことは明らかである笑

 
ただ、それもピッコロとの絆を思い出させつつ終盤の盛り上がりを演出するためのものだったと想像する。
 
研究に没頭して身体がなまり切った悟飯=ピッコロと出会った頃の泣き虫ヘタレ悟飯。
パンがさらわれたと知ってブチ切れ戦闘モードに切り替わる悟飯=極限状態で我を忘れてバーサーカースイッチが入る少年悟飯。
ピッコロが瀕死の重傷を負わされて覚醒する悟飯=セルに16号が踏み潰されて超サイヤ人2に覚醒する悟飯。
 
悟飯のために命をかけて身体を張るピッコロさんを含め、原作屈指の名シーンをごっそりなぞった構成はある意味卑怯とも言える笑
 
ドラゴンボール好きなエピソード(編)ベスト3。懐古厨と言われるかもしれないけど、やっぱり僕は…。鳥山明はキャラのポイ捨てがうまいんだよな
 
仙豆を受け取り損ねてオタオタするヤツとか、完全に原作のオマージュじゃねえかと。
 
ついでに言うと、覚醒すると異様に毛量が増す&調子に乗った言動、表情に豹変するアレもセル編の孫悟飯そのものですよね。
 
“孫悟飯ビースト”の風貌はセル編の悟飯に身勝手の極意をまぶしたようなイメージ。
この辺のキャラデザインはさすがの鳥山明である。

悟飯「この程度か……」

絶対言うやつだもん笑
 

声優陣が年齢を感じさせた。特にベジータ役の堀川りょうさんとピッコロ役の古川登志夫さんが…

逆にちょっとアレだなと思った部分は、声優陣が軒並み年齢を感じさせたこと。
 
もともと原作アニメがスタートしたのが1985年。
主人公の孫悟空は40年近く野沢雅子さん(85)のまま、それ以外にもベジータ役の堀川りょうさん(64)、ピッコロ役の古川登志夫さん(76)、セル役の若本規夫さん(76)、クリリン役の田中真弓さん(67)と軒並み大ベテランの名前が並ぶ。
 
中でも今回ちょっと厳しいなと思ったのがベジータ役の堀川りょうさん。
登場シーン自体は少なかったものの、悟空にイメージトレーニングの大事さを説く長ゼリフでは息が続かずところどころで声がかすれていた。
 
また、今作では主人公扱いだったピッコロ役の古川登志夫さんも……。
ベジータ同様、セリフが長くなると息継ぎがキツく微妙にかすれてしまうのが何ともしんどいなぁと。
 
孫悟空、孫悟飯、孫悟天と1人3役を務める野沢雅子さんは何年も前からギリギリのクオリティを保っているが、主要キャラの高齢化は今後の課題になってくると予想する。
 
てか、長期人気アニメの避けて通れない課題はそこですよね。
キャラと声優の声がマッチしすぎて今さら交代できないという。
 
正直、野沢雅子さんがあとどれくらい現役でできるかはわからないし、僕もドラゴンボールファンとしてある程度覚悟しておいた方がいいかもしれない笑
 
男性声優「この声は卑怯だろ」ランキング。一度聞いたら忘れない、耳に残るイケボベスト7
 
まあ、こういうわけのわからん企画でも定期的に各キャラを演じる機会があるのはベテラン声優にとっては悪くないのかもしれませんね。

勘を鈍らせずに現役でいるためには。
 

ストーリーどうこうはもちろん、ドラゴンボールの今後が気になってしまった。セルマックスは「ぐるぁぁぁぁ!!!」しか言ってないからわかれへん笑

とまあ、今作に関してはストーリー云々、作画云々はもちろん、このクオリティをいつまで維持できるのか? という方面が気になってしまった。
 
初代界王さま役の八奈見乗児さんなんて、終盤はかなり厳しかったですからね。
 
ブルマ役を引き継いだ久川綾さんもだいぶ力が入っててしっくりきてなかったし。
前半はよかったけど、絶叫シーンが多い後半はなかなか……。
 
いや、無理に鶴ひろみさんに寄せようとせずにもっと肩の力を抜いてリラックスせいよ。
お前はお前のブルマをやればええんやで。
などと意味不明な親心()が湧いてしまったことを報告しておく。
 
 
「ぐるぁぁぁぁ!!!」
「うわあぁぁぁ!!!」
しかセリフがなかったセルマックス役の若本規夫さんはよくわからなかったです笑
 
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ドラゴンゴールの扱いは相変わらずご都合主義だよな。
え? ドクター・ヘドは結局いいヤツだったの?
てか、カプセルコーポレーションで雇うなら次回からガンマ1号とともに端役として登場するわけね。
どうせならセルマックスは第二形態から完全体に進化するパターンがほしかったけど。
などなど。
 
ストーリーや各設定にあれこれ言いたいことはあるが、それ以上にベテラン声優陣のコンディションが気になってしまった次第である。
 
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